著者
樋口 雅文 屋代 智之 黒田 浩一 矢込 宏敬 横山 光男 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.361-362, 1992-02-24

近年、大都市における交通渋帯はますます激しくなるとともに、慢性化している。そのために生じる時間的、経済的損失も無視できないレベルに達し、深刻な社会問題となっており、早期解決が強く望まれている。そこでここ数年来、交通流を解析するために高速道路や一般道における交通流のシミュレーションに関する研究が盛んに行われている。交通渋帯を解消する一つの方法として、道路に流入する交通量を制限することが首都高速道路などで行われている。本研究は、首都高速道路における流入制限が交通流に与える影響を調査することを目的とする。この調査のために首都高速道路環状線内回りのシミュレーションモデルを作成し、計算機上においてシミュレーションを行った。
著者
深山 果 黒田 稔
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.114-115, 1956-09-20
著者
徳地 直子 黒田 幸夫 岩坪 五郎
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.135-144, 1991-03-01
被引用文献数
6

スギ人工林を主とする小集水域試験地において, 鉛直方向の水の流れに沿って降水・林内雨水・土壌水・湧水・渓流水の質的・量的な変動を測定した。森林土壌に7種類の長さをもつパイプを垂直に挿入して低部からの流出水を土壌水として3年間継続的に採取した。冬期季節風の影響で, 降水・林内雨でCl-濃度が上昇した。スペクトル解析によりCl^-濃度の変動の土壌下層への移動が確かめられ, 各層における濃度変動の時間的ずれから求められたCl^-の移動速度は0.15〜0.39cm/dayであった。土壌下層ほどCl^-濃度のやまは低くなり, やまのすそは広がった。Cl^-の移動速度と濃度変動が移動する期間の流出土壌水量より求めた土壌水の平均移動速度は0,28〜1.06cm/dayでCl^-より速かった。Na^+はCl^-とともに林地に供給され, Na^+濃度も表層では季節変動を示したが, 下層では土壌コロイドヘの吸着や溶脱のため季節変動は不明瞭になった。渓流水では, 流出経路の異なる成分が混ざり合うため, 季節変動は不明瞭であった。
著者
黒田 祐二 桜井 茂男
出版者
筑波大学
雑誌
筑波大学心理学研究 (ISSN:09158952)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.129-138, 2001

In recent years, research into childhood depression has continued to increase. This research has focused on the cognitive factors and behavioral factors for intra-personal vulnerability to childhood depression, and ...
著者
木村 雅彦 桑原 徹 平位 隆史 黒田 伸一 竹中 俊夫 佐伯 和俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27
被引用文献数
1

近年、発電プラントでは遠隔監視システムを導入し、従来の巡回点検による作業員の負荷低減を図っているが、更なる省力化を目指し、監視カメラの映像を画像処理することにより自動監視装置の導入が検討されている。しかし、監視対象が微小な油滴であったりコントラストの低い発煙であるがゆえ、プラント内の複雑背景下では実用的なアルゴリズムの構築は困難な問題であった。本稿では油滴、発煙の検出をターゲットに、異常事象検出能力を上げるとともに外乱除去能力を付加した信頼性の高いシステムを開発したので報告する。
著者
黒田 英憲 小澤 朋之 亀田 弘之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.387, pp.19-24, 2007-12-07
被引用文献数
1

近年,Webページや書籍などにおけるデザインに注目が集まっている.本稿ではデザインのイメージを決定付ける主要な要因の1つである「配色」と「レイアウト」に着目し,近年さまざまに研究が進められている印象語からWebページデザインを決定する新たなシステムの提案・構築をおこなう.印象語は人が受ける印象やイメージを言葉にしたもので,色彩に対する印象表現に最適であり,印象語から色彩を扱うことができれば,配色デザインの作業が軽減できる利点がある.そこで本システムでは,さまざまな研究においてその有効性が示されている日本カラーデザイン研究所が構築したカラーイメージスケールを基にした配色をもちいた.また,レイアウトでは現在Webページにおいて使用される代表的な5種類のレイアウトをもちいた.これらの配色とレイアウトを取り入れ,印象を明確に伝えるWebページ作成システムを提案した.以上の提案をプロトタイプシステムに実装し,これをもちいた評価実験の方法を述べる.
著者
堀居 賢樹 黒田 隆男 松田 祐二 信定 俊英 栗山 俊寛 松本 茂則
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.41, no.11, pp.1039-1046, 1987
被引用文献数
1

502 (V) ×600 (H) 画素フレームインタライン転送CCD (FIT-CCD) 撮像素子を試作し, スミア特性, 可変電子シャッタ駆動, および, 従来の蓄積駆動の欠点を改良した新フレーム蓄積駆動を中心に検討し, その確認を行った.その結果, スミア特性については, 転送周波数依存性との関係を調べ, 掃出し周波数を1MHzで行うことにより0.0003%と, 従来のIT-CCDに比べ大幅な低減効果を得た.電子シャッタについては1/60, 1/125, 1/250, 1/500, 1/1000, 1/2000秒のシャッタ速度が可能なことを確認した.新フレーム蓄積駆動として, フレーム残像がなく, 高い垂直解像度が得られる電荷制御フレーム蓄積 (CCフレーム蓄積) 駆動を提案し, 良好な結果を得た.また, FIT-CCDに伴う, 垂直転送効率, 信号電流に検討を加え, 良好な素子特性を実現した.
著者
黒田 誠司 檜垣 正浩
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.261-262, 1993-03-01

近年,多量のメモリや高速な演算を必要とする処理に対して,パソコンでは対応しきれなくなり,ワークステーションを使用するケースが増加している。また,コンピュータネットワークの普及にともない,ワークステーションを使用して,電子メールやファイル転送などのネットワークサービスを利用し,情報交換を行う人が増えている。このような状況にもかかわらず,ワークステーション用の日本語変換は,パソコン用のものと比べて,ユーザにとって十分に満足するものとは言い難い。そこで本発表では,パソコン用の日本語変換(ATOK,VJE,WXIIなど)をワークステーション上で使用できるシステム(日本語入力システム)の概要について述べる。
著者
田島 俊彦 中村 敏郎 黒田 貴紀
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.37-46, 1995-02-25
被引用文献数
3

回転円筒水槽実験で観測される定常傾圧波動の基本的構造は、低圧性・高圧性の渦、渦の間を蛇行する上層(東向き)・下層(西向き)ジェット流と境界層でできている。この構造をもとに、最近、菅田・余田は円筒水槽内の流体粒子のラグランジュ運動を数値的に調べた。彼らの結果に刺激されて、数滴の赤インクをジェット流叉は渦に注入する回転円筒水槽実験を行い、ドリフトする波と共に回転する座標系で観測した。流体中に現れたインクの三次元模様は渦の内部を明らかにした。即ち、渦の内部は中心層とその外部の遷移層から成っている。中心層はどちらかと言えば孤立層に近く、さらに上層と下層に分離している。遷移層では流体粒子はその外部と行き来をし、中心層にはめったに行かない。低圧性渦の下に起こるエクマンパンピングと思われる現象のようないくつかの興味ある現象についても又ここで示す。
著者
黒田 康裕
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.196-199, 1995-05-01

新しい企業経営とそれを支えるITの進展によって,従来型の企業情報システム(MIS・SIS)とは異なった新しい情報システムの利用が可能になってきている。特に企業のエグゼクティブにとっては,円高・価格破壊・リエンジニアリングといった今まで以上にITを駆使した経営スタイルが必要とされている。今回はエグゼクティブにとっての情報とそれを支えるITについて述べる。
著者
中曽根 英雄 山下 泉 黒田 久雄 加藤 亮
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.374-377, 2000 (Released:2006-12-01)
参考文献数
10
被引用文献数
15 16

We found a special irrigation reservoir in which there are no algae, insects, or fish. Therefore, we have surveyed the water quality of an irrigation reservoir to find the reason for no living creatures. As the results of the survey, we found three factors such as high nitrate concentration, high aluminum concentration, and low pH value which will affect the lives of creatures in this irrigation reservoir. Among these three factors, the most important one is low pH in this irrigation reservoir. This low pH of the irrigation reservoir is derived from the overuse of nitrogen fertilizer at tea yards. About 1,000kg · ha-1 · y-1 of nitrogen fertilizer has been used to the tea yards for a long time. The remained nitrogen fertilizer which was not taken up by tea crop infiltrates through soils and enters into the ground water. This causes an over the Cation Exchange Capacity of soil and high aluminum concentration of this irrigation reservoir. To prevent this phenomenon from occurring, dozing lime under the root zone and reducing use of nitrogen fertilizer might be effective.
著者
深井 俊夫 黒田 潤 小西 正隆 野村 太郎 宇野 潤 赤尾 三太郎 来栖 恵二
出版者
天然有機化合物討論会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
no.40, pp.461-466, 1998-08-31

Bacillus polymyxa L-1129 produced a new peptide antibiotic complex, named LI-Fs, composed of more than ten components. In this reports we will describes the isolation, structure elucidation and biological activity of each components, LI-F03a, LI-F03b, LI-F04a, Li-F04b, LI-F05a, LI-F05b, LI-F06a, LI-F06b, LI-F07a, LIF07b, LIF08a and LIF08b. These antibiotics were active against gram positive bacteria, mycobacteria and wide range of fungi and yeast, but not for gram negative bacteria. The antibiotic complex LI-Fs (400mg) was isolated from 10 liters fermentation broth using several kind of column chromatography. HPLC analysis showed that the complex was composed of at least 12 components. The components were isolated by HPLC, and the structures of each components were determined by 1D and 2D NMR and MS spectra coupled with amino acid analyses to be hexadepsipeptide containing 15-guanidino-3-hydroxypentadecanoic acid as side chain. The structure of LI-F05a was identified to be a cyclohexadepsipeptide [L-thr(1)-D-val(2)-L-Ile(3)-D-allo Thr(4)-D-Asn(5)-D-Ala(6)] and LI-F05b was identified as an isomer of LI-F05a that was replaced the Asn residue in LI-F05b with Gln, similar pairs were also found in other components, (LI-F06a-LI-F06b, LI-F07a-LI-F07b, LI-F08a-LI-F08b) (Fig. 4). Four amino acids; L-Thr(1); D-Ala(6); D-Asn(5) or D-Gln(5); D-allo Thr(4) and one side chain were commonly found in the LI-Fs antibiotics. Thus, these moieties seems to be fundamental for biological activity of LI-Fs antibiotics.