1 0 0 0 OA 農場整備論

著者
モルトン 等著
出版者
伊藤甲造
巻号頁・発行日
1887
著者
緒方 勤
出版者
日本小児耳鼻咽喉科学会
雑誌
小児耳鼻咽喉科 (ISSN:09195858)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.173-178, 2014 (Released:2015-03-13)
参考文献数
15

遺伝疾患発症機序の解明は,単一遺伝子におけるタンパクコード領域の変異解析を主に進展しその後,プロモーターやエンハンサーなどの遺伝子発現制御機構の破綻による遺伝疾患の発症が明らかとされてきている。さらに,解析技術の進歩と相まって,当該遺伝子周辺のゲノム構造異常に起因する疾患が存在することが明らかとなってきている。本稿では,このような新しいゲノム疾患について,アロマターゼ過剰症をモデルとして記載する。重要な点として,アロマターゼ遺伝子のコード領域から遠く離れたゲノム領域の異常(重複,欠失,逆位)により,アロマターゼ遺伝子の過剰発現が生じ,さらに過剰発現を招くプロモーターの性質が重症度を決定することが判明した。これは,ゲノムレベルの構造異常が単一遺伝子疾患を発症させるという点で画期的なものである。
著者
五十嵐 修
出版者
公益財団法人 史学会
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.109, no.6, pp.1121-1142,1257-, 2000

In early medieval times, penance took on two forms : public and private, corresponding to how widely a certain sin was known to people. The synodal courts of the carolingian period represented one form of public penance. The main purpose of this essay is to illuminate the context in which public penance functioned during the Carolingian period. The revival of public penance was, in the view of this paper, one of the most important outcomes of the Carolingian theocracy. The author examines this form of penance for this period, because it has been very underestimated by historians to date. Public penance included not only strictly religious penances, but also sanctions invoked by both secular and ecclesiastical authorities, since there was the idea that both secular and ecclesiastical authorities should suppress crime and maintain the public order. Public penance is seldom mentioned in the penitentials, but we find much mention of it in the capitularies, episcopal decrees and conciliar acts. Through studying public penance, we can learn the basic ideas about preservation of public law and order during this period.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1910年03月08日, 1910-03-08
著者
江本 陸 岡部 力也 永野 秀明 白鳥 英 島野 健仁郎 吉田 真 加嶋 利浩
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.388-394, 2021 (Released:2021-02-19)
参考文献数
11

近年の自動車では乗員とシートの接触部を換気し,接触部位での温冷感を改善するシートベンチレーション機能が普及している.本研究では,被験者実験を実施し,被験者の温冷感向上効果を検証するとともに,シートを通過する空気の温湿度データを用いてシート接触部位における人体の顕熱・潜熱放熱を定量的に分析した.
著者
HIGUCHI T.
雑誌
Adv. Anal. Chem. Instrum.
巻号頁・発行日
vol.4, pp.117-211, 1965
被引用文献数
1
著者
徳竹 亜紀子 谷垣 美保
出版者
独立行政法人 国立高等専門学校機構仙台高等専門学校名取キャンパス
雑誌
仙台高等専門学校名取キャンパス研究紀要 (ISSN:24240931)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.7-app8, 2021 (Released:2021-08-04)
参考文献数
10

SANGAKU is a wooden board dedicated to the temple and shrines with written math questions and answers. This paperis a survey report of the two SANGAKU in Obara district, Shiroishi city, Miyagi prefecture. One of them is in Manzo-Inari Shrine, and was originally dedicated to Mitaki Shrine in 1875. The other was displayed in the Katsura-ya Hotel, and was originally dedicated to Obara-Onsen-Yakushido Temple in 1916. They were dedicated by the people of the Saijo school (one of the old Japanese style mathematics school) and are rare in Miyagi. We surveyed these SANGAKU in the fall of 2020, took pictures with digital camera and infrared camera, and checked the characters visually. In this paper, we will present the survey summary, consideration on some math questions, consideration of the reason why Saijo school was popular in this area, reprints, and infrared photo of figures.
著者
清田 政秋
出版者
佛教大学大学院
雑誌
佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 (ISSN:18833985)
巻号頁・発行日
no.46, pp.37-54, 2018-03-01

本論文は本居宣長と悉曇学との関連を考察する。宣長は『古事記』の基は稗田阿礼の誦習の声であるとして音声を重視する。言語は音声であるとする言語観を江戸期音韻論の議論から獲得した宣長は、音声の持つ特質に注目した。音声の問題を考察して来たのは仏教、特に密教と不可分の悉曇学である。宣長は契沖と安然の悉曇学から音声の力、音楽性、真言を学んだ。真言という思想は、語り伝えは上代の実だとする『古事記伝』の考え方に繫がった。更に仏教は心と世界と言葉は相応するという。宣長はこれを契沖を介して学び「意と事と言とは皆相称へる物」という『古事記伝』の基礎にある重要な言語観を確立した。宣長契沖安然悉曇学心と世界と言葉の相応
著者
平原 秀一
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2016-04-22

本研究テーマに関して、次の2つの重要な成果を得た。(1) 本研究のテーマであるランダム文字列を使った乱択多項式時間アルゴリズムの特徴づけに関するAllenderの予想を本質的に否定する成果を得た。(2) 「ブラックボックス帰着の限界」と呼ばれる証明手法の限界を世界で初めて突破することに成功し、計算量理論の中心的な未解決問題を解決するための新しいアプローチを見出した。(1) 具体的には、コルモゴロフ記述量の意味でランダム文字列(=圧縮できない文字列)かどうかを判定するオラクルに非適応的に質問することによって解ける問題は、乱択多項式時間アルゴリズムで計算できるもののみに限る、と予想されていた。我々は以前知られていた帰着を大きく改善し、特に乱択多項式時間アルゴリズムで計算できないと予想されている問題さえも解けることを示すことに成功した。特に、これはAllenderの予想が他の(より一般的な)予想に反することを意味する。(2) 上述の成果に関連して、(時間制限付き)コルモゴロフ記述量を計算する問題について、最悪時・平均時計算量が同値になることを証明した。普通、アルゴリズムの計算時間は最も時間のかかる入力において測る(=最悪時計算量)が、それに対し、平均時計算量では、ランダムに生成された入力において、期待値の意味で計算時間を計測する。NP完全の問題について最悪時・平均時計算量の同値性を示すことは計算量理論における中心的な未解決問題であり、特に「ブラックボックス帰着」と呼ばれる証明手法では解決することができない。本研究では新しい証明手法を開発することにより、ブラックボックス帰着の限界で初めて突破することに成功した。具体的には前述の通り、コルモゴロフ記述量の計算問題について最悪時・平均時計算量の同値性を示した。
出版者
逓信省通信局
巻号頁・発行日
vol.明治35年11月現在 中巻, 1902
著者
山根 律子 水戸 義明 花沢 恵子 松崎 みどり 田中 美郷
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.172-185, 1990
被引用文献数
3 5

言語障害児における随意運動機能の発達を診断する一方法として, 田中, 西山らが考案した随意運動発達検査法を改訂した.本改訂では, 手指, 顔面・口腔, 躯幹・上下肢の3領域について, 計40の検査項目を設定し, 2歳0ヵ月から6歳11ヵ月までの健常児723名に同検査項目を実施した.この検査結果から, 各検査項目ごとの加齢に伴う達成傾向を検討したが, 舌運動に関わる一項目を除き, いずれも発達に伴い獲得される行動であることが示された.さらに, 健常発達からの逸脱の有無についての指標を得るために, 各検査項目ごとに, 通過率を基にしたプロビット変換を行い, 90%のこどもが達成する月齢を算出した.そして, これらのデータを基に, 臨床診断法として, 改訂版随意運動発達検査を構成した.