著者
田岡 康裕 納谷 太 野間 春生 小暮 潔 李 周浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.138, pp.147-152, 2008-07-10
被引用文献数
3

本稿ではBluetoothによる受信信号強度を用いたユーザの位置推定手法を提案する.本手法は医療事故の発生要因の分析などにおいて重要となる,看護師のインタラクション情報を得るためのものである.本手法ではユーザに装着した移動局が複数の固定局から一定時間で得られる受信信号強度の平均値,最大値,最小値,中央値を特徴量として用いて位置推定を行う.本手法の有効性を評価するために,2床のベッドを配置した模擬的な病室環境での実験を行い,ベッド際のどの位置にいるかおよびそれ以外にいるかという識別については80%以上,どちらのベッドの患者に対するインタラクションかの識別においては90%以上の識別率が得られることがわかった.
著者
湯浅 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.52, pp.19-24, 2006-05-12

CMC (Computer Mediated Communication)とはコンピュータを媒介するコミュニケーションのことであり,Mail, BBS, Blog, SNS (Social Network Service)などの総称である.CMCは近年,爆発的に普及している.しかし普及に伴い例えば"フレーミング"や"コメントスクラム"などコミュニケーションにおいて様々な問題が生じている.本稿ではCMCにおける問題を分析し問題解決への指針を提案する.具体的なアプローチとしてコミュニケーションにおける"文脈"に着目したコミュニケーションモデルを考案し,その実装可能性について検討する.
著者
芳賀 繁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.151, pp.9-11, 2009-07-17
被引用文献数
2

安全技術の導入によりリスクが低下したと認知すると,人間の行動はリスクを高める方向に変化する可能性がある.このリスク補償行動の発生メカニズムをモデル化したものがWildeのリスクホメオスタシス理論である.Wildeによると,ドライバーは自らが持つリスクの目標水準と知覚された交通状況のリスクを比較して両者が等しくなるように行動を調節する.リスクホメオスタシス理論には賛否両論あるが,自動車の安全技術にはおそらくリスク補償行動が伴うであろう.したがって,自動車安全技術の開発と導入にあたっては,行動と技術のインタラクションを通した「ネットとしての」安全性を追求しなければならない.
著者
山下 清貴 和久屋 寛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.101, pp.85-90, 2008-06-26
被引用文献数
3 3

ホップフィールドネットワークは,組み合わせ最適化問題の解探索法としての有効性が知られているが,必ずしも最適解が求まるわけではない.近年,その対策法として仮想磁場漸弱法が提案されており,先行研究によれば,仮想的な磁場パラメータを導入し,その極性反転によって正答率が改善するという報告がある.そこで本研究では,ネットワークの振る舞いを状態遷移の可視化表現とエネルギー関数の形状に着目して観察することにより,その動作メカニズムについて検討した.その結果,仮想磁場パラメータにはニューロン出力の切り替わる臨界値が存在し,仮想磁場パラメータの極性反転による正答率の改善は,この臨界値を超えることでニューロン発火の容易さを制御したためであることを明らかにした.
著者
神原 浩平 光山 和彦 中川 孝之 池田 哲臣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.188, pp.157-162, 2008-08-20
被引用文献数
8

800MHz帯FPU (Field Pick-up Unit)システムは,マラソン中継などの移動映像伝送に用いられている.現在,筆者らはより高画質で途切れにくい次世代システムを目指してMIMO伝送技術および誤り訂正技術の研究を行っている.LDPC符号はその高い誤り訂正能力から近年注目されており,中でもLDGM構造のLDPC符号を連接した直列連接LDGM (SCLDGM:Serially-Concatenated Low-Density Generator Manix)符号は,LDPC符号の短所である符号化演算量およびエラーフロアの両方を低減可能なため,大容量伝送で非常に低いビット誤り率が要求される次世代FPUシステムに適用可能である.本稿では,LDGM符号のLDGM部の列重み1の比率を可変する新しいLDGM構造を提案し,このLDGM構造を用いてSCLDGMに適した符号設計を行うことにより,既存のLDGM構造を用いたSCLDGMよりも優れた特性が得られることを示す.
著者
山田 奈津子 箱田 裕司 中村 知靖 湯田 恵美子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.563, pp.29-33, 2000-01-20
被引用文献数
1

本研究では, 視覚的刺激(顔)と聴覚的刺激(声)という複数の手掛かりを情報として用いた場合の印象形成と, 単独の情報(顔または声)による印象形成との間に違いがあるのかを, 因子分析によって抽出された共通のパーソナリティ因子である「活動性」「社会的望ましさ」の2次元において観察し, 知覚の分野で有力な視覚的刺激優位仮説(マガーク効果)と印象形成との関連性を調査した.また, 顔と声という異なるモダリティーの評定尺度をそろえることで, マルチモダリティー間の印象形成の相違を直接比較した.その結果, 顔と声による印象形成においての視覚的刺激優位性は頑強なものではなく, とりわけ, 顔と声のパーソナリティ的属性(高-低)が不一致である場合において, 聴覚的刺激(声)が人物の印象に強い影響を与えていたことが示唆された.
著者
宮下 和巳 西村 寿彦 大鐘 武雄 小川 恭孝 鷹取 泰司 長 敬三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.86, pp.13-18, 2002-05-17
参考文献数
12
被引用文献数
92

MIMOチャネル情報が送信側で既知の場合,固有ベクトルを用いたマルチビーム形成により直交チャネルを形成し,注水定理による送信電力制御を行うことで,チャネル容量を最大とすることができる.ここでは,この概念に基づき,固有ビーム空間分割多重(E-SDM)方式を提案し,計算機シミュレーションにより従来のSDM方式との比較を行った.その結果,送信素子数5,受信素子数2の場合において,平均誤り率10^-3で約10[dB]の利得が得られることが明らかとなった.
著者
野村 祐基 磯村 太郎 板井 陽俊 安川 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.239, pp.73-77, 2007-09-21
被引用文献数
2

近年,歩行足音を用いた個人識別に関する研究が進められている.従来の研究では特徴量抽出を中心に議論されている場合が多い.著者らは歩行足音のスペクトルに対してDPマッチングを適用することで個人識別が可能であることを示した.しかし,観測波形に含まれる足音の開始位置を既知として足音部分の波形を切り出して処理している.本稿では足音の開始位置が未知とした場合のリアルタイム処理を考慮したDPマッチングによる識別方法を検討し,その結果を示す.
著者
中澤 仁 米澤 拓郎 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.418, pp.249-254, 2015-01-26

ウェブ空間には、大気汚染物質量や渋滞情報、駐車場の空き情報などを初めとして、現実空間に関連した膨大な量のデータが存在する。しかし多くのそれらはウェブ空間に埋没していて、容易にアクセスできない上に、定期的に更新されて古いデータが消えていく。このような、ウェブ空間に埋没した有益なデータ(ウェブ埋没データ)を発見、発掘、および再生するために、我々はSensorizerアーキテクチャに関する研究を進めている。同アーキテクチャでは、クラウドソーシングを活用してウェブ埋没データを発見し、ヘッドレスウェブブラウザを用いて周期的なスクレイピングを実現した上で、XMPPを用いて抽出されたデータを配信する。本稿では、Sensorizerアーキテクチャの概要を述べた上で、実現可能なアプリケーションと評価について述べる。
著者
中澤 仁 米澤 拓郎 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.418, pp.249-254, 2015-01-26

ウェブ空間には、大気汚染物質量や渋滞情報、駐車場の空き情報などを初めとして、現実空間に関連した膨大な量のデータが存在する。しかし多くのそれらはウェブ空間に埋没していて、容易にアクセスできない上に、定期的に更新されて古いデータが消えていく。このような、ウェブ空間に埋没した有益なデータ(ウェブ埋没データ)を発見、発掘、および再生するために、我々はSensorizerアーキテクチャに関する研究を進めている。同アーキテクチャでは、クラウドソーシングを活用してウェブ埋没データを発見し、ヘッドレスウェブブラウザを用いて周期的なスクレイピングを実現した上で、XMPPを用いて抽出されたデータを配信する。本稿では、Sensorizerアーキテクチャの概要を述べた上で、実現可能なアプリケーションと評価について述べる。
著者
川畑 勇馬 藤坂 尚登 神尾 武司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.271, pp.181-186, 2013-10-21

電磁波検出と電子波レンズの簡単な量子系モデルに対してネルソンの確率過程量子化を適用し,集中定数型モデルを作成した.モデル化された電子の軌跡は電磁波検出器に対しては電磁場によるエネルギー状態の励起がみられた.また,電子波レンズに対しては屈折現象が確認できた.さらに,電子の軌跡から得られた存在確率密度はシュレディンガー方程式の波動力学が予想する結果とほぼ一致し,波動系と粒子系の対応が認められたので報告する.
著者
飯塚 重善 小川 克彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.306, pp.55-60, 2005-09-26
被引用文献数
1

インターネット利用者(Webサイト閲覧者)が, Webサイト利用時に重視する要因を抽出するため, 「The Stanford Web Credibility Survey」をベースにした, Webサイト利用時の重要項目抽出調査を行い, Webショッピング利用者, 非利用者それぞれについて, 重視する要因を抽出した.その結果, Webショッピングの利用経験に関係なく, 「使いやすさ」がWebサイト利用可否の判断に重要な要素であることが確認できた.また, Webショッピング利用者にとっては, サイトの「知名度」が重要な要因であったことが確認できた.本稿では, 今回の調査結果について示す.
著者
大屋 紀和 村田 健史 木村 映善
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.508, pp.13-18, 2006-01-06

本研究では, 肢体不自由者や視覚障害者, 聴覚障害者のための福祉地理情報データベースとデータベースを活用したWebマップシステム設計開発を行う.本研究ではまず, 障害者が外出時に必要とする項目の聞き取り調査を行った.本システムでは, これらの項目を5つのXMLにより表し, XMLデータベース管理システムにより管理する.XMLデータベースとして管理することにより, 福祉情報の取り扱いや情報更新への対応が容易になる.さらに, データベース化した福祉情報をWebマップを通じて公開する.Webマップは, 広領域はGoogle Mapsを用い, 狭領域はSVGを用いた.本システムにより, 障害者や生活弱者が必要とする情報を手軽に入手することができる.
著者
高穂 洋 荒井 隆行 大竹 敢 田中 衛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.432, pp.13-16, 2002-11-06

株価の時系列データを用いて次期の株価を予測することは困難である.つまり,一因に株価の時系列データに有益でない成分が混在してることがあげられる.先行研究において,ローパスフィルタを用いて株価の時系列データから長周期成分を除去し,ニューラルネットワークにより予測を行ったところ,比較的正確な予測結果が得られた.本論文ではさらに日数の異なる移動平均線の比を求め,その周波数特性を検討し,バンドパス処理により予測に必要と考えられる特徴量の抽出を行った.また,提案方式による実験において従来の手法と比較し,より優れた予測性能が得られた.
著者
前澤 宏一 柴田 真吾 高岡 和央 森 雅之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.203, pp.19-23, 2010-09-06

周波数変調信号を用いたFMΔΣアナログ-デジタル(AD)変換器は,高分解能,高いダイナミックレンジが可能というΔΣAD変換器の利点に加えて,高周波動作が容易であるという利点もある.また,この方式は,入力信号をFM信号に変換することにより,容易にアナログ-デジタル変換が可能なため,様々なセンサ一応用が可能である.ここでは,コンデンサマイクロフォン白身を共振器の一部に用いて高周波のFM信号を生成することにより,音響信号を直接デジタル信号に変換できるMEMSデジタルマイクロフォンセンサの可能性について調べた.SU-8を用いた簡易MEMSマイクロフォンと個別デバイスによりプロトタイプデバイスを作製し,その原理動作を実証した.
著者
高橋 政樹 富澤 勇介 高井 昌彰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.235, pp.11-15, 2011-10-06

書棚に大量に収納された図書から,目的の図書を短時間で発見するための効率的な手法が求められている.本研究では,画像特徴点マッチングにより目的の図書の配置場所を特定し,携帯端末を保持する利用者にその位置と移動経路を提示する拡張現実を用いた手法を考える.携帯端末でリアルタイム画像認識処理を実現するために各書棚に対向して配置された監視クライアントと協調的に連携させる.プロトタイプシステムの実装と動作実験を行い,その有用性と課題点を議論する.
著者
田中 聡久 山下 幸彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.12, pp.37-42, 2000-04-20

画像の局所的な方向性に適応した重複直交変換(LOT)を提案し, 適応画像符号化への応用を示す.まず, 2MとMの2種類の長さの基底関数を持つ直交重複変換を考える.そして, 長い基底関数が与えられている場合, エネルギー集中性の意味で, 短い基底関数の最適解を導く.次に, この最適解を使って, 画像の局所的な方向性に適応した重複直交変換(OALOT)の定義を与え, その解と設計法を示す.計算機実験の結果, この変換がブロック歪みだけでなく, 強いエッジの周りに発生する高周波雑音も抑制することを示す.
著者
白石 裕一 鈴木 亮太 田邊 正宏 熊本 剛 升田 康晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.390, pp.109-112, 2011-01-20

気象レーダ用アンテナとして,高速でビーム走査可能なアクティブフェーズドアレーアンテナが求められている.本稿では,GaN HEMTを用いたX帯アクティブフェーズドアレーアンテナ用の送受信ユニットを開発したので報告する.開発したユニットは,高出力のGaN HEMTと移相器を用いた送信回路,低雑音増幅器を用いた受信回路をそれぞれ8系統有しており,レーダ用アクティブフェーズドアレーアンテナとして必要な送受信機能を1つのユニットで実現するものである.このユニットにおいて,1系統あたりの送信出力がユニット出力端で平均約20W,GaN送受信ユニット合計送信出力として約160Wとなる送信性能を確認した.また,受信性能も良好な性能を有しており,その有効性が確認できた.
著者
鈴木 亮太 中田 大平 熊本 剛 佐竹 芳彰 菅藤 和博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.350, pp.65-69, 2008-12-05
被引用文献数
5

送信最終段にGaN HEMTを用いた高出力送信回路,および低雑音受信回路を各16系統内蔵し,それぞれの回路にMMICを用いた位相制御機能を付加した,X帯アクティブフェーズドアレーアンテナ用アンプユニットを開発した.パルス動作において1系統あたりの送信出力がユニット出力端で30W(全系統の合計送信出力480W)となる送信性能を確認し,さらに移相性能と受信性能についても良好な結果を得た.これにより,アクティブフェーズドアレーアンテナの高出力化が可能となる.
著者
邱 楓 中村 恵一 古宮 誠一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.300, pp.31-36, 2012-11-10

漢詩は文字数が少ないが、守らなければならない制約が非常に多く、初心者では簡単に作成できないという現状がある。本研究では、詩語表(漢詩作成によく利用される語句のデータベース)を導入し、対話型システムを作成することにより、仮令中国語の文法と音韻(平仄、押韻など)が分からなくても、漢詩の制約に叶う語句の生成を可能にする漢詩推敲支援システムを提案する。