著者
三浦 要一 北村 眞一 花岡 利幸 清水 浩志郎 木村 一裕
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.499-504, 1990-10-25 (Released:2020-07-01)
参考文献数
13

THE STUDY DEALS WITH THE CASE OF THE COMPREHENSIVE DEVELOPMENT PLAN FOR THE CITY OF AKITA. THIS MASTER PLAN WAS MADE ORIGINALLY AND SYSTEMATICALLY IN 1954 FROM THE SURVEY OF THE ACTUAL CONDITION OF CITY WITHOUT USING STANDARDS OF THE CITY PLAN. THE PLANNING WAS SUCCEEDED IN REMOVING GOVERNMENT OFFICES FROM CENTRE TO SURBURBIA AND STRUCTURING THE CITY AXIS. BUT THE HOUSING AREAS HAS SPREAD OVER THE SURBURBIA OF AKITA.
著者
栁澤 宏彰 及川 輝樹 川口 亮平 木村 一洋 伊藤 順一 越田 弘一 加藤 幸司 安藤 忍 池田 啓二 宇都宮 真吾 坂東 あいこ 奥山 哲 鎌田 林太郎 兒玉 篤郎 小森 次郎 奈良間 千之
出版者
特定非営利活動法人 日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.295-317, 2022-09-30 (Released:2022-10-27)
参考文献数
73

The 2016 eruptions of Niigata-Yakeyama volcano in central Japan consisted of several small eruptions that were accompanied by syneruptive-spouted type lahars. We have reviewed the sequence of the 2016 activity and modeled the eruptive processes based on observations of various volcanic phenomena, including ash fall and lahars, plumes, earthquakes and crustal deformation, and analysis of eruptive products. Eruptions of Niigata-Yakeyama volcano after the 20th century can be categorized into two types; 1) VEI=0-1 eruptions during which ash fall covered only the summit area and no ballistic blocks were ejected (e.g., 1997-1998 event) and 2) VEI=1-2 eruptions during which ash fall reached the foot of the mountain with ejected blocks (e.g., 1974 event). We also discuss the characteristics of the 2016 activity by comparing the sequence with those of other events of Niigata-Yakeyama volcano: the 1974 and 1997-1998 eruption events and the 2000-2001 intensified fumarolic event. The 2016 eruptions of Niigata-Yakeyama volcano are divided into the following six stages. Stage I was characterized by the onset of intensified steam plume emission activity (≥200 m). Stage II was characterized by the onset of crustal deformation, slight increase of high frequency earthquakes (approx.>3.3 Hz) and further activation of steam plume emission activity (≥500 m). The crustal deformation observed commenced at the beginning of Stage II and lasted until the end of Stage V. The total inflated volume was estimated to be approximately 7.2×106 m3. Several very small eruptions that provided only a small amount of ash to the summit area also occurred. Stage III was characterized by a rapid increase of high frequency earthquakes accompanied by tilt change, and the onset of low frequency earthquakes (approx.<3.3 Hz). A small eruption was accompanied by a syneruptive-spouted type lahar at this time. Stage IV was characterized by the occurrence of several small syneruptive-spouted type lahars. The occurrence of high and low frequency earthquakes continued, but with decreasing abundance. Stage V was characterized by the highest altitude of steam plume emission (≥1,200 m), while no ash emission nor syneruptive-spouted type lahars were observed. Stage VI was characterized by a gradual decrease in steam plume emission and earthquake activity. The aerial photographs indicate the ash fall distribution, and the maximum scale of the 2016 eruption, which is estimated to be VEI=1. The assemblage of altered minerals indicates that the volcanic ash originated from volcanic conduits affected by a high-sulfidation epithermal system and no magmatic components were detected. Judging from the depth of the crustal deformation source of magmatic eruptions at other volcanoes, the estimated source of crustal deformation during the 2016 eruption is considered to have been caused by a volume change of the magma chamber. The sequence of the 2016 event can be interpreted as follows: 1) magma supply to the magma chamber, 2) increase in seismicity and fumarolic activity triggered by volcanic fluid released from the new magma, 3) destruction of volcanic conduit by increased fumarolic activity and emission of volcanic ash, and 4) occurrence of syneruptive-spouted type lahars by the “airlift pump” effect. At Niigata-Yakeyama volcano, such small eruptions and fumarolic events have been frequently observed for the last 40 years. We thus consider that the accumulation of magma has progressed beneath the volcano, which is a potential preparatory process for a future magmatic eruption.
著者
木村 一雅 北澤 春樹 齋藤 忠夫
出版者
日本酪農科学会
雑誌
ミルクサイエンス (ISSN:13430289)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.88-101, 2018 (Released:2018-08-18)
参考文献数
36

GOSをはじめとするプレバイオティクスオリゴ糖はヒト消化管下部でビフィズス菌を優位に増加させ,便性をはじめとする腸内環境の改善に有用な働きをする。しかし,構造が異なる市販各種オリゴ糖製品がビフィズス菌によりどの程度利用されるのかについて,詳細な検討をした報告は見られない。そこで,乳糖を対照として,市販オリゴ糖類であるガラクトオリゴ糖(GOS),ラクトスクロース(LS),ゲンチオオリゴ糖(GEO),イソマルトオリゴ糖(IMO),ニゲロオリゴ糖(NOS),キシロオリゴ糖(XOS),フラクトオリゴ糖(FOS),長鎖フラクトオリゴ糖(Fib),およびFOSの構成オリゴ糖成分について,主要なヒト由来ビフィズス菌7菌種16菌株による増殖性と培地中のオリゴ糖構成糖質の消長をHPLCで解析した。 市販オリゴ糖のうち,対照に用いた乳糖およびGOS, LS, NOS, GEOの各オリゴ糖は被験ビフィズス菌16菌株すべてが高いkliett値を与え増殖した。一方FOSおよびFib,は B. breve の4菌株中2菌株, B. bifidum の4菌株すべてで生育が見られず,XOSは B. breve, B. bifidum, B. infantis の計10菌株すべてで生育が見られず, B. adolescentis, B. longum で生育の遅延が認められた。IMOは B. bifidum の4菌株中3菌株で生育が認められなかった。 FOSで,生育の見られなかった B. breve,B. bifidum について,FOSを構成するフラクトースおよびKes,Nisの利用性について検討したが,それらの6菌株はいずれも単糖のFruは利用できるが,Kes,Nisでは生育しなかった。 Glcを構成糖とするNGO,GEOは,オリゴ糖中に多量の単糖を含有しており,高いklett値を与えた菌株の培養においても培養上清中にはDP2以上のオリゴ糖成分が残存した。一方,IMOについては高い生育の見られた菌株においては,単糖およびDP3のオリゴ糖成分が顕著に減少した。 本研究の結果から,ビフィズス菌の高い増殖性を示したオリゴ糖は,単糖よりもDP2,DP3以上の糖鎖が選択的に利用される傾向が見られた。またXOSやFOSの培養上清中の残存糖質の解析では,klett値が増加した菌株では顕著な単糖の増加が見られた。 GOSやLSは乳糖の骨格にGalまたはFruが結合することで難消化性となり大腸に到達する。大腸内で糖鎖が分解し乳糖が生成すると,それはビフィズス菌の良好な炭素源となる。 プレバイオティクスとしてのオリゴ糖の大腸内での機能は,共生微生物による糖鎖の分解や生成する糖鎖の利用性も重要な要素と考えられた。
著者
相原 良孝 木村 一裕 溝端 光雄 高宮 進 前川 佳史 清水 浩志郎
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
no.18, pp.963-970, 2001

心身機能の低下した高齢ドライバーにとって, 道路案内標識は, 認知や判断の正確性, 迅速性を最も厳しく求められる標識である。本研究では, 高齢ドライバーの標識判断時間を評価するとともに, CG映像を用いて, これを推定する方法について検討することを目的としている。本研究では, 地名判断と方角判断という2種類の判断時間の計測を行った。地名判断とは, 標識上にある地名から進行方向を判断するものであるのに対し, 方角判断とは, 標識上にない目的地の方角を判断するものである。<BR>分析の結果, 以下の点が明らかになった。(1) CG映像を用いた実験により, 各種の判断時間の推定が可能であること。(2) 方角判断は地名判断に比べ, より多くの時間を要すること。ではまずはじめに実物の標識を用いて行われた既往研究との比較により, CGによる実験結果との対応関係を明らかにするとともに, CGの長所である複雑な交通場面における標識の判読性について考察し, 高齢ドライバーが複雑な判断を伴う状況において, 非高齢ドライバーよりも多くの時間を要することを明らかにした。
著者
木村 一郎 一前 宣正 松中 昭一
出版者
日本雑草学会
雑誌
雑草研究 (ISSN:0372798X)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.54-59, 1971-10-20
被引用文献数
2

ベンチオカーブのヒル反応阻害力は,クロルIPCと同程度で弱く,who1e plantの光合成にもほとんど影響を示さなかった。また,切断根の呼吸にたいしても影響しなかった。 一方,胚芽除去種子におけるジベレリン誘起α-アミラーゼ生合成にたいして強力な阻害力を示すが,α-アミラーゼそのものの活性には無影響であった。また,ベンチオカーブ自身イネのラミナ・ジョイント伸長にたいしてある程度の阻害を示し,その阻害形式はIAAとの間で拮抗的であった。これらの結果から,ベンチオカーブは,タンパク質生合成過程でオーキシンと拮抗することによって阻害作用を示すことがその作用点のひとつと推定される。
著者
木村 一裕 清水 浩志郎 伊藤 誉志広 呉 聲欣
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
no.17, pp.973-980, 2000
被引用文献数
1

車いすの走行環境に関して, 縦断勾配や横断勾配, 段差など, 個別の課題に関する研究は行われているが, これらの多様な交通抵抗が連なっている実際の歩行空間に関する評価は行われていない。本研究では, 実際のルートにおいて車いす走行実験を行うことで, 車いす利用者にとって, 走行する時に縦断勾配などの物理的要因だけではなく, 道路横断などの心理的要因もかなり負担を感じていることを明らかにすることができた。また段差や縦断勾配, 横断勾配はその値が大きくなるにつれて負担ウェイトが指数的に増加することが明らかとなった。
著者
七山 太 山口 龍彦 中西 利典 辻 智大 池田 倫治 近藤 康生 三輪 美智子 杉山 真二 木村 一成
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.126, no.9, pp.493-517, 2020-09-15 (Released:2020-12-15)
参考文献数
93
被引用文献数
3

南海トラフ巨大地震によって沈降が予測されている宿毛臨海低地において沖積コアを採取し,LGMの開析谷を埋積する沖積層の特徴と堆積シークエンスの検討をした.松田川開析谷はLGMに形成され,その後の後氷期海進により,9.8kaに標高-30mに海水が到達し,エスチュアリー環境へと変化した.その後も海水準は上昇し続けて内湾泥底環境となり,7.5kaに最高水深時となった.7.3kaに起こった南九州の鬼界カルデラ噴火により,給源に近い宿毛湾周辺においてもK-Ah火山灰が厚く降灰し,その直後に大規模なラハールが発生した.その結果,水中二次堆積物が急激に堆積した.7.0ka以降にデルタの成長が他の地域に先行して活発化したが,これは大規模なK-Ah火山灰の影響と考えられる.SKMコアから得られた過去1万年間の海面変動情報に基づくならば,宿毛湾地域は南海トラフ巨大地震によって一時的に沈降するものの,長期的に見るとそれらの沈降量は相殺されると理解される.
著者
外山 英志 田原 良雄 豊田 洋 小菅 宇之 荒田 慎寿 松崎 昇一 天野 静 下山 哲 中村 京太 岩下 眞之 森脇 義弘 鈴木 範行 杉山 貢 五味 淳 野沢 昭典 木村 一雄
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.37, no.Supplement3, pp.27-30, 2005-07-30 (Released:2013-05-24)
参考文献数
8

症例は64歳の男性,狭心症の既往はなし.冠危険因子は高脂血症と家族歴があった.2週間前から発熱,咳嗽などの感冒様症状が出現し内服薬を処方されていたが改善しなかった.突然の呼吸困難にて発症し救急隊を要請したが,現場到着時には心静止であった.当院搬送後,心肺蘇生処置を継続したが効果なく死亡確認となった.病理解剖を行ったところ,肉眼的には,漿液性の心嚢水が貯留,両心室腔・右房の拡張,左室壁の肥厚を認めた.左室壁はほぼ全周性に心筋の混濁が認められたが,心筋の梗塞巣や線維化は認められなかった.組織学的には両室心筋に全層性の炎症細胞浸潤,巣状壊死,変性,脱落を認めた.臨床経過と合わせて劇症型心筋炎と診断した.一般に「突然死」と呼ばれている死亡原因には,急性心筋梗塞,狭心症,不整脈,心筋疾患,弁膜症,心不全などの心臓病によるものが6割を占め,そのほかに脳血管障害,消化器疾患などがある.突然死の中でも心臓病に起因するものが「心臓突然死(SCD)」と呼ばれているが,現在米国では心臓突然死によって毎年40万人もの人が命を落としており,その数は肺がん,乳がん,エイズによる死亡者の合計数よりも多いとされている.心臓突然死における急性心筋炎の頻度は不明であるが,しばしば可逆的な病態であり,急性期の積極的な補助循環治療により,完全社会復帰された症例も散見されるので,鑑別診断として重要である.
著者
大西 厳 木村 一郎 山田 英巳
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.65, no.635, pp.2787-2793, 1999-07-25 (Released:2008-02-26)
参考文献数
13
被引用文献数
2 3

Recently, we have been demanding products that satisfy personal tastes. In these days, it is extremely important to make a human sensibility model and then build up a technology system for applying human sensibility to various fields in engineering. In this paper, a human sensibility model for musical chords is studied. The model that uses an artificial neural network is constructed by ccnsidering the structure of a cochlea that analyzes sounds into frequency. The musical chords that are composed of three or more musical tones are inputted into the neural network, and a set of the sensibility information that characterizes "cheerfulness-gloominess", "thickness-thinness" and "stability instability" is outputted. After training the model, the following results that agree with the knowledge of psychology and physiology are proved. 1) Some hidden units for "cheerfulness- gloominess" and "stability instability" are influenced by the critical bandwidth of musical tone frequency, and furthermore they have "Tonality". 2) For "thickness thinness", there is a unit that distinguishes musical tones by frequency.
著者
木村 一裕 清水 浩志郎 伊藤 元一 冨士野 光洋
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.841-848, 1998-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
4
被引用文献数
1

心身機能の低下した高齢ドライバーにとって、道路案内標識は、認知や判断の正確性、迅速性を最も厳しく求められる標識である。本研究では、まずはじめに実物の標識を用いて行われた既往研究との比較により、CGによる実験結果との対応関係を明らかにするとともに、CGの長所である複雑な交通場面における標識の判読性について考察し、高齢ドライバーが複雑な判断を伴う状況において、非高齢ドライバーよりも多くの時間を要することを明らかにした。
著者
清水 浩志郎 木村 一裕 吉田 謙一 伊藤 千代治
出版者
Japan Society for Snow Engineering
雑誌
日本雪工学会誌 (ISSN:09133526)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.98-106, 1994-04-01 (Released:2009-05-29)
参考文献数
6

Diffusion of studlesstires have almost completed in cold region in the winter of 1992. In proportion as studlesstires are come into wide use, road surface become slippery. And characteristics of winter traffic accidents are changing, as shown in the increase of slip accidents. For prevention of winter traffic accidents, of course, thoroughgoing countermeasures to road surface management are firstly neened. Furthermore it is necessary to improve road alignment to meet the changes of those characteristics. Also revising drivers' safety consciousness is needed to make up for countermeasures to road surfacemanagement in the circumstance when those countermeasures are still insufficient. This paper discusses countermeasures to road surface managements and road alignment and problems of drivers' sefety conciousness from analyses of characteristics of winter traffic accidents.
著者
木村 一榮
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.9-13, 2009-01

わが国の農業就業人口、基幹的農業従事者ともに高齢化が加速する中、農業の持続的発展を維持するためには、将来の農業の担い手となり得る青年農業者の育成確保が重要な課題となっている。このため、国および都道府県、関係団体等において必要な諸施策が講ぜられている。このような状況の中、農業大学校は、将来の農業・農村を担うべき人材の育成を行うため、高校卒業者等の入校者を対象に、実践的な研修教育を通じて、農業生産・経営に関する高度な知識・技術および農業が抱える諸課題に柔軟に対応できる能力の付与等において、それぞれの地域で青年農業者教育の中核的機関として役割を果たしている。農業大学校は、農業に関する普及事業を定めた農業改良助長法に基づき協同農業普及事業の一環として、設置運営されている農業者研修教育施設である。農業大学校はこの施設の通称であり、現在、道府県に42校整備され研修教育が展開されている。また、独立行政法人や民間の教育団体においても農業・農村の人材育成の目的から、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構農業者大学校、鯉淵学園農業栄養専門学校、八ヶ岳中央農業実践大学校、日本農業実践学園、中国四国酪農大学校等5校設置されており、併せて47校が設置運営されている。最近における道府県農業大学校の入校者、卒業者の状況は表1のとおり、少子化等の社会情勢の中で全体的な入校者の減少傾向、卒業者の就農過程の多様化等の状況がみられる中、効率的かつ安定的農業経営を担うべき青年農業者を育成するため、各農業大学校は、地域の特色を生かした研修教育により、意欲ある優れた担い手を多数育成、輩出する等地域農業の発展に大きく貢献している。
著者
福嶌 五月 仲原 正明 荻野 信夫 城戸 哲夫 黒住 和史 久原 章雄 西 宏之 木村 一隆 中尾 量保 辻本 正彦
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.8, pp.1321-1325, 2001-08-01
参考文献数
15
被引用文献数
2

症例は15歳の女性. 主訴は下腹部痛. 13歳時, 腹痛にて施行したCT検査で脾膣(容積1,150cm^3)を指摘されるも位置異常を認めなかった. 今回, ジェットコースターに乗った後に下腹部痛を来し来院. CT検査にて脾臓を正位に認めず, 下腹部に腫瘤(容積810cm^3)を認めた. 超音波検査, 血管造影にて広範な脾梗塞を伴う遊走脾と診断し, 腹膣鏡下脾臓摘出術を施行した. 術中所見では脾周囲靱帯は欠失し, 脾臓は腹膣内に遊離していた. 脾動静脈をEndo GIA40mm^Rにて切離後, 腹膣内で脾臓をTissue Morcellator^R を用いて粉砕し摘出した. 手術時間は145分, 出血量は50mlであった. 病理所見は梗塞を伴った正常脾であった. 第6病日に退院し, 術後2年目の現在経過良好である. 遊走脾に対する腹膣鏡下手術の報告は自験例を含め5例で, メッシュによる脾固定3例, 脾摘2例であった. 自験例は広範な脾梗塞と脾腫をともなっていたため, 脾摘を行った.
著者
尾上 英俊 木村 一雄 山口 史彦 中村 厚彦
雑誌
骨折 (ISSN:02872285)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.45-50, 2008-02-25
被引用文献数
1