著者
加藤 竜哉 後藤 真 Tatsuya Kato Makoto Goto
出版者
桜の聖母短期大学
雑誌
桜の聖母短期大学紀要 (ISSN:03868168)
巻号頁・発行日
no.39, pp.25-41, 2015-03

The present article describes a method for enhancing peer collaboration and active participation among college students through an alternative Co-Active Poster Session( C.A.P.S.) in an educational setting. The authors set four criteria to define an "effective" peer collaboration-focused poster session: It minimizes the necessity of creating a neatly designed poster which often requires time-consuming preparation; It reduces a presenter's emerging emotional pressure by liberating him/her from having to give a well-organized speech in front of an audience; It allows the audience to ask questions anytime during the session without hesitation; It enhances the dynamics of continuous discussion among all the participants. Three different kinds of educational workshops were conducted in 2014 to compare C.A.P.S. with traditional, presentation-focused poster sessions. The qualitative review of 116 participants' written reflections suggested that C.A.P.S. met all four of the criteria listed above and showed the potential of this co-active learning method.
著者
小林 裕子 俣野 修身 後藤 真康
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.p449-453, 1984
被引用文献数
2

酢酸グアザチンguazatine triacetate [1, 1′-iminodi-(octamethylene)diguanidinium triacetate]はアルカリ溶液中において, りんごおよびぶどう中の成分に結合しやすい.そこで, りんごおよびぶどう中のどの成分に結合するかを検討した.その結果, フルクトースがグアザチンに結合する要因物質の一つであることが判明した.また, フルクトースのどの位置がグアザチンとの反応に関与しているかを検討した結果, C_1位およびC_2位における水酸基およびカルボニル基が関与していると推定できた.
著者
後藤 真孝 村上 瑛美 秋山 晴彦 村井 信哉
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.525-533, 2015-02-15

本稿は,Webシステム等で用いられるメモリキャッシュサーバを大容量化するため,SSDを記憶領域として用いたSSDキャッシュサーバについて述べる.ストレージ上のデータを,TCP/IPネットワークにCPU処理を介すことなく直接転送できるハードウェアエンジンを用い,低応答遅延のSSDキャッシュサーバを試作し評価した.メモリキャッシュサーバの概要,ハードウェアエンジンの概要について述べ,試作したキャッシュサーバの構造について述べる.また,実機評価について述べる.SSDを4台使用することにより,4KBのサイズのデータ参照への応答を,1秒間に6万5千回実施することができた.また,そのときの応答時間は,約500μ秒であった.
著者
谷井 章夫 後藤 真孝 片寄 晴弘
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.82(2003-MUS-051), pp.19-24, 2003-08-04

ミキシングにおけるエフェクタや音量,音像定位の設定情報が異なれば,同じ音素材を用いても,楽曲の印象は大きく異なるため,的確なミキシングを行うには,高度な技能と経験を要する.そのため,アマチュアがミキシングに取り組んでも意図した結果を得ることは難しい.近年,商用音楽制作において,計算機上のソフトウェアを利用してミキシングが行われることが多くなったが,基本的に,ミキシングエンジニアが旧来のハードウェアミキサーやエフェクターを用いて実施していた作業を計算機上で可能にするものであり,技能と経験の乏しいアマチュアがミキシングを行う上での支援はなかった.本研究では,経験豊富なミキシングエンジニアの持つミキシングのノウハウをテンプレート化しておき,経験の乏しいアマチュアが自分の制作過程で再利用できるシステムを提案する.
著者
中村友彦 吉井和佳 後藤真孝 亀岡弘和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.11, pp.1-6, 2014-08-18

本論文では,調波楽器音の周波数特性とドラムの音色を,音楽音響信号間で楽譜を用いずに置換するシステムを提案する.このシステムでは,まず置換元の音楽音響信号 (インプット) と置換先の音楽音響信号 (リファレンス) の振幅スペクトルをそれぞれ調波楽器音成分と打楽器音成分のスペクトルに分離し,それぞれの成分に対して独立に処理を行う.調波楽器音成分のスペクトルの周波数特性をスペクトルの山周辺と谷周辺を通る 2 つのスペクトル包絡によって特徴付け,インプットの調波楽器音成分の振幅スペクトルを,インプットとリファレンスの調波楽器音成分のスペクトル包絡が類似するように変形する.インプットとリファレンスの打楽器音成分のスペクトログラムは,各ドラム楽器毎のスペクトログラムに分離した後,ユーザによって指定されたインプットのドラム楽器の音色をリファレンスのドラム楽器の音色に置換する.主観評価実験により,提案するシステムが周波数特性とドラムの音色を適切に置換できることを確認した.
著者
吉井 和佳 後藤 真孝
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.2, pp.1-10, 2011-07-20

本稿では,和音系列に対する統計的言語モデルとして,ノンパラメトリックベイズ理論に基づく n グラムモデルについて述べる.従来の経験的なスムージングに基づく n グラムモデルには,主に三つの問題,すなわち,理論的な裏付けがなく改善が困難であること,n の値を一意に指定しなければならないこと,考慮する和音の種類 (語彙) は恣意的に決めざるを得ないこと,が存在した.これらの問題を解決するため,我々は語彙フリー無限グラムモデルを提案する.このモデルは,あらゆる音の組合せを和音として許容するため語彙が不要で,和音系列中の各和音が異なるコンテキスト長 (理論上は無限でもよい) を持つことを許容する.ある和音系列が与えられた上で,次の和音を予測するときには,n の値を一意に決めることなくあらゆる可能性を考慮できる.また,これまで観測したことがない和音が出現したとしても,その和音のゼログラム確率 (構成音の同時出現確率) をこれまで観測してきた和音の構成音に基づいて計算することで,適切に n グラム確率を推定することができる.実験の結果,従来の n グラムモデルよりも低いパープレキシティを達成することが分かった.This paper presents a novel nonparametric Bayesian n-gram model as a statistical language model for symbolic chord sequences. Standard n-gram models based on heuristic smoothing have three fundamental problems―that they have no theoretical foundation, that the value of n is fixed uniquely, and that a vocabulary of chord types is defined in an arbitrary way. To solve these problems, we propose a vocabulary-free infinity-gram model. It accepts any combinations of notes as chord types and allows each chord appearing in a sequence to have an unbounded and variable-length context. Our experiments showed that the perplexity obtained by the proposed model is significantly lower than that obtained by the state-of-the-art models.
著者
手塚 純一郎 本村 知華子 池井 純子 井手 康二 漢人 直之 後藤 真希子 田場 直彦 林 大輔 村上 洋子 森安 善生 スビヤント ケイジ 柴田 瑠美子 岡田 賢司 小田嶋 博 西間 三馨
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.57, no.8, pp.1034-1042, 2008
被引用文献数
2 1

【目的】2006年9月よりブデソニド吸入用懸濁液(パルミコート吸入液^[○!R])の販売が開始され,乳幼児でpMDI+スペーサーによる治療以外にも吸入ステロイドの選択肢が増えた.しかし,メッシュ式ネブライザーを用いた検討の報告はない.今回,ブデソニド吸入用懸濁液のメッシュ式ネブライザーでの有効性・安全性について検討した.【対象および方法】6ヵ月以上5歳未満の気管支喘息と診断された児30名を対象に,2週間の観察期間後,Pari TurboBoy^[○!R]+LC Plus nebulizer^[○!R],Pari eMotion^[○!R],Omron MicroAir NE-22U^[○!R]の3機種に10名ずつ無作為に割り付け,ブデソニド吸入用懸濁液0.25mgを1日1回朝に投与した.有効性および安全性の評価を,投与前,4週後,12週後に喘息日誌と血漿コルチゾール値・身長を用いて行った.【結果】対象3群のうち,投与前の血漿コルチゾール値は,Omron MicroAir NE-22U^[○!R]で有意に高かった.投与後の血漿コルチゾール値はOmron MicroAir NE-22U^[○!R]で4週の時点で有意に低下したが基準値を超えての低下は認めなかった.他のネブライザーでは有意な変化は認めなかった.また,投与前後の有症状日数は投与後に有意に低下していたが,ネブライザー間での有意な差を認めなかった.【結論】メッシュ式ネブライザーを用いてブデソニド吸入用懸濁液0.25mgを投与することは,有効かつ安全であることが示唆された.
著者
吉井 和佳 後藤 真孝 駒谷 和範 尾形 哲也 奥乃 博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.82, pp.91-96, 2005-08-05

本稿では、認識誤りを含むドラム音の発音時刻列からドラムパターンを推定し、認識誤り補正を行う手法について述べる。本稿におけるドラムパターンとは、バスドラム音およびスネアドラム音の発音時刻列のペアで構成される周期的な時間構造のことを指す。まず、我々が提案したドラム音認識手法を音楽音響信号に適用してドラム音の発音時刻列を得る。次に、発音時刻列を短時間フーリエ解析しても止まる周期長に基づき、ドラムパターンを切り出す。ここで、同じドラムパターンは連続して反復されやすいという仮定をおき、各ドラムパターン区間における実際の発音時刻列を推定する。最後に、切り出されたドラムパターンと推定された発音時刻列との比較により、認識誤りの可能性が高い時刻を検出し、再検証を行う。ポピュラー音楽50曲を用いたドラム音認識実験で、補正手法により認識率が77.4% から80.7%に改善することを確認した。may include recognition errors and corrects them by using the drum patterns. In this paper, drum patterns are defined as periodic temporal structures which are pair of onset-time sequences of bass and snare drum sounds. First, we apply our drum sound recognition method to musical audio signals, and obtain onset-time sequences of drum sounds. Next, we calculate the period length of those sequences by applying short-time Fourier transform, and extract drum patterns from them. Under the assumption that the same drum patterns tend to be repeated, we estimate an actual onset-time sequences in duration of each drum pattern. Finally, by comparing each drum pattern with its corresponding estimated onset-time sequences, we detect time points where recognition errors may have been made, and verify those points. The experiments of drum sound recognition with 50 popular songs showed that our correction method improved the recognition accuracy from 77.4% to 80.7%.
著者
近藤 無滴 星野 純子 村上 紀夫 福島 幸宏 師 茂樹 後藤 真
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.8, pp.1-8, 2014-05-24

本報告では、時空間情報技術を用い地蔵盆と 「お地蔵さん」 の現状と変化の分析をおこなうためのデータ作成と整理について述べた。過去の研究によると、関西では一般的な行事である地蔵盆が近年の高齢化・少子化により変化し、簡略化あるいは行われない地域が増加しているとされている。また、地域では 「お地蔵さん」 の維持管理ができなくなり、寺院へ預ける地域が増え、路地に点在する 「お地蔵さん」 の数が減少しているともされている。そこで、本報告では京都を対象として、フィールドワークを行い、GPS カメラ等を用いてデータの収集を行った。そのデータに時空間情報技術を活用して、「お地蔵さん」 と地蔵盆の現状を記録、変化・傾向を様々な面から分析し、先行研究の妥当性について検証した。これにより、「お地蔵さん」 ・地蔵盆の研究において、時空間情報の活用が有効である実践例を示すと同時に地域のお地蔵さんのデータのアーカイブを行った。In this paper, using the spatiotemporal data technology, we would like to analyze the changing of "Ojizosan" and "Jizobon." According to the previous studies, although "Jizobon" is a common event in Kansai Area, the events are decreasing in number, or being simplified due to declining birthrate and aging poplulation. Moreover, in many regions "Ojizosans" are entrusted to the temples, because the residents can no longer maintain them. Therefore, the number of "Ojizosans" on the roadsides is decreasi ng. We are collecting the data through fieldwork in Kyoto using GPS cameras in order to record the current status of "Jizobon" and "Ojizosan," analyze their change using the spatial and temporal information technology, and verify the validity of the previo us studies. In this paper, we demonstrate that the spatial and temporal information technology is useful for the analysis of "Ojizosan" and "Jizobon," and an example of the digital archive of the regional "Ojizosan."
著者
齋藤 毅 後藤 真孝 鵜木 祐史 赤木 正人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.12, pp.25-32, 2008-02-08
被引用文献数
7

本稿では,歌詞の朗読音声(話声)を歌声に変換する歌声合成システムSingBySpeakingについて述べる.このシステムは,音声分析合成系STRAIGHTによる分析/合成処理過程において,基本周波数(F0),スペクトル,音韻長を制御するモデルによって歌声特有の音響特徴を操作することで話声を歌声に変換する.F0 制御モデルは,楽譜情報から得られるメロディの遷移の概形に対して,4種類の動的変動成分(オーバーシュート,ヴィブラート,プレパレーション,微細変動)を付与することで歌声のF0変化パターンを生成する.スペクトル制御モデルは,話声のスペクトルに対して,歌唱ホルマントとヴィブラートに同期したホルマントの振幅変調を付与することで歌声のスペクトル形状を生成する.音韻長制御モデルは,楽曲のテンポに基づいて,話声中の各音韻長を歌声の音韻長に伸長する.システムで合成された音声を聴取実験によって評価した結果,各種音響特徴を制御することで話声から歌声に変換され,すべての特徴を制御した合成音の音質は原音声と同程度であることを示した.This paper describes a novel singing voice synthesis system SingBySpeaking that can synthesize a singing voice, given a speaking voice reading the lyrics of a song and its musical score. The system is based on the speech manipulation system STRAIGHT and comprises three models controlling three acoustic features unique to singing voices: the fundamental frequency (F0), phoneme duration, and spectrum. Given the musical score and its tempo, the F0 control model generates the F0 contour of the singing voice by controlling four types of F0 fluctuations: overshoot, vibrato, preparation, and fine fluctuation. The duration control model lengthens the duration of each phoneme in the speaking voice by considering the duration of its musical note. The spectral control model converts the spectral envelope of the speaking voice into that of the singing voice by controlling both the singing formant and the amplitude modulation of formants in synchronization with vibrato. Experimental results show that the proposed system can convert speaking voices into singing voices whose naturalness is almost the same as actual singing voices.
著者
谷井 章夫 後藤 真孝 片寄 晴弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.82, pp.19-24, 2003-08-04

ミキシングにおけるエフェクタや音量,音像定位の設定情報が異なれば,同じ音素材を用いても,楽曲の印象は大きく異なるため,的確なミキシングを行うには,高度な技能と経験を要する.そのため,アマチュアがミキシングに取り組んでも意図した結果を得ることは難しい.近年,商用音楽制作において,計算機上のソフトウェアを利用してミキシングが行われることが多くなったが,基本的に,ミキシングエンジニアが旧来のハードウェアミキサーやエフェクターを用いて実施していた作業を計算機上で可能にするものであり,技能と経験の乏しいアマチュアがミキシングを行う上での支援はなかった.本研究では,経験豊富なミキシングエンジニアの持つミキシングのノウハウをテンプレート化しておき,経験の乏しいアマチュアが自分の制作過程で再利用できるシステムを提案する.If the setting information on mixing differs, even if it uses the same sound material, the impressions of a musicalpiece differ greatly. For this reason, in order to do exact mixing, high skill and experience are required. Therefore, it is difficult to obtain the result meant although amateur do mixing. In recent years, in commercial music work,mixing was performed more often using the software on a computer. The work which the mixing engineer was doing using ahardware mixer and a effector is enabled on a computer, and there was no support for amateur. In this research, know-how of mixing which a mixing engineer with abundant experience has is template-ized, and the amateur proposes a system reusable in his work process.
著者
後藤 真孝 根山亮 村岡 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.1335-1345, 1999-03-15
被引用文献数
22

本論文では シンボル化された音楽情報をネットワークを介して共有するための通信プロトコルRMCPについて述べる. 本研究は 音楽情報処理システムを分散実装したり ネットワークを利用したアプリケーションを実現する際に有効な 音楽情報処理のためのネットワークプロトコルを設計することを目的とする. そのような目的では 音楽情報の効率の良い共有が望ましいが 従来の音楽情報用の関連プロトコルの多くは1対1通信を基本としたコネクション型であり 複数プロセス間での効率的な情報共有は十分考慮されていなかった. RMCPはコネクションレス型であり 全通信をブロードキャストで行うため 各プロセスへ個別に送信するオーバヘッドがなく情報共有の効率が良い. さらにRMCPは リアルタイム音楽情報処理のために タイムスタンプを用いた時間管理の機能を提供し 遠隔地間の合奏のために 信頼性を確保しながら遠隔地間で双方向にパケットを中継する機能も提供している. 本論文では これらの機能を活用することで実現できる 遅延を考慮した新たな形態の遠隔地間の合奏も提案する. RMCPはすでに様々な音楽情報処理システムを実現するために運用されてきた. その経験から RMCPの通信遅延時間が十分小さいことが確認されただけでなく RMCPを用いることで必要な機能が再利用できて実装が容易になり 拡張性が高くなることも確認された.This paper describes a communication protocol, called RMCP (Remote Music Control Protocol), which is designed for sharing symbolic musical information through computer networks. The purpose of this research is to design a network protocol which is suitable for musical information processing and facilitates distributed implementation of music-related applications. Although efficient musical information sharing is desirable for such a purpose, most previous music-related protocols were connection-oriented and did not emphasize efficient information sharing among multiple processes. Since the RMCP is a connection-less protocol, it supports broadcast-based efficient information sharing without the overhead of multiple transmission. It also supports time scheduling using time stamps for real-time musical information processing and reliable bidirectional packet relay for remote sessions. This paper also proposes an innovative remote session over the Internet that has a long delay. RMCP has been utilized in various applications and we found that the communication delay of RMCP was enough small and RMCP facilitated system implementation and expansion because of good reusability.
著者
伊藤 和彦 後藤 真 水沢 彰郎 宮尾 浩美 張 高明 荒川 正昭
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.81-87, 1992-02-20

症例は54才の女性.胸痛・対麻痺のため,1989年7月14日,当科入院.左S6原発肺腺癌,T4N2M1,stageIV,PS4と診断し,CDDP+VDS+IFXによる全身化学療法を行った.悪化の判定で,胸水由来の腫瘍細胞とリンパ球を用いたin vitro sensitized(IVS)細胞による養子免疫療法を行った.その後,化学療法の直後に養子免疫療法を併用し,約半年間quality of life(QOL)を保ちつつ,病態の安定が続いた.養子免疫療法の併用は,重篤な副作用もなく,肺癌の集学的治療の一手法としての発展が期待される.
著者
後藤 真 内藤 求
雑誌
じんもんこん2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.79-86, 2013-12-05

筆者らは,正倉院文書トピックマップの開発について,以前に報告を行った.その後も開発と拡張・情報の充実を進めている.知識情報を経典に関するものを中心に充実させた.正倉院文書の中心は写経所の文書であり,経典の情報の充実は正倉院文書の中心部分の研究に役立つことになる.知識情報の充実と,その抽出・可視化の手法によって,奈良時代の経典の所在や,所属の状況を明らかにできるようシステムを作った.また,正倉院文書データベース(SOMODA)の新たなバージョンとしての位置づけも加えられるよう,文書に関する情報も充実させ,より高度な情報派遣を可能にするものとした.