著者
山田 裕文 松井 藤五郎 大和田 勇人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

本研究はまず,一つの企業を入力することで,その企業に関係がある企業のリストを入手する.その企業リスト内の企業に対してWikipediaを類義語辞書として用いることで正式名称や通称などを取得する.そして,リスト内の企業を入力企業の関係ごとにクラスタリングする手法を提案する.各クラスタには,入力企業との関係を示したタグを付与し,出力結果を視覚的に見やすくする.
著者
原 猛也 山田 裕 青山 善一 杉島 英樹 藤澤 俊郎
出版者
日本付着生物学会
雑誌
Sessile Organisms (ISSN:13424181)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.35-45, 2005-08-28 (Released:2009-10-09)
参考文献数
21
被引用文献数
1

全国の沿岸を北方、中部、南部の3海域に分け、それぞれの海域ごとに1カ所の代表発電所を選定し、取水口、放水口において採集した標本を比較するなどの方法により発電所の冷却水路に取り込まれた動・植物プランクトン、魚卵、稚仔魚に対する取放水系通過の影響を調査した。その結果、1. 植物プランクトンの死亡率は、塩素注入時に大きく約30%であった。2. 動物プランクトンの死亡率は、わずか数%であった。3. 動・植物プランクトンの減耗量は、水路長が長ければ大きく、水温が高ければ大きいが、海域、発電所の構造などによって減耗量の程度は異なる。4. この減耗の主要因は付着生物による捕食と考えられた。この影響は、水路内で受ける他の要因 (機械的、化学的、昇温) による影響に比べ大きい。5. 水路通過時に何らかの影響を受けた動・植物プランクトンは、放水口から放流された後は、速やかに周辺の群と混合して、活性度、生残率、細胞密度、個体数密度は回復した。6. 動・植物プランクトンへの水路通過影響が検出される範囲は、放水口近傍の温排水内に限られた。7. 魚卵、稚仔魚が受ける水路通過による影響は、従来、動・植物プランクトンより大きく、100%死亡するものとして扱われてきたが、放水口から放出されたときの生存率は少なくても30%以上であると推定された。
著者
村山 正治 山田 裕章 峰松 修 冷川 昭子 田中 克江 田村 隆一
出版者
九州大学
雑誌
健康科学 (ISSN:03877175)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.97-103, 1991-02-08

The authors revised Assertion Inventory (Murayama et al.,1989). The new version consists of Restriction Scale and Assertion-Aggression Scale. Restriction Scale, which has 30 items, measures the degree of restriction in assertive behaviors. Assertion-Aggression Scale has 35 items. It is for the measurement of the manner of assertive behaviors. Low Assertion?Aggression scores indicate the aggressive manner. The new inventory was administered to 498 people (ages 15-30 years). They were divided into 4 groups; normals, delinquents, neurotics, and psychotics. The mean Restriction scores of neurotics and psychotics were higher than those of normals and delinquents. The mean Assertion-Aggression scores of neurotics and psychotics were lower than those of normals and deliquents.
著者
山田 裕司 宮本 勝宏 小泉 彰
出版者
Japan Health Physics Society
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.237-244, 1986
被引用文献数
3 1

It is very important in a nuclear air cleaning system that HEPA (High Efficiency Particulate Air) filter is for reduction of releasing amounts of airborne radioactive particles. HEPA filter, by definition, has a minimum collection efficiency of 99.97% for 0.3μm particles. However, <i>DF</i> (Decontamination Factor), which is necessary for safety management, can not be directly derived from the efficiency. And the current standard defined for 0.3μm particles has no scientific justification, because it has been found that the most penetrating particle size through HEPA filter is not always 0.3μm.<br>In the present paper, a numerical experiment was made in order to estimate a relationship between <i>DF</i> and the efficiency. And new standard, in which the minimum <i>DF</i> is able to be easily obtained, was proposed. In the multistage filtration system, it was found that lower values of <i>DF</i> was possible to be experimentally indicated in the second and the third stages, even if the collection performance of the each filter is the same.
著者
山田 裕司 小泉 彰 宮本 勝宏
出版者
日本エアロゾル学会
雑誌
エアロゾル研究 = Journal of aerosol research (ISSN:09122834)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.35-43, 1996-03-20
被引用文献数
7

Aerosol penetrations through fibrous filters with pinholes were studied theoretically and experimentally. An equivalent thin filter layer (ETFL) model assuming a virtual filter layer was proposed to account for penetration through filters with pinholes. From one to thirty pinholes per filter were made on HEPA filter media using columnar pins of 0.195, 0.150 or 0.130 mm in diameter. Aerosol penetration through these filters was measured using monodisperse NaCl aerosols ranging from 0.05 to 0.3 μm in diameter at air flow face velocities of 0.00775, 0.0233 and 0.0698 m/s. Net penetration through the pinholes increased in proportion to the pinhole number and size. But there was no change in pressure drops across the filters. As a result of analysis based on the ETFL model, the layer thickness was estimated to range from 1/5 to 1/12 of the normal filter thickness. The predicted penetration curves were confirmed to agree well with the measured curves.
著者
孫田 信一 小野 教夫 武藤 宣博 山田 裕一
出版者
愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所
雑誌
特定領域研究(A)
巻号頁・発行日
1999

均衡型染色体構造異常を有し、同時に遺伝性疾患を含む各種疾患、器官形成異常や発生異常などを示すマウスを系統的に作製し、切断点を指標にして各異常に関する遺伝子探索システムの確立を目指した。チャイニーズハムスターによる予備実験に基く方法にしたがって実施した。マウスを用いて4シーベルトのX線照射した雄との交配で26.9%の子獣に染色体構造異常をもつ65系統が得られ、これらのうちホモ接合体(一部ヘテロ接合体)で何らかの症状を示すものが得た(8.6%)。発育障害を含む諸症状、行動異常、不妊、発生及び器官形成異常などを発現する動物・系統を分離した。また構造異常のホモ接合体で能を含む器官形成異常、着床後早期の発生異常、2〜8細胞期における発生異常や発生停止などを示すものもかなり多いことが判明した。また、ゲノム解析を進めるため近交系マウスおよびチャイニーズハムスター(CH)のgenomic DNAを用いて定法によりゲノムライブラリーを作製した。これまでCHについては500以上のコスミドクローンをFISH法で染色体上にマッピングし、マウスでも同様にライブラリーを作製した。染色体2p23と4q19の相互転座を有し、ホモ接合体で侏儒症と学習記憶障害を示すCH系統と特定の発生異常、器官形成異常を示す転座2系統の動物を用いて切断点の遺伝子解析を実施した。前者の切断点近傍に成長ホルモン受容体遺伝子GHRが存在しその発現異常を認めたが、切断点とは一致しない。発生障害を示す他の2系統の遺伝子を含めその領域をかなり狭い範囲に決定したが、まだ遺伝子を特定するには至っていない。本研究システムを用いて各種疾患や発生異常に関わる遺伝子が多数発見され、それぞれの構造・機能が解明されれば、異種遺伝子間の相同性を利用して同一機能のヒト遺伝子が解析できる。
著者
小林 宏行 河合 伸 押谷 浩 酒寄 享 小池 隆夫 大西 勝憲 斎藤 玲 中山 一朗 富沢 磨須美 大道 光秀 平賀 洋明 渡辺 彰 貫和 敏博 青木 信樹 関根 理 鈴木 康稔 荒川 正昭 和田 光一 岡 慎一 稲松 孝思 増田 義重 島田 馨 柴 孝也 吉田 雅樹 佐藤 哲夫 林 泉 宍戸 春美 赤川 志のぶ 永井 英明 渡辺 尚 馬場 基男 松本 文夫 桜井 磐 嶋田 甚五郎 堀 誠治 小田切 繁樹 鈴木 周雄 高橋 健一 平居 義裕 石丸 百合子 山本 俊幸 鈴木 幹三 山本 俊信 下方 薫 齋藤 英彦 成田 亘啓 三笠 桂一 三木 文雄 二木 芳人 副島 林造 澤江 義郎 仁保 喜之 大泉 耕太郎 市川 洋一郎 徳永 尚登 原 耕平 河野 茂 門田 淳一 朝野 和典 平潟 洋一 前崎 繁文 伊藤 直美 松本 慶蔵 永武 毅 宇都宮 嘉明 力富 直人 那須 勝 山崎 透 斎藤 厚 普久原 浩 広瀬 崇興 佐藤 嘉一 熊本 悦明 河村 信夫 岡田 敬司 稲土 博右 守殿 貞夫 荒川 創一 宮崎 茂典 大森 弘之 公文 裕巳 小野 憲昭 渡辺 豊彦 村田 匡 熊澤 淨一 松本 哲朗 尾形 信雄 高橋 康一 天野 拓哉 中村 元信 山本 松男 清水 武昭 岩井 重富 国松 正彦 大塚 一秀 中川 良英 渡辺 哲弥 松山 秀樹 杉山 勇治 中山 一誠 品川 長夫 真下 啓二 真辺 忠夫 木下 博明 森本 健 久保 正二 藤本 幹夫 上田 隆美 岩佐 隆太郎 横山 隆 児玉 節 津村 裕昭 松田 静治 保田 仁介 山元 貴雄 岡田 弘二 遠藤 重厚 山田 裕彦 高桑 徹也 斎藤 和好 相川 直樹 田熊 清継 藤井 千穂 福田 充宏
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.846-871, 1997-10-25
被引用文献数
7
著者
鈴木 正康 山田 裕 出口 勝昭 安生健一郎 粟島 亨 天野 英晴
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムLSI設計技術(SLDM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.5, pp.35-40, 2004-01-22

NECエレクトロニクスが開発したDynamically Reconfigurable Processor (DRP)は、粗粒度のリコンフィギャラブルプロセッサで、内部に持つ16のデータパスの構成情報を切替えることによって、様々な処理を実現する。本稿では、リコンフィギャラブルプロセッサDRP上でのエッジ近傍合成機能付きαブレンダの設計事例を紹介し、DRPの処理能力を検証するため、Pentium 4、Athlon XP、DSP(TI C6713)などのアーキテクチャと比較した。その結果、並列処理の効果的な利用により,エッジ近傍合成機能付きαブレンダを実行した場合、DRPはPentium 4、Athlon XPの3倍、DSPの17倍の処理性能を達成することができた。Dynamically Reconfigurable Processor (DRP) developed by NEC Electronics is a coarse grain reconfigurable processor that selects a data path from the on-chip repository of sixteen circuit configurations, or contexts, to implement different logic on one single DRP chip. This paper describes our implementation of an alpha blender with anti-aliasing capabilities on the DRP. Comparison with various architectures including Pentium 4, Athlon XP, and DSPs (TI C6713) are done to evaluate the potentials of the DRP. Our results show that the DRP outperforms Pentium 4 and Athlon XP by three times, and DSP by seventeen times when compared against the implementation of anti-aliasing alpha blender.