著者
幸福 輝
出版者
独立行政法人国立美術館国立西洋美術館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

欧米の版画室での実地調査に基づき、レンブラントがどのような作品において、どのような目的で和紙を使用したのかを明らかにした。また、17世紀から20世紀までのレンブラント版画関連文献で、レンブラントの和紙作品がどのような評価を受けてきたのかを明らかにした。

13 0 0 0 OA 地理論略

著者
ウァルレン 著
出版者
文部省
巻号頁・発行日
1883
出版者
石巻日日新聞社
巻号頁・発行日
vol.平成23年3月13日, 2011-03-13

13 0 0 0 OA [お伽噺]

著者
木村文三郎 編
出版者
木村文三郎
巻号頁・発行日
vol.ねこの道行, 1882

13 0 0 0 OA 軍機保護法

出版者
日本統制地図
巻号頁・発行日
1943
著者
高橋 夕佳 藤川 真樹 古澤 健治 西垣 正勝 吉沢 昌純
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.534, pp.53-56, 2008-02-29
被引用文献数
3

近年、盗難された制服による犯罪が発生している。そこで我々は、その様な犯罪を防止するセキュリティシステムを開発してきた。本論文では、人体通信法による制服の脱衣の検出について考察した。この手法では、人体に対面した形で2つの電極が制服に付けられている。人体を通して流れる電流により、制服の着衣を検出できる。基礎実験として、我々は生体を通った電流の特性を計測した。その結果、制服の脱衣を検知できることを確認した。さらに、人体を通った電流は入力電流に対して位相差が生じ、その位相差が時間的に変動する事が分かった。
著者
松本 成史 橋爪 和純 渡邊 成樹 和田 直樹 北 雅史 柿崎 秀宏
雑誌
排尿障害プラクティス (ISSN:09195750)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.172-177, 2012-06

著者最終原稿版高齢化に伴い、下部尿路機能障害(LUTD)を有する人が増加しているが、その多くが「歳のせい」等の理由で受診していない。(株)セガの「トイレッツ」は、既存の男性用トイレに設置する広告機能付きゲーム機で、おおよその尿量が主に表記される。その結果により多くの人が排尿を身近に感じ、受診のきっかけになる可能性があると思われる。今回、「トイレッツ」を体験した中高年男性を対象に、LUTDの啓発として有効なツールになり得る可能性があるか否かをアンケートにより調査をした。その結果、81.5%が「トイレッツを体験して排尿状態を意識した」と回答しており、「トイレッツ」にて自分の排尿を知るきっかけになり、LUTDの啓発ツールに利用できる可能性が示唆された。
著者
金 美英 李 志炯 崔 庭瑞 八馬 智 日比野 治雄 小山 慎一
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.79-86, 2012-07-31

景観評価に関する研究は評価される景観の特徴に焦点を当てたものが多く、評価者の心理に焦点を当てた研究はほとんど見られない。本研究では、工場景観愛好者と非愛好者の心理学的評価特性を印象評価および眼球運動実験を通じて比較した。印象評価実験では、工場・橋・歴史的建造物の景観において形容詞対を用いて評価した。眼球運動実験では、これらの景観を評価する際の眼球運動および瞳孔径を測定した。その結果、印象評価実験では、工場景観愛好者は非愛好者よりも多様な評価基準を用いて工場景観を評価していることが示唆された。また、工場景観愛好者では工場景観鑑賞時に垂直方向の眼球運動が活発に見られ、瞳孔径の拡大も認められた。以上の結果から、工場景観愛好者は工場景観鑑賞時に非愛好者よりも活発な情報収集を行い、多様な評価基準を用いて評価していることが明らかになった。工場景観に対する興味や愛着によって活発な情報収集と多様な評価基準による評価が引き起こされるとともに、これらの行為によって工場景観に対する愛着が促進されていると考えられる。
著者
中村 克明
出版者
関東学院大学[文学部]人文学会
雑誌
関東学院大学文学部紀要 (ISSN:02861216)
巻号頁・発行日
vol.127, pp.123-130, 2013-03

日本図書館協会の自由委員会は、2004(平成16)年3月、「自由宣言」の『解説第2版』を出版した。そこでは、旧版と比較して、大きな改善がみられる一方で、依然として1979年「自由宣言」に関する必ずしも適切でない、あるいは明らかな誤りと思われる説明が存している。そこで、本小論ではそのような説明のうち、とりわけ見逃すことのできないもの(「国民に対する約束」「知る自由と図書館の自由」「宣言1979年改訂の特徴」「宣言改訂以降の図書館の自由をめぐる問題」「人権またはプライバシーの侵害」)を取り上げ、それらを批判的に考察した。
著者
宮崎 仁志 土山 智之 寺田 久屋
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.156-164, 2013-04-25 (Released:2013-05-15)
参考文献数
1
被引用文献数
2 2

当市では2011年3月に発生した福島原発事故を受けて,ゲルマニウム半導体検出器付きガンマ線スペクトロメータにより,市内を流通する食品の放射性物質検査を開始した.2011年3月30日から2012年10月31日までに300検体の検査を行った.暫定規制値および2012年4月から施行された基準値を超えた検体はなかった.放射性ヨウ素(131I)は緑黄色野菜およびその他の野菜7検体から検出された.放射性セシウム(134Csおよび137Cs)は60検体から検出された.検出された食品群は,米・加工品,いも・加工品,種実類,緑黄色野菜,その他の野菜,生果,きのこ類,生魚介類,魚介加工品,畜肉,牛乳・乳製品およびその他の嗜好飲料であった.
著者
折田 創 Kuhajda Frank Gabrielson Edward
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.10-15, 2008

脂肪酸合成酵素Fatty Acid Synthase(FAS)は,食道癌,胃癌,大腸癌といった消化器病や乳癌,肺癌などの多くの癌に高発現している.現在までにわれわれは,C75という脂肪酸合成酵素阻害剤を用いたとき,この酵素(FAS)の活性低下が癌細胞をアポトーシスに誘導し腫瘍縮小効果を認めることから,新しい抗癌剤としての可能性を報告してきた.残念ながら,このC75はFAS酵素活性の低下と同時に,CPT-1(Camitine O-Palmitoyltransferase-1)を刺激することによる,容量依存性の食欲低下,体重減少を引き起こす.われわれのグループでは,このC75の副作用を抑え,つまりCPT-1を刺激することなく,脂肪酸合成阻害を行う第二世代薬の研究を行ってきた.百数十の候補の中でC93が,C75と同等,もしくはそれ以上強力に,脂肪酸合成を阻害し抗腫瘍効果を認めた.また薬物動態試験で,C93はC75と同様,半減期が約12時間であり,癌細胞内の脂肪酸レベルを低く保つ為には一日2回投与が必要であることが判明した.マウスに実際投与したところ,C75では週1回の投与で体重減少を起こし長期治療が困難であったがC93では副作用を認めず連日投与が可能であった.今回,肺癌細胞を2種類の方法でマウスに移植したモデルを用いて,C93での治療を行った.この結果,治療群が非治療群と比較し有意差をもって腫瘍増殖抑制効果を認めた.特別な副作用も認められなかった.また,この薬を用いて,ニコチンによる肺癌モデルのマウスに投与したところ,肺癌の発生を抑えることが可能となり,脂肪酸レベルを低く保つことにより癌発生をも抑制できることが判明した.今後,がん治療,がん予防の分野において脂肪酸合成の抑制が重要な因子となりうると考える.
著者
和氣 愛仁 宇陀 則彦 永崎 研宣 松村 敦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.5, pp.1-4, 2013-07-27

筑波人文情報学研究会は,筑波大学人文社会系及び図書館情報メディア系の教員が中心となって立ち上げた研究グループである.資料の在り方に対して両極端の姿勢を持つ,人文学研究者と図書館情報学研究者のコラボレーションによって,人文情報学へ如何にアプローチしていくかを,本研究会のこれまでの活動報告を交えて議論する.The Tsukuba Research Group for the Digital Humanities is a research group that was started by members of the Faculty of Humanities and Social Sciences and the Faculty of Library, Information and Media Science. This paper will discuss approaches to the digital humanities through the collaboration of scholars in the humanities and in library and information science, who have views from opposite ends of the spectrum regarding data and what it should be. The discussion will include a report of the activities of this research group to date.