2 0 0 0 OA 心学道話全集

著者
加藤咄堂 監修
出版者
忠誠堂
巻号頁・発行日
vol.第六卷, 1928
著者
加藤 直子
出版者
総合研究大学院大学
巻号頁・発行日
2012

identifier:総研大甲第1530号
著者
土屋 博紀 加藤 博詞 林 英明
出版者
JAPANESE SOCIETY OF ORAL THERAPEUTICS AND PHARMACOLOGY
雑誌
歯科薬物療法 (ISSN:02881012)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.138-146, 1998-12-01 (Released:2010-06-08)
参考文献数
26

Green tea catechins have been widely used as an anticariogenic or antiplaque additive to mouthrinses, toothpastes, etc. Since their retention in the oral cavity is the determinant for thecaries preventive effects, the oral pharmacokinetic study was performed by assessing salivary concentrations of catechins with time after oral application using high-performance liquid chromatography with diode array detection. The optimized method enabled to simultaneously quantify eight catechins in the concentration range of 0.05-25.0μg/ml in saliva and mouthrinses with high resolution, recovery, and precision. Mouthrinsing experiments with the aqueous solutions of green tea extract (5.0mg/ml) revealed that each catechin maintained the salivary concentration at μg/ml levels for 1-60 min after mouthrinsing, especially (-) -epigal-locatechin gallate and (-) -gallocatechin gallate showed concentrations over 10μg/ml even after 60 min. When using the commercially available mouthrinses containing green tea extract, catechins were found in saliva up to 60 min after mouthrinsing, although their salivary concentrations were much lower. The retentive degree of catechins depended on their concentrations in mouthrinses and the number of times of mouthrinsing. Mouthrinsing with the green tea extract solution under optimal conditions would retain catechins in the oral cavity at least for 60 min after oral application, maintaining their salivary concentrations to show the potential caries preventive effects.
著者
加藤 彰彦
出版者
四天王寺大学
雑誌
四天王寺大学紀要 (ISSN:18833497)
巻号頁・発行日
no.70, pp.109-140, 2022-03-25

アンドレ・ブルトンにおいてシュルレアリスムの言語とは何かという観点から考察を始めた。ブルトンは現実の否定ということからシュルレアリスムを立ち上げている以上、現実をただ単に描写するだけでは意味がなく、そこで出てきたのがシュルレアリスムのイメージ論である。ただこれは詩のようなものであれば有効なのだが、散文詩であれ少し長いものになると問題が生じる。特に物語のようなものになると、それを支えるものは通常の言語を成立させている相互主観性ではなく、主体の持つ欲望であり、それを可能にするのがラカンの言う浮遊するシニフィアンであるということを明らかにした。
著者
山本 敬子 沢村 貞昭 谷口 泉 小澤 敦 矢部 普正 矢部 みはる 加藤 俊一 小松田 光真
出版者
財団法人 日本ビフィズス菌センター
雑誌
ビフィズス (ISSN:09142509)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.29-35, 1989 (Released:2010-06-28)
参考文献数
16

1982年3月から, 1988年9月までの間に原疾患が白血病でHLA一致の同種骨髄移植を受けた23例について骨髄移植後の腸内菌叢の変動を患者の糞便培養を経時的に行って観察した.急性graft-versushostdisease (GVHD) の発症は15例にみられたが, 発症例と非発症例で腸内菌叢の変動を比較検討したところ, 急性GVHD非発症例は発症例と比べて腸内除菌開始後, 有意に早く便培養が陰性になることが確認された.また, 骨髄移植施行日までに便培養が陰性となっていた例は急性GVHD非発症例では7例中4例で, 発症例では15例中5例であった.腸内除菌中, グラム陰性桿菌は急性GVHD発症例のみに分離され, グラム陽性桿菌は急性GVHDの重症度の低い症例と非発症例において分離された.
著者
加藤 公則
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
人間ドック (Ningen Dock) (ISSN:18801021)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.541-549, 2016 (Released:2017-03-28)
参考文献数
35

Brain natriuretic peptide(BNP)とN terminal(NT)-proBNPは心不全の診断,予後を推定できる有用なバイオマーカーである.しかし,BNPは循環器内科医や一般内科医にとって有用なだけではなく,将来は健診医にとっても有用なバイオマーカーと成り得ると思われる.つまり,BNPやNT-proBNPは心不全と診断できる値より低値で,将来の死亡,心疾患や脳卒中の発症を予測できることが知られてきている.したがって,人間ドックにて高血圧,糖尿病(耐糖能障害も含む),脂質異常症,喫煙などがあり,すでに将来の動脈硬化性疾患の発症リスクのある人は,BNPやNT-proBNPを測定し,もし,それが正常高値にあれば,将来の脳心疾患の発症を防ぐために,さらに厳密なリスク管理を施す必要があると思われる.さらに,BNPは糖代謝とも関連していることが最近知られてきており,将来,糖尿病医にとっても大切なバイオマーカーになる可能性もある.
著者
加藤 重広
出版者
北海道大学
雑誌
北海道大学文学研究科紀要 (ISSN:13460277)
巻号頁・発行日
vol.126, pp.93-117, 2008-11-28
著者
加藤 博己
出版者
近畿大学先端技術総合研究所
雑誌
近畿大学先端技術総合研究所紀要 = Memoirs of Institute of Advanced Technology, Kindai University (ISSN:13468693)
巻号頁・発行日
no.27, pp.31-39, 2022-03-31

[要旨]ペンギン類は、同種内で雌雄個体間に外見の差が少ないため、外見からは個体の雌雄を正確に判別することが困難である。その一方で、日本国内で飼育され、動物園・水族館で展示されているペンギン類を維持し、展示を継続するためには、国内での効率の良いペンギン類の繁殖が必要であり、その第一段階として、ペンギン類の各個体の性別を知ることは必須である。本稿では、当研究室で実施しているPCR 法によるペンギン類の雌雄判別について紹介する。[英文抄録] Since there is little difference in appearance between males and females, it is difficult to accurately distinguish the sex of each individual penguins from the appearance. On the other hand, in order to maintain and continue the exhibition of penguins bred at zoos and/or aquariums in Japan, efficient breeding of penguins is necessary. As a step of efficient breeding, it is essential to know the sex of each individual penguins. In this article, I will introduce the sexing of penguins by the PCR method carried out in my laboratory.
著者
加藤 弘通 大久保 智生
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.34-44, 2006-03-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
38
被引用文献数
8 4

本研究は, 学級の荒れと学級の雰囲気の関係を検討することを目的として行われた。公立中学校8校の37学級の中学生1~3年生 (男子544名, 女子587名, 計1, 131名) を対象に,(1) 向学校感情,(2) 問題行動の経験,(3) 学級の荒れ,(4) 不良少年のイメージをたずねる質問紙を実施した。(2) の問題行動の経験尺度から, 生徒を問題生徒, 一般生徒に分け,(3) の学級の荒れ尺度から, 学級を通常学級と困難学級に分けた。そして, 一般学級と困難学級において, 生徒がもつ問題行動や学校生活に対する意識=学級の雰囲気にどのような違いがあるのかを検討した。その結果, 全体として, 通常学級に比べ困難学級の生徒のほうが, 不良少年がやっていることをより肯定的に評価し, 彼らに対する否定感情および関係を回避する傾向が低く, 学校生活にもより否定的な感情を抱いていた。この結果から, 学級が荒れることには, 問題生徒だけでなく, 一般生徒の不良少年や学校生活に対する意識の違いが関係していると考えられた。したがって, 問題行動の防止・解決には, 問題行動をする生徒だけでなく, 問題行動をしない一般生徒に対しても関わる必要性があることが示唆された。
著者
加藤 奈穂子 尾澤 重知
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.433-452, 2022-09-10 (Released:2022-09-15)
参考文献数
43

本研究の目的は,大学入学後のどのような学習経験がアンラーニングを促し,学習観に影響を与えるかを明らかにすることである.そのため大学3年生7名を対象とし半構造化インタビューをおこない複線経路等至性アプローチを用いて分析した.その結果,本研究の対象となった学生は,(1)大学入学後<大学生になり高校との違いに驚く>という経験や,(2)自分の意思とは違う<講義重視・一方向型授業>,(3)意欲的になる<演習重視・参加型授業>,(4)意欲的になる<プロジェクト型授業>のスパイラルな経験などを経て,授業に対して批判的な問題意識を醸成した.その結果,<強制的に知識を詰めこむ>という価値観に対してアンラーニングが生じるというプロセスが明らかになった.またアンラーニングの過程で,<対話により知識を構成する>,<グループで協力しながらゼロからデザインし試作品をつくる>という考えが生み出され<学習とは社会で活躍するために行うこと>とする学習観が強化されていた.
著者
山下 麻美 加藤 陽二 吉村 美紀
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.637-642, 2012-12-15 (Released:2013-01-12)
参考文献数
26
被引用文献数
3

本研究では,シカ肉の食資源としての有効利用を目的として,近年,機能性アミノ酸として注目されているカルニチンについての定性および定量的な検討を行った.カルニチンには,遊離カルニチンと脂肪酸が結合したアシルカルニチンとしても存在するが,アシル体の多くが微量で,今までの酵素法などを用いた測定法ではそれぞれを分別して検出することができなかった.本研究では,LC-MS/MSを用いることによって,遊離カルニチンおよびアシルカルニチンであるアセチルカルニチン,ヘキサノイルカルニチン,ミリストイルカルニチン,パルミトイルカルニチンの5種類をシカ肉から検出することができた.さらに,シカ肉と牛肉,豚肉,鶏肉とのカルニチン量の比較を行った結果,遊離およびアシルカルニチンのいずれにおいてもシカ肉と牛肉に多く含まれていた.遊離カルニチンと短・中鎖脂肪酸が結合したカルニチンにおいては,シカ肉に多く含まれており,長鎖脂肪酸が結合したカルニチンは,シカ肉よりも牛肉に多く含まれていた.本研究の測定方法を用いることによって,遊離カルニチンに加えてアシルカルニチン類をシカ肉から検出することが可能となった.さらに,シカ肉に遊離カルニチン,アセチルカルニチンが多く含まれることが示され,脳機能向上などの機能性が期待されるアセチルカルニチンを多く含むことから,シカ肉の機能性食品としての可能性を見出すことができた.
著者
加藤 由紀子
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学留学生センター紀要
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.97-109, 2003-03

「基本的な動詞「分かる」は,初級の日本語の教科書にも必ず登場するものでありながら,その説明は教科書の中で十分になされていない。しかし,その語の意味は,和語の例にもれず幅広く,そのふるまいも特殊である。このことが,使用の際に日本語学習者が混乱する原因となっている。本稿では,「分かる」を「知る」と対比させながら,英訳・辞書の意味記述・教科書の取り扱いを通して,その意味特徴を明らかにし,アスペクチュアルな意味における特徴も明らかにすることを試みた。これらの考察から,以下のことが判明した。(1)「分かる」と「知る」の混同の原因のひとつは,辞書や教科書の意味記述において,一つあるいは二つの語で,対象語を置き換えることにある。置き換えられた語と,対象語には微妙な意味のずれがあるのに,それが無視されているのである。(2)「分かる」は,「知る」より意味範囲が広く,従来考えられていた意味に加え,「感覚的に察知する」ことを表す「感覚の動詞」という要素がある。(3)「分かる」は,「分かった」時点に視点を置きながらも,そこに至る過程を視野に入れている「線の動詞」であるのに対して,「知る」は,「知った」瞬間だけが意識される「点の動詞」である。
著者
渡辺 雄貴 加藤 浩 西原 明法
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.19-27, 2014-05-20 (Released:2016-08-11)

通勤・通学時に電車のような環境で学習する際には,学習以外に様々な情報を処理する必要がある.そこで本研究では,そのような環境下における情報の介入を想定し,動画コンテンツによる学習を行った際,どのような影響があるかをパフォーマンステストおよび質問紙調査により定量的,定性的に調査を行った.その結果,パフォーマンステストでは,内容理解を必要とする問題において,介入の有無により効果の差異があることが明らかになった.また,質問紙調査により,多くの被験者は視覚に対する介入と比較して,聴覚に対する介入を煩わしく思う傾向があることが明らかになった.
著者
加藤 榮司 東野 哲也
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.115, no.9, pp.842-848, 2012
被引用文献数
1

1992年から2010年までの18年間に高等学校剣道部員を対象にして行った聴覚健診成績を集計した. 純音聴力検査で一つ以上の周波数に聴力閾値30dB以上の閾値上昇を認めた聴覚障害例は225名中45名 (19.7%) 69耳であり, 障害程度は2000Hzと4000Hzで大きかった. 聴力型としては, 2000Hz-dip型, 4000Hz-dip型, 2000-4000Hz障害型感音難聴の頻度が高く, 初年度の健診では正常聴力を示した例も含まれていた. また, 聴力閾値25dB以内の小dipについても2000Hzと4000Hzのみに観察され, 剣道難聴の初期聴力像と考えられた. すべての学年で右耳よりも左耳の聴力閾値が有意に高いことがわかった (p<0.01). 18年間にわたる聴覚健診活動の結果, 聴覚障害の発症頻度減少が認められた.