著者
瀬畑 源
出版者
朝陽会 ; 1953-
雑誌
時の法令 (ISSN:04934067)
巻号頁・発行日
no.2098, pp.58-61, 2020-05-30
著者
本木 悠介 中山 誠 近藤 俊輔 石川 えり 神野 さくら 中澤 仁
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:21888698)
巻号頁・発行日
vol.2020-UBI-66, no.3, pp.1-8, 2020-05-18

看板やデジタルサイネージなど,公共空間に設置される看板広告の内容を理解するためには看板広告内に含まれる物体情報や文字情報を基にする必要がある.しかし,看板広告を含む一般的な街中の風景を映した画像には,広告部以外の文字や物体の情報が多く含まれており,これらの情報は広告内からの情報を抽出するにおいて必要のない情報となる.本研究は,画像内から看板広告のみを対象として物体検出する.その際により優れた物体検出モデルを作成するために状況ごとや媒体ごとに物体検出に適した看板広告を調査することを目的とする.
著者
大野 公子 野澤 美樹 伊藤 早苗 佐藤 理恵子 石田 裕美 上西 一弘
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.57-65, 2020

<p>【目的】中学1年生女子における鉄欠乏を横断的に把握し,鉄欠乏のリスク因子を明らかにして,鉄欠乏の予防に役立てることを目的とした。</p><p>【方法】我々は,都内にある私立中高一貫校において,身体組成,血液検査等を継続して実施している。本研究の解析対象者は2012~2017年度に入学した中学1年生女子715名のうち,本研究で使用する全てのデータに不備のない493名である。調査項目は,身体組成,血液検査結果,食物摂取頻度調査,日常生活に関するアンケートとした。なお血清フェリチン 12 ng/m<i>l</i>未満を鉄欠乏群, 12 ng/m<i>l</i>以上を正常群として解析を行い,二項ロジスティック回帰分析を用いて鉄欠乏のリスク因子を検討した。</p><p>【結果】正常群に比べ,鉄欠乏群は肥満度,体脂肪率,体脂肪量,初経発来者率が有意に高値で,初経後経過月数が有意に長かった(<i>p</i><0.05)。正常群に比べ,鉄欠乏群は魚や肉を昼食に「食べない」と回答した者の割合が有意に高く,自分の体型に「満足している」と回答した者の割合が有意に低かった(<i>p</i><0.05)。初経発来してない者に比べ,発来している者は鉄欠乏のリスクが9.44倍高く,魚や肉を昼食に「食べない」者に比べ,「普通に食べる」「たっぷり食べる」者は鉄欠乏のリスクが0.28倍,0.09倍それぞれ低かった(<i>p</i><0.05)。</p><p>【結論】中学1年生女子の鉄欠乏を予防するためには,体外への鉄損失量を食事で補うことが必要であり,鉄欠乏のリスクは,昼食に肉や魚を食べる者において低いことが示唆された。</p>
著者
美根 大介
出版者
東京大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2011

○研究目的:鍼灸治療においては四肢末梢部にある経穴の刺激で、疼痛の軽減だけでなく身体の柔軟性が高まることが経験される。これを利用出来れば、高齢者や運動習慣のない人、障害を持つ人々に対して、怪我の予防や運動を行ないやすい身体づくりの一助となる可能性が考えられる。本研究では、この現象を検証し客観的に測定することを目的とする。○研究方法:対象は健常成人6名(平均年齢34.2歳)とした。身体の柔軟性を評価する項目には、体幹および下肢の柔軟性評価として指床間距離と下肢伸展挙上角度を、上肢の柔軟性評価として肩関節屈曲、外旋、内旋角度を測定した。はじめに上記項目を測定し、ストレッチ効果を除外するため1時間以上の間隔を空けた後、コントロール(無刺激)ではそのまま2回目を測定、各経穴への鍼刺激では2回目測定前に30秒間の鍼刺激を行い、1回目と2回目の変化を観察した。使用した経穴は「合谷」「曲池」「足三里」「太衝」の4部位とし、それぞれの経穴ごとに1週間以上の間隔を空けて測定を行った。○研究成果:肢伸展挙上角度、肩関節屈曲、外旋、内旋角度に関しては、コントロール、各経穴刺激ともに大きな変化は認められなかった。指床間距離の前後差はコントロールにおいて平均-6.7mmの柔軟性低下傾向がみられたのに対し、各経穴刺激では「合谷」平均13.31m、「曲池」平均22.5mm、「足三里」平均22.5mm、「太衝」平均20mと柔軟性が高まる傾向がみられた。下肢伸展挙上角度および肩関節可動域に変化がみられなかったことは、対象が健常者であり元々制限が少なかったことや、これらの制限因子が主に靭帯などの伸張性の乏しい組織によることなどが考えられた。指床間距離では背筋鮮を中心とした大きな筋群の影響を受けていることから、鍼刺激による筋緊張の変化が出やすかったものと考えた。今回、部位の違いにおける特異性は見出せず、四肢への鍼刺激は一様に体幹の前屈柔軟性を高める可能性が示唆された。
著者
Saki KANEKO Takumi YAMAZAKI Kakeru KOHNO Ayami SATO Kazunori KATO Tomohiro YANO
出版者
Center for Academic Publications Japan
雑誌
Journal of Nutritional Science and Vitaminology (ISSN:03014800)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.272-277, 2019-06-30 (Released:2019-06-30)
参考文献数
26
被引用文献数
4

The reoccurrence of androgen-dependent prostate cancer after anti-androgen therapy mainly depends on prostate cancer stem-like cells. To reduce the risk, it is important to delete the cancer stem-like cells. Furthermore, to induce differentiation of cancer stem-like cells is critical to abrogate stemness of the cells. Therefore, we tried to investigate a possibility on the establishment of a new effective therapy to eradicate the cancer stem-like cells via the induction of differentiation in this study. Prostate cancer stem-like cells from an androgen-dependent prostate cancer cell line (LNCaP cell) had severe resistance against an anti-androgen therapeutic agent. We selected Bowman-Birk inhibitor (BBI) from soybeans reported as a chemopreventive agent in prostate cancer to differentiate the caner stem-like cells and α-tocopheryl succinate (TOS) known as a mitocan to induce effectively cytotoxic effect against the cancer stem-like cells. In fact, only TOS treatment had cytotoxic effect against the cancer stem-like cells, but the addition of BBI treatment to the cells treated with TOS reinforced TOS-mediated cytotoxicity in the cancer stem-like cells. This reinforcement coincided with the combination-enhanced apoptosis in the stem-like cells. Also, we confirmed caspase9-caspase3 cascade mainly contributed to the enhancement of the cytotoxicity in the stem-like cells caused by the combination, indicating that the reinforcement of BBI on TOS-mediated apoptosis via mitochondria related to the enhancing cytotoxic effect of the combination on the prostate cancer stem-like cells. Overall, it seems that the combination is an effective new approach to reduce the reoccurrence of prostate cancer targeting prostate cancer stem cells.
著者
見尾 和哉 石野 亜耶 目良 和也 竹澤 寿幸
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第33回全国大会(2019)
巻号頁・発行日
pp.3G4OS18b01, 2019 (Released:2019-06-01)

本研究では,抑圧された感情まで推定するシステムの構築を目的に,本心でない発話を自動検出する手法を提案する. 提案手法では,機械学習にLSTMを使用し,特徴量として発話中の音声と表情の情報を利用する. SVMを用いた既存手法との比較実験を行い,台詞を固定したパターンでは, 提案手法により再現率を0.12ポイント,F値を0.07ポイント改善することができた.
著者
松本 肇 Matsumoto Hajime
出版者
筑波大学文藝・言語学系
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.167-180(1, 2002-10-30

宋の王安石の「明妃曲」は、王昭君に対する従来の見方を塗り替え、大きな反響を呼んだ。それは、宋詩の理知的な傾向を示すものでもあった。宋詩に見られる傾向のいくつかは、すでに中唐詩の中に胚胎している。唐詩から宋詩 ...
著者
佐藤 弘隆
出版者
一般社団法人 人文地理学会
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.273-296, 2016 (Released:2018-01-31)
参考文献数
51
被引用文献数
4

2015年,文化庁は「山・鉾・屋台行事」をユネスコ無形文化遺産に再提案することを決定した。この行事は「地域社会の安泰や災厄防除を願い,地域の人々が一体となり執り行う」点に価値が見出されており,日本各地で本登録に向けて盛り上がりをみせている。しかし,現代都市の人口変動は「山・鉾・屋台行事」をはじめとする伝統的な都市祭礼の継承を困難にしている。本稿では都市祭礼の継承のあり方を示すために,都市祭礼の運営基盤を社会・経済・場所的側面から調査する。事例とした都市祭礼は京都市都心で行われる祇園祭の山鉾行事である。山鉾33基の運営基盤の現状とその変遷が統計資料の分析やフィールドワークを通して明らかにされた。山鉾を持つ町内は同じ都心に複数あるが,それらは等質でなく,それぞれの人口や土地利用の現状に差異がみられる。そして,山鉾行事の運営基盤もそれにともない再構築され,多様化していった。都市の変容にともなう祭礼の運営基盤の再構築は,その継承につながっており,全国の都市祭礼の継承を考えるうえで重要な視点となる。

1 0 0 0 OA 鉄道問答

著者
北垣国道 著
出版者
北垣国道
巻号頁・発行日
1889
著者
辻本 暁正 鈴木 崇之 佐藤 愛子 寺井 里沙 高橋 史典 川本 諒 坪田 圭司 高見澤 俊樹 宮崎 真至
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
雑誌
日本歯科保存学雑誌 (ISSN:03872343)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.162-169, 2014 (Released:2014-05-07)
参考文献数
26

目的 : 光重合型コンポジットレジン (光重合型レジン) 修復の臨床応用範囲の拡大に伴って, 大型窩洞に対して一括で充塡できるバルクフィルコンポジットレジンが開発され, 臨床応用されている. しかし, このカテゴリーに属するコンポジットレジンの市販から間もないこともあり, これらの機械的諸性質に関する情報は少ないのが現状である. そこで, バルクフィルコンポジットレジンの機械的諸性質について, 市販されているコンポジットレジンと比較, 検討した. 材料と方法 : 供試した光重合型レジンは, バルクフィルレジンとしてTetric N-Ceram Bulk Fill (Ivoclar Vivadent) およびSDR (Dentsply DeTrey), ユニバーサルコンポジットレジンとしてTetric N-Ceram (Ivoclar Vivadent) およびEsthet・X HD (Dentsply DeTrey), フロアブルコンポジットレジンとしてTetric N-Flow (Ivoclar Vivadent) の合計5製品を用いた. これらの光重合型レジンについて, 硬化深さ, 無機フィラー含有量, 曲げ強さおよび曲げ弾性率および体積重合収縮率を, 通法に従って測定した. また, 供試した光重合型レジンのフィラー性状について, フィールドエミッション型SEMを用いて加速電圧10kVの条件で観察した. 成績 : バルクフィルレジンの硬化深さは, 3.42~4.27mmであり, その値は製品により異なるものの, 市販の光重合型レジンと比較して有意に高い値を示した. 供試した光重合型レジンの無機質フィラー含有量は60.3~77.5wt%であり, ペーストタイプの光重合型レジンがフロアブルタイプのものと比較して有意に高い値を示した. バルクフィルレジンの曲げ強さは123.3~127.5MPaおよび曲げ弾性率は7.0~8.0GPaであり, その値は製品により異なるものであった. バルクフィルコンポジットレジンの照射開始180秒後の体積重合収縮率は, 2.12~2.23vol%であり, ユニバーサルコンポジットレジンより大きく, フロアブルコンポジットレジンより小さい値を示した. 結論 : 本実験の結果から, バルクフィルコンポジットレジンは, 市販の光重合型レジンと比較して, その硬化深さの値が大きくなっているとともに機械的強度も同等あるいはそれ以上であった. したがって, これらのバルクフィルコンポジットレジンは, 今後の光重合型レジン開発の一つの方向性になるものと考えられた.
著者
中井 浩司 渡邊 晴美 高橋 幸子 宮本 浩三 土井 厚 花隈 淳 森下 雄亮 澤田 知広 尾辻 眞矢 平手 裕市 進藤 義明 小菅 浩司
出版者
Japanese Society of Medical Instrumentation
雑誌
医療機器学 (ISSN:18824978)
巻号頁・発行日
vol.79, no.8, pp.638-646, 2009 (Released:2010-01-07)
参考文献数
18

We studied the utility and drawbacks of the earlobe probe sensor on the percutaneous arterial oxygen saturation (SpO2) measurement. The SpO2 from the earlobe, forehead and finger sensor were measured simultaneously, and then changes of SpO2 readings induced by medical interferences and influence by the sensor attachment were compared among three types of sensor. The SpO2 from the earlobe sensor responded to the rapid change of patient clinical condition as well as from the forehead and finger sensor. The pulse wave signal from the earlobe sensor was more stable compared to those from forehead and finger sensor, but the time to display SpO2 readings after the earlobe sensor attachment was similar to the forehead sensor and it took longer than that in case of the finger sensor attachment. Some cases were difficult to measure SpO2 because of extremely thin earlobe and edema of earlobe. The long-term attachment of the earlobe sensor did not leave any surface imprint on the patient skin that is often found with the use of forehead and finger sensor. Also no patient had removed the earlobe sensor on a voluntary basis. While the SpO2 measurement with the earlobe sensor may be affected by several factors such as the earlobe shape and the peripheral circulation, it is the least painful for the patient. The active utilization of the earlobe sensor in clinical practice is promising as a new approach of the SpO2 measurement.
著者
田村左源太著
出版者
田村左源太
巻号頁・発行日
1937