著者
梅村 佳代
出版者
奈良教育大学
雑誌
奈良教育大学紀要. 人文・社会科学 (ISSN:05472393)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.157-169, 2003-10-31

In the early Edo period, Nara had 6,000 families, a population of 35,000 and 3,000 houses. Minami Handa Nishi area in Nara was a small town, and it's population decreased from 130 to 70 in the Edo period. It's time of grand prosperity was in Genroku ages, and it gradually decreased in the number of houses and families. Minami Handa Nishi area had many religious sects, the most common religious sect was the Jhodo Sect. The second most common religious sect was the Jhodo-Shinsyu Sect. The third most common sect was the Yuuzuunenbutsu Sect. Other sects included the Shingon Sect, the Hokke Sect and the Tendai Sect. The Jhodo Sect had about 70 percent of the believers in this area, and the Jhodo-Shinsyu Sect had about 20 percent of the believers. In Nara, the number of families in each household increased. This happend because the Edo nation increased the amount of tax that each household was responsible for. Some people in the Minami Handa Nishi area were rich and controlled all other people. The names of their businesses were "Yoshinoya" and "Yamatoya " etc. In Edo period, Nara had many small familial organizations, and many nuclear families. The majority style of families was parents and one or two children. It had many families with no children. For example, the name of "Yoshinoya" had 15~20 family menbers and kept 4~5 employees about the middle Edo period, but each family of the "Yoshinoya" household had from 4~5 members.
著者
末田 達彦 梅村 武夫
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.62, no.12, pp.459-464, 1980-12-25

2種類の理論的樹高曲線を誘導した。第1の樹高曲線は林木の樹高生長および直径生長がともに時間に関するミッチャーリッヒ式に従うと仮定したときに得られるもので, 異齢林の樹高曲線を与える。第2の樹高曲線は同齢林のそれを表わすもので, 単純同齢林を構成する個々の林木の樹高および直径の生長が, 各林木の生育環境条件に対し, 収量逓減の法則に従い反応するという仮説より導かれるものである。これら2種類の樹高曲線の数学的表現形式はまったく同じであるが, それぞれの式の意味, したがって係数の生物学的な意味は異なる。
著者
梅村 友規 中馬 悟朗
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.16, pp.86-87, 2000-11-11

パズル・ゲームを数学の授業に取り入れることで、それに向かう生徒のやる気が上昇することは容易に想像できる。またそれに伴い、相乗効果として数学に興味・関心を抱かせるきっかけになるかもしれない。その可能性を秘めた、パズル・ゲームを取り扱った教材にもいくつか問題点がある。それを改善するためにコンピュータを利用することの有用性を考察する。
著者
森田 学 小椋 正之 恒石 美登里 渡邊 達夫 岡田 真人 宮武 光吉 梅村 長生
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.786-793, 1999-11-30
被引用文献数
3

根管治療(抜髄・感染根管処置)に関する歯科医療費と診療行為の内容を調査した。昭和55,58,60年,平成2,6年の厚生省社会医療診療行為別調査に用いられた歯科診療報酬明細書のデータのうち,病院,一般診療所分を除いた歯科診療所分のデータを対象とした。各年の対象とした件数は,それぞれ16,145,8,831,18,028,17,165,18,294件であった。歯髄炎や歯根膜炎を主傷病名とする歯科診療報酬明細書の割合は経年的に減少し,平成6年では12〜14%であった。また,根管治療にかかわる点数の合計も年々減少しており,平成6年では,1件あたり平均117点で,総点数の8.3%であった。平成6年の歯科診療報酬明細書について根管治療にかかわる点数を検討したところ,以下の知見が得られた。1)根管治療は40歳,50歳台で最も頻繁に行われていた。また,20歳台では,ほかの年齢層と比較して,3根管歯の抜髄頻度が高いことが認められた。2)根管治療点数の占める割合が最も高い年齢層は20〜29歳であり,総点数の11%であった。しかし,老人医療においては,その割合は約4.0〜5.0%と,全年齢層中,最も低かった。3)抜髄あるいは感染根管処置に始まり根管充填で終わる一連の検査,処置を包括化し,推定点数を算出した。その結果,推定点数の最頻値は,電気的根管長測定検査,麻酔抜髄(あるいは感染根管処置),0回または1回の根管貼薬処置の後に,加圧根管充填した場合の合計点数に等しかった。4)本調査は,1ヵ月の診療報酬明細書を扱い,比較的簡単な症例のみが抽出されていることから,今後数カ月にわたる追跡の必要性が示唆された。
著者
渡辺 和文 山崎 憲一 三上 博英 梅村 恭司
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1732-1733, 1989-10-16

ELISは、Lisp専用のアーキテクチャを持ったプロセッサであり、インタプリタの性能が高いことが大きな特徴である。この高いLisp処理能力を優れたユーザインタフェースと融合させることにより、ELISの利用分野を新たに開拓、広められる可能性がある。筆者らは、ユーザインタフェースに定評のあるApple社のMacintoshII(以下Mac IIと呼ぶ)を選び、これにELISを接続した(これをMacELISと呼ぶ)。本報告では、Mac IIへの接続ハードウェアについて述べる。
著者
山崎 憲一 三上 博英 梅村 恭司 渡邊 和文
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1734-1735, 1989-10-16

エキスパートシステムや知識処理システムにおいては、高速でかつ強力な記号処理機能と共にユーザインタフェースが重要である。そこで優れたユーザインタフェースをもつ米Apple社のMacintosh II(以下Mac)と、高速な記号処理機能を持ったLispマシンELISを結合したシステムMacELISを開発した。MacELISはELIS自身のプログラミング環境のユーザインタフェースを向上させること、および優れたユーザインタフェース構築のための環境を提供することを目的として設計され、次のような特徴を持つ。・ELISからMacのユーザインタフェースを使用できる。・Macに接続可能なデバイス(スキャナ、MIDコントローラ、光ディスク等)をELISから使用しマルチメディアに対応することができる。・デスクトップ型程度にまでコンパクトにできる。このようにMacELISではMacのユーザインタフェース機能を用いて、X-Windowに代表されるネットワークを介したウィンドウシステム以上の環境を提供できる。さらにMacELIS(1)はMacELIS IIとして現在開発中のシステムのプロトタイプでもあり、ハードウェア、ソフトウェアのフィージビリティ確認の役割をも持つ。
著者
原田 雅史 舘 和幸 鈴木 泰彦 池野 順一 梅村 晋
出版者
一般社団法人 日本レオロジー学会
雑誌
日本レオロジー学会誌 (ISSN:03871533)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.71-75, 2006 (Released:2006-06-14)
参考文献数
10
被引用文献数
2

Viscosity is a key property controlling the appearance of automotive coatings. However, the direct measurements of the viscosity in automotive coatings have not been achieved, since the automotive coating is a complex system consisting of a multilayer where mass transfer occurs between each thin layers. Using the laser trapping method, we have developed a rheometer to realize non-destructive viscosity measurements of the multilayers. Applying the new rheometer to automotive coatings, the viscosity has been estimated for (A) a clearcoat itself, (B) a clearcoat on a basecoat, and (C) a clearcoat on a basecoat and a surfacer. The results demonstrate an increase of viscosity in the order of (A) < (B) < (C), depending on the thickness of the lower layers. The viscosity increase suggests that the concentration of the clearcoat is likely to increase due to the diffusion of the solvent into the lower layers.
著者
阿部 洋丈 梅村 恭司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.35, pp.99-106, 2008-04-24

広域分散システムにおいて,多数のノードが単一の原因によって同時に障害に見舞われるケースがある.そのようなケースは相関障害(correlated failure)と呼ばれている.本論文では,大きなデータを分割して複数のノードに分散配置する場合に,それぞれの配置が相関障害に対してどのような耐性を持っているかを評価する方法について論じる.各ノードが保持する複製数が高々2の場合は,複製配置を置換群の元として解釈することで,その元の持つ互いに素な巡回置換の分割によって耐性を評価することができる.この結果より,分散システムによく見られるランダムな配置やシーケンシャルな配置よりも耐性の高い配置があり得ることを示す.There are cases where a single cause brings simultaneous failures on many nodes in a widearea distributed system. Such cases are called correlated failures. In this paper, we describe our ongoing work for developing a method that can evaluate impact that a data placement used in a distributed storage system against tolerance to correlated failures. In cases that the number of data fragments that each node can hold is at most 2, a data placement can be interpreted as a member of a permutation group. We developed a method to calculate the tolerance of a data placement based on the structure of coprime circular permutations in the equivalent permutation of the placement. Using the method, we show that there can be better placements than random placement or sequential placement, which are commonly used in existing wide-area distributed systems.