著者
山下 晃一
出版者
日本教育政策学会
雑誌
日本教育政策学会年報
巻号頁・発行日
no.22, pp.42-58, 2015-07-15

The most recent reform of boards of education has shown three features of current education in Japan; firstly, the tendency of dependence on the power of the state regarding education; secondly, the difficulty of responsibility of education; finally, the limit of simply reflecting public opinion for education. We have to deepen our understanding for the significances of the spirits of idealism for the system of boards of education. In this ideal, that system must have its own terrain separated from general politics and can serve people as a practical sphere for their educational decision-making which will be appropriate and suitable for the future generations. It is one of the most important theoretical challenges to clarify and enrich the concept of politics of education. According to it, we can not only judge whether public opinion is reflected in education or not, but also grasp and describe the spatial dynamics of consciousness and action of people for educational decision-making. It can also be pointed out as an important practical challenge that each regional public sphere for politics of education should be cultivated through our new system of boards of education in Japan.
著者
小野田 正利 佐藤 晴雄 吉川 武彦 野田 正人 古川 治 楠 凡之 松本 剛 和井田 節子 岩切 昌宏 山野 則子 瀧野 揚三 西川 由紀子 新井 肇 小林 正幸 山下 晃一 岩永 定 入澤 充 嶋崎 政男 清水 和夫 清水 和夫 嶋崎 政男
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

2000 年代に入ってわが国の学校現場では、教職員と保護者の間に時として激しい対立やトラブルが生じようになり、それらをどのように解決していくか、あるいは減少させていくかという課題が生まれてきた。本研究は、このような問題現象が増加している理由や背景の分析はもちろんのこと、具体的にどのようにすれば、トラブルが大きくならずに解決につながっていくかを考察したものである。このために研究者のメンバーの専門領域をより学際的なものとし、教育学だけでなく、法律学、精神医学、臨床心理学、福祉学などの幅広いものとして構成した。そこで得られた研究成果を、全国の12か所でシンポジウムとワークショップを開催する形で発表したが、これらの成果の多くは、6つの書籍などの成果物として結実した。
著者
小野田 正利 小林 正幸 近藤 博之 平沢 安政 藤岡 淳子 山下 晃一 近藤 博之 平沢 安政 藤岡 淳子 志水 宏吉 井村 修 木村 涼子 中村 高康 野田 正人 岩永 定 山下 晃一 田中 規久雄 古川 治
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

学校の教職員と保護者の間に、いま時として鋭い対立関係が生じてしまい、教育活動に大きな影響が出ていることが、わが国の学校問題の一つに急浮上してきた。本研究では、質的調査と量的調査を組み合わせ、同時に教育学の観点からだけでなく、心理学、精神医学、福祉学、法律学などの多様な分野の専門研究者を交えて、これらの問題の原因究明とともに、良好な関係性の構築の方向性を明らかにした。
著者
今山 延洋 山下 晃功 橋本 孝之 糸山 景大 長谷川 雅康 永田 萬享 畑 俊明 竹野 英敏 尾崎 士郎 澤本 章 大橋 和正 余湖 静也 山口 晴久 土屋 英男 宮川 秀俊 安東 茂樹 安孫子 啓 田口 浩継 山本 勇 紅林 秀治 長澤 郁夫 吉田 誠
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

教師を目指す人に対して、技術科教員指導能力認定試験を創設し、3回実施した。日本で初めての試みである。試験は年1回実施され、教員養成で必要な修得基準に基づいて出題し、教員として身につけておくべきレベルの筆記・実技・模擬授業の能力を一次・二次試験によって判定した。3回の試験の実施の経験をもとに、今後の恒常的な実施の見通しを得るとともに、修得基準を見直した。
著者
宮川 聡 荒川 淳平 蛭田 雄一 矢野 健二 山下 晃弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.409, pp.25-29, 2005-11-10

近年携帯電話の普及に伴い, 外出中に携帯電話等の携帯端末からインターネットを介して家電製品を操作するような時代になった.しかし, 家電製品をインターネット上に公開すると, なりすまし, 盗聴, 改竄といった被害に遭う可能性がある.このような被害に対する有効な手段の一つとして, 情報の暗号化がある.そこで現在, 安全な暗号通信を提供する遠隔操作のプロトコルとして広く使用され, 且つ安全性が保証されているSSHを携帯電話上に実装することで, 家電製品を安全に操作するシステムを提案する.