出版者
東京物理学校
巻号頁・発行日
1930
著者
島薗 進 加藤 尚武
出版者
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
雑誌
死生学・応用倫理研究 = Journal of Death and Life Studies and Practical Ethics (ISSN:18826024)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.155-158, 2015-03-15

第二五回日本生命倫理学会年次大会 「死生学と生命倫理」 特別対論企画 「低線量被爆と生命倫理」
著者
岸江 信介 村田 真実
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.34-46, 2012-12-30

This paper describes the conditions of how the merger in Class 4 and 5 bimoraic nouns is developing around the Keihan area. This occurrence of the merger originated from Osaka and has clearly spread around the Kinki and Shikoku areas. However, the diffusion of the merger has not affected the Tokyo-type accent. It can be said that the change of Class 4 from LLH to LHL causes the disappearance tendency of the low-beginning unaccented category and also has a disproportionate effect on Keihan accent system due to this change.
著者
麻柄 啓一 進藤 聡彦
出版者
日本教授学習心理学会
雑誌
教授学習心理学研究 (ISSN:18800718)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.3-19, 2005-06

小学生にとって小数のかけ算の意味を理解することが困難であることは,これまで多くの教師や研究者が報告してきた。そしてその原因としては,小学生がかけ算の意味を同数累加と考えていることが指摘されてきた。われわれは,かけ算についての教師の不適切な理解が児童の困難を引き起こしているのではないかと考えた。研究1では,小学校教師が小数のかけ算の意味をどのように把握しているかを調べた。2つの問題を出題した。1つは,3.2×4.6の計算によって答えを出す文章題を作ることであった。もう1つは,2.7を3.6回足すとはどういうことだろうと考えて分からなくなっている児童に,2.7×3.6の意味を説明するという問題であった。最初の問題では約70パーセントの教師が適切な解答をしたが,第2の問題に関しては16パーセントに留まった。研究IIでは,かけ算の意味を教えるための読み物を作成し,それを用いて教員養成系の学生に教授活動を行った。高い効果が確認されたので,読み物で用いられた教授方針が全体として有効であることが確認された。
著者
三浦 香苗 渋谷 美枝子 土屋 明子
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要. I, 教育科学編 (ISSN:13427407)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.29-44, 1996-02-29
被引用文献数
3

小学校で学習する"算数"は,中学校では"数学"と教科名がかわり,より論理的で抽象的な内容になる。さらに,中学校で学習する数学は高校の数学へ,大学や専門機関で学ぶ数学という学問へと,より高度で複雑になり発展・深化していく。算数は,数学への入口としての教科であり,論理的思考・抽象的思考を学ぶものであると位置づけられる。学習指導要領によれば,算数科の目標は,「数量や図形についての基礎的な知識と技能を身に付け,日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考える能力を育てるとともに,数理的な処理のよさが分かり,進んで生活に生かそうとする態度を育てる」(文部省,1989a p.38)である。中学校数学科の目標の設定についての部分では,「小学校算数の性格を受け継ぎ,心身の発達に応じて,算数の目標を更に十分に達成させるとともに,小学校のときよりも一層論理的,抽象的に思考することができ,数学的な理解を深め,数学的な考察や処理についての能力を一層高めるようにする」と,算数と関連させて数学の目標を位置づけ,数学科の目標は「数量,図形などに関する基礎的な概念や原理・法則の理解を深め,数学的な表現や処理の仕方を習得し,事象を数理的に考察する能力を高めるとともに数学的な見方や考え方のよさを知り,それらを進んで活用する態度を育てる」(文部省,1989c p.9)という算数科ときわめて類似したものである。平成元年に学習指導要領が改訂され,円周率などの複雑な計算については電卓使用を教科書に明記するなど,算数においても大幅な変更が行われた。算数科改善の具体的事項の4項目の1つとして「中学校との指導の一貫性を一層図る」(文部省,1989b p.2)が挙げられ,これまで6年生の比例・反比例で未知数にxyを使用していたものが,4年生で文字を使用して数量関係を式に表すことがとり入れられた。この学習指導要領は,小学校では平成4年度,中学校では5年度より施行されている。算数と数学の学習内容の関連について,小学校教員と中学校教員の認識を調べた結果(三浦 1994a)によれば,中学校数学の授業を理解する前提として,小学校教員は22項目の算数の基礎的知識・技能のほとんど全ての習得を期待していたのに対し,中学校教員はより限られた項目に対しては習得を重視していたものの,習得していなくとも中学校数学の授業に支障がないとする項目もみられ(渋谷・三浦,1994),小学校教員と中学校教員の算数の達成重要度認識がかなり異なったものであることが示された。このような点を踏まえ,中学校数学とのつながりという観点から,最低限必要な算数の基礎的学習内容を特定し,小学校卒業時およびその後の学習内容の達成状況を調べることが,本研究の第1の目的である。先行研究では,小学校卒業時には,算数の基礎的学習内容である四則演算計算は平均約83%,文章題は平均約64%の児童に習得されていることが確認されている(渋谷・三浦,1995a)。今回,中学生にも同様の内容の調査を行うことで,中学入学後もこれらの算数の基礎的な学力が定着しているか,また,その後の学力の向上がどのような問題にみられるかを検討する。第2に,既に行なった調査内容に,図形や関数等の内容を加えた,より広い領域の学習内容の「算数の基礎的学力診断テスト」を作成し,領域間の達成度の関連を検討する。我々は,小学生向け算数学力診断テスト作成のための調査を行ない,四則演算計算・文章題について,小学校卒業時の習得状況および誤答傾向,四則演算計算と文章題の関連について,以下の点を明らかにしている。(1)文章題解決においては主に立式過程で誤りが生じ,計算過程以降の誤りは1割以下と少ない。文章題解決においては,数量関係を把握して式に表すことが,誤りを生じさせ易い困難な過程である。(2)計算力が高いほど文章題の正答率が高く,計算力の高さによって,誤って立式する演算の種類が異なり,文章題解決過程で生じる誤りの種類には質的差異がみられる(渋谷ほか,1995)。今回の調査では,図形に関する知識などを問う図形問題をとり入れるが,計算力や数量関係の把握を必要としない図形問題は,計算力・文章題とどのように関連しているのかを検討する。さらに,数学の学習者である中学生自身が,算数の学習内容をどの程度中学校数学を理解する前提として必要と認識しているのかを調べることが第3の目的である。これについては,数学の学習内容を全て修了した時点の認識として中学卒業時の3年生,算数の学習内容についての記憶が比較的多いと思われる中学1年生に,小学校算数の学習内容である具体的な個々の問題について,"この問題ができることは,中学校の数学の授業についていくために必要かを尋ね,その差異を検討する。第4の目的は,学習内容の達成重要認識と達成度との関連を検討することである。算数で学習した個々の知識が数学の授業において必要だと認識するかどうかは,個々の知識を習得しているかどうかで異なるであろうか。算数のある問題を解ける生徒は,"この知識があったため数学のある部分が容易に理解できた"と考えるのか,あるいは"この種の知識がなくとも支障がなかった"と考えるのだろうか。逆に,ある算数の問題が解けない場合に,数学の学習においてその問題を解けることが必要と思わないのか,あるいは,"この問題が解ければ数学も容易に理解できるのに"と達成重要度認識が高いのだろうか。この点についても,第3の目的で検討する,算数の学習内容のどの部分が中学校数学の理解に必要と認識されているか,と関連させて検討する。
著者
武田 篤
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.91-97, 2013-02-01 (Released:2013-03-06)
参考文献数
37
被引用文献数
2 5

われわれは最近,嗅覚障害がパーキンソン病(PD)認知症の併発を予測する徴候であることを報告した.重度嗅覚障害を示すPD群は認知機能低下と関連して報告されて来た脳代謝低下分布を示した.またvolumetric MRIによる検討から,嗅覚障害は扁桃体や他の辺縁系をふくむ局所脳萎縮と関連していることが明らかとなった.ドパミン補充療法の発達,そして高齢発症例の増加により,現在PDの予後をもっとも大きく悪化させるのは随伴する認知症の存在であることが知られている.しかしながらその発症を早期に的確に予測できる方法論は未だ確立していない.嗅覚テストは今後,進行期PD の治療において重要な役割を果たして行くと考えられる.
著者
北原 聡
出版者
関西大学
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.83-100, 2001-09

1919年に公布された道路法は我国初の体系的道路法規で、道路改良による自動車交通の促進を重要な目的としていた。自動車の通行と密接に関係する道路の構造は、道路法に付随した道路構造令で規格が定められ、幹線道路を構成する国道・府県道については、自動車2車線交通に必要な幅員が確保された。構造令に基づく国道・府県道の改良は、概ね構造令の幅員規格に則って実施され、戦間期に都市から地方へと広がり、鉄道輸送と競合した貨物自動車輸送の発展に、こうした改良が貢献した。
著者
北原 聡
出版者
関西大学経済・政治研究所
雑誌
都市経済の諸相
巻号頁・発行日
pp.37-49, 2011-03-31

http://www.kansai-u.ac.jp/Keiseiken/books/sousho152.htm
著者
Takuya Wada Yuji Noguchi Sachiko Isobe Miyuki Kunihisa Takayuki Sueyoshi Katsumi Shimomura
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
The Horticulture Journal (ISSN:21890102)
巻号頁・発行日
pp.MI-142, (Released:2017-01-14)
被引用文献数
11

A strawberry core collection was established based on simple sequence repeat and cleavage amplified polymorphic sequence marker polymorphisms in 119 strawberry cultivars using the “PowerCore” program. The core collection consisted of 19 cultivars. The correlation coefficients for the diversity index were significant between the core collection cultivars and all cultivars. Allele frequencies of each marker allele were not significantly different between the core collection cultivars and all cultivars according to Fisher’s exact test. Cluster analysis indicated that the selected core collection cultivars evenly distributed throughout the multiple clusters and principle component analysis clearly showed major principle components of core collection cultivars distributed widely among those of all cultivars. Furthermore, core collection cultivars tended to harbor minor alleles. These results demonstrated that the core collection cultivars were suitably selected in terms of reflecting the genetic diversity of all strawberry cultivars.
著者
William Olubero Asiche Oscar Witere Mitalo Yuka Kasahara Yasuaki Tosa Eric Gituma Mworia Koichiro Ushijima Ryohei Nakano Yasutaka Kubo
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
The Horticulture Journal (ISSN:21890102)
巻号頁・発行日
pp.OKD-028, (Released:2017-01-14)
被引用文献数
36

The responses of three kiwifruit cultivars, Actinidia chinensis ‘Sanuki Gold’, A. chinensis ‘Rainbow Red’, and A. deliciosa ‘Hayward’ to various storage temperatures (0, 5, 10, 15 and 20°C) for 8 weeks were investigated. The rate of fruit which initiated ethylene production due to rot development increased with increases in storage temperature. Early-maturing cultivars, ‘Rainbow Red’ and ‘Sanuki Gold’ fruit stored at 5, 10, and 15°C showed drastic softening and a decrease in titratable acidity (TA) to an edible level within 4 weeks without detectable ethylene production, whereas fruit stored at 0 and 20°C maintained high firmness and TA even after 8 weeks unless they were infected with rot. A late-maturing cultivar, ‘Hayward’ fruit stored at 5 and 10°C softened more rapidly than when stored at 0, 15, or 20°C. Treatment with 1-Methylcyclopropene (1-MCP) did not suppress the low temperature modulated fruit ripening in any cultivars, indicating its independence from ethylene. These results suggest that ‘Sanuki Gold’ and ‘Rainbow Red’ are more sensitive to low temperatures compared to ‘Hayward’ and the sensitivity is involved in the determination of storage life and how early the fruit matures on the vine.
著者
極東国際軍事裁判所 編
出版者
極東国際軍事裁判所
巻号頁・発行日
vol.第5 附属書(Aノ部), 1948
著者
市川 新
出版者
流通経済大学
雑誌
流通經濟大學論集 (ISSN:03850854)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.37-48, 1986-03
著者
Sheng-bin HU Jiang-ling ZHANG Xiang-jun FENG Ya-xi GONG
出版者
(社)日本応用磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:02850192)
巻号頁・発行日
vol.15, no.S_2_PMRC_91, pp.S2_857-861, 1991 (Released:2011-12-15)
参考文献数
3

Based on the 4MB 3.5" Perpendicular Recording/Longitudinal Recording Floppy Disk Drive with a track density of 270 TPI, we further developed a 3.5" Perpendicular Recording Floppy Disk Drive demonstrating the potential to realize a capacity of more than 8MB capacity. The key technology included: (1) a Perpendicular Recording/Longitudinal Recording Floppy Head which was without erase element and helped realize the capacity of 4MB-8MB under the condition of without using servo system for tracking. (2) The GAL Technology to expand the Application-Specific Integrated Circuits. (3) The improvements of the read write channel.