著者
白石顕二著
出版者
勁草書房
巻号頁・発行日
1993
著者
桃井 斉
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
岩石鉱物鉱床学会誌 (ISSN:00214825)
巻号頁・発行日
vol.71, no.Special1, pp.133-142, 1976-07-15 (Released:2012-08-03)
参考文献数
40
著者
吉田 幸 八田 順子 岡野 安太朗 田上 敦朗 駒井 清暢
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.248-252, 2015-08-31 (Released:2015-10-06)
参考文献数
7
被引用文献数
3

非侵襲的陽圧換気療法(noninvasive positive pressure ventilation: NPPV)によるマスク装着にともなう皮膚障害を改善させる目的で,慢性呼吸器疾患看護認定看護師,皮膚科医師,臨床工学技士による定期的回診(マスク回診)を創案し実施した.18名の神経筋疾患患者を対象に,診療録から後方視的にマスク回診前後の皮膚障害および関連する情報を収集し比較検討した.皮膚障害は褥瘡の深達度による分類(NPUAP, 2014)を使用した.回診前はⅡ度が8名だったが,回診後は1名と減少した.マスク回診チームは,各患者のNPPVマスク皮膚障害の原因をそれぞれの専門に従って分析し,それを基に回診の場で意見交換を行い,協動チームとしての対策立案・実施と記録作成を行うことができた.加えて,病棟スタッフや家族への働きかけと共に患者への治療的介入を継続して行ったことが,NPPVマスク関連皮膚障害の改善につながった.

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出版者
[書写者不明]
巻号頁・発行日
0000
著者
副田 宜男 宮内 崇裕
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.83-102, 2007-04-01 (Released:2008-06-19)
参考文献数
47
被引用文献数
2 2

第四紀後期河成面の変位様式の解析に基づき,東北日本内弧の上部地殻の短縮による活構造の進行と,出羽丘陵の隆起過程を考察した.雄物川および岩見川流域の河成段丘面群のうち,M1面とされた地形面は洞爺火山灰(Toya)との層位関係などから,最終間氷期最盛期(125ka)に対比される.M1面の高度分布から推定される出羽丘陵の第四紀後期における平均隆起速度は最大0.5mm/yr, 横手盆地西縁で0.1mm/yrである.実際の地表変形をもとに地下の断層形状と変位量を検討した結果,北由利断層群から地震発生層下限まで延びる2つのランプを有する東傾斜の逆断層が導かれ,断層折れ曲がり褶曲の成長に伴う出羽丘陵の隆起が示された.求められた水平歪速度(6.6×10-8/年)は,出羽丘陵が第四紀後期も強短縮の場にあることを示す.また,浅部において断層面上のすべりが大きく減衰するという計算結果は,断層の深部と浅部で地殻短縮のプロセスに違いがあることを示唆する.