著者
清水 陽香 中島 健一郎
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
pp.27.1.4, (Released:2018-04-05)
参考文献数
38

防衛的悲観主義者(DP者)は,方略的楽観主義者(SO者)に比べて自尊心が低く不安が高い一方で,パフォーマンス前の準備を入念に行い,その結果SO者と同程度に高いパフォーマンスを示すとされている。一般に高い不安や低い自尊心は準備およびパフォーマンスを阻害するにもかかわらず,DP者が課題の事前準備に取り組むことができる理由はいまだ明らかになっていない。本研究では,その理由としてDP者には潜在的自尊心の高さがあると考え,DP者の顕在的自尊心と潜在的自尊心に着目した検討を行った。研究1では,質問紙調査によって認知的方略による顕在的自尊心の差異を検討した。また研究2では,Name Letter Taskを用いて潜在的自尊心の差異を検討した。研究1, 2の結果,DP者はSO者に比べて顕在的自尊心は低いものの,潜在的自尊心はSO者と同程度に高いことが示された。
著者
佐藤 伊織 戸村 ひかり 藤村 一美 清水 準一 清水 陽一 竹内 文乃 山崎 喜比古
出版者
日本保健医療社会学会
雑誌
保健医療社会学論集 (ISSN:13430203)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.39-49, 2004

我々は、不妊治療と出生前診断について、一般市民の知識・信念・態度を、自記式調査票により調査した。東京都N区の住民基本台帳から30代〜50代の者179名を無作為抽出し、そのうち住所の明らかな169名を対象とし、99の有効回答を得た。各調査項目と属性間、一部項目間の二変量の関係についてPearsonのx2検定を行った。不妊治療の知識やそれへの態度については、男女に明確な差は認められなかった。しかし、女性の方が不妊治療をよりシビアにとらえる傾向が見られた。市民の中には、不妊を夫婦双方の問題として取り組む姿勢も見られ、これからは実際に男性からも積極的に不妊治療に参加できる環境を整えることが望まれる。出生前診断や中絶に関する態度は、その人の年代・子どもの有無によって違いが見られた。出生前診断が必ずしも優生思想や障害者差別に結びつくものではないという点について特に、認識の普及が必要である。
著者
清水 陽香 中島 健一郎
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.21-30, 2018-07-01 (Released:2018-07-04)
参考文献数
38

防衛的悲観主義者(DP者)は,方略的楽観主義者(SO者)に比べて自尊心が低く不安が高い一方で,パフォーマンス前の準備を入念に行い,その結果SO者と同程度に高いパフォーマンスを示すとされている。一般に高い不安や低い自尊心は準備およびパフォーマンスを阻害するにもかかわらず,DP者が課題の事前準備に取り組むことができる理由はいまだ明らかになっていない。本研究では,その理由としてDP者には潜在的自尊心の高さがあると考え,DP者の顕在的自尊心と潜在的自尊心に着目した検討を行った。研究1では,質問紙調査によって認知的方略による顕在的自尊心の差異を検討した。また研究2では,Name Letter Taskを用いて潜在的自尊心の差異を検討した。研究1, 2の結果,DP者はSO者に比べて顕在的自尊心は低いものの,潜在的自尊心はSO者と同程度に高いことが示された。
著者
橋本 久美 高橋 憲男 浜上 尚也 清水 陽平 安田 千尋 平藤 雅彦 千丈 雅徳
出版者
一般社団法人 日本健康心理学会
雑誌
健康心理学研究 (ISSN:09173323)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.49-55, 2007-06-25 (Released:2014-03-28)
参考文献数
29

There are no studies reported on the salivary serotonin concentrations in adolescent patients suffering from impulsive behavior. In order to elucidate the role of serotonin in impulsivity, salivary serotonin concentrations of nine psychiatric patients and nine normal participants were measured. Both groups also completed the SSS scale (Zuckerman et al., 1978). Salivary serotonin level of patients with impulsivity was higher than that of the normal group (p = 0.040, Mann-Whitney). Moreover, the Dis scale of the patients was lower than that of the normal participants. The results were incongruent with our working hypothesis. Further research is required to clarify the relation between salivary serotonin concentrations and impulsivity.
著者
清水 陽香 中島 健一郎 森永 康子
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.202-214, 2016-03-10 (Released:2016-03-21)
参考文献数
28
被引用文献数
3

先行研究では防衛的悲観主義(Defensive Pessimism: 以下DP)が,課題関連場面で高いパフォーマンスを示すために有効な認知的方略であることが示されている。しかし,DPが同様に対人関連場面において有効な方略となるかどうかは定かではない。そこで本研究では,DPが初対面の他者との相互作用場面における行動意図をどのように規定するか明らかにすることを目的に,女子短期大学生(N=202)を対象とする場面想定法を用いた質問紙実験を実施した。DP傾向が複数の他者との会話場面における状態不安や行動意図に及ぼす影響について検討した結果,DP傾向は状態不安と正の関連を持つと同時に,相手の反応に合わせるような行動意図や相手の意見を尊重するような行動意図と正の関連を持つことが示された。
著者
前根 美穂 清水 陽子 中山 徹
出版者
The City Planning Institute of Japan
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:13482858)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.27-30, 2010

アメリカの総人口は増加し続けているが、中には人口が減少しつつある都市もある。そして、中には独自の政策により空き家の増加などの問題に対処している都市がある。本研究ではそのような独自の政策を行っている都市の調査を行った。我々はアメリカのミシガン州フリント市とオハイオ州ヤングスタウン市の2都市を訪れた。フリント市では「ランドバンク」と呼ばれる政策が行われており、ランドバンクでは固定資産税を払えなくなった人の物件が不動産投機家の手に渡る前に、ランドバンクの所有になるようにしている。ランドバンクが管理することにより、放棄地のコントロールが可能となった。ヤングスタウン市には「ヤングスタウン2010」と呼ばれるマスタープランがある。それは縮小型都市政策であり、現在、実行されているところである。
著者
清水 陽 冨田 俊一 杉山 博幸 吉川 武志 川俣 正一
出版者
社団法人 日本印刷学会
雑誌
日本印刷学会誌 (ISSN:09143319)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.108-113, 1996-03-31 (Released:2010-09-27)
参考文献数
3

The motion of the sheet of paper which falls down freely, is analyzed by the method of dynamics. In the previous work, we discussed the motion of the sheet of paper which goes inside the delivery unit of printing machine and rotates around a cylinder. In those cases, no outer force was considered except the force pulling the edge of a sheet of paper. In this work, we considered the outer forces, gravity force and fluid force. Generally, the analysis of the flow around the object is very complicated, and the fluid force affecting the object is difficult to solve. So, we analyzed the fluid force by considering the flow momentum. In this work, we analyzed the case of a sheet of free falling paper. In the future work, we are going to adopt the method discussed in this work to the sheet of paper which goes inside the printing machine.
著者
清水 陽子 中山 徹
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.499-509, 2009

With a view to ascertaining how students live in the regional community and clarifying the factors for students to be able to take an active part in activities as a member of the community, this research focuses on relation between a university student who lives alone and neighborhood association which is part of the communication system linking the municipality and its residents. The investigation was made in November-December 2007 in a central district of Nara City, and the findings are as follows: 1. The university student had little contact with the neighborhood association. 2. There was little opportunity for the students to join the regional association. 3. There was no common view that existed between the association chairman and the student. 4. The two parties, however, shared an interest with respect to the association membership as well as revamping the community. 5. It is, therefore, desired that the university should encourage students to learn to live with the community.
著者
清水 陽子 中山 徹
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.72, no.612, pp.71-78, 2007
被引用文献数
2 2

This research is an investigation of consideration to the entrepreneur and the resident who lives in the house built on the old factory site. The resident is answering that the noise at the factory and going of the car in and out are anxious, and the entrepreneur is answering that it is anxious that the number of residents has increased. However, 80% or more answered that the coexistence of the house and the factory was possible. In the future, the factory must restrict the activity and the resident must deepen the understanding against the factory. Moreover, it is also important to prevent the clearance and the development of disorder in the old factory site.
著者
清水 陽一
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.223-225, 2006-11

父が医療事故で亡くなったとき、看護師がミスを正直に告白した。その誠意ある態度に心が救われた。私は「うそをつかない医療」を実践することを固く誓った。医療事故隠ぺいの根絶を訴え、精力的な活動を展開する循環器内科医・清水陽一。臨床では8000例のPCI(経皮的冠動脈インターベンション)を手がけた心血管カテーテル治療の「名手」として知られる。