著者
丸山 貴司 中川 匡弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.219, pp.41-46, 2008-09-18

製品開発において,使いやすさの評価は重要な部分を占めており,製品の良し悪しは使いやすさで決まることも少なくない.製品の使い心地というものは非常に重要な要素の一つであるといえる.現在,製品の使い心地の評価には,モニターアンケートやSD法が一般的に使われる.しかし,これらの手法は評価対象が「曖昧な抽象的な概念」であり,個人の主観が強く影響することから客観的且つ定量的に使い心地を評価することが非常に困難である.その問題点を解決するために,本論文では,脳波を用いた製品評価を行った.具体的には製品を使用している際の脳波を用いて,感性フラクタル次元解析手法を適用することで,被験者が感じる使い心地の評価を行った.また,感性解析結果を用いて,多変量解析を行うことで各被験者の感性に影響を与えるパラメータを因子分析した.その結果,感性並びに主観評価に大きく影響を与えるパラメータを見出すことができた.このような結果は従来手法ではアンケートの得点から評価することが困難であるため,感性を指標とした新規評価法として期待される.
著者
安倍 大介 中川 匡弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.50, pp.27-31, 2009-05-15

世の中には,人間が移動する手段として自動車や電車など様々な交通機関が存在する.技術的な進歩により機械的要因での事故は減少しつつあるが,人的な操作や判断ミスによる事故は未だに絶えない.人的要因での事故を解析する為に,現在では心拍などの生体情報を用いた運転時における人間の心理状態の変化について実験や研究が行われている.それに対して我々はフラクタル解析を用いて,人間の脳波から定量的に運転者の心理情報を取得する手法を提案する.本手法を用いる事で,これまで困難だった時間的に変動する人間の心理状態を定量的に計測する事が可能である.これを用いてドライビングシミュレータを使った運転時における人間の心理状態を計測し,運転状況と心理状態の移り変わりの解析を行った.
著者
佐々木 康
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.38, no.11, pp.89-92, 1990-11-25
著者
梅嶋 修 山崎 完一
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.51, pp.49-52, 2008-07-27

喬柏園(きょうはくえん)新潟県柏崎市西本町に存在する公共施設で、高橋忠平(ちゅうへい)・サワ夫妻による公会堂建設費と建設地(自邸の宅地・建物・庭園)の寄付によって成立したものである。敷地は柏崎の海岸に並列する砂丘列上に3層の石垣を築き建造されたもので、下層には旧柏崎公会堂と庭園、中層には高橋夫妻が離れ座敷として用いた中段の間が現存したが、平成19(2007)年7月16日に発生した新潟県中越沖地震によって被災し、石垣・庭園・中段の間は解体撤去された。
著者
國分 智晴 酒井 哲也 齋藤 佳美 筒井 秀樹 真鍋 俊彦 藤井 寛子 小山 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.203, pp.47-54, 2005-07-15

近年, 質問応答システムに関する研究が盛んに行われているが, システムの回答精度と, どれぐらいのユーザが満足するかとの関係が明確になっていなかった.そこで, 質問応答の利用シーンとしてデスクトップ型およびモバイル型の2種類を想定し, シーン別に正解順位に対する満足の度合いを評価するアンケートを行った.この結果, 回答候補を一括提示するデスクトップ型におけるユーザ満足率は質問応答の一般的な評価尺度である逆数順位と似た曲線となるが, 回答候補をひとつずつ提示するモバイル型におけるそれは順位とほぼ比例することが分かった.このため, ユーザ満足率の観点からシステムの目標精度を設定するには, 平均逆数順位ではなく正解順位の分布を決定することが望ましいことを示す.
著者
佐々木 裕 磯崎 秀樹 平 博順 廣田 啓一 賀沢 秀人 平尾 努 中島 浩之 加藤 恒昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.401, pp.17-24, 2000-10-20
被引用文献数
16

本稿では, いくつかの質問応答システムを独立に作成し, 50問の質問文に対する性能評価を行なった結果を報告する.質問応答システムは1999年のTREC-8のQAタスクの開催以降注目を集めており, 次のような点で従来の情報検索や情報抽出と異なっている.従来の情報検索では, 質問に対する答えを文書の単位で列挙していたが, 質問応答システムは質問の答えを記述した部分を返す.また, 従来の情報抽出は対象分野と抽出項目があらかじめ限定されていたが, 質問応答では, 抽出する項目が質問文により自由に決まる点で異なっている.本稿は, 今後の質問応答システム研究の参考とするため, 日本語QAシステムの性能のベースラインを探るとともに, 日本語QAシステムの比較・評価法を紹介するものである.
著者
村田 真樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.86, no.12, pp.959-963, 2003-12-01
被引用文献数
13

質問応答システムとは「日本の面積はどのくらいですか」と問くと「37万8千平方キロメートル」と解そのものを的確に答えるシステムのことで,コンテスト形式の評価型ワークショップが開かれるなど,近年多くの研究者の庄目を浴びている 本橋では,まず,質問応答システムの重要性について論じ,次に質問応答システムの一般的構成と種々の手法について解説し,最後に今後の展望を述べる 質問応答システムは,将来の知的処理・知識処理の根幹システムになると思われ,今後の発展が大いに期待される
著者
横山 悦生
出版者
技術教育研究会
雑誌
技術と教育
巻号頁・発行日
vol.435, pp.6-8, 2010-03-15 (Released:2010-06-24)
著者
近山 隆 湯淺 太一 上田 和紀 田浦 健次朗 遠藤 敏夫 横山 大作 田浦 健次朗 遠藤 敏夫 横山 大作 馬谷 誠二
出版者
東京大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2006

爆発的に増加する大量の情報を効率的に扱うソフトウェアの構成には、広域に分散配置した高度な並列性を持つ情報システムを柔軟に記述できるソフトウェアの枠組が基本技術として必要となる。このためのプログラミング言語やミドルウェアのシステムと、複雑なソフトウェアの正当性を検証するためのシステムを対象に研究を進め、具体的なシステムを提案、設計、実装し、その性能を検証した。代表的成果ソフトウェアは公開している。
著者
三谷 篤史 矢久保 空遥
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.56, pp.358-359, 2009-06-20

Electronic instruments can generate special sounds by synthesizing pre-memorized sound elements, which have capability to cause larger fever than ordinary instruments. To play these electronic instruments with complete control, we need much training to learn complicated key and lever operations. This causes difficulty for beginners to approach these electronic instruments. In this study, we proposed a novel electronic instrument using a rotary encoder and a PIC micro computer. We then described the abstract of the proposed instrument and design concept based on preliminary survey about usability of instruments.
著者
濱崎 克己 Hamasaki Katumi
出版者
千葉医学会
雑誌
千葉醫學會雜誌 (ISSN:00093459)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.555-572, 1943-05-28

著者は健常白色家兎眼結膜を瞼結膜(穹窿部を含む)球結膜(角膜輪部より約0.5cmに亘る區域)瞬膜等に三大別し,之等結膜擦過塗抹標本を主としてギームザ液にて染色し,50頭中15頭30%の結膜上皮細胞内に末だ報告記載のない注目すべき1種の顆粒小体を發見した。本顆粒小体の基本型は球形をなし,大きさは染色標本上では約0.3-0.7μの間にあり,1個の上皮細胞内に於ける數は僅かに數個に過ぎないものもあるが通常は多數に見られ包括体に似た像を呈する場合がある。ギームザ染色にては核に似通った色を取るがどちらかと言へは核よりは赤味が勝ち濃染する事が多い,而してアセトン,1%又は2%醋酸水等にて褪色せず,又稀苛性加里液,炭酸曹達液等にて處置しても再染可能である。フォイルゲンの核反應染色に依っては本顆粒小体は染出されない。グラム染色は陰性である。中性赤ヤーヌス綠を以てする超生体染色では本顆粒小体は幾分光線を屈折し光って見えるが染色されない。本顆粒小体は瞼結膜に最も多く,次で球結膜,瞬膜の順に檢出された。本顆粒小体は從來認められてゐるHalber-stadter-Prowazek小体,肥胖細胞顆粒,粘液細胞顆粒,角質顆粒,絲粒体,細胞核の崩壊物,Russel小体,硝子滴變性顆粒等とは鑑別し得るものである。本顆粒小体の本態に關しては尚ほ今後の研究に待つところが多い。新字体抄録:著者は健常白色家兎眼結膜を瞼結膜(穹窿部を含む)球結膜(角膜輪部より約0.5cmに亘る区域)瞬膜等に三大別し,之等結膜擦過塗抹標本を主としてギームザ液にて染色し,50頭中15頭30%の結膜上皮細胞内に末だ報告記載のない注目すべき1種の顆粒小体を発見した。本顆粒小体の基本型は球形をなし,大きさは染色標本上では約0.3-0.7μの間にあり,1個の上皮細胞内に於ける数は僅かに数個に過ぎないものもあるが通常は多数に見られ包括体に似た像を呈する場合がある。ギームザ染色にては核に似通った色を取るがどちらかと言えは核よりは赤味が勝ち濃染する事が多い,而してアセトン,1%又は2%醋酸水等にて褪色せず,又稀苛性加里液,炭酸曹達液等にて処置しても再染可能である。フォイルゲンの核反応染色に依っては本顆粒小体は染出されない。グラム染色は陰性である。中性赤ヤーヌス緑を以てする超生体染色では本顆粒小体は幾分光線を屈折し光って見えるが染色されない。本顆粒小体は瞼結膜に最も多く,次で球結膜,瞬膜の順に検出された。本顆粒小体は従来認められてゐるHalber-stadter-Prowazek小体,肥胖細胞顆粒,粘液細胞顆粒,角質顆粒,糸粒体,細胞核の崩壊物,Russel小体,硝子滴変性顆粒等とは鑑別し得るものである。本顆粒小体の本態に関しては尚ほ今後の研究に待つところが多い。