3 0 0 0 OA 青森県漁具誌

著者
青森県農商課 編
出版者
青森県水産試験場
巻号頁・発行日
1915
著者
森田 雅子 横川 公子 矢田部 愛 北村 薫子 延藤 久美子 岡田 由紀子 徳山 孝子 西田 徹 坂井 加奈 櫻谷 かおり 天野 敏彦 武藤 恵美
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

国内およびイタリア・アメリカはじめ海外5カ国のフィールドワークを実施し、文献調査やネットアンケート、インタビュー(フィギュア製造業の海洋堂、コレクター)・モニタリング・データベース化の手法を用いた。巡礼地での観光土産との類縁性に着目し、「西洋型先進国」における食玩および食玩の類縁生活財(ミニチュア)の流行の仕組みや象徴的・表象文化的機能と日本的特異性の比較・解明を試み、得た知見の概要を『報告書:研究経緯および資料』に公開した。
著者
杉森 絵里子
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

統合失調症は、自己主体感(自分自身が行動を起こしているという感覚)の障害であると考えられている。また、「自分が発話している」という感覚の障害であると言われている幻聴と、「自分が考えている」という感覚の障害であると言われている思考吹入の関係について、「発話=自分の考えをアウトプットすること」という観点から関係が深く、両者を検討する必然性がうかがえる。●研究1:大学生約100名を対象とし、ソースモニタリング課題を用いて発話の自己主体感に関わる要因について検討した。参加者は、単語を「聴く」「発話する」「内言する」「口真似する」のいずれかでインプットした後、モニタリング段階ではそれぞれの単語を「発話したか否か」について答えた。その結果、発話をイメージすること、口を動かすこと、声のフィードバックが得られること、その声が自分の声と同じであることが、それぞれ「発話した」判断に関わることが明らかになった。この結果の一部はQJEPに投稿し、受理された。●研究2:大学生約200名を対象とし、DRMパラダイムを用いて、幻聴傾向と思考吹入の関係について検討した。DRMパラダイムは、学習時に提示しないクリティカル語(ねむい)と、15語の連想語からなるリストで構成されている。被験者はリスト語(ベッド、おやすみ、おきる、つかれた、ゆめ、さめる、いびき、ふとん、いねむり、ひるね、あんらく、あくび)を学習し、後に再認を求められた。その結果、幻聴傾向とクリティカル語虚再認率に正の相関が見られ、幻聴傾向が高いと思考吹入が起こりやすいことが示唆された。この結果はConsciousness & Cognitionに投稿し、受理された。
著者
森山 浩司
出版者
白鳳女子短期大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2005

長寿として知られている沖縄県においてストレスとライフスタイルとの関連について調査を行った。18年度は主に簡易ストレス調査票により尿測定以前におけるストレスの状況を把握した。結果の一部として、心理的な仕事の負担(量)(2.7±1.1),心理的な仕事の負担(質)(2.7±1.0),自覚的な身体的負担度(2.7±1.1),職場の対人関係でのストレス(3.4±0.9),職場環境によるストレス(2.9±0.9)仕事のコントロール度★(3.0±1.1),あなたの技能の活用度★(2.7±0.9),あなたが感じている仕事の適性度★(2.7±1.2),働きがい★(2.9±1.3),活気★(2.9±1.3),イライラ感(2.8±1.1),疲労感(2.8±1.1),不安感(2.7±1.2),抑うつ感(2.7±1.1),身体愁訴(2.8±1.1),上司からのサポート★(2.6±1.2),同僚からのサポート★(2.7±1.0),家族や友人からのサポート★(3.5±1.0),仕事や生活の満足度★(2.7±1.1)などがみられた。★印については有意差が認められた項目である。活気、不安感、抑うつ感、仕事や生活の満足度、自覚的な仕事の負担(量)に関して相関係数で見た場合やや相関が認められた。今年度は沖縄本島だけにとどまらず、離島を含めた調査対象者から幅広い知見が得られ、今後は離島を含めた沖縄全体でのデータ収集と現在分析中のデータも含め尿中8-OH-dG測定への足がかりとなった。
著者
神田 峻介 森田 和宏 泓田 正雄 青江 順一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報基礎とアクセス技術(IFAT)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.11, pp.1-6, 2014-07-25

トライ法とはキー検索を実現する手法のひとつであり,自然言語処理などにおいて幅広く活用されている.トライ法を実現するデータ構造としては,ダブル配列や LOUDS などがあげられる.ダブル配列は,トライのノード間の遷移を O(1) で実現する高速性を備えたデータ構造であるが,簡潔データ構造である LOUDS と比べ,記憶量は大きい.LOUDS は,ビットベクトルによりトライを表現するため,コンパクト性に優れたデータ構造であるが,ダブル配列に対し検索速度は劣る.本稿では,近似直線との差分値を用いたダブル配列の圧縮法を提案する.また,Wikipedia 日英タイトル各 20 万語~100 万語に対する実験により,提案手法は従来のダブル配列と比べて,記憶量を約 60%に圧縮し,且つ LOUDS より約 12 倍高速に検索がおこなえることが実証された.A trie is one of the method for key search algorithm and utilized in natural language processing and so on. It is represented by a double array and LOUDS. The double array provides fast retrieval at time complexty of O(1), but its space usage is larger than that of LOUDS. LOUDS is a succinct data structure using bit-vector. Its space usage is extremely compact, but its retrieval speed is not so fast. This paper presents a compression method of the double array using approximate straight lines. From simulation results for 200,000~1,000,000 keys, it turned out that the space usage of the presented method becomes about 60% compared with the double array and its retrieval speed is about twelve times faster than that of LOUDS.
著者
森井 宣治 (1987) 森井 宜治 宮内 太積 澤 洋一郎 松平 秀雄
出版者
沼津工業高等専門学校
雑誌
試験研究
巻号頁・発行日
1985

地上の転校に影響され難く, その敷設計画が既設の建築物によって左右され難い地下鉄網は都市部の安定した交通・輸送機関として重要である. その敷設の経済効率を上げるために地下鉄トンネルの径を小さくし, 閉塞率を大きくすることが求められるが, それは列車の運動によって誘起される気流, 列車風, を強くすることになる. 列車風は乗降客に不快感をもたらし駅部の空調負荷を増大させる. それは地下鉄系内の火災時における煙の挙動を複雑にし, 乗降客の避難や消化活動を困難にし, 被害を拡大する要因となり得る. 1987年11月18日, ロンドンのキングス・クロス駅で発生した火災は死者31名, 負傷者23名を出す大惨事となった. この火災においても, 列車風が火災規模を拡大した. 列車風の挙動をより正確に把握することが大きな人的, 経済的損害をもたらす地下鉄火災に対応するために必要である. 本研究の目的は, 列車の運動が誘起する地下鉄列車風の挙動を理論的にも実験的にも正確に把握し, 地下鉄計における換気, 空調及び防災対策等を検討する上で有用な設計指針を与えることにある. 本研究の主要な成果は以下の通りである. 1)トンネル内で運動する列車が誘起する気流の発生機構を理論的に解明した. 地下鉄列車の運動がトンネル内に誘起する気流の挙動を解析するために, 気体を理想気体とみなして基礎的な考察を行い, 列車風を1次元・圧縮性流体として取り扱う理論を提示した. 2)列車の運動と気流の挙動との関わりについて模型実験及び実地計測を通じて明らかにし, 理論の妥当性を検証した. 模型実験装置を用いて, 地下鉄構造・列車運行による列車風現象の相違点を明確にした. 実験データの自動処理をおこなった. また, 帝都交通鉄道営団・東西線木場駅にち, 実地計測を行なった. 3)地下鉄駅各部における火災を模擬した模型実験を行ない, 地下鉄系における防災対策を検討する上で, これらの理論と模型実験の有用性を示した.
著者
大島 秀則 唐沢 潔 坂之井 和之 青井 透 大森 美香子 平野 景子
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
環境工学研究論文集 (ISSN:13415115)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.43-50, 2001-11-28 (Released:2011-06-27)
参考文献数
12

The Watarase reservoir is the maximum flatland rservoir in Japan, and is one of the main water resources of metropolitan area. But at this reservoir, musty odorproblem arises frequently by the eutrophication, and it becomes a serious problem in water usage. Though the reed field purification method is being tried as a purification countermeasure, it is also necessary to examine the other method. Kenaf is an annual tropical plant originated from Africa. It is known that kenaf can grow also in hydroculture and that the good activated carbon can be producedfrom the wood-base trunk which can be utilized for the removal of the musty odor. As a result, kenaf may be able to contribute to the water purification in the Watarase reservoir.Then, the author carried out the purification experimentby the kenaf hydroculture system using the reservoir water, and characteristics of the purification were examined.Next they tried to produce activated carbon for water treatment from the core of kenaf. It was found that good activated carbon which removes color and odor (2-MIB) as well as other activated carbons on the market can be produced from kenaf core. Information on the activated carbon was reported.
著者
山下 裕之 上田 洋 高橋 裕子 三森 明夫
出版者
社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.306-309, 2012-05-20 (Released:2013-04-12)
参考文献数
17
被引用文献数
2 5 1

The patient was a 74-year old male who presented with a skin rash, cough, and impaired consciousness. Adiffuse, systemic, dark red rash was observed and he was admitted. Varicella infection was diagnosed based on the varicella-zoster virus (VZV)-IgM levels. The extremely high VZV- IgG levels observed were unlikely to be present inaninitial infection and the infection was thought to be a reoccurrence. Diffuse nodular shadows measuring ≤5mm indiameter were observed on chest computed tomography (CT) ; this was consistent with the typical imaging findings of varicella pneumonia. The cerebrospinal fluid (CSF) was positive for CSF VZV-IgM antibody, CSF VZV-PCR, and CSF antibody titer index. A diagnosisofvaricella meningitis was made. When both respiratory and neurological symptoms are observed inpatients with varicella infection, it is necessary to consider a combined diagnosis of varicella pneumonia and varicella meningitis/encephalitis and perform chest imaging and a CSF examination. Repeated asymptomaticre-infection isconsidered necessary in order to maintaina life long immunity to varicella ; however, the opportunities for asymptomaticre-infection are decreasing with the declining birth rate and trend toward small families. As a result, reoccurrences of varicella infection in the elderly are expected to increase with rapidlyincreasing longevity.
著者
森井 健介
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.49, no.603, pp.1147-1148, 1935-09-05
著者
辰巳 直也 馬場 隆 森勢 将雅 片寄 晴弘
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2012-SLP-90, no.12, pp.1-6, 2012-01-27

Vocaloid 「初音ミク」 の発売以来,歌唱合成に対する注目が高まりつつある.Vocaloid では,メロディと歌詞を入力することにより,サンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる.また,表情パラメタを調整することにより,様々な表情を付与することができる.しかし,より人間らしい表情豊かな歌声にするには,表情パラメタの調整を細かく設定することが必要なため,非常に煩雑で時間がかかる.本研究では,Vocaloid 歌唱をロック歌手風の歌い方に変換し,Vocaloid 歌唱における作り込みを支援する 「ロックボーカルレゾネータ」 の提案をする.
著者
中野 浩司 佐藤 真弘 津田 綾子 關谷 悠 森 勝伸 板橋 英之
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.59, no.9, pp.829-837, 2010 (Released:2010-11-11)
参考文献数
39
被引用文献数
3 6 3

The speciations of heavy metals (Cu, Zn, Pb, Cd and Cr) in bottom sediment soils collected from Kusaki dam-lake in Gunma Prefecture were considered to be in the solubility with the type of ligands, by a sequential extraction procedure with five fractionations. Through these procedures, a large amount of Cu in Kusaki dam-lake sediment was in a fraction bound to organic matter ; those of Zn and Pb were in an oxide fraction bound to iron and manganese oxides, and those of Cd and Cr were in the exchangeable fraction and in the residual fraction, respectively. The composition of species in a heavy metal was almost the same without any regard to the collection periods for two and a half years, the particle size of the sediment soils and the collection points. The total concentrations of heavy metals in the sediment soil at Kusaki dam-lake was still high at this stage, compared with those at Kanto loam and Black soil (Kurobokudo). From the distributions of each fraction for analyte heavy metals, the ratios of heavy metals with long-term leaching were estimated.
著者
森 大吉郎
出版者
三菱重工業
雑誌
三菱重工技報 (ISSN:03872432)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.493-499, 1966-09
著者
森 玲奈
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.51-62, 2009
被引用文献数
2

本研究の目的は,ワークショップ実践家のデザインの方法が変容した契機に着眼し,実践家がデザインにおいて熟達する過程を明らかにすることである.本研究では,経験年数5年以上のワークショップ実践家19名に対し,半構造化インタビューを行った.分析の結果,実践家におけるデザインの方法の変容の契機は,(1)対象者の違いに応じたデザインの必要への気づき,(2)自己の立場の変化に応じたデザインの必要への気づき,(3)他者との協働デザインの中での気づき,(4)継続の必要性,(5)実践の内省による気づき,の5つに類型化することができた.さらに,ワークショップ実践家がデザインにおいて熟達化する過程では,(1)実践家としての原点,(2)葛藤状況とブレイクスルー,(3)他者との関係構築への積極性,(4)個人レベルの実践論の構築,という4つの要素が関わり合っていることがわかった.
著者
大塚 康吉 池田 英二 梅森 君樹 辻 尚志
出版者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
雑誌
日本小児外科学会雑誌
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.126-131, 1994

小児甲状腺癌の1例を経験したので,本邦小児甲状腺癌報告例の集計を加え報告する. 症例は2歳11ヵ月の男児で前頚部腫瘤を主訴とし入院. 甲状腺機能低下症を伴った甲状腺癌の診断で甲状腺亜全摘除術,保存的リンパ節廓清を行なった. 病理組織診断は甲状腺濾胞癌で,術後6年の現在健康である. 性別頻度は15歳以下では女 : 男 = 125 : 56,6歳以下では11 : 9と年齢が低い程男女差が少なくなっている. 年齢別頻度は15歳が38例で最も多く,年齢が低くなるにつれ頻度も低くなっている. 組線型別頻度は乳頭癌約70%,濾胞癌約20%と年齢による差は殆どない. 転移については乳頭癌の約20%に肺転移がみられ,濾胞癌より肺転移の率が高く,進行癌が多いにもかかわらず予後は良好である.