著者
矢崎虎夫作
出版者
矢崎虎夫作品刊行会
巻号頁・発行日
1985
著者
猿渡 亜由未 渡部 靖憲
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.16-20, 2009 (Released:2010-02-09)
参考文献数
9

Local surface deformations of the wave breaking jets were computed using a three-dimensional large eddy simulation. The typical counter-rotating vortices formed with the jet entrains the adjacent jet surface into inner fluid to penetrate the jet, forming a so-called finger jets. The tips of the fingers are fragmented into sprays. The breakup rate of the fingers and the volume fraction of the resulting sprays have also been statistically estimated in this paper. It has been found that local acceleration along the fingers determines the breakup rate as well as the fluid fraction.
著者
増田 亜樹 碓田 智子 谷 直樹
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.76, no.667, pp.1745-1751, 2011-09-30 (Released:2012-01-13)

The purpose of this paper is to consider the permanent exhibitions in public museums of history and explain the transition of their exhibitions. We selected 58 museums among public museums of history opened during the postwar period, and analyzed their original permanent exhibitions. The results are as follows. It was found that the permanent exhibitions were classified 7 types (field exhibition, general history exhibition. subject exhibition, and their combinations). Permanent exhibitions of history museums turned from field exhibition into general history exhibition in the latter half in 1970's. The subject exhibition appeared in 1980's and they have spread.
著者
小松原 明哲 松岡 政治 西田 和子 大成 直子
出版者
Japan Human Factors and Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.347-354, 1999-10-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
5
被引用文献数
3

リモコンなどボタン操作機器の“手順的使いやすさ”を設計段階で評価するための実務手法の開発を目的に, あるタスクを遂行する際のボタン操作順を予想させる“操作手順アンケート”, 及び各ボタンの機能を予想させる“ボタンイメージアンケート”を提案した. さらに, それらの有効性を, エアコン実機によるアンケート評価, 及びユーザテストを通じて検討した. 操作手順評価については, アンケートによる予想操作順, 及びユーザテストでの操作結果を遷移図に表現し比較した. ボタンイメージアンケートについては, 正答率を求めた. その結果, 機能予想の正答率の低いボタンでは, 操作手順アンケート及びユーザテスト双方の遷移図で, 操作のばらつきが観察されるなど, 手順評価法としてのアンケートの有効性が観察された. しかし, ユーザテストで見られた同一ボタンの繰り返し操作は, 操作手順アンケートでは検出できないなど, 手順評価法としての限界も観察された.
著者
石井 洗二
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.1-11, 2014-11-30 (Released:2018-07-20)
被引用文献数
2

本稿は,19世紀の日本において慈善事業という語が用いられた社会的な文脈と,1950年代から慈善事業が歴史記述のための概念として用いられるようになった経緯を考察する.19世紀末に慈善の語はいくつかの文脈で用いられていた.そのようななか,近代国家として慈善事業の整備を必要と考える立場から1908年中央慈善協会が設立される.これを機に福祉実践は慈善,慈善事業の語によって語られることが一般化した.しかしその十数年後には,慈善事業は社会事業の前史として否定的に語られるようになった.そのような来歴に見られる二つの含意を踏まえて,1950年頃に吉田久一は,日本における慈善には「封建的慈恵性」と「近代性」という二つの性格が背負わされた,という慈善の「二重性」論を提起し,そのうえで慈善事業を歴史研究の概念として位置づけた.それは戦前の社会事業研究を継承しつつ,風早八十二らの議論を踏まえることであった.また,社会事業を社会福祉の前段階として説明しようとする風潮に抗する意図もあったと考えられる.
著者
川 茂幸
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.119, no.12, pp.1475-1482, 2016-12-20 (Released:2017-01-14)
参考文献数
68
被引用文献数
2 2

IgG4 関連疾患とは IgG4 が関連する全身性疾患であり, 最近確立された疾患概念である. 臨床的特徴は, ① 病変が全身に分布し, これらの多くは従来その臓器独自の病名で診断治療されてきた, ② 画像所見として腫大, 結節, 壁肥厚を呈する, ③ 血中 IgG4 値が通常 135mg/dl 以上である, ④ 病変局所にリンパ球形質細胞浸潤, IgG4 陽性形質細胞浸潤を認める, ⑤ ステロイド治療に良好に反応する, ⑥ 他の IgG4 関連疾患を同時性, 異時性に合併することが多い, に集約される. 本疾患概念成立には, 自己免疫性膵炎で血中 IgG4 値が高率, 特異的に上昇し, 病変組織に IgG4 陽性形質細胞が特異的に浸潤すること, が明らかになったことが大きく貢献している. IgG4 関連疾患はほぼ全身諸臓器に分布しているが, 代表的構成疾患は IgG4 関連涙腺・唾液腺炎 (ミクリッツ病), IgG4 関連呼吸器病変, 自己免疫性膵炎, IgG4 関連硬化性胆管炎, IgG4 関連後腹膜線維症, IgG4 関連腎病変などがある. 耳鼻咽喉科領域の IgG4 関連疾患として IgG4 関連ミクリッツ病と IgG4 関連キュットナー腫瘍が知られているが, 新しい疾患概念の可能性として IgG4 関連鼻副鼻腔炎が提唱されている. IgG4 関連疾患の診断は「IgG4 関連疾患包括診断基準2011」によるが, 悪性疾患との鑑別が肝要である. IgG4 関連疾患は長期経過で, 機能障害を呈する慢性期の病態への移行, 悪性腫瘍の合併などが想定され, 今後の検討課題である.
著者
神田信夫著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1977

1 0 0 0 満学五十年

著者
神田信夫著
出版者
刀水書房
巻号頁・発行日
1992
著者
山本 一
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.23-30, 1995-07-10 (Released:2017-08-01)

承元期(一二〇七-一一)の慈円の、夢・密教・和歌に関する言説を、彼の自己史に関わらせつつ読解することにより、その重層した意味関係の分析を試みる。そして、政治権力への関与を通した「衆生救済」の実現への欲求が、仏教の現世拒否志向をはねのける際に、性的なもの、就中「許された」性愛としての稚児寵愛が、慈円の内面で重要な役割をはたしたことを明らかにする。

1 0 0 0 模型少年

著者
教誠社科学教材
出版者
教誠社科学教材
巻号頁・発行日
1900

1 0 0 0 モデランド

著者
教誠社
出版者
教誠社
巻号頁・発行日
1900
著者
清水 潤三
出版者
一般社団法人 日本外科感染症学会
雑誌
日本外科感染症学会雑誌 (ISSN:13495755)
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.510-513, 2020-12-31 (Released:2021-09-30)
参考文献数
5

感染兆候がなくても術後患者のドレーンの排液の培養や,ドレーンの先端培養により,もしドレーン抜去後に感染症が起こっても起炎菌をいち早く知ることで対応しようとすることはとても自然な対応と考えられる。一方でそのような一律的なドレーン先端培養の診断価値については議論があり,検査にはコストや時間を要することから,意義について見直す研究がなされている。メタ解析ではSSIを予想する効果がないと結論付けられた。また,日本外科感染症学会から発刊されたガイドラインでは多くの手術術式でドレーン留置そのものが必要ないとされておりドレーン先端培養に関する議論の前提が崩れている。画一的な先端培養は費用対効果から否定される一方で,困難な手術症例ではドレーンの管理が患者の運命を握ることもあり,適切なドレーンの管理は今後も重要である。
著者
野見山 順子 彦田 絵美 山崎 智司 小野寺 美琴 諸星 総一 小坂 好男 秋吉 恵蔵 小杉 依子 浅野 明日香 桂 秀樹
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.42-48, 2010-06-30 (Released:2016-09-01)
参考文献数
17
被引用文献数
3

近年,吸入指導の重要性が指摘されているが,院外処方せんを応需した薬局でどのように吸入指導が実施されているかはあきらかではない.地域の保険調剤薬局(以下,薬局)での吸入指導の実態を調査するため,八千代市内の薬局に勤務する保険薬剤師(以下,薬剤師)を対象にアンケート調査を行った.結果は,薬局内で指導方法の統一がなされていない,十分な時間がかけられていないなど必ずしも十分に指導が行われていない状況であった.今後,地域で吸入薬の指導方法を標準化し,適切な指導方法を普及し共有する必要性が示唆された.
著者
Manami MONOBE Kaori EMA Yoshiko TOKUDA Mari MAEDA-YAMAMOTO
出版者
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
雑誌
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry (ISSN:09168451)
巻号頁・発行日
vol.74, no.12, pp.2501-2503, 2010-12-23 (Released:2010-12-23)
参考文献数
12
被引用文献数
19

We found that the epigallocatechin gallate (EGCG)/epigallocatechin (EGC) ratio in a green tea (Camellia sinensis L.) extract was affected by the extraction temperature. The EGCG/EGC ratio in the 4 °C extract was around 1:3-4, whereas in the 100 °C extract, it was around 1:0.7. Oral administration of the mixture with a high EGC ratio (1:2-3 = EGCG/EGC) resulted in greater IgA production by murine Peyer’s patch cells.