著者
伊藤 知子 田中 陽子 成田 美代 磯部 由香
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.463-467, 2007-11-15
被引用文献数
4

ツタンカーメンエンドウの子葉細胞および単離デンプンを用いて,細胞内デンプンの糊化について検討を行った.細胞内デンプンの規則構造の崩壊は,単離デンプンと比較して,崩壊が始まるのが遅く,抑制されることが明らかとなった.また溶解度,膨潤力ともに単離デンプンと比較して抑制されていた.小豆の場合と比較して,細胞壁の性状,また抑制のパターンは若干異なるが,ツタンカーメンエンドウの子葉細胞内デンプンの糊化はその他のあん原料豆と似た性質を示したことから,ツタンカーメンエンドウは製餡適性を有すると考えられた.
著者
田中 陽登 馬場 光希 浜島 悠哉
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2020
巻号頁・発行日
2020-07-04

研究背景・目的本校天文気象部では、約70年前より百葉箱による気象観測(1日2回、気温・気圧・湿度・風速・雨量・視程観測等)が続けられてきた。1995年以降は欠測が増えたが、2007年には自動観測装置を導入し、視程以外の観測を再開させた。2018年には目視による視程観測を再開したが、毎日同じ時間に屋上に出て観測することが難しく、過去に比較して欠測が非常に増えた。本研究では、この問題を解決するために、コンピュータ制御したカメラで定時に対象を撮影することによる新たな観測方法を開発した。カメラを使うことで観測者の視力の影響を無くすことも可能となる。自動観測装置の製作・設置都心方面のより多くの目標物を見渡せる場所として5回の屋上を選択し、手すりに土台を取り付けて観測装置を固定した。容器は粉塵や風雨から機器を守るためにアルミシートで覆った密閉型のケースを作り、電源供給のため屋外用の電源コードとLANケーブルを室内から繋げるよう工作した。観測装置は、一眼レフカメラと、カメラを制御するためのRaspberry Piで構成した。プログラムは、定時に写真を撮影し、撮影画像を自動的にGoogleドライブにアップロードする命令をPythonで記述した。さらに、スマートフォンによる操作で撮影ができるようにし、その時の空の様子や視程の具合を確認できるよう、Slackを通じて観測装置をコントロールするプログラムも作成した。観測方法と結果観測を自動で行うために、カメラの適正な露出や感度など、撮影する際の設定をあらかじめ決める必要がある。同一のタイミングで撮影設定の異なる数枚の写真を撮り、露出が適正である写真を選ぶ作業を繰り返して、設定を決めた。焦点距離は150mmに固定し、1回の観測で3種類の撮影設定を定めた。36㎞先のスカイツリーや25㎞先の新宿のビル群について、同時刻の目視観測の結果とカメラの撮影画像の結果を比較したところ、目視観測で視認できたものは3種の撮影画像でも確認でき、目視とカメラで観測結果に差はないことがわかった。目視と画像にょる識別の差については更に観測を増やして検討する必要がある。考察今回の自動観測で得られたデータと先行研究の1950~60年代の同時期(冬)のデータと比較してみると、現在のほうが、格段に視程がよくなっている。かつては視程が4km未満の日が多くあり、先行研究では冬の朝もやや大気汚染が視程の悪さの要因となっていると言及していたが、現在は天気により視程が悪い時でも4km先まで見通せており、朝もやが出現することはほとんどなかった。今後は更に、視程と天候、及び季節、黄砂や大気汚染との関係をより詳しく調査していく。
著者
関野 有紀 濵上 陽平 田中 陽理 坂本 淳哉 中野 治郎 沖田 実
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.39 Suppl. No.2 (第47回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.Ae0045, 2012 (Released:2012-08-10)

【はじめに、目的】 不動によって痛みが発生することはヒトおよび実験動物モデルを用いた報告等により周知の事実となりつつある.また,慢性痛の病態のひとつである複合性局所疼痛症候群(CRPS)に関する国際疼痛学会(IASP)の診断基準には患肢の不動の有無が掲げられている.所属研究室の先行研究により,ラット足関節不動化モデルにおいて不動期間が8週間におよんだ場合,中枢神経系の感作を含む慢性痛を呈するが,不動期間が4週間の場合は痛覚過敏のみで,中枢神経系の感作は認められないことが明らかとなっている.このことから,不動に伴う初期の痛みの原因は皮膚,末梢神経を含む末梢組織にあると推測され,実際に,ラット足関節不動化モデルの足底において表皮の菲薄化や末梢神経密度の増加が認められたことをこれまでに報告した.しかし,これらの皮膚組織の変化と不動に伴う痛み発生との関連性は未だ明らかにできていない.よって,本研究の目的は皮膚組織に着目し,その変調をさらに詳細に解析することにより,不動に伴う痛み発生メカニズムを探索することである.【方法】 実験動物には8週齢のWistar系雄性ラット20匹を用い,4週間通常飼育する対照群(n=10),右側足関節を最大底屈位にて4週間ギプス固定する不動群(n=10)に振り分けた.実験期間中、機械的刺激に対する痛みの指標としてvon Frey filament testを実施し,足底部にfilamentで刺激(4,15g ;各10回)を加えた際の逃避反応をカウントした.また,熱刺激に対する痛みの指標として足背部の熱痛覚閾値温度を測定した.すべての測定とも週1回の頻度で経時的に行い,測定は覚醒下でギプスを除去して行った.実験期間終了後,ラットを4%パラホルムアルデヒドで灌流固定し,足底部中央の皮膚組織を採取した.組織試料は急速凍結させた後に凍結切片とし,以下の検索に供した.まず,HE染色を施した切片を用いて表皮厚を計測した.次に,免疫組織化学的染色により末梢神経(A線維,C線維)を可視化し,表皮層下におけるそれぞれの末梢神経密度を半定量化した.さらに,Nerve growth factor(NGF)に対する蛍光免疫染色を行い,表皮層の染色輝度を測定することにより表皮におけるNGF産生を半定量化した.【倫理的配慮、説明と同意】 本研究は長崎大学動物実験委員会が定める動物実験指針に基づき,長崎大学先導生命体研究支援センター・動物実験施設において実施した.【結果】 不動を開始して1~2週目から,不動群において4g,15gのvon Frey filament刺激に対する逃避反応回数は増加し,また,足背部の熱痛覚閾値温度は低下した.そして,これらの変化は不動期間に準拠して顕著になり,不動2週目以降のすべての測定において対照群との有意差を認めた.次に,不動4週目の足底皮膚を組織学的に観察した結果,不動群において表皮の菲薄化,角質層の乱れが観察され,表皮厚は対照群のそれより有意に低値を示した.また,不動群の末梢神経密度はA線維,C線維ともに対照群のそれより有意に高値を示し,神経線維が表皮層へ進入する所見が観察された.さらに,不動群の表皮におけるNGF産生は対照群のそれより有意に高値を示した.【考察】 本研究では,4週間の不動に伴い機械的刺激に対する痛覚過敏および熱痛覚閾値の低下が観察され,この結果は先行研究とほぼ一致する.また,足底皮膚においては表皮の菲薄化や角質層の乱れ,表皮に分布する末梢神経の増加が観察された.先行研究によれば,末梢神経の増加は痛覚閾値に関与するとされており,不動に伴う痛覚閾値の低下の一因となっている可能性が高い.一方,皮膚組織の末梢神経の分布や密度に対しては,表皮の主要構成細胞であるケラチノサイトから産生されるNGFが関与するとされている.よって,不動群に認められた末梢神経密度の増加は,ケラチノサイト由来のNGF産生の増加に起因する変化であると推察される.加えて,NGFは痛みの内因性メディエーターとしての機能も知られており,NGF産生の増加自体が痛みの直接的な原因になっていることも十分に考えられる.以上のことから,不動に伴う痛みの発生には皮膚の組織学的変化が深く関与していると推測でき,今後さらに検討を進める必要がある.【理学療法学研究としての意義】 本研究は,不動に伴う痛み発生メカニズムに皮膚組織がその責任組織の一端を担っている可能性を提示している.われわれ理学療法士は皮膚組織を含む末梢組織に対して直接的に介入可能であることから,本研究の進展は,不動に伴う痛みに対する理学療法学的な介入方法の開発につながると期待できる.したがって,本研究は理学療法学研究として十分な意義があると考える.
著者
菱沼 光恵 田中 陽子 矢口 学 桒原 紀子 野本 たかと
出版者
一般社団法人 日本障害者歯科学会
雑誌
日本障害者歯科学会雑誌 (ISSN:09131663)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.605-615, 2015 (Released:2016-02-29)
参考文献数
73

口腔常在菌が口腔疾患だけでなく全身疾患の誘発に深く関与することが明らかにされてきている.障害児者や高齢者にとって,Porphyromonas gingivalis (P. gingivalis)を含む口腔常在菌を起因として,口腔機能や免疫機能の低下が相まった際に誘発される誤嚥性肺炎は,きわめて重篤な疾患となる.糖非分解性細菌であるP. gingivalisによってエネルギー獲得のために産生されたプロテアーゼは,タンパク質の代謝のみならず病原性にも関与しているとされている.P. gingivalisのゲノム解析が行われ,菌株の間で頻繁なゲノム再構成が起こっていることが明らかにされ,最近の研究でP. gingivalisのもつ線毛の遺伝子型(fimA)によってIからV型に分類した場合,fimA II型が進行性の歯周病患者に多いことが報告されている.また,P. gingivalisの産生するAminoacyl-histidine dipeptidase (PepD)はfimA II型に多く発現するプロテアーゼであることが明らかにされている.しかしながら,PepDに焦点をあてた報告はほとんどない.そこでわれわれはfimA II型P. gingivalisのPepDに着目し,気管上皮細胞に対する為害性について検索した.さらに将来的な新規分子標的治療薬開発の足掛かりとして,PepDを標的とした阻害剤についても,fimA I型P. gingivalisの増殖抑制効果が報告されているベスタチンを中心に検討を加えた.その結果,PepDは菌自身の生存に関与するだけでなく生体為害作用をもつことが明らかにされた.さらに,PepDがベスタチンの標的酵素であることが示唆され,P. gingivalisによって誘発される慢性炎症への新規治療薬としての可能性があることが考えられた.
著者
田中 陽菜
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.958, pp.56-59, 2018-02-15

入出力系以上に多くのシステムに関係するのが期間算出や営業日判定などに不可欠な「暦系」の対応だ。改元日となる2019年5月1日は水曜日であり、通常であれば平日。だが政府は臨時の祝日か休日とする方針だ。時期は未定だが必要な法案を提出して成立させる。
著者
田中 陽菜
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.966, pp.6-9, 2018-06-07

新元号の公表日が施行1カ月前の2019年4月1日に固まり、IT業界や産業界がシステム対応に向けて本格的に動き出した。思い切って西暦に切り替える、一部作業を前倒しするなど手段は様々だ。だが無事に対応を終えても安心はできない。
著者
田中 陽子
出版者
宮内庁正倉院事務所
雑誌
正倉院紀要 (ISSN:13431137)
巻号頁・発行日
no.32, pp.103-114, 2010-03
著者
浦野 直人 岡井 公彦 相川 和也 田中 陽一郎 石田 真巳
出版者
科学・技術研究会
雑誌
科学・技術研究 (ISSN:21864942)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.131-136, 2013 (Released:2014-01-07)
参考文献数
14

多摩川は日本の代表的な都市河川である。近郊の生活廃水や産業排水は、水再生センターを経て再生水として流れ込んでおり、河川水の抗生物質濃度は日本の都市河川中でも高レベルにある。本研究は、多摩川流域における多剤耐性菌の蔓延度の解析を行った報告である。2010年7月に上流(青梅市)、2011年5月に中流(立川市)と下流(川崎市)から、多摩川の表層水と底泥を採集した。1~8種類の抗生物質を含む培地を用いて、採集サンプルから一般細菌および抗生物質耐性菌をスクリーニングした。多摩川の表層水中の一般細菌数と抗生物質耐性菌数は上流から中流・下流へと下るにつれて増大したが、底泥中の一般生菌数と耐性菌数は中流が最も多かった。細菌数は環境中の有機物濃度と相関があると考えられた。多剤耐性菌は、下流では2剤耐性菌が多く、中流では3剤耐性菌、上流では5~8剤耐性菌と川を遡るにつれて、多剤耐性能が高くなった。5-8剤耐性菌群にはBacteroidetes門、2~3剤耐性菌群にはFirmicutes門が多かった。また、上流の一般細菌中にBacteroidetes門、下流のそれにFirmicutes門が多かった。従って、上流に多く生息しているBacteroidetes門は多剤耐性能が高くなり易いと考えられた。各流域において、多剤耐性菌中に重篤な病原性細菌は発見されなかったが、肺炎桿菌、食中毒菌、敗血症菌、腸炎菌の存在が見とめられ、上流に多く発見された。
著者
田中 陽介 清水 康夫
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集C編 (ISSN:18848354)
巻号頁・発行日
vol.79, no.804, pp.2874-2883, 2013 (Released:2013-08-25)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

We have been investigating small and high-strengthened single threaded worm gear. Previous our studies have shown that reducing thickness of worm tooth on addendum face enlarges elastic deformation of worm wheel. This proposed profile has advantages on improving contact ratio, gear efficiency, strength against impact force and fluctuation in torque. Though we have modified the profile of worm, we have not reported on a profile of worm wheel. In this paper, we propose the MUB theory that new profile of worm wheel improve contact ratio without increasing tip diameter of worm wheel. At first, we focused on meshing under base circle of worm wheel, and investigated geometrical shape on dedendum face manufactured by hob cutter. As a result, we derived formula of new profile of worm wheel for meshing under base circle. In addition, the MUB theory was verified by the experiment that used an actual worm wheel with MUB profile. It was shown that we obtained a new finding by the process of this research.
著者
前田 顕之 大関 悟 有地 榮一郎 出雲 俊之 大鶴 洋 岡部 貞夫 小村 健 川辺 良一 桐田 忠昭 草間 幹夫 迫田 隅男 佐々木 朗 篠原 正徳 田中 陽一 中村 太保 野口 誠 又賀 泉 山城 正司
出版者
Japanese Society of Oral Oncology
雑誌
日本口腔腫瘍学会誌 = Journal of Japan Society for Oral Tumors (ISSN:09155988)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.163-175, 2007-09-15
被引用文献数
1 1

舌癌治療ガイドラインの作成にあたり, 日本での舌扁平上皮癌治療の現状を把握するためアンケート調査を行い, 75回答の集計結果から本邦における舌扁平上皮癌治療の現状を報告した。<BR>有効回答の得られた75施設の過去10年間 (1995-2004) における総症例数は5, 906例であった。T, N分類ではT2が2, 700例 (45.7%) , N0が4, 367例 (73.9%) と最も多かった。<BR>手術療法では原発巣の切除範囲の適応基準, 頸部リンパ節転移に対する頸部郭清術および舌癌切除後の再建術における適応と術式については, 各施設とも適応基準がほぼ共通しており標準的な治療ガイドラインの作成は可能であるように思われた。<BR>一方, 原発巣や頸部の放射線や化学療法による, 術前・術後の補助療法の目的と適応が各施設それぞれに基準があり, その標準化はガイドライン作成の大きな問題点になると思われた。いずれにしても質の高いエビデンスを持つ治療法をガイドラインに盛り込む必要がある。
著者
田中 陽 亀山 幸義
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.48, no.SIG12(PRO34), pp.67-67, 2007-08-15

本研究は、関数型言語 Scheme における動的環境と限定継続の共存について検討し、形式的意味論を定義し、それに基づく実装を与えたものである。動的環境はプログラム実行時に動的に決定される環境で、Scheme では、プログラム中の手続きが一定の動的環境を持つことを保証するための機構として、dynamic-wind が用意されている。限定継続は、「計算の残りの一部」のことである。Scheme の標準手続き call/cc が、「計算の残り」全体を操作するのに対して、本研究で扱う shift/reset はこの限定継続を操作し、種々の探索問題などがより簡潔に記述できるようになる。すでに知られているように、dynamic-wind と call/cc の共存は容易ではない。Scheme の仕様書 R5RS の形式的意味論はこれらの共存に対応しておらず、後の研究で修正された。我々は、shift/reset を Scheme に追加し、記述力を向上させる研究を行っている。本研究はその一環として、dynamic-wind と shift/reset の共存について取り組んだものである。まず、R5RS の表示的意味論を拡張して、shift/reset に対応した意味論を与える。次に、プログラムの実行が dynamic-wind の性質を保証することを示すために、その意味論に対応する抽象機械を導く。またあわせて、この意味論に基づいた Scheme インタプリタを作成し、shift/reset と dynamic-wind を含むプログラムが正しく動くことを確かめた。
著者
岩渕 博史 岩渕 絵美 内山 公男 高森 康次 永井 哲夫 田中 陽一
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.703-707, 2006-12-20 (Released:2011-04-22)
参考文献数
21
被引用文献数
1 1

Glandular odontogenic cyst (GOC) was first proposed by Gardner et al in 1988 as an infrequent developmental epithelial cyst occurring in jaw bones. We describe our experience with a case of GOC arising in the mandible and report the clinical course. The patient was 52-year-old woman with clearly bordered multilocular radiolucent lesions in bothsides of the mandibular premolar region. These cysts were extirpated, and the specimens were studied by routine pathological examination and immunohistochemical staining with cytokeratins. The diagnosis was established to be GOC. The cyst recurred 3.5 years after surgery, and reoperation was performed.
著者
岩渕 博史 岩渕 絵美 内山 公男 高森 康次 永井 哲夫 田中 陽一
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.703-707, 2006-12-20
被引用文献数
2 1

Glandular odontogenic cyst (GOC) was first proposed by Gardner et al in 1988 as an infrequent developmental epithelial cyst occurring in jaw bones. We describe our experience with a case of GOC arising in the mandible and report the clinical course. The patient was 52-year-old woman with clearly bordered multilocular radiolucent lesions in bothsides of the mandibular premolar region. These cysts were extirpated, and the specimens were studied by routine pathological examination and immunohistochemical staining with cytokeratins. The diagnosis was established to be GOC. The cyst recurred 3.5 years after surgery, and reoperation was performed.
著者
小瀬 洋喜 池田 坦 田中 陽子 丹羽 早起
出版者
岐阜薬科大学
雑誌
岐阜藥科大學紀要 (ISSN:04340094)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.9-16, 1971-06-30

Air pollution in Gifu City was obserbed by the filter paper method from 1963 to 1965. The measurement on the variation of sulfur oxid and nitrogen oxid value was performed at eight places. It was found that the mean value of sulfur oxid was 0.31mg SO_3/day/100cm^2 and the value range was 0.01-0.71mg SO_3/day/100cm^2. The mean value of nitrogen oxid was 0.063mg NO_2/day/100cm^2,and the value range was 0.017-0.192mg NO_2/day/100cm^2. In Gifu City, we measured the smog states on the 10 th and the 15 th Jun. 1963. On the 10th, SO_2 was measured more than 0.2 ppm. But on the 15 th, SO_2-concentration was very low, and CO_2-concentration was very high. It was caused by burnning the wheat straw, so we call "Rural Type Smog". These smog states were caused by calm weather.