著者
平山 浩一 林 義男 小柴 正則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.305, pp.41-48, 2000-09-14

著者らはこれまで, 有限要素法を用いてマイクロ波の計算機シミュレーションに関する種々の解析法(ソルバー)を提案し, 実際に数値計算を行ってその有効性を示してきているが, ここでは, これまでに開発したソルバーに対して市販のツールをプリ・ポストプロセッサとして利用することで, シミュレータを構築することを試みる.具体的にはプラットホームはWindows98とし, プリプロセッサはGiD, ポストプロセッサはMATLAB, これらに自作のソルバーを加えた全体を統合する環境として, Word97を利用する.このシミュレータを用いて, 2次元問題としては導波管H面不連続の伝達特性解析, 遮へい型プレーナ線路の固有モード解析, 3次元問題としては空洞共振器の固有モード解析を行っている.
著者
石川 廣三 橋本 佳大
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.72, no.611, pp.13-20, 2007
被引用文献数
2

Although the behavior of rain drops near the surface of a building in driving rain are quite complicated according to the sizes of the drops and the air flow pattern around the building, a general relationship exists between average impinging angle of raindrops against the wall surface and the wind velocity that accompanies the rain. It can be of great value in estimating wetting characteristics of those walls, if we can express the relation in a simple equation. Shapes and sizes of stained areas that are left just below projections over a wall offer valuable information for the maximum impinging angle of raindrops against the wall. From the analysis of wind speed records during the rains which could have caused the stain patterns, certain range of constant C_<im> for the impinging angle-wind velocity equation was obtained.
著者
山下 聖美
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.A133-A141, 2006

宮沢賢治は一九一八年に盛岡高等農林学校を卒業後、一九二〇年まで研究生として学校に残り、その間、将来の職業問題に悩む日々が続いていた。この期間を宮沢賢治の人生における<挫折>の時期として、同時期に勃発した盛岡高等農林学校の大学昇格運動とその失敗という<挫折>とからめて考察していく。
著者
江頭 徹 稲村 雄 竹下 敦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.200, pp.27-34, 2004-07-14
被引用文献数
4

マルチタスクOSにおいてプロセスのデータが改ざんされたことを検知する完全性検証機能に関して報告する。本機能により、不正プロセスが権限昇格などを通じて他のプロセスの重要なデータを改ざんすることにより攻撃者が隠れて他人の権限を継続的に利用することを防ぐことができる。本機能の実用化に向けた基本設計案は多数のデータを動的に検証対象として登録することができ、検証に必要となるメタデータについても改ざんを検知できることを特徴とする。基本設計案の1つである遅延検証方式ではさらに、データアクセスがあるまでは検証処理を省略することで完全性検証の処理負荷を削減する。
著者
藤林 俊彦 徳丸 正孝 村中 徳明 今西 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.534, pp.7-12, 2002-12-13

本稿では様々な服のデータベースから,ユーザのイメージに合った調和した配色の服装をコーディネートし,ユーザに対して仮想的に提示するシステムの構築を目指し,「Virtual Stylist Project」を立ち上げた.ユーザは様々な衣服データベースから得られた衣服データを基に配色支援システムでコーディネートを行うことで,ユーザのイメージに合い,かつ色彩調和している衣服の組み合わせを得ることができる.その結果の得られた衣服の組み合わせをユーザに対してデジタルカメラなどの撮影機器で得られた衣服と身体の画像を基に,仮想的に試着したかのように加工し,モニタなどの画面に着衣画像を表示する.また,ユーザの使用結果をフィードバックすることで状況や個人の主観などに合わせることができるシステムの構築を行う.本稿ではその際に用いる配色支援システムの構築を行う.配色支援システムではこれまで色彩調和論をもとに作成されたファジィルールとメンバーシップ関数(以下:MF)を作成し,これらを用いてファジィ推論を行うことで色彩調和を自動的に判定して配色を作成するシステムを構築している.本稿ではファジィルールを変更することで,衣服を着る際の状況や個人の主観,流行などに合わせた判定を行うシステムの構築を行う.
著者
趙 傑剛 青山 ヒフミ 羽山 由美子
出版者
大阪府立大学
雑誌
大阪府立大学看護学部紀要 (ISSN:18807844)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.85-91, 2007

本研究は中国における看護系大学の兼任教員がどのような環境におかれているのか,どのように専門的発達に向けて取り組みをしているのかを明らかにすることと,兼任教員の専門的発達を支援するための示唆を得ることを目的とする。中国都市部にある四つの大学病院に所属する兼任教員14名を対象とし,半構成的質問による面接法を実施した。その結果,【技術的熟達者志向の教育背景】,【看護師として満足の得られにくい臨床現場】,【整えられていない教員養成教育体制】,【看護教育に従事することによるほこり】,【教員として未熟であるという認識】,【教育実践における試行錯誤】,【教育実践への支援体制の不備による困惑】,【専門的発達における自助努力】,【専門的発達への支援体制の不備による困惑】,【専門的発達への願望】の10カテゴリーが抽出された。これらのことにより,兼任教員への支援にあたり,教員に関わる支援体制の整備とともに,現状に基づき,且つ兼任教員の専門的発達に繋がる継続教育プログラムの開発が必要であることが示唆された。
著者
夏原 由博
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.333-336, 1989
被引用文献数
1 6

Furumizo (1973)を改良したふるい水洗法の検出率を検討した。新しい方法は以下の点でFurumizo法と異なっている。1)試料の乾燥重量の測定。2)試料と50%エタノール80mlを振とうするための100mlの広口びんには金網を入れない。3)広口びんの内容物は目の大きさが0.42mmと0.075mmのふるいに通し, そのたびに30秒間水洗する。4) 0.075mmのふるいを1%のメチレンブルーに数秒間漬けて試料を染める。5)染色した試料をブフナーろうと内のろ紙の上に置いた円筒に流し込む。家庭で採取したほこり22試料をそれぞれ5回ずつふるい処理し, 5回で得られた合計に対する各回の抽出率を検討したところ, 3回のふるい処理で生体は平均98.4% (89.4&acd;100%), 死体では98.7% (90.8&acd;100%)の検出率が得られた。ローダミンBで染色したコナヒョウヒダニDermatophagoides farinaeの生体と死体それぞれ100個体ずつを500mgのほこり4試料に混入し, ダニの分離を試みたところ生体で84&acd;95%, 死体で91&acd;98%の検出率を得た。さらに5軒の家から500mgのほこりを2組ずつ取って新検出法とDarling液遠心懸濁法の検出数を比較したところ, 新検出法によるほうが多くのダニを得られた。
著者
後藤 健三 岩野 貞雄
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告. 第I部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.660-665, 1969-01-30

供試された6種類のブランデー中,池田ブドウブドウ酒研究所で試作されたものはVitislabruscaを原料とするために,他の4種の四Vitis viniferaを原料とする市販品に比較して香気が著しく異なるが,これらは熟成期間中に樽材から溶け込むタンニン系化合物含量の相異によるほか,最も低級なカルホニル化合物の含量が比較的多く,発酵中に果汁アミノ酸から生成すると考えられる各種のカルボニル化合物含量が少ないためと推定される。最後にこの研究の大要は,昭和40年11月12日日本農芸化学会北海道支部会(函館)において発表された後,農化誌40巻3号(昭41)に要旨が収録されたものであり,ジメチルホルムアミドー水系溶媒による2,4-DNPH誘導体の濾紙クロマトグラフィは文献に記載のないものであることを附記する。