著者
小山 幸伸 佐藤 由佳 金田 直樹 米田 瑞生 新堀 淳樹 田中 良昌 林 寛生 梅村 宜生 堀 智昭 阿部 修司 上野 悟 元場 哲郎
巻号頁・発行日
2012-05-21

日本地球惑星科学連合2012年大会(JpGU Meeting 2012), 2012/05/20-25, 幕張メッセ(千葉県)
著者
梅村 孝司 朴 天鎬 喜田 宏
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

鞘内免疫(脳脊髄液に抗原を接種し、脳脊髄液に特異抗体を誘導する免疫法)によって脳脊髄液に誘導された特異抗体は脳で産生されていること、鞘内免疫は狂犬病およびオーエスキー病に対し完全なワクチン効果を発揮すること、鞘内免疫は狂犬病の治療にも応用可能であることを示した。また、インフルエンザ脳症の原因はIFV感染が引き金となって起こった高サイトカイン血症/IFV感染と菌体内毒素血症の重複である可能性を示した。
著者
立岡 浩 林 紘一郎 山崎 茂雄 高 榮洙 梅村 修 福冨 忠和 牛木 理一 大角 玉樹 佐藤 薫 岩瀬 真央美 雑賀 忠宏 杉田 このみ 上田 学 家島 明彦 山口 芳香
出版者
花園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究は、映像コンテンツ産業におけるNPO(非営利組織)と、NPO・行政・企業・住民の複数利害関係者の参加によるPPP(公民協働事業体)及びその支援機関にかかる、権利・契約管理及び関連する振興政策と協働経営、そしてこれらの評価システムについて、産業ビジネス観・文化芸術観・社会エンパワメント観という3つの世界観及びそれらの調和バランスとを関係づけながら、理論と実証の両面から総合的多角的に解明する国際比較研究として行ったものである。
著者
梅村 絢美
出版者
首都大学東京
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

本研究の目的は、インド伝統医療アーユルヴェーダの世界拡張の状況を、治療を受ける患者に焦点を当てることで、患者の身体上から見えてくるグローバル化について明らかにすることを目的としている。本年度は、最終年度であり、本研究課題の理論的枠組みを完成させるに十分な調査データを収集することに努めた。7月から半年間のスリランカ調査を行い、インドから伝えられたアーユルヴェーダが、スリランカにおける土着の伝統医療やその他の伝統医療と融合あるいはそれらを侵食していく状況を、現地で収集した歴史文献やアーユルヴェーダ大学における伝統医療の教育実践の現場の調査から明らかにした。こうした社会的背景を明らかにする傍ら、農村地域において地域共同体に埋め込まれた伝統医のもとで調査を行い、患者一人ひとりへのインタヴュー調査から、西洋医療やアーユルヴェーダ、スリランカ土着の伝統医療など、さまざまな医学がひとりの患者の身体に、さまざまなアプローチをしていることを明らかにした。また、スリランカ独自のカタワハと呼ばれる言霊信仰が、医師と患者とのあいだの言語コミュニケーションや、診断結果の言語化を忌避させる原因として作用していることも明らかとした。本研究の学術上の意義は、患者の身体を基点とした伝統医療のグローバル化の状況の記述およびその理論的枠組みを提示した点にある。また、社会的な意義は、今日の日本社会における医療がおかれた状況は、医療訴訟などの増大に伴い、医療実践の数値化・言語化への強迫観念的とも言える志向がみられるが、本研究が提示したスリランカの事例は、言語化を忌避するという正反対の志向がみられる。こうした事例から、インフォームド・コンセントをめぐる是非など、さまざまな問題領域における考察の道筋が開かれることが期待できる。今後、スリランカで得た事例をより入念に熟慮したうえで、日本社会における医療をめぐる問題についても考察を行なっていきたい。
著者
梅村 博昭
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.53-68, 2006-09-30

サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(『ライ麦畑でつかまえて』)とドストエフスキー『地下室の手記』を比較したリリアン・ファーストによる興味深い論考がある。両作品の主人公が半ば自らの意思で規範を逸脱していること,にもかかわらず他者との関係は完全に切れておらず,コミュニケーションとノン・コミュニケーションの間に引き裂かれていること,高度な自己評価と自己否定の間を揺れ動くこと,読者への呼びかけという手法をとっていることなどを指摘したものである。しかしそれらの類似点を参照しながら『地下室の手記』を再読すると,こんどは両作品の重なり合わない面が浮かび上がってくる。またドストエフスキー研究者の間では『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の源泉は,むしろ同じドストエフスキーの『未成年』や『カラマーゾフの兄弟』であるとの議論がある。ファーストの行っている比較自体が『地下室の手記』を実存主義の祖と考える1970年代的な文学的思潮のなかで可能であったという観もある。文学研究が様変わりしてしまった今,両作品を読み比べする行為は間テクスト性,脱構築といった概念を呼び込まずにはおかない。そして「『キャッチャー・イン・ザ・ライ』と『地下室の手記』は似ているか」という問いは間テクスト性の網の目の中でちりぢりに分解してしまうであろう。
著者
梅村 雅之 中本 泰史
出版者
筑波大学物理学系
雑誌
年次研究報告 (ISSN:09155317)
巻号頁・発行日
vol.1993, pp.20-25, 1994 (Released:2013-12-18)
著者
武田 善行 梅村 恭司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.112, pp.27-32, 2001-11-20
参考文献数
7
被引用文献数
2

反復度とは文書においてある部分文字列が1回以上出現するという条件でその部分文字列が2回以上出現する度合いである.本論文では英語において観測されているキーワードの反復出現が日本語においても観測できることを確かめた.英語同様に,キーワードの反復度はその頻度に対して無相関であった.一方,ランダムに切り出された文字列の反復度はばらついていた.この分析を日本語論文抄録と数年の日本語新聞記事で行い,反復度がキーワード境界の特定が可能な情報を持つことを示した.Adaptation is the degree in which a substring appears twice or more, when it appears once or more in a document. Adaptation of the keyword has been observed in English. Similarly, it is observed in Japanese and Chinese. We have observed that adaptation of a keyword tends to have no correlation with just like English. On the other hand, the estimated value varies in strings that are selected at random. We analyzed adaptation using newspaper article of several years and technical abstracts. We have tried to extract keywords using the difference of this distribution. We show that adaptation contains the information with which keyword boundaries are obtained.
著者
城下 智 山下 裕騎 宇佐美 陽子 岩垂 隆諒 奥村 太規 若林 俊一 小林 浩幸 杉浦 亜弓 木村 岳史 梅村 武司
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.603-609, 2023-12-01 (Released:2023-12-11)
参考文献数
21

HCV抗体検査受検者を対象とし,HCV抗体陽性者の残血清を用いてHCVコア抗原を測定し,受診勧奨を行うことの有用性を前向き非介入観察研究で検討した.HCV抗体陽性率は4.4%(390/8,805例)であった.また,HCVコア抗原陽性率は8.2%(31/378例)であり,HCV抗体価10以上群(n=249)では10未満群(n=129)より高かった(11.6% vs. 1.6%,P=0.002).31例中29例で受診勧奨を行った.1例はHCV-RNAの陰性が確認された.残りの28例はウイルス血症が確認され,9例(32.1%)ではDAA治療が予定された.13例(46.4%)ではHCC合併等のためDAA治療の適応がなく,6例(21.4%)ではDAA治療の希望がなかった.HCV抗体陽性者にHCVコア抗原測定法を併用することには,HCVキャリア例の拾い上げと,受診・受療における有用性が期待される.
著者
伊藤 陽子 鶴見 裕子 木村 寿宏 竹下 康代 常田 康夫 戸谷 義幸 梅村 敏
出版者
社団法人 日本腎臓学会
雑誌
日本腎臓学会誌 (ISSN:03852385)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.446-451, 2007-05-25 (Released:2010-05-18)
参考文献数
13

テオフィリン投与に関連したと考えられる高Ca血症の症例を経験したため報告する。症例は51歳女性, 気管支喘息のためテオフィリンを約5年間内服していた。2003年3月血清Ca濃度15.2mg/dLと著明な高Ca血症と腎機能障害のため当科を紹介受診した。過去の検査結果より, 2001年より高Ca血症が認められていた。高Ca血症の原因について精査を行ったが, 初診時には内分泌検査などの異常所見は認められなかった。そのため, 薬剤性の高Ca血症を疑った。内服中であったテオフィリンを中止したところ血清Ca濃度は低下し, 3カ月後には完全に正常値となった。過去に有効血中濃度を超えたテオフィリン投与によって高Ca血症が誘発されたという報告を認めたが, 有効血中濃度範囲内での高Ca血症の報告は認められない。本症例のテオフィリン濃度は有効血中濃度以下で保たれていた。また, 初診時では正常値であったがその後の測定で甲状腺機能亢進症が認められ, 精査の結果橋本病の合併が考えられた。甲状腺機能亢進症もしばしば高Ca血症の原因となりうる。初診時には甲状腺機能は正常であったことより, 甲状腺機能亢進症のみが高Ca血症の原因となった可能性は否定的であるが, テオフィリン, 甲状腺機能亢進症に伴う高Ca血症は, ともにアドレナリン受容体を介し高Ca血症を誘発すると考えられており, 両者の合併による増強作用が考えられた。また, これに加え本症例では高Ca血症にもかかわらず尿中Ca排泄量の増加を認めなかった。非顕性であった低Ca尿症がテオフィリン投与, 橋本病合併によってPTH作用が増強し, 高Ca血症を引き起こしたと考えられた。これらの病態が合併することにより, テオフィリンが有効血中濃度以下でも高Ca血症が誘発された可能性が疑われ, 非常に稀な症例と考えられた。
著者
近藤 佑樹 萩行 正嗣 吉田 光男 梅村 恭司
出版者
Webインテリジェンスとインタラクション研究会
雑誌
Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集 第10回研究会 (ISSN:27582922)
巻号頁・発行日
pp.31-36, 2017 (Released:2022-11-07)
参考文献数
8

ソーシャルメディアの投稿を活用する際に,ユーザの居住地と投稿内容とを関連付けることにより,より有用な情報を得ることができる.しかし自身の居住地を登録しているユーザは少なく,ユーザの居住地を推定する研究が広く行われている.本研究では,アメダスによる日本全国の観測データを利用してTwitterユーザの居住地を推定する手法を提案する.本手法ではまず,ツイートの投稿テキストから,投稿ユーザがどのような天気の中で投稿したかを推定する.次に推定した天気および投稿日時を各地のアメダスによる観測データと照合する.最後にどの地域から集中的に投稿しているかを推定し,その地域をユーザの居住地とみなす.単語の地理的局所性を利用する従来の手法と比較し,良好な結果が得られた.
著者
石橋 政紀 中村 光 東原 貴志 樋口 雅樹 梅村 研二
出版者
一般社団法人 日本産業技術教育学会
雑誌
日本産業技術教育学会誌 (ISSN:24346101)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.197-203, 2016-12-28 (Released:2019-12-30)
参考文献数
11

本研究では,クエン酸とスクロースの混合物を接着剤として使用したパーティクルボードを製造し性質を評価するとともに,クランプとオーブンを用いた木質成形体の簡便な製造方法を開発した。その結果,曲げ強さは11.4~16.1MPaを示し,ポリエチレンを接着剤として使用したパーティクルボードと比較して大きいことや,4時間煮沸した後の厚さ方向の寸法変化が小さいことを明らかにした。中学生を対象としたパーティクルボード製造の授業実践を行った結果,木質材料の製造法を学習することは木材と木質材料の性質を理解する上で有効であると考えられた。また,新たに開発した木質成形体の製造方法では成形作業が簡易化されており,教材として有望であると考えられた。
著者
鄭 椙元 堀越 哲美 梅村 茂樹 宮本 征一 水谷 章夫
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.62, no.493, pp.77-84, 1997-03-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
29
被引用文献数
7 6

The purpose of this paper is to assess the solar radiation load on thermal comfort in outdoor thermal environments. An urban street canyon and an open space were selected as sites for field survey. Outdoor climatic conditions, subject's thermal sensation and skin temperatures were measured on the sites for a few day in summer, autumn and winter. A modified mean radiant temperature was introduced to indicate the effect of solar radiation and radiation interchange between outdoor objects on the human body. An operative temperature and a standard operative temperature were calculated based on the modified mean radiant temperature. There are high correlation between the operative or standard operative temperature and thermal sensation or mean skin temperature. Those indices, especially the standard operative temperature, are considered to be effective in the outdoor environment.
著者
高本 綺架 小原 佑斗 吉田 光男 梅村 恭司
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.A-M71_1-15, 2023-01-01 (Released:2023-01-01)
参考文献数
20
被引用文献数
2

Compression-based Dissimilarity Measure (CDM) is reported to work well in classifying strings without clues. However, CDM depends on the compression program, and its theoretical background is unclear. In this paper, we propose to replace CDM with the computation of information quantity. Since CDM only uses compressed size, our approach uses the value of information quantity of maximum probability partitioning of string instead of file size. We find this approach is more effective. Then, CDM and the proposed method were applied to publicly available time series data. In addition to the careful implementation of computation using suffix arrays, we also find this approach more efficient.
著者
梅村 坦
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 = The Toyo Gakuho (ISSN:03869067)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3・4, pp.80-86, 1996-03