著者
大村 英史 柴山 拓郎 高橋 達二 澁谷 智志 二藤 宏美 古川 聖
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

雰囲気は、環境から知覚される情報の総体である。知覚される情報を定量的にコントロールすることは、任意の雰囲気を作り出すために有用であると考えられる。私たちは、音の知覚である音楽に着目し、発音時間および周波数の構造をエントロピーに基づいて構造化し、音楽を生成するシステムを開発した。本システムはwebブラウザ上で動作するため、ユーザは任意の環境で音知覚を行うことができる。
著者
高橋 久 石井 富夫 田辺 和子 池田 平介 山本 勝義
出版者
Japanese Dermatological Association
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.85, no.7, 1975

サリチル酸は経皮吸収率の良い物質として早くからその尿中排泄を指標として経皮吸収の研究に使用せられて来た.その吸収は角層を変性せしめるためとも,経毛嚢的とも言われるが,未だ解明され七いない. 今回ブタの皮膚に 14C 標識サリチル酸を貼布し,液体 scintillation counter と autoradiography によりその皮膚内分布を検討した結果,この物質は経毛嚢的に吸収され易いことが明らかとなった.著者等の一人高橋はかつてサリチル酸等の諸物質と毛髪との親和性について報告し,サリチル酸も相当高度に毛髪と親和性のあることを確認したが,今回のサリチル酸の経毛嚢吸収は,こうした本物質と毛髪との親和性によるものか,或は本物質が毛嚢内の皮脂に溶解するためにおこるものかは今後の検討にまたねばならない.
著者
齋藤 高弘 釜田 朗 島村 和宏 清野 晃孝 中島 大誠 佐々木 重夫 竹内 操 高橋 和裕
出版者
奥羽大学
雑誌
奥羽大学歯学誌 (ISSN:09162313)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.63-70, 2007-06

第1学年の早期体験学習でKJ法および二次元展開法の緊急度で抽出された22項目および対応策で抽出された17項目を,教員で同意の得られた19名に対してアンケートを行い,分析は因子分析およびLogistic回帰分析で行った結果,1)緊急度の因子分析では,第1因子から第11因子まで選択され,「移動しづらさと不自由性」,「専門知識がなく,マナーも悪い」,「教員の準備は良いが資料不足」など学生側および実施立案側に対する問題点が抽出された。2)対応策の因子分析では,第1因子から第7因子まで選択され,「質問しやすい実習内容と時間を」,「指導内容の再考」,「説明の統一と回数を少なく」など実務教員自らの事項および実施立案側に対する問題点が抽出された。3)目的変数を教員と学生としたLogistic回帰分析の緊急度では,「学生の専門知識」(P<0.05)が有意に高い影響力がみられた。4)Logistic回帰分析の対応策では,「教員の説明を統一しておく」(P<0.01),「学生の質問時間と場所をつくる」(P<0.05),「二年時以降も実施する」(P<0.05),「学外学習(介護施設等を入れる)」(P<0.05),「学生が興味のわくような説明をする」(P<0.05),「事前グループ検討をする」(P<0.05)および「見学以外の学習を取り入れる」(P<0.05)の順で有意に影響力を持っていた。以上より,教員へのアンケート結果は学生側に対する要望ではなく実施立案側への要求が大きいことが示唆された。

1 0 0 0 OA 馬術教程

著者
高橋静虎 編
出版者
軍事教育会
巻号頁・発行日
1903
著者
高橋 達明 ラミレス・カセレス・ギジェルモ・オラシオ 勅使河原 可海
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.122, pp.43-48, 2005-12-09
被引用文献数
1 1

近年,企業の抱える情報資産を守るために多くの企業がセキュリティポリシ策定などの情報セキュリティ対策がとられている.セキュリティポリシを策定するのに手助けとなるのが情報セキュリティマネジメントの実践のための国際標準ISO/IEC 17799である.ISO/IEC 17799に基づいた情報セキュリティポリシを策定するには,ISO/IEC 17799自体の分類が不適切であり複雑な構造になっているため必要な管理策を選択することが困難である.そこで,本研究ではISO/IEC 17799の「参照」という記述に着目し,その概念を用いて管理策の相互関係を明確化するため,Native XML Databaseを用いた構造化に関する検討を行った.その結果,情報セキュリティポリシ策定時に管理項目を選択するために必要となる管理項目が分り,重要となる管理項目が明確になった.Recently, in order to protect the information property, many enterprises are using information security policies including security policy making. An international standard for information security management, ISO/IEC 17799 "Code of practice for information security management" is helpful for those who make security policies. Regarding the information security policies based on ISO/IEC 17799, since ISO/IEC 17799 is not well classified into domains, objectives and controls and the structure is complicated, it is difficult to select necessary management controls. In this research, we intend to structure ISO/IEC 17799 to clarify the interrelation of domains, objectives and controls, paying attention to the descriptions "See" of ISO/IEC 17799, by making use of Native XML Database. As the result, in order to make the information security policies, necessary controls to be selected are recognized, and the important controls are clarified.
著者
山口 章三郎 大柳 康 辻川 洋三郎 高橋 義男
出版者
社団法人日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.23, no.250, pp.588-592, 1974-07-15

The effects of dimensions and supporting conditions on the compressive strength and deformation of polyvinylchloride pipes under external pressure were discussed. The following four kinds of pipe supporting conditions were used; (A) compression between two steel plates, (B) compression between a steel plate and a concave wooden block, (C) compression between two concave wooden blocks, and (D) compression between two concave hard rubber supporters. The main results obtained are as follows. (1) The relation between the compressive strength P and the dimensions of PVC pipe is given by the following formula, similar to the mid load bending for a both end flxed straight beam with a rectangular section; P=(4σ_b・l・t^2)/(3・Dm)・c_1 (a) where, l, t and D_m are the length, thickness and diameter of pipe, respectively, c_1 the correction coefficient according to pipe supporting conditions, and σ_b the bending stress in kg/mm^2. The value of correction coefficient c_1 was 0.81〜1.35 for A-method, 1.35 for B-method, 8.0 for C-method and 2.3 for D-method, respectively. (2) The deflection δ under elastic deformation is given by the following formula; δ=(P・D_m^3)/(8E・l・t^3)c_2 (b) where, E is Young's modulus in kg/mm^2 of pipe material, and c_2 the correction coefficient similar to c_1. The value of c_2 was 2.22 for A-method. (3) It seems reasonable, therefore, that the theory of straight beam may be applied to the compressive strength and deflection of plastics-pipe under external pressure by using the correction coefficient c_1 or c_2.
著者
高橋 崇宏 倉 陸人
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第40回ケモインフォマティクス討論会 山口
巻号頁・発行日
pp.O17, 2017 (Released:2017-10-19)
参考文献数
4

化学気相堆積法の研究開発の自動化を目指して、反応装置内部において原料ガスが気相反応や表面反応を経て薄膜になる反応機構(反応モデル)を明らかにするための実験計画を自動的に立案するシステムを開発した。立案アルゴリズムは共分散行列適応進化戦略法を用いて実現した。そして、システムの提案結果の妥当性を化学気相堆積法の仮想的な実験結果を用いて検証した。
著者
劉 忠杰 高橋 憲人 上山 智之 廣田 周吾
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要 平成22年度秋季全国大会
巻号頁・発行日
pp.53, 2010 (Released:2010-11-09)

自転車のフレーム溶接では美麗なビード外観を求められるため、一般的にはティグ溶接が使用される。ティグ溶接は溶接作業者の溶接技能に依存し溶接速度も遅いため、生産効率を高めるためにミグ溶接ロボットの導入が要求されている。しかし、ミグ溶接ではティグ溶接のような明瞭なうろこ状ビードが得られない。筆者らはミグ溶接でも明瞭なうろこ状ビードを形成できる溶接ロボットシステム「サイクルパルス溶接法」を開発した。
著者
高橋 久子
出版者
臨川書店
雑誌
国語国文 (ISSN:09107509)
巻号頁・発行日
vol.84, no.9, pp.46-57, 2015-09
著者
高橋 泰城
出版者
The Academic Association for Organizational Science
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.23-34, 2014-06-20 (Released:2014-10-03)
参考文献数
35
被引用文献数
1

本稿では,ニューロエコノミックス(神経経済学)の現在の新しい展開に関して,物理的入力刺激と知覚反応の大きさとの関連を調べる「心理物理学」の方法や知見を応用することが重要であることを解説し,経営やマーケティングの観点からも概観的に解説を行う.また,筆者の行っている研究を,そのような観点から紹介し,経営判断などにも関係するタイムマネジメント,ワークライフバランスやビジネスエシックスの研究への応用の方向性についても論じる.
著者
高橋健自, 武谷等 編
出版者
東京図書出版
巻号頁・発行日
1897
著者
高橋 徹三 松浦 義行 大沢 清二 深谷 澄 仲原 弘司 増子 和子 岩井 瑞枝
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.21-29, 1983
被引用文献数
1

茨城県における児童, 生徒の食物摂取の実態を把握し, 栄養指導の基礎資料を得ることを目的として, 昭和52年5月と11月の2回, 小学校89校, 中学校30校の児童・生徒計7,961名を対象に, 金, 土, 日曜日の3日間食事調査を実施し, 合わせて食品摂取と体位, 体力との関連についても検討した。牛乳, 乳製品, 緑黄色野菜に関する結果は次のとおりである。<br>(1) 家庭における1人1日当たり摂取量を5月, 11月のそれぞれ土, 日曜日の計4日の平均値でみると, 牛乳は児童55.8g, 生徒73.3g, 乳製品は児童4.9g, 生徒5.6g, 緑黄色野菜は児童23.4g, 生徒23.0gであった。<br>(2) 学校給食 (金曜日昼) を除く3日間の家庭食についてみてみる。<br>1) 食事別では, 牛乳は間食で最も多くとられ, 夕食で最も少なく, 緑黄色野菜は夕食で最も多く, 間食で最も少なかった。乳製品は間食で2/3が占められ, 朝, 昼, 夕食の摂取量は極めて少量であった。<br>2) 生徒と児童の比較では, 牛乳は生徒のほうが摂取量が多かったが, 乳製品, 緑黄色野菜は有意差がなかった。<br>3) 男子と女子の比較では, 牛乳は男子のほうが, 乳製品は女子のほうが摂取量が多かった。緑黄色野菜は有意差がなかった。<br>4) 5月と11月の比較では, 緑黄色野菜は11月のほうが多く摂取されていた。牛乳, 乳製品は有意差がなかった。<br>5) 牛乳, 乳製品および緑黄色野菜の摂取量にかなりの地域差がみられた。<br>6)摂取量の分布をみると, 3日間家庭で全く摂取しなかったものの割合は, 牛乳は児童53.7%, 生徒45.6%, 乳製品は児童79.6%, 生徒77.8%, 緑黄色野菜は児童16.7%, 生徒13.7%であった (5月)。<br>7) 各食品群の種類別では, 乳製品はヨーグルト類とアイスクリームが, 緑黄色野菜はにんじん, ほうれん草, ピーマンが約2/3を占めていた。<br>(3) 学校給食は家庭での昼 (土, 日曜日の平均) に比べ, 摂取量は, 牛乳は児童16.3倍, 生徒13.6倍, 乳製品は児童14.8倍, 生徒15.1倍, 緑黄色野菜は児童, 生徒ともに3.6倍であり, 金曜日の1日総摂取量のうち学校給食に由来する摂取量の割合は, 牛乳は児童79.0%, 生徒72.6%, 乳製品は児童62.5%, 生徒73.2%, 緑黄色野菜は児童41.8%, 生徒42.3%であった (5月, 11月の平均)。<br>(4) 牛乳, 乳製品, 緑黄色野菜の摂取量はそれぞれ独立して体位, 体力に関連するというよりはむしろこれらの総合的な摂取状況が他の因子とともに体位, 体力に影響することが示唆された。
著者
亀田 隆夫 高橋 辰宏 小山 清人
出版者
The Japan Society of Polymer Processing
雑誌
成形加工 (ISSN:09154027)
巻号頁・発行日
vol.17, no.8, pp.571-579, 2005-08-20
参考文献数
15
被引用文献数
1

The precise measurement of three dimensional shrinkage at different locations within molded parts is seldom reported. In this research, we compared the measured shrinkage (relating the difference between the dimensions of the metal mold and the resultant molded plastic parts) with calculations based on PVT measurements for parts made from AS and ABS resins. With increasing packing pressure, the shrinkage was minimized in the normal direction (ND) more than in the melt flow (MF) and transverse (TD) directions. The ND shrinkage was proportional to the volume shrinkage, while those of the other directions were proportional to less than the 1/3 power of volume shrinkage. The TD shrinkage was larger than the MD shrinkage. With increasing packing pressure, the gate seal time increased for ABS, but hardly changed for AS. The molecular orientation, obtained from birefringence measurements, increased with packing pressure.