著者
岩清水 晃
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学
巻号頁・発行日
vol.38, no.9, pp.479-480, 2017

南部鉄器の「南部」の名称は約四〇〇年前,南部信直公が盛岡に城を構え,藩主としてこの地を持っていたことにはじまる。南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き茶の湯釜を作らせたといわれる。盛岡には古くから砂鉄,岩鉄などの良質な鉄資源や,川砂,粘土,漆,木炭などの原料がすべて地元で産出され,鋳物産業にはもってこいの立地条件にありそのころから鉄器が製造されてきた。守るべき伝統は守りつつ新しいことへも挑戦していく南部鉄器を紹介いたします。
著者
山本 千景 河野 潤一 西藤 岳彦 清水 晃
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学農学部研究報告 (ISSN:04522370)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.7-12, 1996-01-30

ブドウ球菌が産生する外毒素によって引き起こされる病原性の発症機序にはT細胞の異常活性化が関与すると考えられている。本研究では,SEA&acd;SEDおよびTSST-1の免疫学的作用を明らかにする一環として,各毒素投与マウスにおける胸腺および脾臓のT細胞のサブセット解析を行った。1. TSST-1 25ng投与マウスの胸腺においてはヘルパーT細胞と細胞傷害性T細胞の割合は共に増加しており,脾臓においても各T細胞は増加していた。微量(17pg=1.7×(10)^<-2>ng)投与マウスでは胸腺におけるヘルパーT細胞が増加していた。2. SEAとSEBの25ng投与マウスでは,胸腺の総細胞数の減少と脾臓の総細胞数の増加が認められた。またSECとSEDについては,胸腺総細胞数が増加していた。微量(17pg)投与マウスにおいてSEA&acd;SEDについての胸腺では,いずれもヘルパーT細胞の増加が認められ,SEA,SEB,SEDでは細胞傷害性T細胞の増加も認められた。以上の結果から,ブドウ球菌外毒素はいずれも微量の投与によってマウスの胸腺や脾臓のT細胞サブセットに大きな影響を与えることが明らかとなった。また,その作用はTSST-1において顕著であった。
著者
高橋 秀男 清水 晃
出版者
首都大学東京
雑誌
小笠原研究 (ISSN:03868176)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.9-20, 2007-03

小笠原諸島は東京の南約1000kmの太平洋上に南北に連なる聟島,父島,母島,火山(硫黄)の各列島などからなり全域が亜熱帯気候下にある.小笠原諸島は海洋島であり,一般に生物の種類数は少なく,固有種が多い.しかし近年父島,母島においては移入種であるグリーンアノールにより花蜂類を含む在来昆虫が激減しているという報告(苅部・須田,2004)がある.首都大学東京(東京都立大学)では返還直後から生物相の調査が行われている.このうち昆虫類膜翅目については,清水(1976)及び山崎ら(1991)の報告があり,主に父島,母島の貴重な標本が保存されている.本報では首都大学東京理工学研究科・生命科学専攻動物系統分類学研究室昆虫標本室に所蔵されている小笠原諸島産の膜翅目標本12科41種580個体のリストを作成した.このうちEnicospilus melanocarpus,E. signativentris(ヒメバチ科)は母島初記録,Bembecinus anthracinus ogasawaraensis(ギングチバチ科)は姉島初記録である.
著者
岩清水 晃
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.38, no.9, pp.479-480, 2017-09-10 (Released:2017-09-20)

南部鉄器の「南部」の名称は約四〇〇年前,南部信直公が盛岡に城を構え,藩主としてこの地を持っていたことにはじまる。南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き茶の湯釜を作らせたといわれる。盛岡には古くから砂鉄,岩鉄などの良質な鉄資源や,川砂,粘土,漆,木炭などの原料がすべて地元で産出され,鋳物産業にはもってこいの立地条件にありそのころから鉄器が製造されてきた。守るべき伝統は守りつつ新しいことへも挑戦していく南部鉄器を紹介いたします。
著者
清水 晃 岡田 幸助 河野 潤一 寺西 永 木村 重 矢挽 輝武 南條 巌
出版者
神戸大学農学部
雑誌
神戸大学農学部研究報告 (ISSN:04522370)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.p259-267, 1987
被引用文献数
1

兵庫県下の1養豚場で発生した豚の皮膚病について, その発生状況ならびに細菌学的および病理学的検索を行い, 次のような結果を得た。1. 1979年8月, ランドレース種で, 生後2&acd;3日齢の1腹10頭中7頭に皮膚病の発生が認められ, うち3頭が死亡した。2. 皮膚病の症状は, 滲出性表皮炎のそれと極めて類似していた。皮膚の異常は鼻, 眼瞼周囲, 耳の発疹に始まり, 重症例では全身の表皮および被毛に粘稠に富む滲出物が膠着し, 黒褐色を呈した。3. 皮膚炎の病理組織学的変化は, 表皮の細菌塊を伴う滲出物, 錯角化症, 上皮細胞の空胞化と壊死, 棘細胞症などの病像を認め, 滲出性表皮炎と診断された。4. 発症豚の皮膚病変部および死亡豚の心臓, 肝臓, 腎臓, 脾臓からS. hyicus subsp. hyicusを分離した。また, 母豚の乳頭周辺部からも該菌が検出された。5. 分離株のS. hyicus subsp. hyicus型別用セットによるファージ型別では, 供試菌18株中17株が型別され, 型別可能株はS9/S39/S188とS9/S188の2つのファージ型に分けられた。発症豚7頭中5頭はS9/S39/S188のファージ型で, 残り1頭と死亡豚では両ファージ型菌が同時に検出された。また, 健康な母豚の乳頭から分離された菌株も, この2つのファージ型を示した。このことより, 今回の滲出性表皮炎にはこの2菌型が関与していたことが示唆された。6. 分離株18株の3濃度ディスク法による薬剤感受性は, 全株がPC, PcA, PcM, SPM, LCM, CM, TC, KM, GMおよびCERに高度の感受性を示した。7. 発症豚に対し, アルコール, グリセリン, クレゾール混合液を全身に塗布して治療を試みたところ, 軽症例では, 症状は漸次軽減した。本論文の要旨は, 1984年4月, 第97回日本獣医学会において発表した。 / In August, 1979,a type of dermatitis occurred suddenly in 7 newborn pigs of a litter, 2 or 3 days old, on a farm in Hyogo prefecture. Three of the affected pigs died 3-9 days after the onset of the disease. It presented symptoms qutie similar to those of exudative epidermitis. Eczeme and eruption extended from the auricular and abdominal region to all over the body. The surface of the body was covered by the exudate and its color turned dark brown. Histopathologic examination of skin from a dead pig revealed lesions characterized by exudation and accumulation of parakeratotic cellular debris on the epidermal surface, vacuolar degeneration and acanthosis of the epidermis. Coccoid bacterial organisms were abundant in the epidermal exudate. Necrosis and ulceration of epidermis were seen in severe lesions. From the above findings, the pig was diagnosed as exudative epidermitis. Staphylococcus hyicus subsp. hyicus was isolated in pure culture from the skin lesions of the affected pigs, and from parenchymatous organs (heart, liver, kidney and spleen) of the dead pig. The organism was also isolated from the teat of the mother sow of the previously described pigs. A total of 18 isolates of S. hyicus subsp. hyicus from the pigs with exudative epidermitis and the mother sow were subjected to phage typing using the 4 S. hyicus phages, S9,S13,S39,and S188. Seventeen isolates (94.4%) were typable at routine test dilution and were differentiated into 2 phage patterns of S9/S39/S188 (n=11) and S9/S188 (n=6). All of the 18 isolates were highly sensitive to penicillin, oxacillin, ampicillin, erythromycin, spiramycin, lincomycin, chloramphenicol, tetracycline, kanamycin, gentamicin and cephaloridine.
著者
河野 潤一 清水 晃 梅田 史郎 木村 重
出版者
神戸大学農学部
雑誌
神戸大学農学部研究報告 (ISSN:04522370)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.p85-92, 1990

日本産およびアメリカ産肝蛭を家兎に単数感染させ,各種変化について検索した。臨床症状は認められなかった。肝蛭卵および沈降抗体の検出時期は多数感染例と同様であった。肝病変は,肉眼的にも組織学的にも軽微であった。血液性状は,白血球数および好酸球数の若干の増加を認めた。血清の生化学的性状は,日本産肝蛭感染家兎において感染後9-10週に,GPT活性および総コレステロールの上昇を認めたが,そのほかでは著しい変化はなかった。肝蛭単数感染家兎の胆嚢から採集した虫卵の孵化率は,多数感染例におけるそれより低率であった。感染虫体の発育状況は,単数および多数感染例とも同様であった。 / Rabbits were experimentally infected either perorally with a single metacercaria or intraperitoneally with a newly excysted juvenile fluke of Japanese Fasciola sp. and American Fasciola hepatica. No clinical signs were noted. Fluke eggs were first detected in feces at the 63rd and 53rd post infection days for F. sp. and F. hepatica, respectively. Precipitating antibodies were first detected in sera at the 4th post infection week for both of the Fasciola species. Gross lesions showing adhesions, haemorrhages, nodules, scars, hyperplasia of connective tissue and thickening of the bile duct were all moderate. Histopathologically, tract lesions and haemorrhages were noted. In hematological examinations, no remarkable changes were observed in erythrocyte counts, leukocyte counts and hemoglobin content. Eosinophil percent increased in 6-8 weeks after infection. In biochemical examinations of sera, no remarkable changes were noted in concentrations of total protein, albumin and globulin, and the GOT activity. The GPT activity and total cholesterol concentration increased at the 10th and 9th post infection weeks, respectively, in the rabbits infected with F. sp. Hatching rates of fluke eggs that were collected from the gallbladder of the infected rabbits were 5-46% for F. sp. and 7-51% for F. hepatica. While, hatching rates of eggs that were collected from those infected with a multiple dose of Fasciola were 18-57% for F. sp. and 67-81% for F. hepatica. Body size and development of the inner organs of the flukes recovered from the rabbits that were infected with a single dose were the same as those recovered in the infections of multiple dose of the Fasciola species.
著者
高野 和郎 坂田 暉英 福山 公基 太田 宏 前田 洋 李 雅弘 尾上 保夫 青木 隆一 高場 利博 岩堀 嘉和 松下 功 金子 和義 三富 静夫 唐沢 弘文 藤井 浩一 森本 和大 石井 淳一 上村 正吉 藤巻 悦夫 村田 恒雄 森 義明 菅谷 修一 西堀 実 薄井 武人 安藤 公信 清田 卓也 熊谷 日出丸 前田 正雄 鈴木 庸之 本多 儀一 門馬 満 藤本 昇 安藤 光彦 口石 将博 崔 相羽 高須 克弥 平井 啓 小池 勝 平塚 進 鈴木 武松 土持 喬 初鹿野 誠彦 津田 紘輔 諸岡 俊彦 藤井 陽三 清水 一功 八田 善夫 直江 史郎 坂木 洋 海老原 為博 太田 繁興 佐々木 彰 村山 義治 塚田 政明 清水 晃 山口 明志 江頭 亨 坂本 利正 渡辺 佐 加藤 水木 片桐 敬 吉田 文英 小島 昭輔 新谷 博一 鈴木 孝臣 金沢 英夫 落合 泰彦 堀坂 和敬 藤巻 忠夫 平木 誠一 橋本 敏夫 加藤 国之 石井 靖夫 菅 孝幸 赤坂 裕 今村 一男 甲斐 祥生 中西 欽也 太田 繁興 近藤 常郎 落合 元宏 松井 恒雄 依田 丞司 吉田 英機 丸山 邦夫 池内 隆夫 入江 邦夫 佐々木 彰 清水 晃 鈴木 周一 坂木 洋 塚田 政明 秋田 泰正 森 弘道 天野 長久 本多 平吉 山口 明志 坂本 利正 安達 浩行 草ケ谷 雅志 高野 和郎 中川 克宣 鶴岡 延熹 小野 充 阿万 修二 植原 哲 渋谷 徹 桑原 紘一郎 小黒 由里子 後藤 晋 島袋 良夫 安藤 彰彦 国枝 武幸 今西 耕一 小田切 光男 鄭 政男 佐川 文明 田代 浩二 大瀬戸 隆 菅沼 明人 町田 信夫 前田 尚武 小泉 和雄 鈴木 一 安藤 弘 山崎 健二 井出 宏嗣 福山 公基 木村 明夫 小林 祐一郎 狩野 充二 長嶺 安哉 木村 明夫
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.30, no.12, pp.820-825, 1970
著者
清水 晃 河野 潤一 葉杖 真二 木村 重 田村 弘
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science) (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.819-824, 1987

実験用のマウス (ヌードマウスを含む), ラット, ウサギおよび捕獲されたドブネズミ, クマネズミ, ハツカネズミ, フェレットから分離されたStaphylococcus aureus267株について, ヒト系 (Hセット) およびウシ系 (Bセット) S. aureus型別用ファージセットを用いて, 型別を試みた。実験用小動物由来139株の型別率はHセットで75.5%, Bセットで93.5%であり, 捕獲げっ歯類由来128株の型別率はHセットで32.8%, Bセットで62.5%であった。Hセットを用いて, 同一飼育場から購入したマウス・ラットの分離株をしらべると, マウス株のすべてがII群に, ラット株の大多数がI群および混合群に属した。Bセットを用いると, 捕獲されたドブネズミ株の多くはIV群に, クマネズミ株の多くはIII群に, ハツカネズミ株の多くはII群に属した。捕獲げっ歯類由来株の型別には, Bセットが型別率, 識別能力の点でHセットより有用と思われた。
著者
花田 敬士 清水 晃典 南 智之
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.115, no.4, pp.327-333, 2018-04-10 (Released:2018-04-10)
参考文献数
17
被引用文献数
1

近年,膵癌早期診断を目指して,地域医療連携を生かした活動報告が散見されている.たとえば,危険因子を複数持つ症例に対し,連携施設で腹部US,採血などを施行,膵管拡張や膵囊胞性病変などを認めた場合,中核施設に紹介,外来で施行可能な画像検査を行い,精査すべきかを判断する.尾道市医師会では2007年から前述のプロジェクトを展開し,5年生存率の改善などの成果が現れ,他地区からも地域の実情に応じた同様の取り組みの結果,切除率の向上や早期診断例の増加などの成果が報告されている.本稿では膵癌早期診断に関して,国内で展開されている地域医療連携を生かした取り組みの現状を概説する.
著者
清水 晃 河野 潤一 葉杖 真二 木村 重 田村 弘
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science) (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.819-824, 1987

実験用のマウス (ヌードマウスを含む), ラット, ウサギおよび捕獲されたドブネズミ, クマネズミ, ハツカネズミ, フェレットから分離されたStaphylococcus aureus267株について, ヒト系 (Hセット) およびウシ系 (Bセット) S. aureus型別用ファージセットを用いて, 型別を試みた。実験用小動物由来139株の型別率はHセットで75.5%, Bセットで93.5%であり, 捕獲げっ歯類由来128株の型別率はHセットで32.8%, Bセットで62.5%であった。Hセットを用いて, 同一飼育場から購入したマウス・ラットの分離株をしらべると, マウス株のすべてがII群に, ラット株の大多数がI群および混合群に属した。Bセットを用いると, 捕獲されたドブネズミ株の多くはIV群に, クマネズミ株の多くはIII群に, ハツカネズミ株の多くはII群に属した。捕獲げっ歯類由来株の型別には, Bセットが型別率, 識別能力の点でHセットより有用と思われた。
著者
古賀 由紀夫 紺野 章子 井川 喜裕 清水 晃
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.61-62, 1993-09-27
被引用文献数
1

危険区域への接近・侵入などの不審動作を画像処理技術を用いて監視する際,不審動作の有無のみの警報出力では,環境の変動や小動物等による誤報の恐れがある.本報告では,検出対象となる物体の形状,及び,動作の各特徴量をファジィ集合と考えて各特徴量のメンバシップ関数を定義し,これらを演算して得らられたファジィ類似度の値,すなわち,形状と動作を組み合わせて得られた値に基づき不審動作を検出し,警報を段階的に出力する方式を提案する.
著者
立花 泰夫 関 亨 山脇 英範 鈴木 伸幸 木実谷 哲史 前沢 真理子 山田 哲也 清水 晃
出版者
一般社団法人 日本てんかん学会
雑誌
てんかん研究 (ISSN:09120890)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.40-47, 1985-04-30 (Released:2011-01-25)
参考文献数
17

小児期における無熱性全般けいれん発作71例の予後を検討し, 以下の結果を得た。1) 発作の消失したものは, 総数71例中50例 (70.4%), 正常な精神運動発達・精神発達を示したものは, 64例 (90.1%) であった。2) 経過中, 他の発作型を認めたものは, 10例 (14.1%) で, 内訳は, 単純部分発作3例, 複雑部分発作6例, 複雑部分発作+非定型欠神発作1例であった。3) 発作の予後に関与する因子として,i) 精神運動発達遅滞・精神遅滞の合併 (p<0.01)ii) 治療開始までの期間 (p<0.05)iii) 30分以上持続した無熱性全般けいれん発作の既往 (p<0.05) 3つが指摘された。
著者
清水 晃 尾崎 潤一郎 河野 潤一 木村 重
出版者
Japanese Society of Food Microbiology
雑誌
食品と微生物 (ISSN:09108637)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.135-141, 1991-12-20 (Released:2010-07-12)
参考文献数
21

From May, 1987 to May, 1989, raw fish and meat samples obtained from retail shops in Hyogo Prefecture were examined for the contamination with Staphylococcus aureus. The isolates were tested for some biological characteristics and enterotoxigenicity. S. aureus was isolated from 148 (44.7%) of 331 fish and 125 (59.5%) of 210 meat samples. It was found in 19 (25.3%) of 75 scad, 35 (34.7%) of 101 sardine, nine (28.1%) of 32 mackerel, 43 (71.7%) of 60 saury, 39 (78.0%) of 50 squid, three (23.1%) of 13 oyster, 102 (92.7%) of 110 chicken, 13 (26.0%) of 50 pork, and 10 (20.0%) of 50 beef samples. Two hundred and thirty (82.1%) of 280 fish isolates and 119 (95.2%) of 125 meat isolates were biotyped. Most of them were biotype B or C. Two hundred and two (72.1%) of the 280 fish isolates and 50 (40.0%) of the 125 meat isolates were typable with the human phages. Most of the fish isolates belonged to mixed groups, group III and group II. Most meat isolates belonged to group III. Eighty (94.1%) of 85 fish isolates and 44 (64.7%) of 68 meat isolates were typable with the eight coagulase-typing antisera. The most predominant type among the fish isolates was type VII, followed by types III, II, I and VIII; that among the meat isolates was type VII, followed by types VIII, III, VI, II and V. Nineteen (22.4%) of the 85 fish isolates and 38 (30.4%) of the 125 meat isolates produced enterotoxin. The most predominant enterotoxin type produced by the fish isolates was B, followed-by A, AB and AD; that produced by the meat isolates was B, followed by C, A and AB. Forty-seven (55.3%) of the 85 fish isolates and 39 (31.2%) of the 125 meat isolates were resistant to one or more of six antibiotics. The most predominant resistance pattern among the fish isolates were PC; that of the meat isolates were LCM/EM and PC.
著者
明 愛国 清水 晃 牧野 洋
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.91-96, 1994-01-05 (Released:2009-06-30)
参考文献数
3

A robot machining system for industrial art objects has been developed. The objective of the system is both to make good use of technical skill of artist or artisan, and to realize the automation of machining of industrial art objects. The developed system is composed of three units: (i) input unit to record the machining data of artist or artisan directly, or to measure the model of an industrial art object; (ii) data processing unit to generate and modify model from the input data, and to transform model data into machining data; (iii) machining unit to machine industrial art objects according to obtained machining data. In this paper, the general philosophy about the system is given, and the construction of developed system, design policy and functions of each unit are described. An example of machining experiments is given to show the practical availability of the system.
著者
王 樹華 明 愛国 牧野 洋 清水 晃
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.544-548, 1994-04-05 (Released:2009-06-30)
参考文献数
5

A teaching robot has been developed for the purpose of sophisticated teaching operations, such as to input technical skill of artist or artisan when machining industrial art objects. To realize easy operation, the teaching robot is constructed with a seven D.O.F. articulated mechanism and a two D.O.F. working table, in total has nine D.O.F. To improve teaching accuracy, error analysis and calibration for all geometric parameters are performed. As the results of experiments, an accuracy of 0.75mm(±3σ) by the teaching robot has been obtained. In this paper, error analysis of the teaching robot and geometric error model of it are discussed. Calibration algorithm and accuracy estimation are described also. Finally, an example of teaching and playback is shown.
著者
清水 晃 尾崎 潤一郎 河野 潤一 斉藤 吉広 木村 重
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.355-357, 1992-04-15
被引用文献数
5

検索した8種類の動物およびヒトの皮膚からブドウ球菌が高率に分離された. 動物で分離頻度の高かった菌種はノボビオシン(NB)抵抗性のもので, なかでもStaphylococcus xylosusがブタ, ウシ, ウズラ, ニワトリ, マウス, ラットの皮膚に広く分布していることがわかった. また, ニワトリからはNB感受性のS. aureusとS. hyicusも比較的多く分離された. ヒトから分離されたブドウ球菌はすべてNB感受性の菌種であった.