著者
山本 耕司 角谷 直哉 山本 敦史 鶴保 謙四郎 森 義明
出版者
Japan Society for Environmental Chemistry
雑誌
環境化学 (ISSN:09172408)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.137-144, 2005-03-25 (Released:2010-05-31)
参考文献数
25
被引用文献数
5 6

大阪市では2000年3月から全域で高度浄水処理水が給水されている。高度処理水をやかん, 電気ポットで加熱, 沸騰させたときのトリハロメタン, 全有機ハロゲン (TOX) の減少経過について検討した。トリハロメタンについては, これまでの水道水にみられた沸騰直前の急激な濃度上昇は見られず, 加熱に伴って減少し, 煮沸1分で消失した。蛇口水でのTOXに占めるTHMの割合は32%であった。TOXの加熱・煮沸に伴う減少経過から, TOXは揮発性と不揮発性のハロゲン化合物から構成されていた。高度処理水のTOXはやかんで沸騰時に17%, 電気ポットで40%しか減少されなかった。
著者
濱田 信夫 森 義明
出版者
Osaka Urban Living and Health Association
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.139-144, 2003-05-30 (Released:2010-03-11)
参考文献数
14
被引用文献数
1

Change of fungal and bacterial counts inoculated to towel and subjected to treatment by clothes dryer or natural sun-drying was examined. No significant difference was found in sterilizing effect on fungi and bacteria by drying of towel in the sun or in the shade. Sterilizing effect on C. cladosporioides and P. digitatum was higher in towel sun-dried in summer than in winter, and in towel dried by clothes dryer at higher temperatures than at lower temperatures. E. coli as well as T. rubrum seems to be killed with loss of moisture in towel regardless of temperature at which towel is dried.

3 0 0 0 OA 正座雑感

著者
森 義明
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.725-730, 1984-12-28 (Released:2010-09-09)
参考文献数
3
著者
船坂 邦弘 鶴保 謙四郎 森 義明
出版者
(社)大阪生活衛生協会
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.333-337, 2006 (Released:2006-10-19)
参考文献数
8
被引用文献数
2

In June 2005, media coverage of the health effects of asbestos used at factories on nearby residents developed into an “asbestos panic” in Japan. Asbestos is a natural mineral fiber and is widely used as a material for industrial and construction purposes because of its significant tensile strength, heat resistance and thermal insulating properties. Japan′s Ministry of Health, Labor and Welfare has proposed a new regulation for the prevention of asbestos scattering due to building demolition. Here, we provide a brief overview of asbestos from the viewpoints of present and future problems.
著者
高野 和郎 坂田 暉英 福山 公基 太田 宏 前田 洋 李 雅弘 尾上 保夫 青木 隆一 高場 利博 岩堀 嘉和 松下 功 金子 和義 三富 静夫 唐沢 弘文 藤井 浩一 森本 和大 石井 淳一 上村 正吉 藤巻 悦夫 村田 恒雄 森 義明 菅谷 修一 西堀 実 薄井 武人 安藤 公信 清田 卓也 熊谷 日出丸 前田 正雄 鈴木 庸之 本多 儀一 門馬 満 藤本 昇 安藤 光彦 口石 将博 崔 相羽 高須 克弥 平井 啓 小池 勝 平塚 進 鈴木 武松 土持 喬 初鹿野 誠彦 津田 紘輔 諸岡 俊彦 藤井 陽三 清水 一功 八田 善夫 直江 史郎 坂木 洋 海老原 為博 太田 繁興 佐々木 彰 村山 義治 塚田 政明 清水 晃 山口 明志 江頭 亨 坂本 利正 渡辺 佐 加藤 水木 片桐 敬 吉田 文英 小島 昭輔 新谷 博一 鈴木 孝臣 金沢 英夫 落合 泰彦 堀坂 和敬 藤巻 忠夫 平木 誠一 橋本 敏夫 加藤 国之 石井 靖夫 菅 孝幸 赤坂 裕 今村 一男 甲斐 祥生 中西 欽也 太田 繁興 近藤 常郎 落合 元宏 松井 恒雄 依田 丞司 吉田 英機 丸山 邦夫 池内 隆夫 入江 邦夫 佐々木 彰 清水 晃 鈴木 周一 坂木 洋 塚田 政明 秋田 泰正 森 弘道 天野 長久 本多 平吉 山口 明志 坂本 利正 安達 浩行 草ケ谷 雅志 高野 和郎 中川 克宣 鶴岡 延熹 小野 充 阿万 修二 植原 哲 渋谷 徹 桑原 紘一郎 小黒 由里子 後藤 晋 島袋 良夫 安藤 彰彦 国枝 武幸 今西 耕一 小田切 光男 鄭 政男 佐川 文明 田代 浩二 大瀬戸 隆 菅沼 明人 町田 信夫 前田 尚武 小泉 和雄 鈴木 一 安藤 弘 山崎 健二 井出 宏嗣 福山 公基 木村 明夫 小林 祐一郎 狩野 充二 長嶺 安哉 木村 明夫
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.30, no.12, pp.820-825, 1970
著者
林 義孝 森 義明 川村 次郎
出版者
日本義肢装具学会
雑誌
日本義肢装具学会誌 (ISSN:09104720)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.163-170, 1999-04-01 (Released:2010-02-25)
参考文献数
17
被引用文献数
4

大阪府下の某義肢会社において, 1992年~1997年の5年間に義足を作製した3,138名の下肢切断者を対象に, 性別・年齢・初回切断年次・切断原因・切断部位・断端症状・義足使用状況・移動手段等の疫学調査を郵送法で実施, 有効回答数は1,460 (52.3%) であった. その結果, 虚血性の切断については初回切断年が1930年~60年代までは3%前後であったが, 70年代から増加傾向を示し, 90年代では37.0%まで増加していた. 今回の調査は, 切断してから調査時点までの経過年数の長い人から短い人を含んでおり, 経過年数の長い切断者の中に死亡している人が多いと考えられるので, 古い切断者と新しい切断者を単純に比較することは困難であるが, わが国の下肢切断の切断原因と切断年齢が欧米型に移行しつつある可能性が示唆された.
著者
鳴海 章人 川手 信行 水間 正澄 北川 寛直 丸加 由紀子 森 義明
出版者
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.467-470, 2000-07-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
10

We report rehabilitation of a 73-year-old male who was living alone, and had bilateral legs palsy due to rhabdomyolysis caused by falling asleep with his legs in a crossed leg sitting posture. He was found to be in a complex position of a crossed leg sitting posture and in a prone position; he was transported to an emergency center. He had bilateral legs palsy, muscles atrophy and sensory disturbance. His laboratory data showed increase in serum creatine kinase, creatinine, blood urea nitrogen. A diagnosis of acute renal failure caused by rhabdomyolysis was made, and haemodialysis was instituted. At the beginning of his rehabilitation, he could not sit up and stand up from the bed due to bilateral legs palsy. We attempt to increase his legs muscle strength by physical therapy: siting up exercise, standing up exercise. Three months later, he could sit up, stand up from the bed, and walk in the parallel assist-bars. We considered that rhabdomyolysis caused by compression to his lower limb as crossed leg sitting for a long time (compartmental syndrome), due to difficulty in shifting his posture. And we have to care the patients who have been difficulty in shifting posture due to hemiplegia, dementia, sensory disturbance, living alone, as they might be rhabdomyolysis caused by compartmental syndrome with improper body posture for a long time.
著者
倉田 なおみ 小松 千絵 平藤 彰 森 義明
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.461-472, 2001-10-10 (Released:2011-03-04)
参考文献数
32
被引用文献数
16 21

Drugs prepared by pharmacist may sometimes clog the nasogastric tubes, gastrostomy tubes or jejunostomy tubes during drug administration. As a result, such drugs were examined regarding their possibility of clogging. Consequently, 11% of the capsulated drugs (89 drugs) could not be used with tubes due to the fact that they did not come in a dispenser that can be used with tubes. In addition, 15% of the drugs clogged the thin tubes (8Fr.). 7% of the fine granules and granules (94 drugs) could not be used with tubes, 10% of them clogged the thin tubes.On the other hand, in order to decrease the amount of loss due to crushing the tablets, as well as to prevent health hazards, the tablets were dispersed in water. Experiments were performed to obtain data on the disintegration of the tablets in the water. As a result, 74% of 514 tablets were found to be appropriate for administration using this method, and this rate was higher than for crushable tablets (53%).The results were complied and the list of the drugs that could be successfully administered by feeding tubes was made. Accordingly, the problems in crushing were solved and tube clogging could thus be successfully prevented thus resulting in an improved QOL for the patients.
著者
湯上 浩雄 金森 義明 井口 史匡
出版者
東北大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2004

本研究では,高温物体の表面に波長と同程度の周期構造(回折格子)を形成することにより、熱放射スペクトルの制御を行い、熱光発電システムや化学反応プロセス等の高効率な熱利用システムを構築することを目的としている。昨年度の研究において、Maxwell方程式の厳密解を求めるシミュレーションコードにより、各システムに最適な微細構造の決定を行うとともに、可視領域の輻射スペクトルを選択的に放射する表面ナノ構造体を高融点金属に作製するためのプロセス研究を行ってきた。この成果にもとずき、本年度は以下の研究を行った。1.昨年度までに整備したフーリエ赤外分光器を中心とした熱放射スペクトルの絶対値を測定する装置により,単結晶および多結晶タングステン試料表面に製作した表面回折格子からの熱放射を測定し、キャビティ深さと熱放射スペクトルについて系統的に調べた。その結果、キャビティ深さが浅い場合は、表面プラズモンポラリトン共鳴による放射が観測されるが、キャビティ深さの増大とともに、孤立したキャビティ内部の電磁波モードからの放射が支配的となることが分かった。2.光学定数が複雑な分散関係を示す材料に適応可能なFDTDプログラムコードを開発して,構造との共鳴効果による熱放射スペクトルへの影響を定量的に解析すると共に、実験結果との比較を行った。その結果、開発したFDTDコードにより、熱放射スペクトルが再現でき、実験と定量的な比較が出来る事が分かった。3.これまでの研究成果の取りまとめを行と共に、今後の研究の方向性や更に研究すべき課題について検討した。
著者
湯上 浩雄 齋 均 金森 義明 佐多 教子 圓山 重直
出版者
東北大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2002

我々は、熱光起電(Thermo-Photo-Voltaic : TPV)発電に関する研究を行っていく過程で、フォトニック結晶と類似の表面ナノ構造により熱放射スペクトルが制御できる可能性が有ることを見出した。本研究では、この量子共鳴効果を用いた熱放射スペックトル制御機能の発現原理の解明と、TPV以外の熱工学応用分野への適応性に関して研究を行う。本研究では,熱放射スペクトルの制御を行うことにより,より高効率な熱利用システムを構築するとともに、作製したナノ構造エミッタの熱・光学特性を評価し、機能性発現原理と応用について考察する。前年度行った、Maxwell方程式の厳密解を求めるRigorous Coupled-Wave Analysis(RCWA)法に基づいた解析プログラムコードによる、最適な微細構造の決定、微細領域の放射スペクトルを測定するための放射測定装置の設計と製作に引き続き、以下の研究を行った。・可視領域の輻射スペクトルを選択的に放射する表面ナノ構造体を高融点金属に作製し、高温耐性を有する構造を実現するために、単結晶タングステン金属を用いて表面微細構造を製作し、1400Kにおいても安定な構造を得ることができた。・実際の試料の製作に当たっては製作誤差が不可避であり、それを考慮して改めて設計を行い、周期1.0-1.2μmの試料を作製した。これにより可視〜2.0μmの放射率が増大し、波長特性が改善された。・開発したRCW法に基づく数値解析と、微細構造のパラメータを変化させた試料の放射特性の比較から、今回得られた熱放射特性の変化は、主としてマイクロキャビティ効果に起因することが実験的に示された。
著者
大森 義明 ライト オードリ
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

Han and Hausman(1990)とMeyer(990)により提案されたのと似た,柔軟なパラメトリック・ベースラインハザードを持つ比例ハザードモデル(PHM)にYamaguchi(198)の固定効果最大尤度法(FEML)を拡張する.この手法を用い,米国の若い男性のサンプルの勤続年数モデルを推定し,観察不可能な固定効果を考慮し損なうと,教育の負の効果に下方バイアスが生じることを示す.
著者
森 義明
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.289-297, 2001-06-28 (Released:2010-09-09)