2 0 0 0 OA 左利きの研究

著者
原田 富士子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.205-212, 1960-08-15 (Released:2010-03-09)
参考文献数
5
著者
安田 淑子 下村 道子 山崎 清子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.107-110, 1976-04-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
3

湯取り法と普通炊による米飯を炒め飯にし, その性状を比較することにより, 湯取り法の検討を行った. 結果を要約すると次の通りである.1) 米飯の炒め操作については, 湯取り法の方がはるかに炒めやすい.2) 炒め操作中に湯取り法の米飯は水分の蒸発がより多い.3) 炒め飯のノルマルヘキサンによって抽出される油脂は湯取り法の方が多く, 表面に付着している割合が多い.4) 顕微鏡によって, 普通炊の米飯粒のまわりにはおねばが付着している状態が観察され, 湯取り法ではほとんどなかった. また, 炒め飯のバターの付着状態は, 湯取り法の米飯に均一に付いているのに反し, 普通炊ではむらであった. 米飯が高温の方がバターの浸透が多い.5) テクスチュロメーターによる測定では, 湯取り法による米飯の炒め飯は付着性がみられず, 硬さが普通炊にくらべて大きく, 凝集性は小さかった.6) 炒め飯の官能検査では, 湯取り法と普通炊による差はみられなかった.
著者
青柿 節子 黒沢 和子 藤木 澄子 吉松 藤子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.33, no.9, pp.451-456, 1982

天ぷらを作る際に衣にしょうが汁を添加すると軽い好ましい衣ができるといわれているのでその理由を検討したところ次のような結果が得られた.<BR>1) 小麦粉のとき水に10%しょうが汁を添加した衣は放置時間に伴ってBL型粘度計による粘度, 揚げ種への付着量, テクスチュロメーターによる硬さ・付着性が低下した.<BR>2) 20分間放置した添加衣を光学顕微鏡により観察すると連続していたグルテンが小さく分散していることが認められた.<BR>3) 揚げ衣はしょうが汁添加後の放置時間の延長に伴って水と油の交代がよく行われた.無添加衣にはこのような傾向は認められなかった.<BR>4) 添加衣, 無添加衣を用いてさつまいもの天ぷらを作り, 官能検査をした結果, 添加衣を20分間放置したものが最も好まれた.<BR>5) しょうがからプロテアーゼを抽出精製して, その酵素液をグルテニン・グリアジンに作用させ, SDS-PAG電気泳動を行った結果, 5分間の反応により, グルテニンの分子量104,000, 84,000に相当するバンドおよびグリアジンの分子量46,000に相当するパンドが消失して低分子化していることが認められた.<BR>以上の結果より天ぷらの衣にしょうが汁を添加するとからりとした好ましい成績が得られることが明らかになった.また魚等の腿臭のある揚げ種にこの衣を用いると, しょうがの芳香も有効に働き, 効果的ではないかと考えられる.
著者
庄司 一郎 倉沢 文夫
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.292-294, 1979

モチ米, ウルチ米の精白米粉末ならびにデンプン試料についてアミログラムによる粘度試験を行いつぎの結果を得た.<BR>1) モチ米, ウルチ米の精白米粉末のアミログラムからは最高粘度はウルチ米が大でモチ米は小となり膨潤しにくく, 崩壊度でもウルチ米は大となるがモチ米は小で崩壊しにくい値を示した.<BR>2) デンプン粒のモチ米, ウルチ米のアミログラムからは最高粘度はモチ米デンプンが大でウルチ米デンプンは小となり, 崩壊度でもモチ米デンプンは大となるがウルチ米デンプンは小で崩壊しにくい値を示し, デンプンレベルではモチ米がウルチ米より高い最高粘度を示し, 精白米のモチ米, ウルチ米の成績と逆の結果が得られた.<BR>米飯の粘着度はモチ米は大で, ウルチ米は小であった.デンプン粒の最高粘度は同様にモチデンプンは大でウルチデンプンは小であった.一方, 精白米粉末の場合はモチ米の最高粘度は小で, ウルチ米は大であった.これはモチ米デンプンに対して脂質あるいはタンパク質がとくに影響を与えているためでないかと考えられる.<BR>3) 種々の濃度 (5, 8, 10%) のモチ米, ウルチ米デンプンのアミログラムの結果, 各濃度においてモチデンプンはウルチデンプンに比較して最高粘度は大であった.
著者
宮井 ふみ 石塚 盈代
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.413-417, 1968-12-20 (Released:2010-03-11)
参考文献数
4

1. 実験範囲内において酵素濃度の対数と肉の硬度はある範囲内において直線的な関係にあり、硬度4~5を与えるロース肉程度の軟化には肉片10gについて酵素量2,500 P. U./ 10mlが適当である。2. 室温 (16~28℃) における酵素作用時間の影響は、作用時間2時間までは急激に肉軟化が増大し、作用時間3時間以降変化がみられない。実際の調理にあたっては、30分~1時間が適当と考えられる。3. 酵素作用は溶液として浸漬する方法と、乳糖を賦形剤として粉体をまぶす方法との間に差異は認め難く、実用面では粉体の使用が有利と考える。4. 可溶性蛋白、ペプタイドの生成量値は、使用酵素量増加と共に増加し、官能検査で得られた測定値と一致するため、肉軟化は肉蛋白の分解によるものと考える。5. 調味料のみによる肉の硬度は、調理至適濃度範囲においていずれも7以上で硬く、充分でない。常用食塩量ではパパインの活性低下を起さない。他の調味料も酵素の肉軟化に殆んど影響を与えない。6. 煮物、スキヤキ調理において酵素量250 P. U./10ml作用後、調味料を用いることにより、良好な風味と、硬度4.5~5.0のロース肉と変らない軟らかい肉を得ることができた。本研究は第16回日本家政学会に報告したが、その後、別所のくもの巣かびの産出する酸性プロテアーゼの肉軟化作用および旨味生成作用が、植物酵素に比較して良いとの報告を知った。調味添加剤として有害作用をもつ物質の混入の危険性ならびに使用上の簡易化などを考慮しながら、日本食における肉調理に酵素剤を広く実用化する目的で、更に私共は研究を続けている。
著者
向井 由紀子 橋本 慶子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.29, no.7, pp.467-473, 1978-10-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
7
被引用文献数
2

1) 被験者中60%をしめるA型の持ち方をする者は幼いころよりとくに母親に継続的な訓練をうけたようであった.2) 一定の作業を行った場合, 作業能率に及ぼす影響は持ち方の違いよりも, 個人の器用さや箸を使う熟練度のほうが大であった.3) 筋活動度は伝統的な持ち方の方が第一指 (母指) の活動が大きく現われた.他の持ち方を伝統的な持ち方に変えた場合よりも, 伝統的な持ち方を他の持ち方に変えたほうが筋活動度の増加は大であった.
著者
大石 栄恵
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, pp.566-568, 1976-12-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
7

7品種のりんごの香気成分をヘッドスペースガスクロマトグラフィによって調べ, 品種によるにおいの特徴について検討した. 各品種に比較的多く含まれている成分は次のとおりである. ゴールデンデリシャスはエチルアセテートとn-ブチルアルコール, レッドゴールドはかブチルアルコール, デリシャスはプロピルアセテート, スターキングはイソアミルアルコール, 紅玉はn-ブチルアルコール, イソアミルアルコール, イソアミル-n-ブチレート, 印度はアセトアルデヒド, 陸奥はn-ブチルアルコール, イソアミル-n-ブチレートであった. 品種によるにおいの特徴はある特定の物質によるのではなく, 成分比の違いによるらしい.
著者
肥後 温子 島崎 通夫
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.597-605, 1982-11-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
11
被引用文献数
1

サツマイモ, サトイモ, ジャガイモ, ナガイモをマイクロ波と伝熱とで加熱し, でんぷん成分の変化と硬化との関係について調べると, 次のようになった.1) サツマイモとサトイモはマイクロ波加熱によって硬化現象がみられ, ジャガイモとナガイモは硬化しなかった.2) 糖化によってでんぷん含量が少なくなったサッマイモは, 硬化しにくくなった.3) 硬化したイモの組織では未膨潤なでんぷん粒とでんぷんのゲル状溶出物の存在がみられた.4) サツマイモとサトイモのでんぷん粒はマイクロ波加熱によって破裂するために溶出物が増え, ジャガイモとナガイモのでんぷん粒は破裂に至らないことが, モデル系で確認できた.以上の結果は, イモ類の硬化現象にでんぷん成分の果たす役割の大きいことを示すものと考える.
著者
横山 シヅ
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.25, no.7, pp.545-550, 1974

1) 日勤の看護婦の家事労働集中時間帯は一般共働き婦人と同傾向を示す.<BR>2) 準夜勤の場合の掃除, 洗たくは午前中, 買物, 夕食準備は午後4時までに行われる.<BR>3) 深夜勤あけの日中はまず睡眠をとることにより疲労を回復し, 家事は二次的に行われている.仮眠率は拡大家族より核家族, とくに子どものない家族が高率である.<BR>4) 休日は洗たく, 掃除は午前中, 買物は午後の時間帯に行われるが, 準夜勤の場合より集中度が低く, 家庭婦人に近似する.<BR>三交代制の看護婦の就労を可能にするためには, 勤務形態の1サイクルの中で睡眠時間も家事時問も充足させることが必要である.そのためには個々の家庭が適応した生活のパターンを形成することが必要であろう.さらに社会的条件としては看護婦の待遇改善をし, 勤務時間を短縮させることがいっそう重要である.

2 0 0 0 OA 天板の影響

著者
渋川 祥子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.87-92, 1986-02-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
4
被引用文献数
1

各種オーブソの加熱能に対し, 天板を使用することの影響や天板の種類による影響の違いを検討するために6機種のオーブンと5種類の天板を使用して, 天板温度の測定やクッキー焙焼時の焼き時間や焼き色の測定を行った.その結果, 次のことが明らかとなった.1) 電気オーブンでは, 庫内温度よりも天板温度が高くなるものがあり, とくに黒ホーローでその差が大きかった.他のオーブンでは, このような現象はみられなかった.2) クッキーの焼き時間は, 黒ホーロー以外では, 天板を使用しても見かけの熱伝達率 (「h」) との間に有意の負の相関がみられた.使用する天板により焼き時間は異なり, とくに「h」の低いオーブンで, その影響が大であった.熱伝導率のよい天板を使用すると, オーブン間の焼き時間の差は小さくなった.3) クッキーの上面の焼き色については, どの天板を使用しても同程度の色がつき, 色の濃さは, オーブンの「h」と放射による伝熱量の割合 (「δ」) とで決まるが, 下面の焼き色は天板によって異なった.パイレックスを使用すると, 上面と下面の焼き色の差が小さくなった.天板の上にアルミはくを敷くと電気オーブンでのみ上下差を縮める効果があった.
著者
中里 トシ子 白石 芳子 水上 恵美 山崎 清子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.38-44, 1974-02-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
10

小型ガスオーブンを用いて焙焼条件がパウンドケーキの品質におよぼす影響について研究した.焙焼温度は150℃から190℃までの範囲で, 焙焼時間は25-55分の範囲で行なった.本実験によって得た事項を要約すると次のとおりである.1) 焙焼温度と焙焼時間によっては, ケーキの膨化率, かたさ, 水分には有意差は認められなかった.2) 焼き色は各温度ともに第2, 第3水準の焙焼時間がよかった.形状の点からは170℃で40分と45分, 180℃で35分と40分, 190℃では30分と35分焼いたケーキがよかった.評価の合計点から見ると180℃, 35分のケーキが最もすぐれ, α化度は75%であった.3) 焙焼中のガス消費量は焙焼温度5水準問には有意差がなく, 焙焼時間3水準間には有意差が認められた.
著者
Michiko EGO Chuichi TSUTSUMI Taro NAGAHARA
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
Journal of Home Economics of Japan (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.27, no.7, pp.511-514, 1976-10-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
9
被引用文献数
1

1) キャベツをせん切り水浸することにより, P, Na, K, Mgなどは約10%が失われ, Caは溶出しにくいことが認められた. また水浸5分で溶出すべき無機成分の大部分が溶出した.2) ほうれん草はゆでることにより脱イオン水ゆで, 水道水ゆでにおいてCaの溶出率がそれぞれ14%と 8%と最も溶出されにくく, 一方Kはどちらでゆでてもほぼ60%という大きな溶出を示した. Fe, P, Mg, Cu, Zn などの溶出はほぼ中間に位置した.キャベツは脱イオン水あるいは水道水で4分ゆでたとき, 水道水ゆでは全体に溶出率が低いが, Fe, Caが溶出しにくく, P, Mgなどはほぼ30%溶出した. Kはいずれでゆでても30~40%が溶出した. 30分ゆでた場合は, 4分ゆでに比べ溶出率が大となり, とくにKは約 70%が溶出した. 大切りゆでと短冊切りによる溶出率の差は, ほとんど認められなかった.
著者
Michiko EGO Chuichi TSUTSUMI Taro NAGAHARA
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
Journal of Home Economics of Japan (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.26, no.7, pp.540-543, 1975-10-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
7
被引用文献数
1

1) パセリの無機成分のうち, Fe, Cu, Znは, 水洗時に40~ 50%流出し, ついで水洗い試料をみじん切り水浸したのちもほぼ同様の流出が認められ, このことは付着物の脱着によるのではないかと推論された.2) パセリをみじん切り水浸したさい, P, Ca, Na, Mgなどは溶出しにくいことが認められた. 水道水処理した場合は脱イオン水処理に比べて, Ca, Na, Mg, Znなどの残存量がやや多いことが認められた. Kはいずれにおいても約20%失われた. また水浸5分で溶出すべき無機成分の大部分が溶出した.
著者
山崎 清子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5, pp.342-347, 1960

1) 寒天液は攪拌すると泡立つ。電動攪拌の場合は、1%より2%の方が泡立ちがよいが、手動攪拌の場合は、2%より1%の方が泡立てやすい。<BR>2) ゼリー強度には、攪拌度よりも攪拌終りの温度が影響する。すなわち攪拌終りの温度が低いほど、ゼリー強度は弱くなる。<BR>3) 泡雪かんに用いる卵白の量は、電動攪拌ならば5%が、手動攪拌ならば5%~10%が適当である。<BR>4) 泡雪かんは砂糖濃度が高い時は、寒天濃度を低くするように加減するとよい。<BR>5) 共立てにする場合は、攪拌始めの寒天・砂糖液の温度は、攪拌時間や攪拌終りの温度の関係から70℃ぐらいがよい。また攪拌終りの温度は38℃~39℃ぐらいがよい。<BR>6) 泡雪かんを作るには、電動攪拌の場合はもとより、手動攪拌の場合でも本実験によると、別立てより共立ての方が、操作が簡単で失敗が少ない。また容量も大きくなる。
著者
渡辺 ミチ 田村 照子 志村 純子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.204-209, 1981-04-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
6
被引用文献数
1

高齢者衣服設計のための温熱生理学的基礎資料を得ようと, 64~80歳の有職女子5名, 対照群として20~25歳の女子学生5名を被験者として実験を行った. 23, 29, 33℃の3段階の温度条件を設定し, 夏季および冬季のおのおのおの午前に実施し, 次のような結果を得た.1) 高齢者の身体躯幹部皮膚温は, 青年老に比べて低温を示し, 四肢部皮膚温は, 寒冷環境での低下度, 暑熱環境での上昇度がいずれも小さい. これは, 高齢者の末梢部血管調節反応の機能低下を示すものと考えられる.2) 熱流量は, 低温の23℃において手部・足部ともに高齢者が有意に大きく, 高温の33℃においては高齢者の手部熱流量が有意に小さく, 皮膚温の結果とよく一致した.3) 高齢者の血圧は, 青年に比べて高い傾向にある. また, 環境の急速な変化に対して大きい血圧変動を示す. 4) 高齢者の脈拍数は, 青年に比べて有意に低い.以上, 高齢者の体温調節機能の低下が認められ, 衣服によりその躯幹部および四肢部の保護が必要であること, また, 急激な環境変化を身体に伝えないよう留意する必要のあることが明らかとなった.
著者
山内 和子 小林 重喜
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.277-281, 1975

Skin lipid on the underwear worn by 30 high school female students for 24 hr was determined by the same method mentioned in the previous paper.<BR>The results obtained are as follows : <BR>1. The amounts of skin lipid stuck to the underwear worn by girls aged 16-17 years distribute considerably widely ranging from 0 to 43.18 mg and the distribution has the mode at 13 mg. The value of the mode is equal to that for high school male students. The skewness that indicates departure from the normal distribution of the data is only +1.06, and it is very different from that for boys.<BR>2. The distribution range and the mode of the amounts of skin lipid on high school female students' underwear are about twice the width and the quantity of those for 1314-year-old pupils'.<BR>3. The amount of skin lipid on the underwear worn by boys or girls shows a rapid rate of increase during they grow older from 1314 years to 1617 years old.
著者
久武 綾子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.18, no.5, pp.338-341, 1967

以上が本調査対象区の、昭和25~34年における統計結果の第3編であるが、要約すると、<BR>1) 夫は、前婚解消より1年までに約27%、3年までに約60%、再婚している。<BR>2) 妻は、前婚解消より1年までに約10%、3年までに35%、5年までに約55%再婚している。<BR>3) 再婚者の挙式時の年齢階級は、男は30~34才、25~29才の層に多く、両方合わせると40%以上をしめ、女は、25~29才に30%以上あり、30~34才が24%ぐらいで両方合わせると55%近くをしめる。<BR>4) 45才以上の再婚者を累計すると男は23%、女は5.5%で、男は再婚の年齢層の幅が広く、女は狭く集中しているのが特徴である。<BR>5) 挙式時の平均年齢は、夫は約37.2才、妻は30.5才で標準偏差は夫10.43、妻7.43で、夫は妻より年齢層の幅が広いことが、これによっても実証される。<BR>6) 挙式時と届出時の平均年齢の差は、西区の統計では初婚は約0.5才、再婚は約1.1才であった。<BR>7) 再婚者の夫と妻の年齢差は、3~6才夫が年上の場合が多く、挙式時の平均年齢の差は約6.2才で、初婚の3.3才に比べるとその差は著しい。
著者
菊池 直子 佐々木 陽 久慈 るみ子 大野 静枝
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.37, no.10, pp.871-876, 1986-10-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
5

By using the image analyzer, the area, perimeter and shape factor of interthread space of fabrics of used brassieres were investigated. The results were as follows : 1) The correlation between area (A) and perimeter (PE) of matrix was significant. As the sample was worn, the distribution of A-PE extended along the parabolic curve.2) The fluctuation width of shape factor (SF) was in the range from 0.34 to 0.43 for the used sample as well as new ones.3) The fatigue is found frequently on the back center and on the back straps, and little in the both sides.