著者
山本 郁男 岩井 勝正 井本 真澄 宇佐見 則行 ヤマモト イクオ イワイ カツマサ イモト マスミ ウサミ ノリユキ Ikuo YAMAMOTO Katsumasa IWAI Masumi IMOTO Noriyuki USAMI
雑誌
九州保健福祉大学研究紀要 = Journal of Kyushu University of Health and Welfare
巻号頁・発行日
vol.6, pp.277-285, 2005-03-25

The School of Pharmaceutical Sciences, Kyushu University of Health and Welfare located in Nobeoka City, Miyazaki Prefecture wa founded in April, 2003. This place (Nobeoka) wa famous to be called Himuka(Hyuga), an ancient name, since several handred years ago. Himuka is still used in the historical and sightseeing books. However, it was no reasons why the School of Pharmaceutical Sciences did start at this place, Nobeoka. So, we searched all over the place(Himuka) for some people related to Pharmaceuticla Sciences. As results, Kitsumon AKIZUKI(1989-1981) who lived in Nobeoka during Edo period was picked out among several persons. Although he stayed in Nobeoka only for two years, he had done many great things concerned tin the education, medicine, botany, herbalism, philology and political events. Especially, Kitsumon AKIZUKI invited Hika KAKU, a famous herbalist, from Azimu, Usa (Oita prefecture) and let him investigate and herborize the local herbs near Nobeoka. This paper deals with Kitsumon AKIZUKI and his achievement in his life.
著者
岩井 優和 皆川 純
出版者
北海道大学低温科学研究所 = Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.385-386, 2009-03-31

光合成反応は,光化学系I,光化学系IIを始め,いくつものタンパク質複合体,あるいはタンパク質超複合体によって行われる.「ショ糖密度勾配超遠心法」は,これらの複合体を大きさによって分画する場合に広く用いられている.本項では,緑藻クラミドモナスの葉緑体上の光化学系複合体を例に取り,ショ糖密度勾配超遠心法のプロトコルを紹介する.
著者
吉村 浩典 岩井 儀雄 谷内田 正彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.90, no.8, pp.1987-1997, 2007-08-01
被引用文献数
11

本論文では,屋外環境において照明変動に対してロバストかつ物体の影を除去した移動物体検出手法を提案する.この手法は明るさ可変背景モデルを用いて背景成分をカルマンフィルタにより連続して推定,更新を行うことで実現する.また移動物体の検出には,明るさ可変背景モデルを用いて色情報により識別を行う.更にMSC(Margined Sign Correlation:マージン付き符号相関)を利用して空間情報による識別も同時に行う.これにより更なる移動物体の検出精度の向上を図る.このシステムを実際に屋外において撮影された動画像に適用することで,カルマンフィルタによる背景成分の推定の様子を示し,移動物体の検出精度の評価とその考察を行う.
著者
浅野 照雄 皆田 理 伊藤 秀敏 岩井 哲
出版者
Japanese Society for Engineering Education
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.31-37, 2001-11-20
被引用文献数
7 5

構造力学は建設技術者が安全な構造物を設計したり施工したりするのに必要な重要な科目の1つである.そのため,広島工業大学工学部建設工学科では,クラス分割をするなどの教育に効果があると思われるような対策を講じてきたが,構造力学は相変わらず学生にとって理解しにくい科目になっている.この原因には,目に見えない構造部材の変形や内力といった力学現象を想像する能力が乏しいことが考えられる.そこで,理論を中心にした「座学」の中に,「模型実験」と「コンピュータシミュレーション」を導入して,力と変形を目に見える形にビジュアル化することによって,学生の力学の理解と学習意欲の促進を図ろうとするシステムを開発した.このシステムは学生にも力学の理解に役立つものとして受け入れられており,今後の力学教育に本システムが有効なものとなることが期待される.
著者
岩井 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.273, pp.37-42, 2002-08-15

LSIの消費電力は増加の一途を辿ってきた。チップの消費電力もそろそろ本当の限界に到達しつつあるというのが大方の見方となっており、CMOSLSIの低電力化技術が真剣に検討されている。本論文では最近の低消費電力技術とその問題点を紹介するとともに、低消費電力技術にとって重要なゲート絶縁膜薄膜化技術の最近の動向を紹介する。
著者
中塚 美智子 隈部 俊二 岩井 康智
出版者
九州歯科学会
雑誌
九州齒科學會雜誌 : Kyushu-Shika-Gakkai-zasshi (ISSN:03686833)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.158-168, 2007-01-25

上顎歯列模型62例について,形態決定に関与している因子を探るためフーリエ級数を用いて比較検討した.結果は以下の通りである.1)方形,帯円方形,帯円形,帯円V字形の4型とも,第4周波数までで歯列弓形態を再現することが可能であった.2)歯列弓の大きさを示すフーリエ級数の定数ならびに第1周波数の振幅では形態間に有意差は認められなかったが,歯列弓の形を表す第2,3,4周波数の振幅では形態間に有意差が認められた.3)定数は前歯部幅径ならびに歯列弓幅径との高い正の相関がみられた.第1周波数の振幅は歯列弓長径と前歯部幅径との正の相関がみられた.第2周波数の振幅は歯列弓幅径と高い正の相関,前歯部の彎曲度合,歯列弓長径と幅径の割合と高い負の相関が,第3周波数の振幅は前歯部幅径,歯列弓幅径と正の相関,前歯部の彎曲度合と負の相関が,第4周波数の振幅は前歯-臼歯移行部動径差と正の相関がみられた.これらより,上顎歯列弓の形態の決定には歯列弓長径と幅径の割合,前歯部の彎曲度合,前歯部から臼歯部への移行部の形態が関与していることが示唆される.
著者
後藤 正光 丸山 実博 北館 健太郎 桐沢 力雄 小幡 祐路 小岩 政照 岩井 浤
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.59, no.6, pp.437-441, 1997-06-25
参考文献数
23
被引用文献数
6

ウシIL-1β特異的サンドイッチELISAを用いて, 臨床的に異常のないホルスタイン種乳牛の血清と乳汁および新生仔牛の血清中のIL-1β濃度を測定した. 人工授精時にほとんど検出されなかったIL-1βは妊娠の進行に伴い徐々に増加し, 妊娠後期から分娩時にかけほとんどの母牛血清中に比較的高濃度のIL-1βが検出され, 分娩後低下し検出レベル以下になった. 乳汁中IL-1βは分娩当日のものから検出されたが, 3日以降のものからは検出されなかった. RT-PCRで調べた乳汁内細胞のIL-1βmRNA発現も同様の変化を示した. 新生牛の血清中IL-1βは, 生後3日をピークとし14日までに消失する変化を示した. 生後3日にIL-1βが検出された子牛は, IL-1βが検出されなかった子牛に比べて, 高い濃度のIL-1βを含む初乳を飲んでいた. 以上の成績から, 健康な乳牛においてIL-1βは妊娠と関連して産生され, 新生仔に初乳を介して移行する可能性が示唆された.
著者
岩井 敏洋
出版者
現代数学社
雑誌
Basic数学 (ISSN:03866319)
巻号頁・発行日
vol.30, no.12, pp.56-59, 1997-12
被引用文献数
1
著者
北村 謙典 武村 紀子 岩井 儀雄 佐藤 宏介
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.134, no.2, pp.218-224, 2014-02-01 (Released:2014-02-01)
参考文献数
13

In this study, we investigated expressive facial reactions in response to changes in the visual environment and their automatic extraction from sensors, in order to construct a comfortable level of illumination in personal living spaces. We conducted an experiment that showed that expressive facial reactions occur when illumination in the visual environment changes. We captured facial images and manually classified them as expressing or not expressing discomfort. We then conducted a second experiment that showed that automatic image processing can be used to extract and identify these expressive facial reactions. We extracted facial features and used a support vector machine to learn the classification in this experiment.
著者
岩井 啓一郎 松本 主之 江崎 幹宏 八尾 隆史 鎌田 正博 飯田 三雄
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.48, no.10, pp.2493-2498, 2006-10-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
20

症例は71歳,男性.山で採取したツキヨダケを摂取したところ,その8時間後より激しい腹痛,嘔吐,下痢が出現し来院した.第4病日の内視鏡検査では,十二指腸下行部に浮腫とびらん形成を伴った粗槌粘膜をびまん性に認め,第7病日に施行したX線検査では,十二指腸下行部から水平部にかけてKerckring皺襞の腫大,線状ないし不整形バリウム斑の多発,および亀甲様粘膜面を認めた.保存的治療のみで臨床症状は速やかに改善し,2カ月後の内視鏡検査では十二指腸病変の治癒が確認された.患者血清中にツキヨダケの毒素であるイルージンSは証明できなかったが,臨床経過から自験例はツキヨダケの誤摂取により生じた急性十二指腸炎と考えられた.ツキヨダケによる食中毒は発生件数が多いものの,その消化管病変に関する記載は少なく,自験例は貴重と考えられた.
著者
瀬崎 薫 岩井 将行
出版者
東京大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、様々なメディアを通して細粒度、リアルタイムの環境情報を低コストで収集し、そのデータをエネルギーマネジメントの観点から地域単位での空調制御へ応用することで快適性を確保したまま地域全体の消費電力削減を目指している。研究成果としては、スマートフォンを通した参加型センシング、ソーシャルメディアに発信された情報からの環境情報取得、動物に取り付けたセンサを用いた長期間、広範囲の自然環境調査など統合的な環境センシングを実現するとともに、複数の情報ソースから得た温度データからルールに応じて家電機器を制御するソフトウェアを開発し、気温などのデータに基づいたエアコンの制御システムを構築した。
著者
齋藤 義信 岩井 一師 中里 浩一 入江 一憲 水野 増彦 中嶋 寛之
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.99-108, 2009-02-01
被引用文献数
1 1

The purpose of this study was to clarify physical characteristics related to low back pain (LBP) in collegiate track and field athletes. We particularly focused on the nature of the track and field. The subjects were 21 male collegiate track and field athletes including only sprinters, hurdlers, long jumpers and triple jumpers. The examined parameters were physical characteristics, isokinetic flexor and extensor strength in the knee and trunk regions. The evaluation of LBP was estimated by a questionnaire test and orthopedic surgeons' diagnosis. According to these evaluations, we divided all track and field athletes into two groups ; LBP group (n=11, 52.4%) and no LBP group (n=10, 47.6%). As a result, a take-off leg of knee flexor/extensor strength ratio in the LBP group was significantly lower than that in the no LBP group (P<0.05). The LBP group showed a significant difference between a take-off leg and a lead leg in knee flexor strength compared with the no LBP group (P<0.05). The LBP group has been short engaged in the track and field than the no LBP group (P<0.05). In the trunk flexor and extensor strength, there was no significant difference between the LBP and the no LBP group in this study. These results suggest that the imbalanced knee muscle strength may be one of some factors related to chronic low back pain in collegiate track and field athletes.
著者
滝澤 恵美 岩井 浩一 伊東 元
出版者
茨城県立医療大学
雑誌
茨城県立医療大学紀要 (ISSN:13420038)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.19-26, 2003-03
被引用文献数
3

転倒経験と高齢者自身の主観的な歩行評価を調査し, 時間的・空間的歩行変数が示す歩行パターンとの関係を検討することを目的とした。対象者は屋外独歩可能な65歳以上の高齢者39名とした。主観的歩行評価は歩行中に「よくつまずくと思いますか?」「転びそうだと思いますか?」の2項目を質問した。転倒は「過去1年間に何回転びましたか?」と質問し, 転倒経験が1回以上の者を転倒経験有りとした。時間的歩行変数は自由歩行速度と最大歩行速度, 空間的歩行変数は歩幅, 重複歩距離, 歩隔の平均値, 歩幅と重複歩距離のばらつき(変動係数)を計測した。転倒経験が有った者は11名(28%)であった。転倒経験は有るが現在「つまずきそうにない。」「転びそうにない。」と感じている者は転倒経験者の約半数存在した。しかし, この様なケースを特微づける時間的・空間的歩行変数は存在せず, 転倒経験と高齢者自身の主観的な歩行評価が歩行パターンに影響を与えるとは言えなかった。
著者
武隈 洋 岩井 美和子 藤原 俊恵 川岸 亨 熊井 正貴 松浦 麻耶 馬渕 朋美 須田 範行 宮本 剛典 荻野 修 菅原 満 宮崎 勝巳
出版者
日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.575-584, 2005-07-10
被引用文献数
5 6

The results of cancer chemotherapy have been improved remarkably by the development of new drugs and combining drugs in treatment. However, cancer chemotherapy protocols are complicated and the adverse effects are more severe than those of other pharmacotherapies. It was therefore felt important to create a database of protocols for the preparation and dispensing of drugs used in cancer chemotherapy. Using Microsoft Access, we have created a database from 320 protocols we have collected so far from 12 clinical departments and developed operating programs for it. The database has enabled us to search for a protocol using keywords-names of drugs, diseases and clinical departments-and most of the operations can be carried out by the click of a mouse. With our database, pharmacists are able to access protocols quickly and check prescriptions of anticancer drugs even if they are unfamiliar with computers, and we consider it to be a useful tool for this purpose.
著者
岩井 達弥 角舘 政英 武石 正宣 富田 泰行
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 = JOURNAL OF THE ILLUMINATING ENGINEERING INSTITUTE OF JAPAN (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.91, no.6, pp.302-311, 2007-06-01
被引用文献数
1

This article reviews the terms used by light designers, and the way they proceed with their work, in the context of actual light design. The purpose of the article is to illustrate, in an easily understandable manner, multiple intentions underlying light design, and the way these intentions combine to create a certain light environment. The author also hopes to clarify how designers differ in their approach, and in their viewpoint regarding light planning.