著者
佐藤 慎一 和田 恭則 山口 俊男 勝見 晟 小林 正人
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.19-22, 1992-01-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
12

鉛中毒が子牛に発生した農場の鉛汚染の実態を知る目的で子牛の血液中鉛濃度を中心に調べ, あわせて血液検査も実施した.調査は発生農場およびその周辺の未発生農家の臨床上著変のない10日齢の哺乳子牛 (黒毛和種) をそれぞれ50頭, 14頭供試し, 次の結果が得られた.1) 血液中鉛濃度は発生農場の子牛が51.5±53.1μ9/100mlで, 未発生農家の7.9±3.6μg/100mlに比べて有意に高かった (P<0.01).2) プロトポルフィリン濃度は発生農場の子牛が未発生農家のものに比べて有意に高かった (p<0.05).3) 発生農場の子牛の血液中鉛濃度は1号棟 (1981年製) 12.4±7.9μg/100ml, 2号棟 (1982年製) 48.8±48.9μg/100ml, 3号棟 (1983年製) 81.1±57.3μg/100mlで, 牛舎の建築年次が新しいほど有意に高かった (1vs2: P<0.05, 1vs3: p<0.01, 2vs3: p<0.05)4) 発生農場の牛舎別子牛のδ-アミノレブリン酸脱水素酵素活性は牛舎の建築年次が新しいほど有意に低かった (1vs2: p<0.05, 1vs3: p<0.01)5) 発生農場の牛舎別子牛の赤血球数, ヘマトクリット値は新しい牛舎ほど低い傾向がみられ, γ-グルタミルトランスペプチターゼ活性は高い傾向がみられた.以上の成績から, 発生農場の子牛は鉛に汚染され, しかも新しい牛舎の子牛に鉛汚染の高いことが認められた.
著者
小林 正治 平間 正博
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.184-193, 2004-03-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
25
被引用文献数
3 4

A novel nine-membered enediyne antibiotic N 1999-A 2 was chemically synthesized and its absolute stereochemistry was determined. Chemical evidence of the thiol-triggered activation as well as the DNA cleavage profiles of N 1999-A 2 and its stereoisomers proved that the configuration of the C 11-naphthoate moiety played a dominant role in governing not only the orientation of the thiol attack but also the specificity of DNA cleavage.
著者
小林 正幸 小西 康夫 石垣 博行
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.71, no.710, pp.2989-2995, 2005-10-25

Support Vector Machines (SVM) are learning machines with high performance about pattern recognition. But, SVM has some parameters decided preliminarily. As these parameters vary, SVM's recognition performance severely varies. In this paper, we propose an optimizing method of SVM's parameters using Reinforcement Learning. By the proposed method, the Actor-Critic method that is a kind of reinforcement learning was used. Actor-Critic method can use continuous action space. The effectiveness of the proposed method is confirmed by a one-dimension pattern recognition simulation. And, we verify practical effectiveness of the proposed method by experiments about handwritten character recognition. As results, the recognition rate of characters increased to about 90% with parameters of SVM optimized by the proposed method.
著者
小林 正
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
衛生化学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.156-170, 1985-06-30
被引用文献数
4

It is well known that the antirachitic activity of sunlight is due to the photochemical conversion of 7-dehydrocholesterol as provitamin D_3 to vitamin D_3 via previtamin D_3 in skin exposed to ultraviolet rays in sunlight (Dorno ray). On the other hand, it is documented that the major circulating metabolite of vitamin D in the plasma is 25-hydroxyvitamin D (25-OH-D) of which concentration directly reflects the repletion status of vitamin D nutrition. Therefore, we assayed the concentrations of 25-OH-D_2 and 25-OH-D_3 in the plasma samples obtained from about 1000 subjects including adults, mothers, infants and children. The mean and standard deviation of the assayed values of endogenous 25-OH-D_3 in the plasma of healthy adults was 23.0±10.1 ng/ml, which clearly showed the seasonal variation that the levels in summer were significantly higher than those in winter. On the other hand, the levels of mothers were about two times higher than the respective data of newborn infants and there was a highly significant correlation between mothers and newborns. On the basis of these data, the nutritional problems of vitamin D are discussed in this review.
著者
横倉 浩三 小林 正典 佐尾 邦久 中川 寛之 神田 雅光 川瀬 雅樹 島村 好秀
出版者
石油技術協会
雑誌
石油技術協会誌 (ISSN:03709868)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.235-242, 1992 (Released:2008-03-27)
参考文献数
8

An optimization program for single point mooring floating production systems, which are currently employed for marginal offshore oil field, was developed. This program is applicable for typical six kinds of single point mooring systems, i.e., CALM-Yoke type, Turret Mooring type, SALM hawser type, Articulated Column-Yoke type, SALS type, and Tower Soft Yoke type.Type program contains detail analysis programs and simplified optimization program. The detail analysis programs are developed based on the up-to-data theory and are capable of performing dynamic and static analysis of mooring system and flexible riser, vibration and fatigue analysis of mooring chain, downtime analysis of floating production system and other analysis. These functions were verified by using model test results and full-scale test results. Some results are presented.The simplified optimization program was developed for preliminary evaluation of mooring system for a specific oil field. Using the detail analysis programs, a series of calculation was carried out and the results were compiled as built-in database, which contributes to shor-ter calculation time. By using this program, the optimized dimensions of mooring system will be derived from the input of water depth, environmental data, and storage capacity.
著者
井上 和仁 小林 正美
出版者
神奈川大学
雑誌
年報 (ISSN:13420917)
巻号頁・発行日
vol.98, 1999-03

河川や土壌等の重金属による汚染が深刻な環境問題をひき起こしている。一度、汚染された環境中より重金属などの汚染物質を除去するには膨大なコストと時間がかかる。一方、自然界にはこれらの汚染物質を、自らの体内に取り込み集積する微生物が存在する。これらの微生物が持つ重金属集積能を解明し、応用することで、新たな重金属除去法を開発することが期待される。酸性鉱山廃水から単離された好気性光合成細菌Acidiphilium rubrumはpH3.5-4.0という酸性環境下で生育し、亜鉛を含むバクテリオクロロフィルaを産生する。これまで、光合成生物が生産するクロロフィル類は全て、ポルフィリンにマグネシウムを結合したものであったが、A. rubrumにおける亜鉛バクテリオクロロフィルの合成はこの常識を覆すものである。本研究はA. rubrumにおいて合成される亜鉛バクテリオクロロフィルの化学的性質を調べ以下のような結果を得た。亜鉛バクテリオクロロフィルの基本骨格は通常のバクテリオクロロフィルaとまったく同じだが、中心金属のみ異なり、亜鉛バクテリオクロロフィルのフェオフィチン化速度は通常のバクテリオクロロフィルaに比べて遥かに遅いことが明らかになった。今後は、亜鉛バクテリオクロロフィルの生合成過程を明らかにし、亜鉛の集積能に関する基礎的知見を得る予定である。
著者
橋詰 源蔵 萩野 友治 小林 正光
出版者
The Japan Society for Analytical Chemistry
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.7, no.5, pp.287-292, 1958

縮合リン酸塩のうちとくに無定形物質を含みやすいもの,すなわちNaPO<SUB>3</SUB>-Na<SUB>5</SUB>P<SUB>3</SUB>O<SUB>10</SUB>系のX-ray Diffractometer(X線回折計)による定量分析法を検討した.<BR>NaPO<SUB>3</SUB>-Na<SUB>5</SUB>P<SUB>3</SUB>O<SUB>10</SUB>系では,無定形状態のものを加熟処理することにより結晶性のNaPO<SUB>3</SUB>とNa<SUB>5</SUB>P<SUB>3</SUB>O<SUB>10</SUB>の混合物が得られ,その結果組成を内部標準物質法(Internal Standard Method)で決定することにより原試料の推定あるいは晶質管理の一手段とするものである.<BR>結晶形は安定性,処理の容易さ,回折線の強度などを考慮してNaPO<SUB>3</SUB>(I)およびNa<SUB>5</SUB>P<SUB>3</SUB>O<SUB>10</SUB>(I)を選び,したがって加熟処理は500~550℃でおこない,また標準物質(Intemal Standard)としては,あまり適当なものとはいえないがCaSO<SUB>4</SUB>・1/2H<SUB>2</SUB>0をもちいた.測定値の再現性は±5%程度であった.加熱処理時間を検討した結果,NaPO<SUB>3</SUB>(I)は結晶化速度が大凄く,500℃1時間程度で十分な精度を期待で選るが,Na<SUB>5</SUB>P<SUB>3</SUB>O<SUB>10</SUB>(I)は2時間以上,とくにその量が少ないほど長時間加熟することの必要性をみとめた.なお二,三の実例について応用し興味深い結果を得た.
著者
伊藤 友一 池田 賢司 小林 正法 服部 陽介 川口 潤
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第12回大会
巻号頁・発行日
pp.31, 2014 (Released:2014-10-05)

日常の学習場面では,学習直後の小テストや数カ月後な期末テストなど,時間的 距離の異なる目標が設定され得る。時間的距離の認識の違いは認知処理様式に影響することが示されているが,記憶への影響については検討されていない。そこで,本研究では時間的距離と記憶の関係について検討するために2つの実験を行った。 まず,参加者はテスト時期を1分後 (直後群),または3カ月後 (学期末群) と教示された。その後,実験1の参加者のみ,テストに向けた学習場面をイメージした。続いて,9リスト分の単語を学習した。最後に,両群に対してremember/know判断を伴う再認テストを行った。結果として,直後群に比べ,学期末群で虚再認・ 正再認時のremember反応率が統計的に有意に高いことが示された。これは,時間的距離の遠いテストを想定した場合に,より意味的関連性に基づく符号化処理が行われていたことを示唆している。
著者
中瀬 明男 小林 正樹
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, 1979-03-15

錦江湾及び広島空港の軟弱粘性土地盤におけるサンドドレーン工事の2例について圧密現象とその解析について報告したものである。まず前者については, 間隙水圧の消散, 沈下〜時間曲線ともに標準圧密試験より求めた鉛直方向排水による圧密係数c_vを用いて計算するとよく観測値と一致し, c_vの6倍程度大きい。水平方向排水の圧密係数c_hを用いることはできない。また強度増加についても現地観測より求めたc_u/Pと室内実験で求めた値とがよく一致した。一方後者は地盤がc_vの異なる各層よりなっているが, 無処理区間においては各層の平均のc_vを用いたもの, 各層異なるc_vを用いたときも過少な沈下量の値が計算されるが, サンドドレーン区間においては, 水平及び鉛直方向の圧密度を合成すると, かなり観測値とよい一致を示す。以上のことからサンドドレーンにおいては標準圧密試験のc_vが実際上適用されること, 一次元圧密においては標準圧密によって地盤全体のc_vを過少評価することを指向し, それらの原因について検討している。
著者
宮川 修 渡辺 孝一 大川 成剛 中野 周二 小林 正義 塩川 延洋
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
Dental Materials Journal (ISSN:02874547)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.175-185, 285, 1989-12-25
被引用文献数
44 69

燐酸塩を結合剤とし,アルミナ/シリカを耐火材とする埋没材の鋳型に市販のチタンを鋳造した。鋳造体の表層構造をEPMAによって調べ,それが次の4層からなることを明らかにした。すなわち,第1は反応層(焼き付き層),第2は酸素とAlで安定化したα相の層,第3はSi, P, C及び酸素が所々に濃縮された層,そして第4は針状または板状結晶の集合体である。鋳造体の体積が大きいほど,また鋳型温度が高いと,各層が厚くなり,針状結晶も粗大になる。 この多層構造は鋳込みの際に埋没材が溶湯に巻き込まれてできたものではないことは実験結果から明らかである。埋没材の還元されやすい成分の分解によって生じた元素が鋳造体の内部へ拡散してできたものと考えられる。
著者
藤田 薫 松下 吉樹 本多 直人 山崎 慎太郎 小林 正三
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.73, no.3, pp.495-504, 2007-05-15
被引用文献数
1

現用の小型底びき網のグランドロープをコントロールとして,直径が約2倍のグランドロープを持つ小型底びき網のサイズ選択性を,拡張したSELECTモデルにより評価した。ガンゾウビラメとマトウダイは小型個体ほど,アカシクビラメとクロウシノシタは大型個体ほど選択率が低くなった。ホウボウは全長と選択率の関係に明確な傾向は見られず,漁獲個体数も変わらなかった。種やサイズによって選択性に相違があったことから,グランドロープの太さを選択漁獲に利用できる可能性がある。
著者
小林 正臣 小林 正臣
出版者
琉球大学法文学部国際言語文化学科欧米系
雑誌
言語文化研究紀要 (ISSN:09194215)
巻号頁・発行日
no.14, pp.1-19, 2005-10

本稿はアメリカ社会における「人格性(personhood)」という問題の在り方の時代変遷を幾つかの文学作品を批評しながら検証している。とくに肥満体の正当化を目的とする運動は、肌の色などの外見による差別への抗議を含んだ公民権運動と同様に、外見の人格性に関する社会的事象として捉えられる。この点を論証するうえで本稿は、肥満体の人物が登場するチャールズ・ブコウスキーとポール・オースターの諸作品に注目する。それらにおける肥満体の描かれ方を分析すると、戦前と戦後、具体的には1930年代と1960年代の2世代における肥満体に対する意識の変遷が理解できる。そして「人物」に関する議論は、「人」であり「物」である法人に関する議論と不可分である。たとえば、リストラによる組織の「縮小化(downsizing)」という用語が示すように、人間の解雇の問題は法人の肥満の問題でもある。かくしてレイモンド・カーヴァーの小説において頻出する失業問題は、現実または社会における「人」と法律または経済における「人」の対立として考察できる。そして、この対立に関する判例は増加傾向にある。したがって本稿は、人格性に関する議論を通じて、人文科学としての文学と社会科学としての法律学や経済学との新たな学際的研究を行うための試論である。
著者
森内 幸子 志村 二三夫 梨本 光太郎 細谷 憲政 小林 正
出版者
日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.225-232, 1975-06-25

1α-OH-D_3の十二指腸における^<45>Ca輸送能並びに血清Ca濃度に対する効果を, 腎臓摘出D欠乏シロネズミを用いて観察した.312pmolの1α-OH-D_3を投与して24時間後の十二指腸における^<45>Ca輸送能の増大は, 腎臓摘出動物においても観察されたが, 血清Caの増大は擬似手術を施した群では観察されたが, 腎臓摘出動物においては観察されなかった.1α-OH-D_3の投与量を6,250pmolにして, はじめて血清Caに対する効果が腎臓摘出動物においても観察された.すなわち, 1α-OH-D_3は骨からのCaの溶出作用は弱いが, 小腸からのCaの吸収に対する作用は大きい.それ故, 1α-OH-D_3はDの代謝異常によるD不応性くる病の治療に有効な物質と考えられる.また, 小腸に対する作用と骨に対する作用に差異の観察されたことは, まだ発見されていない1α-25-(OH)_2-D_3以外の最終活性物質が腎臓で生成されて骨に対して作用することを示唆するものと思われる.
著者
本間 禎一 木原 諄二 小林 正典 岡野 達雄 藤田 大介
出版者
東京大学
雑誌
試験研究
巻号頁・発行日
1988

極高真空発生のための技術開発の基礎研究として進められた。到達真空度はポンプの性能と材料のガス放出によって決まるが、本研究ではポンプの具体的内容には言及せず、ポンプ構成材を含めた材料のガス放出の機構・評価・制御について扱っている。特にガス放出の定量とメカニズムの解明のために2種類の手法(昇温脱離TDS法とスル-プット法)を用い、またガス放出低減化のための手法も検討して以下の成果を得た。1.ガス放出機構を調べるためのTDS法の手法・装置試作・開発ガス放出機構を基礎的に調べる目的でTDS法を採用した。放出機構評価のためのパラメ-タ-である吸着分子の脱離の活性化エネルギ-、脱離の反応機構、拡散放出の場合の拡散係数などの信頼できる情報を得るために歪のないスペクトルを測定する最適条件、加熱方式を検討した。この考察に基づき、更に表面評価機能(低速電子線回折/オ-ジエ電子分光・光学系)を加えたTDS測定装置を試作した。2.ガス放出量評価のためのスル-プット法測定装置試作と測定スル-プット法に基づくガス放出速度測定装置を試作し、それを用いて各種表面処理(電解複合研磨、バフ研磨、TiN被覆)を施したステンレス剛製真空容器から放出されるガス放出速度を測定した。表面平滑化効果とそのベ-キング後の消失、電解複合研磨処理試料の大気暴露後の分圧(H_2O、H_2、CO、CO_2)測定による新しい知見、温度変動に追随する脱離挙動などの機構解明にもつながる情報・知見が得られた。3.表面改質ガス放出特性を向上させるための表面及び表層の改質方法について考察し、表面析出法(BNおよびグラファイト状炭素)によって低ガス放出材料が得られる可能性があることを示した。
著者
小林 正
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
衛生化学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.156-170, 1985-06-30 (Released:2008-05-30)
参考文献数
61

It is well known that the antirachitic activity of sunlight is due to the photochemical conversion of 7-dehydrocholesterol as provitamin D3 to vitamin D3 via previtamin D3 in skin exposed to ultraviolet rays in sunlight (Dorno ray). On the other hand, it is documented that the major circulating metabolite of vitamin D in the plasma is 25-hydroxyvitamin D (25-OH-D) of which concentration directly reflects the repletion status of vitamin D nutrition. Therefore, we assayed the concentrations of 25-OH-D2 and 25-OH-D3 in the plasma samples obtained from about 1000 subjects including adults, mothers, infants and children. The mean and standard deviation of the assayed values of endogenous 25-OH-D3 in the plasma of healthy adults was 23.0±10.1 ng/ml, which clearly showed the seasonal variation that the levels in summer were significantly higher than those in winter. On the other hand, the levels of mothers were about two times higher than the respective data of newborn infants and there was a highly significant correlation between mothers and newborns. On the basis of these data, the nutritional problems of vitamin D are discussed in this review.