著者
渡辺 敏郎
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.107, no.5, pp.282-291, 2012 (Released:2013-10-08)
著者
西脇 俊和
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.85, no.6, pp.601-608, 2010 (Released:2011-03-28)
著者
岡本 満
出版者
島根県水産技術センター
雑誌
島根県水産技術センター研究報告 (ISSN:18815200)
巻号頁・発行日
no.3, pp.55-68, 2011-03 (Released:2012-12-06)

島根県では,近年の食品の安全・安心への関心の高まりを背景として,魚介類中の異物に関する相談件数が増えている.これらの事例の多くは寄生虫によるものである.天然魚介類における寄生虫が魚病として甚大な被害をもたらす例は少ないが,安全・安心面での問題として看過できないものがある.また,天然魚介類における寄生虫の事例を記録しておくことは,水産資源学や生態学の面でも意義があると考えられる.本報では,2004年から2009年の間に,島根県沖合域および沿岸域で漁獲された魚介類に確認された寄生虫の13症例を報告する.
著者
吉田 元
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.106, no.12, pp.826-831, 2011 (Released:2013-10-08)
著者
本澤 清冶
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 = Animal-husbandry (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.365-368, 2011-03 (Released:2012-12-03)

畜水産発展初期の1960年、飼料会社入社早々に亜鉛欠乏の豚皮膚病、5年後に植物性カポック油粕による異常卵の究明に携わった。この二つの原点は、伝説的評価を得た「子豚人工乳」の開発、コンピュータの配合設計システム開発と余剰蛋白質のムダ削減システム開発との連携による「原料費管理」の確立などを経て、技術士の道へ誘導した。これらのチャンスと指導を授かった上司、協力してくれた仲間に感謝している。本稿は原点の一つのカポック原油中のシクロプロペン脂肪酸に関するものである。I. カポック原油及び綿実原油に含まれるシクロプロペン脂肪酸は、体脂肪の融点を高めるので軟脂豚対策に使われるが、「食の安全」の視点から考察する。日本の食肉文化の主流は薄切り料理であり、豚枝肉取引では薄切り容易な締りの良い肉の評価が高い。肉締りの悪い軟脂豚はカポック原油を飼料に添加してやれば,肉締りの良い硬脂豚に変身する。シクロプロペン脂肪酸の毒性は、異常卵、産卵率や孵化率の低下に留まらず、そのヒナは死に篭り、神経症状を伴う奇形になる。また、プロペン環はカイコ蛾の性フェロモン生合成を阻害する。これらの毒性キーワードは「生殖」であるが、シクロプロペン脂肪酸は豚肉に残留する。この脂肪酸は、合成ゴムの抗酸化剤として開発され発がん性濃厚でありながら、一生毎日食べ続けるペットフードにも認可されている飼料添加物のエトキシキン同様に「食の安全」の視点から危険である。カポック原油(吸着粉)の肉豚用飼料への添加は即刻、中止したい。II. 「シクロプロペン脂肪酸による異常プリオン誕生の可能性」について、既成概念にとらわれずに飼料学と生化学的思考をベースに思い切った発想による根拠を列記する。1)BSEの異常プリオンは生物学的感染、増殖でなく、化学反応による誕生、伝達と推察。2)シクロプロペン脂肪酸を与えた鶏の卵黄はスポンジ的性状になるが、牛海綿状脳症の脳の性状に類似。そのヒナは奇形になり、BSEに似て神経症状を示すものもいる。異常卵黄とBSEの共通キーワードが「スポンジ」であることに遅まきながら最近気付いた。3)プロペン環は大きな「ひずみエネルギー」を持っているので、化学反応活性は爆発的である。同脂肪酸は硫黄華添加CS2とアミルアルコール溶媒によって赤に呈色する(ハルフェン反応)ことから、プリオン蛋白質の含硫アミノ酸のSとの結合性が強いと考える。この爆発的エネルギーは正常プリオンに作用して異常化する可能性強い。4)同脂肪酸の異常卵性状は、産卵後の冷温貯蔵中に進行する。これは代謝でなく化学反応の進行に伴う結果と考えるが、BSE病原体の異常プリオンの伝達機序に似ている。5)シクロプロペン脂肪酸を含む綿実(綿毛は除去)は主に牛、綿実殻は牛や羊に給与する。世界的な食用油過剰から未搾油綿実が飼料として使われ始めたのが1980年前後、その数年後の1980年代後半から英国BSEが顕在化したのも注目である。
著者
寺内 正裕 金森 久幸 信宗 正男
出版者
[日本食品衛生学会]
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.399-405, 1998 (Released:2011-03-05)
著者
水谷 政美 山本 英樹 工藤 哲三
出版者
宮崎県工業技術センター
雑誌
研究報告 = Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food & R&D Center (ISSN:13455974)
巻号頁・発行日
no.52, pp.85-87, 2009-01 (Released:2011-03-05)

芋焼酎には、麦焼酎や米焼酎と比較して多くのメタノールが含まれていた。メタノールは、もろみ中でエタノールと同様に時間とともに増加し、蒸留においてもエタノールと同様の留出挙動を示し、分離除去することは困難であると考えられた。そこで、酵母添加前の芋焼酎一次もろみを加熱処理したところ、エタノール収率や香気成分量等に影響せずにメタノール生成量を削減できると考えられた。
著者
大島 久華 木村 功 何森 健
出版者
香川県産業技術センター
巻号頁・発行日
no.10, pp.56-58, 2010 (Released:2011-07-26)

サトウキビ搾汁及びシュクロース並びにフルクトースを用いた調理実験において、プシコースが生成することを確認した。食品中のプシコースは、製造過程における加熱によってシュクロースやD-フルクトースから非酵素的に生産されることが示唆された。
著者
山田 英一
出版者
北海道立農業試験場
巻号頁・発行日
no.61, pp.1-98, 1987 (Released:2011-03-05)
著者
渡邉 学 石川 正美
出版者
千葉県農林総合研究センター
雑誌
千葉県農林総合研究センター研究報告 = Annual research bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture and Forestry Research Center (ISSN:18835295)
巻号頁・発行日
no.1, pp.55-58, 2009-03 (Released:2011-03-05)

1.白花系イチゴで開発された25種類のCAPSマーカーのうち、13マーカーが赤花系イチゴ品種の識別に適用可能であることを確認した。2.千葉県が育成した新品種「紅香」及び「桜香」を含む10品種・系統の赤花系イチゴのDNA品種識別技術を確立した。
著者
長沢 栄史 Petersen R.H.
出版者
日本きのこセンター菌蕈研究所
巻号頁・発行日
no.43, pp.1-49, 2006 (Released:2011-03-05)

日本およびロシア極東地域を含む東アジア温帯に分布するビロードツエタケ属菌(Xerula)として、3亜属[ビロードツエタケ亜属(subgen.Xerula)、ウスゲツエタケ亜属(subgen.Alboomenosae)、ツエタケ亜属(subgen.Radicaa]の9種3変種を認め、検索表(報告では取り扱わなかった数種の域外近縁種を含む)、記載および図を付して報告した。過去の文献において一般的なX.radicaa(Relhan)Doerfel(ツエタケ)、X.pudens(Pers.)Singer(ビロードツエタケ)およびX.longipes(P.Kumm.)Maire(ビロードツエタケ)は、それらの中に認められなかった。また、本報告ではビロードツエタケ属の特徴についても詳細に論じた。報告された菌は以下の通りである。ビロードツエタケ亜属:X.hongi Doerfelエゾノビロードツエタケ、X.sinopudens R.H.Peersen and Nagas.(新種)コブリビロードツエタケ(新称)。ウスゲツエタケ亜属(新称):X.amygdaliformis(Yang and Zang)R.H.Peersen and Nagas.(転属新組合せ)オキナツエタケ(新称)、X.amygdaliformis var.bispora R.H.Peersen&Nagas.(新変種)フタツミオキナツエタケ(新称)、X.chiangmaiae R.H.Peersen and Nagas.(新種チェンマイツエタケ(新称)、X.chiangmaiae var.raphanipes(Berk)R.H.Peersen and Nagas.(転配置新組合せ)ヒマラヤツエタケ(新称)。ツエタケ亜属:X.aureocysidiaa R.H.Peersen and Nagas.(新種)ミヤマツエタケ(新称)、X.globospora R.H.Peersen and Nagas.(新種)フキアゲマルミノツエタケ(新称)、X.japonica Doerfelマルミノツエタケ、X.orienalis R.H.Peersen and Nagas.(新種)ブナノモリツエタケ(新称)、X.orienalis var.margariella R.H. and Nagas.(新変種)コブリブナノモリツエタケ(新称)、X.vinoconusa R.H.Peersen and Nagas.(新種)キタカタチャシミツエタケ(新称)。