著者
安居院 猛 大津 久敬 中嶋 正之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.13, no.56, pp.15-22, 1989-11-16 (Released:2017-10-06)

Ordinarily, several oil-based paints are stirred to generate marble patterns. In this report, the process of Stirring paints are simulated to generate marble patterns. AS it is difficult to obtain fluid flow exactly, it is expressed in terms of velocity fields derived from stream functions. Changes of positions of particles of which fluid consists are calculated and time changing patterns are generated.
著者
大川 猛 菅田 悠平 木戸 剛正 若槻 泰迪 大津 金光 横田 隆史
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB) (ISSN:2188868X)
巻号頁・発行日
vol.2018-EMB-48, no.3, pp.1-2, 2018-06-22

ROS2 (Robot Operating System version 2) は,知的ロボットの分散ソフトウェア開発プラットフォームとして普及が期待されている.ROS2 における通信レイヤとして用いられる DDS (Data Distribution Service) は,分散ソフトウェアにおいて,通信するトピックごとに細かな QoS (Quality of Service) ポリシーが設定可能であることが特徴である.一方,FPGA (Field Programmable Gate Array) は,知的ロボットの実現に必要な画像認識処理を,高い電力効率での並列処理が可能であるが,高性能な回路の設計が難しいという課題がある.本稿では,FPGA を用いて DDS に準拠した Publish / Subscribe 通信を行うための調査および初期検討結果について報告する.
著者
武田 輝之 宗 祐人 森光 洋介 大津 健聖 岸 昌廣 八坂 太親 辛島 嘉彦 寺部 寛哉 佐々木 英 下河邉 正行
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.59, no.11, pp.2614-2620, 2017 (Released:2017-11-20)
参考文献数
36

症例は74歳,女性.主訴は貧血と黒色便.貧血の原因検索目的に施行した腹部造影CT検査で,空腸に限局性の壁肥厚・周囲のリンパ節腫脹を認めた.経口的ダブルバルーン小腸内視鏡検査では,空腸に全周性の潰瘍を認めた.潰瘍辺縁はやや厚みがあり,辺縁は整で,壁伸展も良好であった.潰瘍底には露出血管を伴っており,クリッピングによる止血術を行った.生検病理組織所見よりT細胞性リンパ腫と診断した.小腸部分切除術より得られた切除標本から,腸管症関連T細胞リンパ腫Ⅱ型と診断した.消化管出血を契機に診断しえた腸管症関連T細胞リンパ腫の一例を経験したので報告する.
著者
大津 耕陽 泉 朋子
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.301-314, 2022-11-25 (Released:2022-11-25)
参考文献数
18

Conversational agent that anthropomorphizes daily items could be a useful means of drawing the user’s attention to the object and providing effective guidance. However, many previous attempts have focused on physical robotization, and it is not clear how the introduction of linguistic anthropomorphic conversations into these conversational agents will affect the user’s sense of familiarity with the objects and feeling that the objects themselves are speaking to them. We focused on four elements of anthropomorphic expression and investigated how adding these elements to plain text changes the way humans perceive machine and non-machine artifacts. As a result, it was clarified that when anthropomorphic elements is added to the text, it become easier to perceive the object itself is speaking and enhances feelings of attachment and familiarity. This tendency is significantly seen in the younger generation.
著者
山田 拓実 大津山 堅介 廣井 悠 加藤 孝明
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.1110-1117, 2022-10-25 (Released:2022-10-25)
参考文献数
32

都市計画と河川整備が連携した流域治水の観点より、本稿では河川整備の効果と将来の世帯増減の変化を踏まえ、即地的かつ流域全体を見据えた都市側の治水対策を検討することを通じて都市計画分野において生じる課題を抽出することを目的とする。河川整備前後の浸水リスクの比較から流域自治体により河川整備の効果が異なることが明らかになった。将来の世帯増減と合わせて検討したところ、長期的な都市の状況を考慮する必要性や周辺区域の治水対策・自治体が主導する都市計画制度との整合性が求められることが明らかとなった。
著者
池田 哲平 中邨 康弘 山極 芳樹 大津 広敬 河本 聡美 大川 恭志 中島 厚
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
宇宙技術 (ISSN:13473832)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.37-43, 2008 (Released:2008-08-21)
参考文献数
6

The Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA) is investigating an active space debris removal system that employs highly-efficient electrodynamic tether (EDT) technology. As an electron collector of the EDT for debris de-orbiting, a multiple bare tethers are to be used. In order to simulate the EDT operation, current-voltage (I-V) characteristics of the multiple bare tethers need to be investigated on conditions that a theoretical formula cannot be applied. Therefore, numerical simulations and ground experiments have been conducted to obtain the I-V characteristics. A result of the numerical simulations and the ground experiments showed a double-line bare tethers can collect larger current density than a single-line bare tether.
著者
山極 芳樹 熊谷 泰啓 宮本 重宏 大津 広敬
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
宇宙技術 (ISSN:13473832)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.9-18, 2006 (Released:2006-05-08)
参考文献数
17

イオンスラスタの長時間・大量使用は周辺環境への大量の高エネルギーイオン排出を意味し,場合によっては,そのイオンの量およびエネルギーは周辺環境の粒子に比べて無視できないものとなる.これらのイオンスラスタ排出物が地球周辺環境中でどのような振る舞いをしてどのような影響をもたらすかを明らかにすることは,イオンスラスタ輸送システムの設計および運用形態を計画するうえで重要である.本論文では,主に地球磁場に捕獲されたイオンの三次元的運動と拡散過程および周辺粒子との衝突過程の時間的履歴を詳細にモデル化することで,以前のモデルからの大幅な改善を施し,周辺大気に受け渡されるエネルギーと地球周辺プラズマ密度をより精度よく求め,その結果をもとに,大量イオンスラスタ輸送ミッションの地球周辺環境および通信への具体的な影響評価を行った結果について報告する.
著者
内田 照久 大津 起夫
出版者
日本テスト学会
雑誌
日本テスト学会誌 (ISSN:18809618)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.77-84, 2013 (Released:2022-03-12)
参考文献数
21
被引用文献数
1

大学入試センター試験に代表される大学入学共通テストは,受験者の処遇を左右するハイ・ステイクスな試験である。このセンター試験への英語リスニングテストの導入については,センター試験の前身である共通第一次学力試験の時代から,幾度となく検討が繰り返されてきた。本報告では,その四半世紀余りに及ぶ議論の経緯を整理すると共に,長きに亘ってリスニングテストの導入が見送られてきた背景,その一方, 2003年に急転直下, リスニングテストの実施が発表された経緯を概括する。そして,現在行われているリスニングテストの課題を考えると共に,導入後の評価に関しても検討する。そして,大規模試験における望ましい変革のあり方を探る。
著者
大津 奈央 倉持 好 佐々木 淳 落合 謙爾 御領 政信
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.357-362, 2017-06-20 (Released:2017-07-20)
参考文献数
15

ブロイラーの浅胸筋変性症の発生要因及び病変形成プロセス解明のため,浅胸筋に肉眼的異常のある32日齢及び48〜50日齢のブロイラーの浅胸筋と深胸筋を病理学的に検索した.肉眼的に32日齢では浅胸筋は軽度の退色,筋線維の走行に一致する白色線条病変が観察され,組織学的には散在性の筋線維の硝子様変性,絮状変性,大小不同,マクロファージによる筋貪食像が認められた.48〜50日齢では,32日齢の病変より重度かつ広範で,肉眼的に浅胸筋の扁平化や,退色,水腫,白色線条病変が認められ,組織学的には筋線維の再生性変化や線維芽細胞の増殖を伴う膠原線維の増生が顕著であった.重症例では筋膜が肥厚し,膠原線維の増生及び血管新生が認められた.深胸筋ではどの日齢でも筋線維の硝子様変性がわずかに認められるのみであった.全症例で浅胸筋浅層の病変が最も重度で深部になるほど軽度であり,局所的な循環障害に起因することが示唆された.