著者
牧野 浩之 栗原 俊介 荒金 陽助 上野 正巳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. 情報学基礎研究会報告
巻号頁・発行日
vol.2013, no.5, pp.1-6, 2013-07-15

電力のピーク需要削減や全社的なエネルギーマネジメントに向けて,オフィスピルや設備の電力,温度,空調実態など 5,000 センサ規模の情報を 10 分間隔で把握でき,複数ピルからの情報を集約可能なスケーラピリテイを持つ電力可視化システム (DKS) の構築,運用を行った.DKS の実装として,MongoDB を用いたセンサデータのセミリアルタイム集計,および HBase を用いたスケーラブルな大規模データ蓄積が可能な基盤を構築した.予備実験では,フィールドトライアルを想定した条件において,目標とするセミリアルタイム性,スケール性を満たすことを確認した.その後,1 ピルでのフィールドトライアルを実施し,DKS を用いた節電対策によってシステムの有効性を実証できた.
著者
金田 昭久 真鍋 惇
出版者
宇部工業高等専門学校
雑誌
宇部工業高等専門学校研究報告 (ISSN:03864359)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.47-51, 1984-03-31

A wind energy conversion system was assembled with a small-scale wind driven generator (Yamada type) of rated output 1 KW, storage batteries of 24V×600AH and fluorescent lamps. This system was operated for 333 days for the period Aug. 1982 to July 1983. In the average of daily energies, the wind energy of 13.1KWH was inputted to the cross section (11.34m^2) of rotating blades, 1.07KWH of which was converted to electric energy and 0.89KWH was used for the lighting. The relation between mechanical efficiency and wind characteristics was discussed. The mean generation efficiency and the mean transfer efficiency of the energy throughout the system were evaluated as 8.2% and 6.8%, respectively. From these further problems were discussed.
著者
平井 敏博 石島 勉 越野 寿 池田 和博 小西 洋次 昆 邦彦 広瀬 哲也 金子 寛 雪野 英一郎 家城 信良 植木 和宏 岡部 靖
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.114-122, 1995-02-01
参考文献数
11
被引用文献数
11 2

平成5年7月12日に「北海道南西沖地震」が発生し,長期間にわたる避難生活を送る島民の中には,緊急避難時に義歯を紛失した者が多く,不自由な食生活を余儀なくされていた.本研究は,これら被災者に対する義歯補綴処置を中心とした歯科救援活動から,アンケート調査をもとに,災害時における義歯紛失者への対処や緊急援助食料などに関する歯科的問題点および災害発生時の歯科救援活動のあり方について考察した.さらに,3カ月後の予後調査結果をもとに,その使用状況ならびに咀咽機能の回復程度について検討を加えたものである.
著者
金子 宜正
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.50, pp.48-49, 2003-05-01

The Ittenschule (1926-1934) was an art and design school established by Johannes Itten in Berlin. Among the instructors at the Ittenschule were painters Shounan Mizukoshi and Yumeji Takehisa and there were two students from the Jiyugakuen, Misses Mitsuko Yamamuro and Kazuko Sasagawa. Until now I have publicized some papers on the details of their activities at the Ittenschule and their acceptance in Japan. This presentation further clarifies how Itten's way of thinking in the art/design education and the activities of the Japanese people interrelated, including their mutual interchange and the circumstances in Berlin surrounding Itten in those days. The relationship between Itten's artistic thought in modern design and Japan is thus discussed.
著者
金木十一郎 訳
出版者
海軍水路局
巻号頁・発行日
1878
著者
金沢 幾子
出版者
経済資料協議会
雑誌
経済資料研究 (ISSN:03853586)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.19-39, 1997-05-20
著者
松橋 崇史 金子 郁容
出版者
日本スポーツ産業学会
雑誌
スポーツ産業学研究 (ISSN:13430688)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.39-55, 2007-09-30 (Released:2010-07-27)
参考文献数
31
被引用文献数
4 5

This study examines the potential importance of what we call "local community strategy" in the realm of management for professional sports clubs. In particular, we focus on J League (soccer) clubs since the year 2000. Activities corresponding to the "local community strategy " are supposed to consist of the following five components.(1) Providing services to a local community through sports(2) Participating in festivals and other similar events of a local community and visits to local shopping malls and other places(3) Creating a system for receiving community volunteers(4) Creating a system for obtaining goods and services form community businesses(5) Establishing rules for obtaining funds from the community This study analyzes data acquired from a questionnaire survey sent to all J League clubs belonging to division 1 (J1) and division 2 (J2), and from interviews with several key clubs. We show that the local community strategy is becoming, explicitly and/or potentially, one of the more important elements of J League club management. For the analysis, we classify J League clubs into three groups, roughly speaking, in accordance with the size of the annual sales of the club. We first show, based on our survey and interviews, the level of activities of each club targeted to a local community. We find that each of the three groups has good reasons for taking local community strategy seriously, and that the reasons, ranging from urgent needs for survival to a risk hedge to deal with uncertainty, differ depending on the group.
著者
清澤 毅光 安田 潤 金井 省二 勝田 雄吉 大田 春外 宮田 由雅
出版者
静岡大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

本年度の研究目的に沿ってまず実数体や複素数体上のバナッハ空間について図書、論文等により現在どのようなことが研究されているかの理解を深めた。さらに非アルキメデス的付値体上のバナッハ空間についての文献も調べ、世界の現状を把握した。また、学会、シンポジウム等に参加したり、研究分担者等との討論等を通してこの分野に関連する種々の知識を得た。これらのことを通して本年度主に研究したことは、1.バナッハ空間上のある種の分解について。2.コンパクト作用素の拡張。3.位相空間上の非アルキメデス的付値体に値をとる有界な連続関数の空間や第2次共役空間等における補空間をもつ部分空間について、である。そして得られた結果は、Kを非アルキメデス的付値体、E,FをK上のバナッハ空間とするとき次の通りである。1.については、(1)E上のSchauder分解は強収束するが一様収束はしない。(2)Kが球完備でEがGrothendieck空間のとき、EはSchauder分解をもたない、ことを示した。この結果はThe Rocky Mountain J.of Mathで発表されることになっている(現在校正済みである)。2.については、(1)Kが球完備のときEの部分空間からFへのコンパクト写像Tは、そのノルムを変えないでE全体で定義されFへのコンパクト写像に拡張できる。(2)Kが球完備でないときEがstrongly polarでFがpolarならば、Tは任意のε>oに対して、E全体からFへのコンパクト写像でそのノルムが||T||と(1+ε)||T||の間にあるものに接続できる、ことを示した。3.については、(1)BC(cl^n)_1)がCo(] SY.encircled+. [)Xと線形同型となるバナッハ空間Xが存在する。(2)Kが球完備でないときBc((Co)_3)がl^m(] SY.sym. [)Yと線形同型となるバナッハ空間Yが存在する、ことを示した。ただし(l^m)_1、(Co)_1はl^m、Coの元でノルムが1以下である全体である。2.、3.については、現在投稿中である。
著者
千葉 一永 金崎 雅博
出版者
進化計算学会
雑誌
進化計算学会論文誌 (ISSN:21857385)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.28-37, 2013 (Released:2013-05-17)
参考文献数
22

Design informatics, which is the efficient design methodology, has three points of view. The first is the efficient exploration in design space using evolutionary-based optimization methods. The second is the structurization and visualization of design space using data mining techniques. The third is the application to practical problems. In the present study, the influence of the difference among the seven pure and hybrid optimization methods for design information has been investigated in order to explain the selection manner of optimization methods for data mining. The practical problem of a single-stage hybrid rocket is picked up as the present design object. A functional analysis of variance and a self-organizing map are employed as data mining techniques in order to acquire the global design information in dasign space. As a result, mining result depends on not the number of generation (i.e. convergence) but the optimization methods (i.e. exploration space). Consequently, the optimization method with diversity performance is the beneficial selection in order to obtain the global design information in design space.
著者
金澤 正憲 平野 彰雄 赤坂 浩一
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.39(1994-DPS-065), pp.145-150, 1994-05-19

多くの研究者が共同で利用する大型計算機システムでは、利用者の保存ファイルおよびセンターの提供するデータベースの容量は、増加の一途を辿っている。しかし、すべてのファイルが毎日参照されるわけではなく、3ケ月から数ケ月間まったく参照されないファイルもある。このような状況に対して、ファイルの階層化が採用されるのが通常である。ここでは、京都大学大型計算機センターで導入した利用者保存ファイルに対する階層ファイルの構成・概念と運用について述べる。さらに、利用者保存ファイルのバックアップとリカバリの方式についても述べる。
著者
金山 萬里子 金山 弥平
出版者
大阪医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

近世哲学の発展に多大の影響を与えたセクストス・エンペイリコス(紀元200年頃)の著作に認められるピュロン派懐疑哲学は、それまでの懐疑主義的議論、なかんずく前3世紀に懐疑主義に転換したアカデメイア派の諸議論を取り入れつつ、ギリシア認識論を集大成し、哲学の全領域を反省的に振り返るものであった。本研究では、セクストス著作におけるピュロン派、アカデメイア派の諸議論を通して、古代懐疑主義の特徴を明らかにし、現代認識論への新たな視点を提供しよう試みた。
著者
金井 遵 須崎 有康 八木 豊志樹 並木 美太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.90, no.6, pp.1383-1393, 2007-06-01
被引用文献数
4

本論文では,モバイル環境をはじめとしたCPUやメモリなどのハードウェア資源が制限された環境でHTTP-FUSE-KNOPPIXによる実用的なシンクライアント環境を実現するために,高速化・負荷分散機構,耐故障性機構を実装したモバイルシンクライアントサーバHTTP-FUSE-KNOPPIX-BOXを開発した.キャッシュサーバはネットワークの遅延やバンド幅を隠ぺいし,高速化するとともに,ブロックファイルを取得する一次サーバがWAN側にあり,インターネット接続がない環境でもOSを起動可能にする。また,ソフトウェアRAIDを導入し,ファイル入出力性能自体を向上させるとともに,RAIDの冗長性により耐故障性を向上させた.更に,DNSであるDNS-Balanceを改良し,サーバの負荷分散を行うとともに,サーバの障害を自動的に検知し,動的にクライアントの接続サーバを切り換えることで耐故障性を確保した.評価により,CPUやメモリなどのハードウェア制限があるサーバ環境においても,従来のシンクライアントと遜色ない性能を実現でき,障害発生時にもユーザが意識することなくシステムの正常動作が継続できることを確認した.