著者
難波 弘行 佐橋 紀男 山本 昌彦 吉田 友英 柳川 かおり 廣木 信重 泉本 恵 岩崎 琴恵 日高 奈津子
出版者
日本花粉学会
雑誌
日本花粉学会会誌 (ISSN:03871851)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.73-82, 2004-12-31 (Released:2017-11-17)
参考文献数
17
被引用文献数
4

スギ花粉症患者におけるアレルギー疾患の合併症, 花粉に対する生活様式, 薬剤の使用状況などを調査する目的でアンケートを実施し, 290名の有効回答数を得た.半数以上の患者がスギ花粉症以外のアレルギー疾患を合併しており, OASの発症率は約10%であった.複数のアレルギー疾患を合併している患者の方が, OASの発症率が高かった.79.4%の患者が, テレビなどのマスメディアから花粉情報を利用していた.そして, 68.3%にあたる190名の患者が, 花粉情報が役立っと回答した.ほとんど全ての患者が, 花粉飛散期に外出していたが, マスクやメガネの着用率は低かった.洗濯物や布団の乾燥方法などに関しても, 十分な花粉対策が行われていなかった.内服薬に関する調査では, 約56.5%の患者がほぼ正確に服用出来ていた.しかし, 外用薬の使用に関しては, 症状の強さに合わせて使用されている様子がうかがわれた.

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政6, 1858
著者
藤森 正登
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.34-38, 2000-06-26 (Released:2014-11-21)
参考文献数
2

花粉症の主要症状は, 発作性反復性のくしゃみ・鼻水・鼻づまりです. この他に眼・鼻・のどの痒み, 喘息様の発作を伴うこともあります. これらのアレルギー反応は, 本来異物が身体に入るのを防ぐための防衛システムです. けれどもこの防御反応の起こり方には個人差があります. 何の反応も出ない人もいれば, 反応が過敏になり, くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状が過剰に出現して生活に支障を来たす人もいます. 花粉症の予防は花粉を回避することにあると考えられます. 日常生活では次のような点に気をつけてはいかがでしょうか. 風の強い日の外出を避ける. 帰宅後は, 洗顔やうがいをしたり, 鼻をかむ. 鼻の洗浄は鼻粘膜の剥離や損傷を招くので, あまりおすすめできません. 外出時には, マスク・帽子・めがねカバーやゴーグルなどを着用する. ごく一般的なガーゼマスクで十分花粉を防御でき, 少ししめらせてあげることでその効果がさらに大きくなります. 花粉が付着しにくい衣類. 外出から帰ったときには花粉がついているので, 玄関で衣服をよくはたいたり外で干した布団や洗濯物には, 取り込む前にはよく払うことがいわれていますが, これは生地によりけりです. 化繊や化繊と木綿の合繊布地は24時間屋上に干しても花粉の付着がなく, 毛織物でも付着数はごくわずかなので, ほとんどの洗濯物の場合は通常通りの干し方でかまわないと思われます. 布団を干す場合ならば表面に布を1枚かける程度で良いと思われます. 帰宅時には花粉を家に持ち込まないようにする. 外出には化繊のコートの効果が期待されますが, 帰宅時に衣類をはたくとこれにより花粉を吸入して症状を引き起こす可能性がありますので, そのまま玄関にかけておく程度で十分と思われます. 窓や戸をしっかり閉める. 室内の清掃などの, 日常一般的な対策をまずとりましょう.

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政6, 1858

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政6, 1858
著者
酒井 治己 栗原 善宏 古内 友樹 岡田 あゆみ 竹内 基 柿野 亘 須田 友輔 後藤 晃
出版者
The Malacological Society of Japan
雑誌
Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) (ISSN:13482955)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3-4, pp.47-66, 2022-08-26 (Released:2022-08-26)
参考文献数
21

カムチャツカ・サハリン・千島・日本列島地域から記載されたカワシンジュガイ属 Margaritifera 担名タクサのタイプ標本を調査した結果,この地域を通して2種の存在が確認され,それぞれカワシンジュガイMargaritifera laevis(Haas, 1910)及びコガタカワシンジュガイM. kurilensis(Zatravkin & Starobogatov, 1984)に同定された。前種は前閉殻筋痕上縁が丸く擬主歯が比較的小さいこと,一方後種は前閉殻筋痕上縁が角張っており擬主歯が比較的大きく頑丈なことによって特徴づけられる。コガタカワシンジュガイにしばしば適用されてきたM. middendorffi (Rosén, 1926)は M. laevisの新参異名であると判断された。また,M. middendorffi の新参異名とされてきた M. togakushiensis Kondo & Kobayashi, 2005 は,M. kurilensis の新参異名と判断された。

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出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政5, 1857
著者
山口 直也 山崎 文雄 若松 加寿江
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地震工学研究発表会講演論文集 (ISSN:18848435)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1237-1240, 1997 (Released:2010-06-04)
参考文献数
7
被引用文献数
8

1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震による西宮市の建物被害を, 固定資産課税データを用いて分析した. その結果, 建物被害は木造が他の構造に比べて被害程度が非常に大きく, どの構造においても建築年代が古くなるほど被害の程度が大きくなっており, 震度7の帯にあたる地域の建物の全壊率は高いことが確かめられた. また, デルタ地域では扇状地や後背湿地に比べて木造建物の被害率が低くなるなど, 建物被害には表層地盤が大きく関係していることが認められた.

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政5, 1857

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政5, 1857
著者
アハマドアティフ モハマドファウジ 鈴森 康一 大賀 淳一郎 後藤 達彦
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2017 (ISSN:24243124)
巻号頁・発行日
pp.2P1-L06, 2017 (Released:2017-11-25)

This paper presents the intrinsic muscles of a Human-like Robotic Hand (HR-Hand), with a focus on dorsal interossei and palmar interossei muscles. Three links of palmar and four links of dorsal interossei muscles were fabricated according to human hand anatomy using 1.3 mm thin McKibben actuators. The experimental result using single index finger shows that the robotic hand could achieve palmar adduction and dorsal abduction and assist in flexion of fingers that imitate the actual function in the human hand.

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政5, 1857

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政4, 1856

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政4, 1856

1 0 0 0 OA [伊勢内宮暦]

出版者
佐藤伊織
巻号頁・発行日
vol.安政3, 1855
著者
近澤 宏明 西谷 皓次 橋本 浩三
出版者
The Japan Society for Clinical Immunology
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.57-63, 1998-02-28 (Released:2009-02-13)
参考文献数
22
被引用文献数
2 2

症例は46歳女性. 31歳時頃から両眼の異物感,口腔内乾燥感,レイノー現象,多発性関節痛を自覚していた.最近,起立・歩行時のふらつき,発汗異常,顔面や頚部に発作性の紅潮などが出現するため,精査加療目的にて入院となった.入院時検査にて,乾燥性角結膜炎,耳下腺造影にて末梢導管の消失,小唾液腺生検で導管周囲に単核細胞浸潤を認め,抗SS-A抗体が陽性であり,原発性シェーグレン症候群(SjS)と診断した.同時に,感覚優位の多発性単神経炎型の末梢神経障害,起立性低血圧, Adie瞳孔,発汗テストで脊髄髄節に一致する分節性の無汗領域を認めた.本例はSjSに末梢・自律神経障害を伴った稀な一例と考えられた.