著者
家島 明彦 玉田 圭作 金澤 宏明 柊 和佑 秦 美香子 池上 賢 西原 麻里 石川 優 岡部 拓哉 雑賀 忠宏 足立 加勇 想田 充 ALISON Brent YANAGIDA Takuya TOGNONI Nubia SARPA Bernard POON Man Wai Carol SOWON Kim BARAGLIA Jimmy
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011-04-28

人文・社会科学の主要な学会誌等55誌4698冊分を調査し,従来の論文検索では見つけられなかったマンガに関する研究を399本「発掘」した。また,マンガに関する人文・社会科学研究の国際的・学際的データベースを構築した。結果,①各学問領域に散在するマンガに関する研究知見の集約と体系的整理,②国や学問領域を超えた人的交流や情報交換,③当該分野における日本の主導権確立,という成果が得られた。
著者
石川 優
雑誌
表現文化
巻号頁・発行日
no.2, pp.87-102, 2007-03

1. はじめに : 既存のマンガやアニメ、ゲームなどを基にした、ファンによる二次的な表現行為、およびそれによって生み出されたテクストを、総じて〈二次創作〉という。所謂〈オタク〉の人々による造語であり、具体的には同人誌や同人ゲーム、フィギュア制作、コスチューム・プレイ(コスプレ)などの形態をとる。二次創作は同人誌即売会などを介して展開され、ファン同士の交流の手段として機能している。約30年の歴史をもつ同人誌即売会である〈コミックマーケット〉には、現在、1回の開催につき2万3千から3万5千サークルが参加し、40万人前後の一般入場者が集う。コミックマーケットという巨大イベントの主流が二次創作であることからも、その隆盛がうかがえる。……
著者
石川 優
雑誌
表現文化
巻号頁・発行日
vol.10, pp.3-20, 2017-03
著者
福井 孝太郎 石川 優馬 大野 圭介 榊原 菜々 高西 淳夫 誉田 雅彰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.265, pp.19-24, 2008-10-16
参考文献数
6

人間の発声器官の3次元機械モデルの確立を目的としたWaseda Talkerシリーズの開発において,音声生成の明瞭性の向上を目的とした新型発話ロボットWT-7R(Waseda Talker No.7 Refined)を開発した.これまでの3次元発話ロボットWT-7においては,舌部をリンク機構で構築し,その上に熱可塑性エラストマー・セプトン製のカバーをかぶせることで声道としていた.しかし,この方法ではカバーが十分な厚みが無いため音漏れが生じ,共鳴特性に問題があるため,結果として,生成される母音が不明瞭になってしまっていた.この問題を解決するために,新型ロボットでは,リンクが駆動する舌内部の空間を液体で満たすことにより,共鳴特性の向上を目指すこととした.実験による検討の結果,セプトンへのダメージが少ないという利点から,封入液体にはエチレングリコールを選定し,可動部ではオイルシールや液体ガスケットによって液漏れを防いでいる.また,WT-7においては舌のリンク自体の可動域が不足していたため改良を行い,口唇部においては断面積変化が不十分であったため,確実に必要な断面積変化を実現できる機構を採用した.これらの改良により,発話ロボットによって生成される母音の明瞭性が向上し,スペクトル解析で計測したフォルマントのバンド幅が狭くなっていることが確認できた.
著者
土屋 貴志 佐金 武 野末 紀之 新ヶ江 章友 石川 優 濱野 千尋
出版者
大阪公立大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2022-06-30

性行動の実証的調査および文献テクスト分析を踏まえ「性愛および『性的倒錯』とはそもそも何なのか」という問題について考察する。「性的倒錯」とは (i)「本来の性愛」からの逸脱、(ii)性愛に関する社会・文化的規範に対する違反、を含むが、両者は必ずしも重ならない。また、「本来の性愛」なるものを疑う立場もあれば、「本来の性愛」の普遍性から社会・文化的規範の恣意性を批判する立場もある。本研究では、従来のセクシュアリティ/ジェンダー研究の成果も踏まえつつ、性愛をとりまく社会・文化的背景について深く考察すると同時に、性愛および「性的倒錯」それ自体を問題とする根柢的な探究を行う。
著者
染谷 雅幸 石川 優佳 内記 香子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.156-161, 2001-03-01 (Released:2017-05-25)

東京大学法学部附属外国法文献センターで手に入れることができる, 海外の法令および判例資料の基本的な探し方について解説する。紙面の都合上, 本稿では, アメリカ, イギリス, フランスおよびドイツの4カ国に限った上で, それぞれの国の具体的な法令集・判例集を紹介している。国により, また年代により, 多様な形態の資料が存するため, それぞれの特徴や利用方法を理解することが, 法令および判例に関する情報を正確かつ速やかに把握するための第一歩である。難解とされている海外資料の検索を, 少しなりとも分かり易く伝えることが本稿の目的である。
著者
石川 優 志築 文太郎 星野 准一
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.979-991, 2018-03-15

本稿は,スマートウォッチ側面に取り付けられた小型測距センサアレイを利用して手の甲上をトラックパッドのように利用可能にするシステム,Novestを示す.Novestは,測距センサアレイにより得られる距離データと信号強度データを利用することで,指の2次元位置推定および指と手の甲間の距離の状態(タッチングとホバリング)の識別を実現する.製作したプロトタイプを対象とした評価実験において,ロボットアームが把持する丸棒と人の指・平面と手の甲の組合せの条件で指位置推定精度およびタッチングとホバリングの識別精度を求めた.結果,指+手の甲での指位置推定の平均誤差は4.2mmであった.また,タッチングとホバリングの識別精度は94.2%であった.In this article, we present the system named `Novest' which enables the user to use user's back of the hand (BoH) as a trackpad with a small ranging sensor array attached on the side of a smartwatch. Novest can estimate the 2D position of the user's finger and distinguish the state (touching and hovering) of distance between the finger and BoH with using the distance data and the received signal strength data acquired with a ranging sensor array. In our performance evaluation of the prototype of Novest, we evaluated the finger position estimation accuracy and the state classification of touching and hovering accuracy. We conducted it under the combination of the pointing methods, which are a round bar held by a robot arm and a finger, and pointed places, which are a flat surface and BoH. The results show that the mean error of finger position estimation is 4.2mm under a finger + BoH condition. In addition, the state classification of touching and hovering accuracy is 94.2%.
著者
石川 優 牟田 将史 田丸 順基 中田 英輔 上原 皓 星野 准一
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.227-236, 2014-06-30 (Released:2017-02-01)

In this paper, we propose the method for creating multi-view movable fogscreen, and then implement it in our system called "HANASUI". "HANASUI" displays handheld-like fireworks through a fog screen instead of sparkles. Our method generates projection data dynamically from a virtual space and then casts it with multiple projectors, tracking the marker attached to the device which spouts fog at the fogscreen with infrared cameras and infrared floodlights. Finally we conducted a survey to verify the capabilities of "HANASUI" and its potential for art and entertainment purposes.
著者
福井 孝太郎 新宅 英滋 下村 彰宏 榊原 菜々 石川 優馬 誉田 雅彰 高西 淳夫
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.26, no.7, pp.794-800, 2008-10-15
参考文献数
11

We have developed a vocal control method based on forward and inverse model, and new vocal cord mechanism, for anthropomorphic talking robot, Waseda Talker No.7, to produce various kinds of voices. The previous artificial vocal cord model could reproduce human-like vibration, however, the control range of the acoustic parameters are very small. We developed new mechanism could adjust the vocal cords tension effectively and control the glottal opening-closing, to broaden the control range. The control parameters of the vocal cords on WT-7 are vocal cord tension, glottal opening and air pressure, and the acoustic parameters are sound pitch, spectrum tilt and sound pressure. The relations between these parameters are complicated, and hard to modeling. The learning process consists of learning of the NN forward model and learning of the inverse model by using the forward model. In addition, the real-time auditory feedback mechanism is used to reduce the error. By this method, the acoustic parameters could be followed well the target.