著者
黒田 康嗣 菊池 浩明
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.253-254, 1994-03-07

計算機の相互接続による広域ネットワークの商用化に伴い、ユーザを特定した機密性のある同報通信が強く求められている。同報暗号通信方式には、メンバ間で暗号鍵を共有する共通鍵方式と、各メンバが全メンバの公開鍵のリストを管理する個別鍵方式の2種類がある。しかし、共通鍵方式では、暗号鍵の横流しの恐れあり、閉鎖性に問題がある。一方、個別鍵方式では、横流しの心配はないが、メンバの追加や削除が困難である。そこで本稿では、上記方式の問題点を指摘し、その問題を解決するために、送信者と受信者の間に鍵交換センタを設けた鍵交換方式を提案する。さちに提案方式に基づく同報暗号メールシステムの実装について報告する。
著者
崔 昌玉 Choi Chang Ok
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究 (ISSN:18834744)
巻号頁・発行日
no.13, pp.27-44, 2006-09-28

先行研究において,ヴォイスは形態論,統辞論,意味論的な観点から考察されてきた.これらの観点だけでなく,語用論,認知論的観点からもヴォイスを考察しようとする研究も現れている.能動対受動に議論を限定するのであれば,形態論的には能動形が無標形であり,受動形が有標形である.また,統辞論的には能動文における主語や目的語が受動文では能動文の目的語が主語の位置に昇格し,能動文の主語が斜格の位置に降格する.更に,意味論的には能動文と受動文は言語外的事実には何ら相違がない.本稿の目的は一般言語学における意味論的役割について言及するところにある.意味論的役割とは,動作の主体(動作主あるいは動作の源泉)や動作の客体(受動者あるいは動作の受け手)に関わるものである.今までの研究では,意味論的役割について曖昧な議論を続けてきたが,本稿では,その議論を整理し,現代朝鮮語に適用し得る方法論を提示する.

1 0 0 0 OA 支那地誌

著者
小藤 文次郎
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.56-62, 1893-11
被引用文献数
1
著者
明石 正和 千葉 正
出版者
城西大学
雑誌
城西大学研究年報. 自然科学編 (ISSN:09149775)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.81-91, 1997-07

平成8年度関東大学男子バレーボール春季3部リーグ戦で, Jチームと対戦した5チーム, 10試合をVTRに収録し, Jチームと対戦するチームのブロック力の比較検討を行うと共に, Jチームの各ローテーション別のブロック力の現状について検討した結果は, 次のとおりであった。(1)ブロック決定力は, JチームではMチームよりやや劣るが, その他のチームよりやや優れるか, 明らかに優れる値を示した。(2)ブロック阻止率は, Jチームでは, 上位チームのMチーム, Nチームより明らかに劣る値を示した。しかし, ブロック力では, Nチームとほぼ同じ値を示し, レシーブ力では, Mチームよりやや優れた値を示した。(3)ワンタッチボール率は, 各試合, 両チーム共, 相当高い値を示した。Jチームでは, 相手の速攻に対してボールに触れる割合がやや劣る値を示した。(4)2人以上ブロック参加率は, Jチームでは全ての対戦チームより, ほぼ同じ値か, 明らかに劣る値を示した。相手の攻撃に対して, 2人以上で組みで跳んでないことと, 味方攻撃に対して, ブロックしやすい攻撃であることが明らかになった。(5)各ローテーション別でみると, ブロック力を強化するため, 大型セッターを育成すると共に, セッター(S)の前・後のレシーブ力を高めることが必要である。(6)ブロックできなかった原因は, ブロックに跳ぶコースの不正確さ, ブロックに跳ぶタイミングが悪い点が明らかになった。今後は, 相手チームの攻撃方法や選手個人の特徴を把握し,試合中にブロッカーが自主的に対応できる能力(予測とす早さ)を養える技術練習を多く取り入れることが重要である。
著者
北川 晴雄 三川 潮 長谷川 善一 山本 章
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.18, no.7, pp.597-603, 1982-07-01

留学という言葉は, これまで欧米諸国へ勉強に出かけることを意味した.しかし日本の学問的・経済的地位の向上にともない, 多くの留学生が日本で学生生活を送るようになってきた.日本に来る留学生を公私ともにお世話し, 彼らの留学効果を上げてもらうのも重要な国際協力である.留学生の現状, 問題点を語ってもらい, 一層成果をあげるための提言を出して載いた.
著者
松永 公隆 潮谷 有二
出版者
長崎純心大学・長崎純心大学短期大学部
雑誌
純心人文研究 (ISSN:13412027)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.133-151, 2007-03-01

本研究では、イギリスの障害者の就労支援に焦点を当てて、その状況を概観していったが、その結果、障害者就労施策は、ワークフェアとして、就労意欲を高めながら一般雇用を創出するための施策であり、その主要機関が利用者の身近な地域に存在するジョブセンタープラスであり、障害者雇用専門のアドバイザー(DEAs)が配置され、障害者の就労の専門的援助に当たっていること、(2)障害者のニューディールNDDPでは、ジョブ・ブローカーたちがネットワークを作り、各地域で雇用訓練プログラムなどを実施していることなどが明らかとなった。また、イギリス障害者差別基本法(DDA)の導入により、これまでの割当雇用制度による「結果の平等」から、「機会の平等」へと主要政策が切り替わっていることなどが明らかになった。イギリスにおける障害者雇用は比較的安定した状況にあるが、イギリスのようなワークフェアの政策には批判もあり、例えば、その代替策としてベーシック・インカムという政策の議論があることも確認した。
著者
實原 隆志
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学論叢 (ISSN:13464094)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.143-153, 2007

雇用状況の変化に対応する社会保障制度にはいくつかのものがあるが、基本所得制度はそのうちの一つである。基本所得制度については活発な議論が続いているが、その根拠の問題についてはあまり検討されていない。基本所得制度の前提問題として法律的な問題と基礎理論的な問題を解決する必要がある。
著者
小川 多恵子 小宮 修太郎 高橋 純子 長能 宏子 平形 裕紀子 三井 豊子
出版者
筑波大学留学生センター
雑誌
筑波大学留学生センター日本語教育論集 (ISSN:13481363)
巻号頁・発行日
no.13, pp.185-210, 1998-02-20

留学生は何を期待し,どんな予想をして留学してきているのだろうか。彼等の留学目的,日本語学習目的とその取り組み方を知ることができれば,適切な対応ができ,よりよい学習環境が提供できるであろう。留学生の実像を知るため6 ヶ月の日本語集中コース開始時と終了時の二回アンケート調査を行うことにした。本稿では,そのうちコース開始時における学習者の留学目的,日本語学習の目的と動機及び日本語学習観などについての調査を行い,その結果を考察した。In order to seek ways to provide more adequate treatment and better learning enviroment for foreign students, this paper explores what students had expected and foreseen before coming to Japan, what purpose and prospests they have, how strongly they are motivated in studying Japanese, and what attitude they have towards language learning.