著者
張 源祥 Gensho Cho
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.2, no.5/6, pp.67-85, 1952-02
著者
村井 源 松本 斉子
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
2022

<p> 本研究では日本語の自称詞,対称詞の表現の多様性に着目し,話し言葉と書き言葉でどのような用いられ方をするか統計的な分析を行った.また,自称詞,対称詞が発話文中で果たす役割を調査するため発話文の語用論的機能を分類し,呼称との関係を分析した.結果として,書き言葉では呼称の頻度が高くまた語彙も豊富であるが,呼称利用のパターンと役割に関しては話し言葉と書き言葉の発話文で大きな違いないことが明らかになった.</p>
著者
坂井 貴志 青景 圭樹 三好 智裕 松原 伸晃 石井 源一郎 関原 圭吾 菱田 智之 吉田 純司 坪井 正博
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.3-7, 2017-01-15 (Released:2017-01-15)
参考文献数
10

背景:縦隔原発非セミノーマ胚細胞腫瘍(non-seminomatous germ cell tumor:NSGCT)の治療は化学療法が第一選択であり,手術は通常,腫瘍マーカーが正常化した症例における残存病変に対して行われる.一方,正常化が得られない場合にも手術が施行されることがあるが,その治療成績,予後は明らかにされていない.対象:2008年8月から2013年2月までに当院で施行されたNSGCTに対する手術症例7例.結果:AFPは初診時全例で高値,化学療法後正常化せず手術に臨んだ症例は3例であった.そのうちviable cellの遺残を認めた1例で術後再発があり原病死しているが,他2例においては無再発生存が得られている.結語:縦隔原発NSGCTでは,化学療法後にAFPが正常化しなくても大幅な減少が得られれば,残存病変切除により長期生存を期待できる症例がある.
著者
王 財源 遠藤 宏 豊田 住江 河内 明 北出 利勝 兵頭 正義
出版者
社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.370-373, 1991-12-01 (Released:2011-05-30)
参考文献数
5

『焼山火』は中国古来より刺鍼手技のひとつとして用いられてきた補法の変法手技である。刺鍼時において, 熱感や腫れぼさ覚え, 虚証で冷え症の患者に古くから行われてきた。では果たして刺針時において皮膚表面温度・深部温度・血流量がどのように変化をするか, 古来より伝えられてきた方法を用いて観察を行なった。今回は特に中国の老中医師に指導を賜わり研究を進め, 臨床的試験の結果, 皮膚温度・深部温度に上昇傾向が認められた。特に遠位部における皮膚温度と深部温度は, 刺鍼後40分目には1.0℃以上の上昇が認められた。局所においても0.5℃以上の温度上昇が認められた。
著者
平田 正源
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1290, pp.114-117, 2005-05-09

民主党の公認候補として、福岡2区で衆院統一補欠選挙に立候補しました。4月24日に行われた投開票の結果、落選しました。私を支持してくれた有権者の方々に感謝いたしますと同時に、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。 自民党からは、首相補佐官の山崎拓氏が出馬しました。
著者
奈良 昌治 新井 康通 小松本 悟 谷 源一
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.120-124, 1996-08-30 (Released:2012-08-27)
参考文献数
10
被引用文献数
2

我々は栃木県警察管内における自宅入浴事故死と温泉入浴事故死の2群に分けて,平成5年と平成6年について統計的に考察を行うことができた。自宅入浴事故死279例,温泉入浴事故死55例を対象とした。温泉入浴事故死は男性に多く,比較的壮年層に多かった。入浴事故死はいずれも冬期に多く,夏期に少ない傾向にあった。温泉入浴では自宅入浴に比べ,基礎疾患を持たない入浴突然死の割合が有意に高かった。
著者
竹本 常松 草野 源次郎 ヒキノ ヒロシ
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.86, no.12, pp.1160-1161, 1966-12-25

From the herbs of Youngia denticulata (Japanese name "Yakushi-so")(Compositae), germanicyl acetate (I), taraxasteryl acetate (II), germanicol (III), taraxasterol (IV), β-sitosterol (V), and 1-hexacosanol (VI) were isolated.
著者
今立 源太良
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, 1969
著者
北川 源四郎
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能 (ISSN:21882266)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.300-307, 2001-03-01 (Released:2020-09-29)

For automatic extraction of essential information and discovery from massive time series, it is necessary to develop a method which is flexible enough to handle actual phenomena in real world.That can be achieved by the use of general state space model, and it provides us with a unified tool for analyzing complex time series.To apply these general state space models, development of practical filtering and smoothing algorithms is indispensable.In this article, the non-Gaussian filter/smooother, Monte Carlo filter/smoother and self-organizing state space model are shown.As applications of the method, problems of detecting sudden changes of the trend and nonlinear smoothing are shown.
著者
団野 源一
出版者
大阪青山大学『大阪青山大学紀要』編集委員会
雑誌
大阪青山大学紀要 (ISSN:18833543)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.29-31, 2009

Yams such as 'nagaimo' and 'tukuneimo' are usually grated and eaten without cooking. Yam is one of a few starch-rich foods that can be eaten without cooking. The grated 'nagaimo' and 'tukuneimo' pastes were incubated at 37℃ for 120 min, but no increases in reduced sugar were detected. The starch granules prepared from 'nagaimo' and 'tukuneimo' were incubated with pancreatin of pig origin. The digestive rate of theraw starch of 'nagaimo' was only 5% to alpha-starch, and was the same as those of raw starch from 'tukuneimo' and potato. These results show that the reason for yams being eaten without cooking could not be ascribable to raw yam starch. Why are yams eaten without cooking? It is suggested that the taste of grated yams is ascribableto their visco-elastic properties.. (accepted. Nov. 30, 2009)
著者
尾之上 さくら 橋本 修一 今井 敏夫 丹羽 源男
出版者
Japanese Association for Oral Biology
雑誌
歯科基礎医学会雑誌 (ISSN:03850137)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.570-585, 1999-12-20 (Released:2010-06-11)
参考文献数
41
被引用文献数
2

アルカリ性ホスファターゼ (ALP) は, 細胞表面のグリコシルホスファチジルイノシトール (GPI) アンカー型タンパク質の一つであり, 骨芽細胞の石灰化と密接に関わっている。本研究では骨芽細胞様細胞株MC3 T3-E1のALP活性量におよぼす培養環境の影響を明らかにするため, この細胞をさまざまな播種密度と継代頻度で培養した。MC3T3-E1細胞を6, 500cells/cmcm2の播種密度で週1回継代培養すると, 130日以上たってもこの細胞 (W1/HD) は高いALP活性と石灰化能を保持していた。しかし1, 300cells/cmcm2の播種密度で, 週2回継代培養すると, この細胞 (W2/LD, W2/HD-LD) は培養50日以内にもとの細胞のもつALP活性と石灰化能のいずれも90%以上を失ってしまっていた。これら形質変化した細胞を130日間培養すると, ALP活性とコンフルエント時の敷石状形態を失ったW2/LDやW2/HD-LD細胞の細胞集団倍加時間とタンパク質生成能はいずれもW1/HD細胞の場合に比べてそれぞれ有意に短くまた低くなった。一方, W2/LDとW2/HD-LD細胞ではもう一つのGPI-アンカー型タンパク質である5'-ヌクレオチダーゼの活性もALP活性の場合と同様にW1/HD細胞の酵素活性の1/10以下にまで減少していた。しかしW2/LDやW2/HD-LD細胞の酸性ホスファターゼとβ-グルクロニダーゼ活性はW1/HD細胞に比べ逆に有意に増加していた。培養環境により誘導されるこれら細胞の形質変化は, 培養した培地中の生物学的因子や電離放射線の照射に起因するものではなかった。これらの結果から, MC3T3-E1細胞は高頻度・低密度の播種による継代培養を行うと, MC3T3-E1細胞の骨芽細胞様の特性からGPI-アンカー型酵素活性と石灰化能が特異的に失われることが示唆された。
著者
今泉源吉 著
出版者
篠崎書林
巻号頁・発行日
vol.続編, 1968
著者
林 倫子 森 彩乃 大窪 健之 金 度源
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D1(景観・デザイン) (ISSN:21856524)
巻号頁・発行日
vol.77, no.1, pp.99-109, 2021 (Released:2021-10-20)
参考文献数
20

水システムは地域の社会基盤として不可欠のものであり,その地域の生活や生業,そして景観を特徴づけるものである.本研究では,ヒアリング調査をもとに,現役の古式水道である交野市倉治の「取り水」の歴史と現在の利用実態を明らかにした.その際には,高島市勝野をはじめとする他地域の古式水道と比較しつつ,システムの特徴を地域横断的視点でも記述した.主な成果として,歴史に関しては,竹管や松材を利用した初期の取り水施設とその維持管理に関する地域知,施設と運営組織の近代化過程が確認された.現在の利用実態に関しては,住居内利用の場合,水質に対する意識に応じて利用用途に差が見られたこと,供給量の少なさと不安定さを克服するために貯水設備や上水道のバックアップ設備を住宅に備えていることが明らかとなった.
著者
源河 亨
出版者
美学会
雑誌
美学 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, 2017

Peter Kivy claims, from his early works, that music cannot arouse "garden-varietyemotion" such as joy, anger, fear, sadness. According to him, the emotion aroused bymusic is a special "musical emotion"; the object of this emotion is always music. Thisclaim seems to be counterintuitive and thus elicits many objections from philosophers,musicologists, psychologists, neuroscientists, and artists. However, I will argue thatKivy's position is most plausible given the philosophy of emotion. Especially, I will showthat there is no emotion deserving to be called "sadness" that is aroused by music. Byappealing to philosophical considerations on emotion, I will support the following twopoints that Kivy emphasizes. The first is the lack of an object. There are no sad things(no loss) while we listen to music. If sadness does not occur, the lack of an objectmakes no matter. The second point is the paradox of negative emotion. Sadness has anegative value and we prefer to avoid it. If we can accept this, why then, are we willingto listen to music that make us sad? Again, if sadness does not occur, there arises noparadox.