著者
新井 宏昌 渡邉 信晃 高本 恵美 真鍋 芳明 前村 公彦 岩井 浩一 宮下 憲 尾縣 貢
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.335-346, 2004-07-10 (Released:2017-09-27)

A study was conducted to investigate the changes in anthropometric factors, physical fitness, and sprint ability and motion during the preparatory and competitive periods in two Japanese female elite sprinters. The measurements were carried out from the preparatory period to the competitive period three times. The main results were as follows : 1) In both athletes, sprint speed decreased after the preparatory period and increased in the competitive period. 2) High-intensity sprint training during the competitive period led to hypertrophy of the psoas major muscle and improvement of anaerobic power of the upper limbs. 3) During the competitive period in both athletes, the knee continued to flex after contacting, and took off while maintaining a minimal angle. These results suggest that the performance of elite sprinters changes through each training period, and is influenced by a combination of anthropometric factors, physical fitness and sprint motion.
著者
岩井 正二
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科学会雑誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.10, no.10, 1958-09
著者
山岡香苗 岩井啓輔 田中秀磨 黒川恭一
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.623-624, 2014-03-11

近年,兵器割当問題に関してさまざまなアプローチによる解法が提案されている.兵器割当問題とは,敵国による複数攻撃に対して,自国の保有する武器を最適に割り当てる問題である.本稿では,時間の経過とともに,敵国の攻撃機と自国の武器の残存数,互いの距離による武器の射撃範囲や命中率など刻々と変化していくダイナミックな問題を取り扱う.この時, T機の攻撃機に対してW箇所に配置した武器を割り当てるT×W個のバイナリニューロンから成るホップフィールド型のニューラルネットワークを用いて,戦況に応じた武器の割当を決定するアルゴリズムを提案し,シミュレーションにより最適解を評価する.
著者
杉原 成美 岩井 美織 橘高 美和子 瀬尾 誠 岡田 昌浩 金子 三屋子 横田 いつ子
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.147-155, 2018-12-10 (Released:2019-01-19)
参考文献数
33

The questionnaire was distributed to caregivers regarding their management for home medication therapy. The purpose of this questionnaire was to clarify the role of community pharmacists in city “Z”, Hiroshima in supporting this activity. The results were compared among seven administrative zones. The percentage of caregivers who had routinely administered medications to dependent patients was 81%. Of these, the percentage of caregivers who had encountered difficulty in medication administration to dependent patients was 66%. Only 13% of these caregivers had sought assistance from pharmacists in dealing with issues they faced in the administration of medications. The percentage of caregivers who had easy access to pharmacists was 44%. The percentage of caregivers who received pharmacist-initiated information about patients was 23%. Among the 7 administrative zones in city “Z”, the 2 zones (H-zones) with the highest percentage of elderly citizens, 38.7%, were compared with the other 2 zones (L-zones) with the lowest percentage of elderly citizens, 25.7%, regarding medication management by caregivers. It was observed that the frequency of missing side effects or crushing medicines by caregivers was higher in H-zones as compared to L-zones. The results of this research suggest that close cooperation between pharmacists and caregivers improves the quality of medication therapy management. In an aging society, pharmacist intervention could be very beneficial to providing support and information that would improve the quality of patients’ medication therapy.
著者
岩井 貫一
出版者
日本民族衛生学会
雑誌
民族衛生 (ISSN:03689395)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.28-36,A4, 1959

The author made an investion of the range of mating and consanguineous marrige in this village. The results were as follows.<BR>1. The range of mating in 804 cases of marriage group (including 680 husbands in their first marriage and 160 in their second marriage) in this village were:<BR>Marriage in the same hamlet of the village;. c. c89 cases (10.5%)<BR>Marriage in the village;. c. c197 cases (23.5%)<BR>Marriage between the neighbouring villages or towns;. c. c196 ceses (23.4%)<BR>Marriage in another village of Tagata-gun;. c. c124 cases (14.7%)<BR>Marriage in the same prefecture;. c. c174 cases (20.8%)<BR>Marriage in another prefecture;. c. c60 cases (7.1%)<BR>(husbands are all grown up in this village)<BR>From the periodical point of view, the percentage of the marriage in the same village was 53.5% in the Meiji days, 35.0% in the Taisho days, and 28.8% in the Showa days, and it seems grandually decreasing, while the percentage of the marriag between the neighbouring villages were increased.<BR>2. The range of mating in 341 cases of marriage (womens cases who went out of the village and married) were;<BR>Tagata-gun;. c. c111 cases (32.6%)<BR>Shizuoka prefecture;. c. c144 cases (42.2%)<BR>Out of Shizuoka prefecture;. c. c83 cases (24.3%)<BR>Foreign countries;. c. c3 cases (0.9%)<BR>3. The range of mating of people who moved out of the village (but they have their permanent domicile in the village) are;<BR>Marriage in the village;. c. c54 cases (21.64%)<BR>Marriage in Tagata-gun;. c. c57 cases (22.8%)<BR>Marriage in Shizuoka Prefecture;. c. c73 cases (29.2%)<BR>Marriage out of Shizuoka Prefecture;. c. c66 cases (26.4%)<BR>4. Of the 22 cases (2.6%) of Consanguineous marriage in this village, 10 cases were marriages among cousins.<BR>According to the results obtained, the rang of mating of this village is rather wide, and the percentage of consanguineous marriage is low.<BR>This fact shows that the economic conditions of this village has influenced upon. their marriage.
著者
萩原 知章 岩井 輝男 中西 正和
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第52回, no.ソフトウェア, pp.19-20, 1996-03-06

世界的に行われているLisp言語の標準化の活動の1つとして、国際標準機構ISOによるものがあり、ISLispと呼ばれている。ISLispの特徴は、Common Lispの仕様から使用頻度の低い機能を取り除いたものである。このため、Common Lispに比べ処理系の作成が容易である。また、オブジェクト指向機能も兼ね備えている。本研究では、ISLispに準拠したLispの実装をバイトコードインタプリタにより行なった。この実装は2段階に分けられる。第1段階(本システム):コンパイラがLispのプログラムを後置記法に直し、中間コードに変換する。そして、このコードに最適化を施し、バイトコードで書かれたファイルに変換する(これ以降この作業をコンパイルという)。第2段階:バイトコードインタプリタがバイトコードに変換されたプログラムを読み込み、解読し、スタック機械により実行する。本稿では、第1段階のコンパイラの実装および、中間コードに最適化を施した際の実行効率について述べる。

1 0 0 0 回想の上海

著者
岩井英一著
出版者
「回想の上海」出版委員会
巻号頁・発行日
1983
著者
岩井 芳夫 小橋 幸八 恵谷 英之 本田 康司 荒井 康彦
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.6, pp.1247-1251, 1990-11-10 (Released:2009-11-12)
参考文献数
8
被引用文献数
4 6

生物培養培地に対する酸素の溶解度の基礎的知見を得るため, 純水, 塩化ナトリウム水溶液, 硫酸アンモニウム水溶液およびスクロース水溶液に対する酸素の溶解度を25℃において飽和法により測定した.また, これらの塩の混合水溶液および塩・糖の混合水溶液に対する酸素の溶解度の測定を行った.次に, それらの水溶液に対する酸素の溶解度をSechenovの式で相関することを試みた.アンモニウムイオンおよびスクロースに対する修正されたSehumpeらのパラメーターを用いたところ, 塩もしくは糖を含む水溶液に対する酸素の溶解度の相関結果は良好となった.さらに, Danckwertsの関係を用いて, これらの塩・糖の混合水溶液系に拡張したところ, 単一塩および糖の塩析パラメーターにより, 良好な相関結果が得られた.
著者
村尾 浩 岩井 信彦
出版者
保健医療学学会
雑誌
保健医療学雑誌 (ISSN:21850399)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.90-95, 2018-10-01 (Released:2018-10-01)
参考文献数
15

【目的】本研究の目的は専門必修科目から算出したGPA(GPA-RS)でドロップアウト学生を識別できるかを明らかにすること.【対象と方法】対象を卒業群145 名とドロップアウト群34 名に分け,セメスター(以下,セメ)ごとのGPA-RS を比較した.ROC 曲線から信頼度を求めた【結果】卒業群,ドロップアウト群のGPA-RS(点)(中央値, 四分位範囲)は,1 セメ;2.17(1.92-2.42),1.75(1.50-2.25),2 セメ;2.36(2.10-2.55), 1.82(1.63-2.10),3 セメ;2.14(1.86-2.50),1.07 (0.21-1.50),4 セメ;2.22(1.91-2.61),0.91(0.57-1.78),5 セメ;2.54(2.31-2.77),1.77(1.35-2.23),6 セメ;2.50 (2.25-2.75),1.63(1.10-2.27)で,各セメで卒業群が有意に高値であった.信頼度(%)は75.8~91.0%であった.
著者
柴田 裕実 武智 誠次 大西 俊之 藤原 顕 矢野 創 グリュン エバハルト スラマ ラルフ 野上 謙一 宮地 孝 蔵座 元英 大橋 英雄 藤井 雅之 佐々木 晶 岩井 岳夫 南 繁行
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会秋季講演会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.83, 2006

現在、BepiColombo国際日欧水星探査計画が進められており、2013年に水星へ向けて打ち上げられる。惑星空間及び水星周辺のダスト計測を行うために、MMO探査機にピエゾ圧電素子を用いたダスト検出器を搭載する予定で開発を行っている。計測対象として、速度 2~60 km/s, 粒子質量 1 fg ~ 1 ngのダストを想定している。検出器はダストの計数のみでなく、ダストの飛来方向、質量、速度を計測する。加速器を用いた超高速ダスト模擬衝突実験を東大とMPI-K(ドイツ)で行い、衝突の出力波形の解析から運動量や速度を求める方式を模索している。
著者
岩井 佳子
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.61-65, 2016-02-20 (Released:2016-03-30)
参考文献数
18

手術,化学療法,放射線療法に続く第4のがん治療として免疫療法が登場したが,その効果については長い間疑問視されてきた.1891年にWilliam Coley博士が腫瘍内に細菌を投与する治療を行ったのががん免疫療法のはじまりとされるが,このメカニズムが理解されるようになったのはごく最近で,樹状細胞の発見と病原体認識機構の解明まで約1世紀を要している.がん免疫療法は,がん抗原に特異的な免疫応答を誘導する「特異的免疫療法」と,がん抗原に非特異的に免疫応答を増強する「非特異的免疫療法」に分けられる.免疫システムには,免疫系を活性化するアクセル(共刺激分子)と抑制するブレーキ(共抑制分子)が存在して,免疫応答と免疫寛容のバランスを制御しており,従来のがん免疫療法ではアクセルを踏むことに重点が置かれてきたが,ブレーキ解除によって免疫系のアクセルが入るようにしたのが免疫チェックポイント阻害剤である.PD-1抗体をはじめとする免疫チェックポイント阻害剤はこれまでのがん免疫療法に対する評価を一変させ,有望な治療法として期待されている.
著者
岩井 宜子
出版者
日本犯罪社会学会
雑誌
犯罪社会学研究 (ISSN:0386460X)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.27-38, 2015-10-30 (Released:2017-04-30)

我が国の少年矯正の中心を担う少年院は,大正11年の矯正院法に端を発するが,その位置づけは,明治初年以来社会における非行少年保護のために培われてきた感化院教育と刑事罰の中間に位するものとされてきた.昭和23年の新少年法とともに制定された少年院法は,大きな改正もなされずにきたが,少年院教育は,矯正院以来の伝統的な訓育論の科学化が図られていき,効果的な処遇技法の体系化がなされて,矯正の実を上げていると評価がなされてきた.しかし,非常に閉鎖的な面も指摘されており,収容少年の人権を侵害する少年院職員による暴行・陵虐等の不適正事案も表面化して,透明化を図り,収容少年の権利義務関係も明定した少年院法の全面改正が平成26年に実現し,少年鑑別所についても独立した少年鑑別所法が制定された.より少年院教育が更生の実を上げることが期待される.女子非行の場合は被虐待歴をもつものも多く,少年院は,受容的環境で安心感を育み,自尊感情を育てる個別的な教育が要請される.非行内容の変化も見られるが,女子非行の場合,やはり,性被害が大きな意味を持つことは変わらないと思われる.
著者
小岩井 保 穐田 英則
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.56-62, 2011 (Released:2012-05-25)
被引用文献数
1

マイクロフォーサーズ規格の「マイクロ一眼オリンパスペン」は,2010年にカメラグランプリのダブルタイトルを受賞した.オリンパスペンシリーズの特徴は,上質で小型軽量,従来の一眼レフに比べて負担感がなく,静止画も動画も簡単に一眼画質で撮れることにある.特に「小型軽量」に関しては,カメラボディにとどまらず,交換レンズを含むシステム全てにおいてその思想を徹底している.交換レンズでは,マイクロフォーサーズ規格の小型化対応メリットを活かすと共に,光学設計や鏡枠(鏡筒)設計においても究極の小型化を目指して進化させてきた.交換レンズの小型軽量化を実現するためには,開発課程において沈胴機構による薄型化,鏡枠の高精度化,特殊レンズの活用,軽量化徹底,及びAF高速静音化等の技術課題を克服する必要があった.ここでは,それらの小型化技術について解説する.