著者
岩井 憲幸
出版者
早稲田大学図書館
雑誌
早稲田大学図書館紀要 (ISSN:02892502)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.66-73, 1976-03-20
著者
岩井 浩
出版者
関西大学出版部
巻号頁・発行日
2010-03-20
著者
杉山 聡美 岩井 俊憲 吉井 悠 林 雄一郎 上田 潤 佐久間 要 大橋 伸英 小栗 千里 廣田 誠 藤内 祝
出版者
日本口腔診断学会
雑誌
日本口腔診断学会雑誌 (ISSN:09149694)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.52-55, 2017-02-20 (Released:2017-05-23)
参考文献数
25
被引用文献数
1

Sialoliths commonly occur in the submandibular gland, and parotid gland sialoliths, especially parenchymal sialoliths, are rare. As a minimally invasive surgery, we report here endoscopic removal of a parenchymal sialolith of the parotid gland under local anesthesia.A female in her 40s with swelling and pain in the left buccal region was referred to our department for endoscopic removal to avoid extraoral removal after diagnosis of parotid sialolith in another hospital. Computed tomography showed that the parenchymal sialolith of the left parotid gland was 1.7×1.4×1.0 mm in size. The patient underwent endoscopic removal of the sialolith under local anesthesia as minimally invasive surgery. Complete removal was performed and the postoperative course was uneventful without complications such as swelling of the parotid gland.
著者
内海 新 岩井 信彦 青柳 陽一郎
出版者
社団法人 日本理学療法士協会近畿ブロック
雑誌
近畿理学療法学術大会 第49回近畿理学療法学術大会
巻号頁・発行日
pp.101, 2009 (Released:2009-09-11)

【はじめに】片麻痺患者の基本動作を障害し、リハビリテーションを阻害する症候の一つに、Pusher症候群(以下、PS)がある。PSを呈する症例に対して、端坐位などの姿勢保持能力の向上に対する介入方法の報告は多いが、立ち上がりや移乗などの動作能力の改善に向けた介入方法の報告は少ない。今回、PSを呈する片麻痺患者に対して、端坐位保持能力を再獲得した後に移乗動作能力の向上を目的にアプローチを行い、改善を認めたので若干の考察を加え報告する。【症例紹介】70代男性。診断名は右中大脳動脈出血性梗塞。障害名は左片麻痺。現病歴は2008年9月下旬発症。10月中旬リハビリテーション目的にて当院入院。2009年2月下旬退院した。既往歴は1994年心原性脳梗塞による左片麻痺。発症前ADLは独居・独歩可能レベルであった。【初期評価】指示理解良好も、自発語は少ない。HDS-R10点。Br.stage上肢手指I、下肢II。感覚は精査困難。左半側空間無視、構成失行、左右失認を認めた。PS重症度(網本の分類)は最重度 (坐位1点、立位・歩行2点)。寝返り起き上がりは全介助。移乗動作は麻痺側からは中程度介助、非麻痺側ではPushingが強く全介助でも困難であった。【治療と経過】端坐位保持能力が実用レベルに向上した後、平行棒内での立ち上がり及び立位保持練習を実施した。しかしPSの影響により非麻痺側への重心偏椅が強く立位保持困難であった。そこで、昇降機能のある治療台での端坐位姿勢から治療台を上昇させて殿部のみが治療台に接触している状態を経て、最終的に立位姿勢になるように操作を行った。これにより重心線が比較的正中位と一致した状態で立位保持が可能となり、連続して非麻痺側への重心移動練習を行うことができた。結果、随意的な非麻痺側への重心移動、さらに立ち上がり動作時の麻痺側への重心偏椅が軽減し、非麻痺側からの移乗動作が、軽介助で可能となった。退院時のPS重症度は軽度 (坐位・立位0点、歩行1点)であった。【考察】近年、PSの要因の一つとして重力認知システムの障害の可能性が報告されている。また坐位よりは立位・歩行など抗重力筋の活性化が必要となる姿勢や動作でPushingがより強く出現することも知られている。本症例では平行棒内の立位保持が困難であった時期に、昇降機能付き治療台を利用することで立位保持が可能となった。その要因として、坐位から立位姿勢への移行に際し、機械的に座面を上昇させることで立ち上がり動作に伴う反射的で過剰な抗重力筋群の筋収縮を抑制できた事がPushingの軽減に寄与したためと考える。さらに、比較的容易に垂直立位保持が可能になったことで、移乗動作に必要な非麻痺側への重心移動を効果的に学習できたと考える。このような重心移動練習を繰り返す事で重力認知システムに何らかの変化が生じたか、反復練習により習熟化がなされた可能性がある。結果、PSが軽減し、立ち上がりや、非麻痺側からの移乗動作能力が向上したと考える。今後は症例を増やし、今回の介入方法の効果を検討したい。
著者
岩井 譲 大村 智 秦 藤樹
出版者
日本醗酵工学会
雑誌
醗酵工学雑誌 (ISSN:03675963)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.842-846, 1971-10

In the course of various fermentations for the production of antibiotics by Streptomyces sp., glycerol, as well as glucose, has been found to be a preferred carbon source. In order to determine glycerol in the fermentation broth, a colorimetric method based on the procedures described by West was modified with respect to the condition of oxidation of glycerol by periodic acid. It has been found that, under a mild condition of periodic acid oxidation at 0 ℃ for 30 min, glycerol can be determined even when glucose is present. This method was applied in the practical production of three antibiotics : cycloserine, echinomycin, and streptomycin, and the following results were obtained : (1) The metabolism of glycerol was more active than that of glucose or starch; during each fermentation, the glycerol in the medium was nearly consumed after 45 hours.(2) The peak of antibiotic production in fermented broth appeared after the glycerol consumption was completed.
著者
小池 伸介 岩井 大輔 佐藤 伸彦 高野 徹
出版者
「野生生物と社会」学会
雑誌
野生生物保護 : Wildlife conservation Japan (ISSN:13418777)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.31-41, 2007-09-10

We investigated the environmental conditions of Alnus japonica forests as Neozephyrus japonicus habitat along the Arakawa-River, Saitama Prefecture, in 2004 and 2005. N. japonicus was observed in 40 of the 87 forests (46.0%). We measured 11 microhabitat characteristics in each forest and compared them to determine the specific requirements of the butterfly. A. japonica forests inhabited by the butterfly were younger, and the total stem diameter and coverage of flowering plants in June and July were larger than those not inhibited. This suggests that younger trees are suitable for larval growth and that flower abundance in June and July is an important factor. Significant negative correlations were detected between average tree age and total stem diameter and coverage of flowering plants, suggesting that more flowering plants are found in younger forests. This also indicates that younger forests are more suitable for the butterfly. The younger A. japonica forest has more flowering plants than mature forest edges. To conserve and maintain butterfly habitat, we recommend that A. japonica trees be cut down periodically and allowed to regenerate. This approach can be expected to promote young A. japonica forests with many flowering plants, suitable for both the larvae and adults.
著者
小原 二郎 横地 千仭 岩井 博 吉村 将文
出版者
公益社団法人 日本実験動物学会
雑誌
実験動物 (ISSN:00075124)
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, pp.188-194, 1960-11-30 (Released:2010-08-25)
参考文献数
8

The roentgenological techniques for the giography of monkey were described. The techniques were proved to be useful either for stereotypic analysis of the cardiovascular system or in a magnificating studies with the organ slice following the administration of the contrast media.A live monkey should be examined by arteriopuncture under the intravenous anesthesia with pent- barbitulate. In the case of dead monkey, it was recommended to leave the body in 5°C for 48 to 72 hrs. before the application of contrast media.The emulsified contrast media was introduced slowly into the femoral artery under a fluoroscopy.Bucky was necessary for the better results in the roentgenography of a whole body or the trunk.No screen expose technique was used for the better result to the individual organs.In order to obtain a sharp picture, an enough distance for focal spot, low voltage and waek current were recommended since the exposure has not any limitation for the still object.
著者
岩井 淳 正木 弘 吉崎 陽介
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第23回全国大会
巻号頁・発行日
pp.146-149, 2008 (Released:2010-02-10)

Recent many communication systems like SNS tend to not guarantee users' anonymity completely and the design helps to keep users interactions ordered. However, in the point of view of decision making or judgement, this aspect can be problematic in making communication rich enough as some users can refrain from making a critical comment for being afraid of provoking unfriendly reactions by others. This paper shows a design of document evaluation system that encourages users to submit critical messages to make communication more informative, and that also works for keeping interactions ordered.
著者
岩井 宏治 西島 聡 棈松 範光
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.E0840, 2005

【はじめに】障害者ゴルフは関東圏では普及しつつあるが関西圏ではまだまだ認知度が低いスポーツである。また片麻痺クラスにおいては片手打ちが主流となっている。今回四肢麻痺という障害でありながらオリジナルリストバンドの作成により両手打ちが可能となった障害者ゴルファーへの関わりを経験したので報告します。<BR>【患者紹介】氏名:H・N 診断名:左椎骨動脈解離 ワレンベルグ症候群 障害名:四肢麻痺<BR>【理学療法評価】BRS:右上肢、手指、下肢V 左上肢II、手指III、下肢IV 表在感覚:右上下肢中等度鈍磨 左上肢脱失 下肢重度鈍磨 深部感覚:右上肢中等度鈍磨 下肢軽度鈍磨 左上下肢脱失 自律神経障害:左顔瞼下垂、発汗異常、耳鳴り、眩暈 握力:右19kg 左4.5kg 歩行:左Knee Brace装着にて1本杖歩行自立 <BR>【ゴルフ実施における問題点】(1)左手でグリップできるか(2)上肢に過度な負担をかけないよう腰の回転でスイングできるか(3)スイングに際し動揺しないだけの下肢支持性が獲得できるか(4)感覚障害が重度であるため微細な力加減が調節できるか<BR>【問題点に対する関わりと対応】(1)左手でのグリップ、片手スイング不可。一人でも付け外しが可能で固定性が良好という点に着目しオリジナルリストバンド作成。右手の握力も低下しており、付け外し部分の輪は大きく設定し、リスト部分、手背部と固定することで安定性強化を図る(2)スイングにおける筋活動として脊柱起立筋、腹斜筋、腹筋、大殿筋が重要であり、これら筋群の強化を目的とした(3)弛緩性四肢麻痺を呈しており、CKCトレーニングにおいても筋緊張亢進の所見なく、CKCトレーニングを積極的に導入。さらに左下肢の支持性低下に対しては支柱付き軟性装具作成し、ニーパッドにて安定性向上を図る。(4)認知運動療法、反復練習による残存感覚の再教育を実施。<BR>【今後の課題】(1)腰痛の評価。腰痛はプロで約50%、アマチュアで約35%に認められると言われる。(2)肩関節痛の評価。左肩はクラブヘッドがボールにあたる瞬間や、地面と衝突する瞬間に衝撃が大きく、またスイングでは肩を大きく回すため肩関節周囲筋への負担が大きい。そのため痛みが生じやすいとされる。本症例においてはさらに上肢は弛緩性麻痺を呈しており、負荷がより大きいと予測される。(3)自律神経症状の状態の把握。プレーを継続する上で自律神経症状の影響は大きい。耳鳴りが強くなれば集中力の持続は難しく、発汗異常は体調管理において重要である。気温の変化や疲労による影響を捉え、適切な指導を行う必要がある。
著者
合田 秀人 岩井 浩一 谷内 勇太
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11737, (Released:2020-05-29)
参考文献数
21

【目的】地域理学療法における評価指標の使用状況および臨床で必要とされる評価指標の条件(以下,必要条件)を明らかにする。【方法】対象は茨城県の介護保険制度に基づく理学療法実践者とし,郵送法により質問紙調査を行った。【結果】使用状況としては,Range of Motion が94.2%,Manual Muscle Testing が93.2%,片脚立位が73.8%と,これらの評価指標は使用頻度が高かった。必要条件としては,「短時間で実施できる評価指標」が選択された割合は91.6%と非常に高かった。評価対象領域としては,身体構造や心身機能よりも,活動,参加およびQOL に関連する評価指標が必要とされていた。【結論】介護保険制度に基づく理学療法実践者の評価指標使用状況および必要条件が明らかになり,これらは,年齢,性別,地域理学療法領域での勤務年数によって影響される可能性が示唆された。
著者
後藤 育知 山崎 諒介 大谷 智輝 岩井 孝樹 籾山 日出樹 松本 仁美 金子 純一郎
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.40 Suppl. No.2 (第48回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.48101962, 2013 (Released:2013-06-20)

【はじめに、目的】肩回旋筋腱板の断裂は棘上筋に最も多く生じるとされている.通常保存及び手術療法ともに4 〜6 週間の肩関節自動運動が禁止されることで,その期間の廃用症候群が問題となる.棘上筋は僧帽筋上部線維より深層を走行するため視診や筋電図学的に機能や構造を検討するには困難な解剖学的特徴をもつ筋といえる.そこで本研究では超音波画像診断装置を用いて深層に存在する棘上筋の筋厚を複数箇所測定し自動運動による棘上筋への負荷の程度や構造的特性を解明する事と,棘上筋の構造的特性を踏まえた廃用症候群を予防する方法について検討する事を目的に研究を行った.【方法】1)対象:肩関節障害の既往のない健常成人男性12名(平均年齢21.6±1.61歳,平均身長173.4±5.5cm,平均体重63.4±5.9kg)を対象とし,利き腕において計測を行った.2)方法:(1)測定機器は計測機器超音波画像診断装置(L38/10-5ソノサイト社製)を用いた.(2)棘上筋筋厚の計測方法:棘上筋の測定肢位は椅子座位にて上肢下垂位,耳孔‐肩峰‐大転子が一直線上となる肢位で行った.測定部位は肩峰と棘三角を結ぶ線に上角から下した垂線(以下,上角ポイント),肩峰と棘三角を結ぶ線の中点(以下,中点ポイント)の2 点を棘上筋の走行に対して直角に超音波画像診断装置のプローブ面を全面接触させて測定した.測定する肩関節外転角度は安静下垂位(外転0°),外転10°,30°,90°の角度において無負荷で測定を行った.(3)統計処理:各ポイントにおける角度ごとの比較は一元配置分散分析にて多重比較検定を行い,異なるポイントの角度ごとの比較には,正規性の確認後,対応のあるt検定を用いた.いずれも有意水準は5%とした.【倫理的配慮、説明と同意】超音波による棘上筋厚の測定の実施に際し,本研究に関する説明を担当者から行い,研究で得られた結果は目的以外に使用しないことなどを十分に説明し文書にて同意を得た.【結果】上角ポイントでは棘上筋の筋厚は0°で0.9 ± 0.34cm,10°で1.02 ± 0.37cm,30°で1.15 ± 0.33,90°で1.65 ± 0.28cmで,90°において最も筋厚が厚くなり,0°,10°,30°と比較して統計学的に有意に厚くなったことが明らかとなった.また,0°,10°,30°において各々を比較した場合では統計学的に有意差を認められなかった.中点ポイントでの筋厚は0°,10°,30°,90°それぞれの角度間において棘上筋の筋厚に統計学的有意差は認めなかった.【考察】今回の研究において上角ポイントにおける筋厚は,肩関節外転0°〜30°において各々を比較した場合,棘上筋の筋厚に統計学的有意差は認められなかったが,0°,10°,30°での筋厚を90°と比較した場合では統計学的有意差が認められた.坂井らによると,肩関節外転における棘上筋は通常最初の10°までに働いているとされており,肩関節10°付近で筋厚が最大膨隆するという仮説が考えられた.また,棘上筋は30°まで作用するとされる説もあるため30°付近においても筋の膨隆はプラトーに達すると考えられた.しかし,得られた結果より肩関節外転0°〜30°における棘上筋の筋厚に統計学的有意差が見られなかったことから,0°〜30°までは負荷が増大しても筋厚が変化しないことが明らかとなった. 中点ポイントでは角度間において,統計学的に有意な差を認めなかったことから,測定部位が異なれば負荷の影響は同じであっても筋厚の変化は異なることを示している.これら2 ポイントの異なる筋厚の変化は羽状筋である棘上筋とその収縮様式,筋の起始部が関係しており,自動外転90°の最大負荷時に筋腹部が上角ポイントに滑走し,中点ポイントでは同じく90°で平均値が最も低値である事から筋腹部から筋腱移行部になったことで90°での筋厚が薄くなったと考えられる.つまり30°〜90°での筋の滑走が最も大きかったと推察される.【理学療法学研究としての意義】臨床における腱板断裂例では手術療法後の肩関節自動運動禁止による廃用症候群が早期ADL獲得に影響を与える.この問題に対し今回の結果から,0°〜30°の範囲内の肩関節外転自動運動は棘上筋に筋厚に変化がみられないことから,この角度範囲であれば筋厚を高めることなく収縮を促すことができ,肩関節自動運動禁止による棘上筋の廃用性筋萎縮を予防できる可能性があることが示唆された.