著者
片岡 祐子 菅谷 明子 前田 幸英 假谷 伸 大道 亮太郎 福島 邦博 西﨑 和則
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.120, no.2, pp.131-136, 2017-02-20 (Released:2017-03-23)
参考文献数
13

2012年4月難聴遺伝子検査は保険収載され, 現在19遺伝子154変異の検索が行われている. 難聴遺伝子検査は, 聴力型や聴力予後, 随伴症状の予測, 難聴の進行予防といった情報が得られる可能性があるため, 診断や介入, フォローアップを行う上での有用性は高い. 今回遺伝子検査で複数の難聴遺伝子ヴァリアントが検出された症例を経験した. 検索可能な遺伝子数が増加することにより, 診断率の向上が見込める一方で, 複数の遺伝子ヴァリアントが検出され, 結果の解釈に難渋する例も増えることが推測される. 臨床情報との照らし合わせや家族の遺伝子検査も検討し, 患者, 家族が理解, 受容できるように遺伝カウンセリングを行う必要がある.
著者
吉澤 隆志 松永 秀俊 藤沢 しげ子
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.583-586, 2011 (Released:2011-11-25)
参考文献数
20
被引用文献数
4 2

〔目的〕下肢伸展トルクと股屈伸筋力との関係を検討するために,StrengthErgoにより測定した下肢伸展トルクと,Hand Held Dynamometer により測定した股関節屈伸筋力との相関を調べた.[対象]下肢に問題のない健常成人50名とした.[方法]左右の下肢伸展動作時の体重比ピークトルクと,左右の体重比股関節屈伸筋力を測定した.次に,左右の下肢伸展トルクと股関節屈伸筋力との関係をスピアマンの相関係数を用いて調べた.[結果]左右の下肢伸展トルクは股関節屈曲筋力との間に強い相関,股関節伸展筋力との間に弱い相関が見られた.[結語]下肢伸展トルク発揮について股屈伸筋力の関与が示唆された.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1896年11月18日, 1896-11-18

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1896年04月30日, 1896-04-30

1 0 0 0 政経時潮

出版者
政経時潮社
巻号頁・発行日
vol.19, no.12, 1964-12
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
vol.第7 (マス・コミ), 1959

1 0 0 0 国会

出版者
国会社
巻号頁・発行日
vol.11(3), no.118, 1958-04
著者
山口 陽平
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2008-01-01

三重大学大学院工学研究科博士前期課程分子素材工学専攻
著者
紙 博文 カミ ヒロフミ Hirofumi Kami
雑誌
経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.61-77, 2004-02

本稿の目的は、消費税法にかかる益税(現象)を吟味し、益税(現象)を通して消費税法の実質、実態を明らかにすることである。 ""益税""とは何か。本稿で述べたように納税義務者である事業者、とりわけ免税業者等が、我々から預かった消費税額を自分の懐へ入れているという意味での益税は存在しない。むしろ、自分の利益を割って納付する免税業者等の""損税""と大企業サイドに発生する""隠れた益税""(過剰転嫁含む)こそが指摘されなければならない。だが、我々消費者の中小零細事業者に対する""益税感""は根強い。それは、こうした感覚を抱く、消費税法のいくつかの条文、それを助長する環境、および特例措置の存在があるからである。 消費税の役割は、あくまでも所得に関する補完としての役割を担うべきである。しかしながら、わが国では、所得、財産と同様に基幹税としての役割を持たされつつある。それは、税率を引き上げにより容易に税収(1%=約2.5兆円の税収になる)が確保される。すなわち、消費税が微税し易く、依存され易い性格であるためである。そして、こうした消費税率の上昇は、結局は、その人の""所得""に帰着し、消費者にいっそうの不公平感を与え、それが助長されていくのである。
著者
高橋 純一
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.113-118, 2022 (Released:2022-06-17)
参考文献数
23
被引用文献数
1

ニホンミツバチApis cerana japonicaのハチミツは, 自然発酵することが知られている。しかし, 発酵したハチミツは, 販売されることがほとんどない未利用資源となっている。本研究では, 発酵したニホンミツバチのハチミツを食品として利用するため一般成分と25種の遊離アミノ酸を分析した。発酵したハチミツは, グルタミンやGABA, シスチン, フェニルアラニン, プロリンの5種で大幅な含有量の増加が確認された。さらに, 未発酵のハチミツでは未検出であったヒスチジンやシトルリン, テアニン, シスチン, メチオニン, トリプトファンの6種が発酵したハチミツのみに確認された。一方で, 一般栄養成分には大きな相違は見られなかった。発酵したハチミツのみで増加していた遊離アミノ酸の存在が, 今回はじめて確認された。これらのアミノ酸は, ヒトやミツバチにとって有用であることから, 未利用資源である発酵ハチミツの利用が期待できる。
著者
森藤 雅史 市川 聡美 高橋 沙織 北出 晶美 木村 勝紀
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.103-112, 2022 (Released:2022-06-17)
参考文献数
26

野菜と異なる用量の発酵乳 (乳タンパク質, 乳酸菌代謝物, 植物油脂などを含む) を同時摂取した後のカロテノイドの血中濃度の違いを比較することを目的に, 18名の健常男性を対象として, 3群3期のランダム化クロスオーバー試験を実施した。野菜 (235 g), 野菜と低用量の発酵乳 (7.5 g), 野菜と高用量の発酵乳 (15 g) のいずれかを摂取し, 摂取前, 摂取2, 4, 6, 8時間後に採血を行い, 全画分, triacylglycerol rich lipoprotein (TRL) 画分の血漿カロテノイドを測定した。TRL画分血漿α-カロテン, β-カロテン, リコペンの上昇曲線下面積 (iAUC) は, 野菜摂取とくらべ, 野菜と発酵乳の摂取により低, 高用量ともに有意に高値となった。全画分血漿ルテインのiAUCは, 野菜摂取とくらべ, 野菜と高用量発酵乳の摂取により有意に高値となった。これらの結果から, 野菜と発酵乳の摂取は, 野菜のみ摂取したときとくらべ, カロテノイドの吸収を促進させる可能性が示唆された。
著者
by Arthur Ransome
出版者
George Allen & Unwin
巻号頁・発行日
1919