著者
荻野 基 久保井 潔 栗原 道隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

自動車・携帯電話、無線呼出に代表される公衆移動通信サービスが、急速に普及しつつある。その利用も地上空間だけでなく、電波の不感地帯である地下空間での利用が増大してきており、研究会等による整備が検討されてきた。今回大阪市交通局四ッ橋線西梅田駅構内の閉空間に全国で初めての格差是正事業として、携帯電話、無線呼出等の全移動通信に対応する関西圏の全通信事業者がサービスする電波利用システムの構築が行われ、運用を開始したのでシステム概要について報告する。
著者
水戸 将弥 藤田 聡
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.108, pp.101-108, 2001-11-15

近年の情報処理技術の飛躍的な進歩に伴い、コンピュータを介した人間同士のコミュニケーションが 日常生活の様々な局面で用いられ始めている。本稿では、ユーザとシステムとの間の知的なインタフェースを実現するためのひとつのアプローチとして、ユーザからの非明示的な要求を自動的に獲得するための手法の提案をおこなう。要求の獲得は、ユーザとの対話の中で得られる選択の系列をもとにおこなわれる。また提案手法の応用例として勤務表作成問題をとりあげ、労働者の出勤パターンに関する嗜好の自動獲得を試みる。In this paper, we propose a method for acquiring inexplicit requirements from users via the interaction between users and the computer system. The proposed method is applied to the shift scheduling problem, that is the problem of assigning shift to each labor in such a way that as many requirements are satisfied as possible. An outline of the prototype system that is presently under construction is also given.
著者
徳地 直子 黒田 幸夫 岩坪 五郎
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.135-144, 1991-03-01
被引用文献数
6

スギ人工林を主とする小集水域試験地において, 鉛直方向の水の流れに沿って降水・林内雨水・土壌水・湧水・渓流水の質的・量的な変動を測定した。森林土壌に7種類の長さをもつパイプを垂直に挿入して低部からの流出水を土壌水として3年間継続的に採取した。冬期季節風の影響で, 降水・林内雨でCl-濃度が上昇した。スペクトル解析によりCl^-濃度の変動の土壌下層への移動が確かめられ, 各層における濃度変動の時間的ずれから求められたCl^-の移動速度は0.15〜0.39cm/dayであった。土壌下層ほどCl^-濃度のやまは低くなり, やまのすそは広がった。Cl^-の移動速度と濃度変動が移動する期間の流出土壌水量より求めた土壌水の平均移動速度は0,28〜1.06cm/dayでCl^-より速かった。Na^+はCl^-とともに林地に供給され, Na^+濃度も表層では季節変動を示したが, 下層では土壌コロイドヘの吸着や溶脱のため季節変動は不明瞭になった。渓流水では, 流出経路の異なる成分が混ざり合うため, 季節変動は不明瞭であった。
著者
惣宇利卓寛 紫合 治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.97, pp.15-22, 2007-09-27

本論文では、既存の Web アプリケーションに HTML タグの属性を付加することによって、求める Web サービスを簡単に構築する方式について提案する。この方式は、従来の Web ラッパー方式に比べて、Web アプリケーション自身に手を加えることが必要という問題I土あるが、頻繁に行われる Web ページの改訂に対しても確実に誤りなくデータ抽出できるため、より実用性が高いといえる。また、複数の Web ページにまたがるデータ抽出も容易にできる。この方式による Web サービス変換システムを開発し、既存の Web サイトから Web サービスが容易に構築できることを確認した。This paper proposes a new method and a system to obtain required Web services by converting existing Web applications into Web services using new HTML tag attributes. This method extracts requested data from Web pages correctly and precisely when the original Web application is modified, while existing Web page wrapping method frequently requires the rule changes. Also the proposed method can treat multi-paged data extraction effectively. We have developed the Web service conversion system based on the proposed method, and recognized that the method successfully converts existing Web applications into required Web services.
著者
柴山 充文 野瀬 浩一 鳥居 淳 水野 正之 枝廣 正人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SDM, シリコン材料・デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.194, pp.35-40, 2007-08-16

システム・オン・チップ(SOC)上に集積されるコア数が増加し、また様々な周波数のクロックが要求されるのにともない、クロック生成・分配、及び同期化の方法が、SOC設計においてますます重要な課題になってきている。マルチコアSOCに向けて、決定的(deterministic)なチップ動作とタイミング設計の効率化を目的とした、新たなクロッキング・アーキテクチャを提案する。周期的同期方式(periodically all-in-phase)に基づいており、厳密なスキュー調整が不要なグローバル・クロック信号分配、グローバル・クロック信号から81ステップの周波数のクロックを生成可能なコア・クロック生成回路、及び耐スキュー性のあるバス・ラッパー回路を組み合わせることで、2サイクル程度のクロック間スキューが存在する状況でも、異なる周波数で動作するコア間で同期的なデータ転送が可能である。
著者
本田 裕紀郎 倉本 宣
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.583-588, 2001-03-30
被引用文献数
8 6

絶滅危惧植物力ワラニガナの生育状況を把握するため, 多摩川においてDGPSを用いて局所個体群の分布を記録するとともに, その個体数と個体群間の距離を測定した。その結果, 一つの個体群を除いて他は極めて脆弱な個体群のみであり, 各個体群間の距離は非常に長かった。<BR>また, 休眠・発芽特性を明らかにするため, 3種類の発芽実験を行った。その結果, 変温効果はあるが永続的な埋土種子集団を形成しないこと, 一次休眠は誘導されていないこと, 低温域において若干の相対的休眠が誘導されること, 秋に発芽することが明らかになった。<BR>これらのことから, 個体群の復元が必要であり.それには秋の長雨が訪れる前に種子を散布することが有効であると考えられる。
著者
宗森 信 山本 勇麓 日色 和夫 田中 孝 熊丸 尚宏 林 康久 都甲 仁
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.T19-T23, 1978-05-05

2種類の合成試料水中のヒ素の分析に関する共同実験を行った.参加分析所は12箇所,分析方法はJISK0102-1974に規定されたジエチルジチオカルパミン酸銀-吸光光度法を用い,各分析所では1口2回ずつ3日間で計6回の分析を実施した.試料Aではヒ素含有量の標準値0.0220ppmに対し定量値の総平均値が0.0222ppm,試料Bでは0.0250ppmに対し0.0255ppmであった.試料Aでは定量結果は正確であったが,分析所間のばらつきが比較的大きく,又3箇所の分析所では分析所内平均値が管理限界を越えていた.一方,共存物質が存在する試料Bでは分析所内及び所間のばらつきは小さかったが,量結果に偏りがあった.