著者
堤 天心 呉 波 田中 正晴
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1434, pp.11-12, 2014-09-22

U-NEXTは、映像配信サービス「U-NEXT」向けに、ファーウェイ製のセットトップボックス(STB)「U-NEXT TV」の提供を2014年8月25日に開始した。ファーウェイ傘下企業(HiSilicon社、前身はファーウェイのASIC デザインセンター)が開発した先端チップセットを採…
著者
高坂 祐樹 扇田 いずみ 清藤 真樹 田中 淳也
出版者
日本水産工学会
雑誌
日本水産工学会誌 (ISSN:09167617)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.199-204, 2019

陸奥湾は青森県の中央に位置し,ホタテガイ養殖業が基幹産業である。ホタテガイは水温などの漁場環境の影響を強く受けるため,その変化に対応した迅速な管理が必要である。そこで青森県では1974年に,陸奥湾の環境をリアルタイムに把握するシステム「陸奥湾海況自動観測システム」(以下,ブイロボ)を導入し,ホタテガイの養殖管理に役立ててきた。ブイロボは約10年ごとに改良を加えながらシステムの更新を行っており,現在は第5世代目が陸奥湾の海況をモニタリングしている。一方で,2010年夏季にブイロボ観測史上最高の異常高水温により,湾全体の約7割のホタテガイがへい死した。このことがきっかけとなり,漁業者等から養殖魚場内の観測や水温予測などの新たなニーズが生じた。水産総合研究所では,翌年に高水温対策のための事業をたち上げ,簡易ブイや自記式水温計による沿岸域の観測や,ホタテガイの水温耐性試験などを実施した。その結果,ホタテガイ養殖海域の水温は,それより沖合のブイロボよりも最大で3.3℃高いことや,ホタテガイは25℃以上でへい死率が高くなることを把握した。しかし,簡易ブイは観測結果をリアルタイムに公開する機能がないこと,高水温を観測後の対策ではすでに遅いことなどの課題も判明した。ブイロボは事業として長年安定的に運用できる反面,このような課題に応じたカスタマイズは困難である。そこで,漁業者の多様なニーズに柔軟に対応するために,県内の観測ブイや気象等のデータを一元的に処理するシステム「青森県海況気象総合提供システム(海ナビ@あおもり)」を自主開発した。
著者
鈴木 宏昭 福田 玄明 鈴木 聡 田中 克明 山田 歩
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回全国大会(2013)
巻号頁・発行日
pp.1J3OS22a6, 2013 (Released:2018-07-30)

人間の行う様々な知的活動は感情,動機によって支えられている.近年,これらは意識できないレベルの周辺情報によって大きく影響を受けることが明らかになってきた.本報告では,これらについての認知科学,実験社会心理学の知見を紹介し,AI研究の方法論と組み合わせて,オフィスワーカのモチベーションを向上させるための方策を探究する.
著者
岩本 正実 田中 英一 伝田 耕平 山本 創太
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.71, no.705, pp.872-879, 2005-05-25 (Released:2011-03-02)
参考文献数
19

An anisotropic inelastic constitutive model of cortical bone was formulated to predict deformation and failure behavior in traffic accidents or falling by utilizing the framework of viscoplasticity and damage mechanics. The model can represent characteristic features of cortical bone, such as anisotropic elastic coefficients with strain rate dependency, viscoplasticity with strength anisotropy as well as strength asymmetry of tension and compression. The damage evolution equation also enables us to predict bone failure with rate dependency. Experimental data of uniaxial compressive or tensile loading tests of human cortical bone at various strain rates were used to validate the proposed model. Predicted stress-strain curves and failure points agreed well with those of experimental data at wide range of strain rates. This shows the present model can be used to predict bone failure in various impact simulations of traffic accidents or falling.
著者
田中 伸枝 馬場園 哲也 内潟 安子
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.87, no.Extra2, pp.E154-E161, 2017-11-30 (Released:2018-02-15)
参考文献数
44

There is a global consensus that early diabetic kidney disease (DKD) is characterized by persistent albuminuria. According to international guidelines, albuminuria is defined as a urinary albumin-to-creatinine ratio (ACR) ≥30 mg/g. Urinary albumin levels should be measured at least once a year. Moreover, albuminuria has been recognized as a predictor of cardiovascular disease.In our cohort study including 3,231 diabetic patients, baseline albuminuria, defined as urinary ACR ≥30 mg/g, was found in 35.1 % of patients; and a decreased estimated glomerular filtration rate (eGFR), defined as eGFR <60 mL/min/1.73 m2, was observed in 20.7 % of patients. The hazard ratio (HR) in each group stratified by albuminuria and eGFR was analyzed to simultaneously estimate the impact of these renal manifestations on renal outcomes. Compared to patients with normoalbuminuria and eGFR ≥60 mL/min/1.73 m2, there was no significantly increased risk for renal endpoints among individuals with normoalbuminuria and eGFR <60 mL/min/1.73 m2 [HR: 2.50; 95 % confidence interval (CI) : 0.99-6.33; p = 0.053]. In contrast, those with microalbuminuria and eGFR ≥60 mL/min/1.73 m2 had a significantly increased risk for renal outcomes (HR: 4.98; 95 % CI: 2.82-8.80; p < 0.001). Therefore, albuminuria may be an independent predictor for the progression of DKD in Japanese patients with type 2 diabetes. In contrast, the level of eGFR is less likely to be associated with renal endpoints. Further studies are required to clarify the implications of albuminuria in diabetic patients.
著者
室岡 貴之 濱屋 政志 フェリックス フォン ドリガルスキ 田中 一敏 井尻 善久
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.177-180, 2021 (Released:2021-03-24)
参考文献数
10

The recent growth of robotic manipulation has resulted in the realization of increasingly complicated tasks, and various kinds of learning-based approaches for planning or control have been proposed. However, learning-based approaches which can be applied to multiple environments are still an active topic of research. In this study, we aim to realize tasks in a wide range of environments by extending conventional learning-based approaches with parameters which describe various dynamics explicitly and implicitly. We applied our proposed method to two state-of-the-art learning-based approaches: deep reinforcement learning and deep model predictive control, and realized two types of non-prehensile manipulation tasks: a cart pole and object pushing, the dynamics of which are difficult to model.
著者
岡崎 直人 木谷 光伸 田中 利雄
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.133-136, 1984-02-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
8

蒸米上における麹菌の増殖におよぼす温度の影響について検討し, 増殖の限界温度が45℃ であること, 再び40℃ にすれば増殖が再開されることを見い出したっこのことは製麹管理上重要なことと思われる。また, 気中の炭酸ガス濃度を一定に保って麹菌の増殖に伴う酸素吸収を得定する方法を考案し, 炭酸ガスの影響を調べた。その結果, 0.1~1.0%の範囲で発芽の誘導期間を短縮する効果があること, 1%以上存在すると増殖を幾分阻害し, それに伴って酵素生産も低下することを認めた。
著者
和井田 節子 小泉 晋一 田中 卓也 Setsuko Waida Koizumi Shinichi Tanaka Takuya
出版者
共栄大学
雑誌
共栄大学研究論集 = The journal of Kyoei University (ISSN:1880859X)
巻号頁・発行日
no.14, pp.193-216, 2016

共栄大学教育学部では、2 年次必修演習科目「教育学基礎演習」(半期・1 単位)の中で「知的思考力」と、協同的に問題解決をする「社会的能力」の育成を目的に、教育政策的なテーマで、チームによるディベートを行っている。本研究では、2015 年の授業記録とアンケート結果から、ディベート学習の教育的効果と課題を検討した。その結果、「知的思考力」の向上は認められたが、「社会的能力」に関しては有意な効果は認められなかった。しかし、説得力のあるディベートができたチームには、協同的に準備ができたという感想を持つ傾向があり、チームワークのスキルを学ばせる必要も示唆された。
著者
田中 和幸 羽生 修二
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.76, no.660, pp.495-502, 2011-02-28 (Released:2011-03-31)

Reinforced concrete buildings lacking seismic isolation need reinforcement in earthquake-prone Japan. Guidelines for reinforcing them, and thereby conserving their historical value, have been set. This paper evaluates reinforcement efforts, focusing on reversibility and original structures, distinctions between the structures and their reinforcements. 76 modern reinforced concrete buildings are considered. Reinforcements must be distinct from original structures; otherwise the line between original structures and their reinforcements can become blurred. Article 12 of the Venice Charter addresses this concern. Additionally, historical monuments reflect cultural diversity. Reinforcements applied to concrete buildings likewise require originality of design, a fact also recognized in restoration guidelines. A third aspect of these structures is the features requiring reinforcement. Weakened points and other problems of a building must be truly reinforced, not simply disguised. Keeping the above aspects in mind, this paper offers advice on how to best reinforce historical reinforced concrete buildings so that people will enjoy them well into the future.
著者
田中 靖彦
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.491-492, 2004-09-20 (Released:2011-10-07)

感覚とは, 外来刺激をそれぞれに対応する受容器によって受けた時, 通常経験する心的現象を言う. その種類としてはいろいろあるが, 視覚, 聴覚, 触覚, 嗅覚, 味覚を五感という. その他に, 平衡覚, 痛覚, 圧覚, 温覚などである. 医学的にいうと, 視覚, 聴覚, 嗅覚, 味覚, 前庭感覚(平衡覚)を特殊感覚という. さらに, 体性感覚としての皮膚感覚, 深部感覚, また, 内臓感覚として, 臓器感覚, 内臓痛覚も含まれる. このように感覚器(受容器)は体中いたるところに分布している.人間の日常生活に, ことにコミュニケーションにはこれら五感が密接に関わっていることから, いろいろな「諺」としても汎用されてきている. 日く「生き馬の目を抜く」「馬の耳に念仏」「隔靴掻痒」「壁に耳あり, 天井に目あり」「二階から目薬」「寝耳に水」「見ざる, 聞かざる, 言わざる」「百聞は一見にしかず」「目と鼻の先」「目は口ほどにものを言い」「目から鱗」「目鼻をつける」「痒いところに手が届く」「痛し痒し」そして少々凝ったものとして「葵に懲りて膳を吹く」など, ちょっと考えただけでもこれぐらいの「諺」, 「言い習わし」をあげることが出来る. 西洋諺にも同じようなものがあることはご承知のとおりであるが, いかに生活に不可欠な機能かを物語っている.これら視覚, 聴覚に代表される感覚機能は, 今日でも日進月歩の発展を続けるIT化(情報化)社会においてひと時も欠くことのできない機能であり, 一層その重要性が増してきている(反面その障害も増加してきているが). また、わが国は世界一の少子長寿社会でもあり, その生活の質(QOL)に大きく貢献するのが「感覚器」であることは, 論を待たない. さらに, この感覚器障害は, 全身疾患の併発症としてしばしば見られることはよく知られているところであるが, 加齢変化として, あるいは生活習慣病, 感染症, 先天異常や難病などに頻繁に見られるものである. これまでは生命保持に医療の主力が注がれてきており, この生活の「質」を確保するための感覚器についての取り組みは取り残されてきた感がある. 早急に国の医療政策の1つとして, 予防から治療, さらにリハビリテーションにわたり, 総括的な対策が講じられなければならない問題である.「感覚器疾患」というくくりで, 国立病院療養所による政策医療ネットワークを形成している. 果たしてこれら全身におよぶ感覚器をどのようにまとめてゆくのがいいのか. 眼科, 耳鼻咽喉科はまず考えられるにしても, 皮膚科, 神経内科, 整形外科, 麻酔科, 脳神経外科, 口腔外科, はてまた精神科, などなど, 見えない, 聞こえない, 喋れない, ばかりでなく, 痛みや痒み, 香り, 臭いのない, 味がしない状況で果たして豊かな天寿をまっとうした, と言えるだろうか, これだけ人間の尊厳が問われる時代に, これら外界との接触の閉ざされた状態は, なんとしてでも開放しなければならない. 医学界のみならず, 最新のテクノロジーを駆使して速急に取り組まなければならない問題である. これはナショナルセンターにしなければとても扱えない範囲におよぶことになる. 近い将来, ナショナルセンターとして発展することを願っている.
著者
田中 博 森 竜樹 四ツ谷 晶二
出版者
一般社団法人 数学教育学会
雑誌
数学教育学会誌 (ISSN:13497332)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1-2, pp.53-57, 2018 (Released:2019-10-16)

高校数学の数列の学習において,「統一的な見方」の導入が重要であると考える.特に「累乗の和 の公式」については,統一性のない表記による指導法に工夫の余地があるのではないかと考える. ここでは,より統一性を持った表記を提案する.この表記法は単に覚えやすいというだけでなく, 4 乗和,5 乗和等への発展にも繋がる.また,その計算手法は,「等比数列の和の公式」等へも応 用できる.