著者
鮎川 健一郎 根本 利弘 茂木 和彦 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.119-120, 1995-09-20

近年の情報化社会の進展により様々な分野に計算機が浸透するのに伴い、莫大なデータを扱うアプリケーションに対する要求が高まっている。その大容量のデータを記録する記憶装置として、磁気テープをロボティクスで管理するテープアーカイバがある。現在の商用テープアーカイバでは、容量は装置の格納可能なテープ数で決定され、容量を増やすためには新たに独立な匡体を追加することになる。現在、我々は小規模テープアーカイバを結合することで容易にデータ容量の拡張が可能なスケーラブルアーカイバの研究を進めている。数十~数千台からなるシステム構築に際しては、テープアクセス時の負荷分散が極めて重要な課題となる。本稿では、カセット移送機構を有するスケーラブルアーカイバでのカセットマイグレーションによる負荷分散の効果をシミュレーションを行ない評価する。
著者
根本 利弘 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.349-350, 1996-03-06

現在、我々は衛星画像データのアーカイブを対象とした階層ファイルシステムを開発している。この階層ファイルシステムでは三次記憶システムとして、コモディティ化されたテープアーカイバを複数接続し、隣接するアーカイバ間で直接テープを移送可能とすることで、大容量かつ高性能を安価に実現することを目指したスケーラブルアーカイバを用いている。衛星画像データに特有のアクセスローカリティに対しても十分な性能を持つ階層ファイルシステムを実現するためには、三次記憶において負荷分散を実現するためのファイル編成が極めて重要となる。本稿では、この階層ファイルシステムにおけるファイル編成について考察を行う。
著者
根本 利弘 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.11-12, 1996-09-04

現在、我々は衛星画像データを対象とした階層ファイルシステムを開発している。この階層ファイルシステムでは三次記憶システムとして、コモディティ化されたテープアーカイバを複数接続し、隣接するアーカイバ間で直接テープを移送可能とすることで、大容量かつ高性能を安価に実現することを目指したスケーラブルアーカイバを用いている。アクセスローカリティをもつデータに対しても十分な性能を持つ階層ファイルシステムを実現するためには、三次記憶におけるファイル編成が極めて重要となる。本稿では、この階層ファイルシステムにおけるファイル編成について検討を行う。
著者
鮎川 健一郎 根本 利弘 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.395-396, 1996-03-06

近年の情報化社会の進展により様々な分野に計算機が浸透するのに伴い、莫大なデータを扱うアプリケーションに対する要求が高まっている。その大容量のデータを記録する記憶装置として、磁気テープをロボティクスで管理するテープアーカイバがある。現在の商用テープアーカイバでは、容量は装置の格納可能なテープ数で決定され、容量を増やすためには新たに独立な匡体を追加することになる。現在、我々は小規模テープアーカイバを結合することで容易にデータ容量の拡張が可能なスケーラブルアーカイバの研究を進めている。数十~数千台からなるシステム構築に際しては、テープアクセス時の負荷分散が極めて重要な課題となる。本稿では、カセット移送機構を有するスケーラブルアーカイバでのカセットマイグレーションによる負荷分散の効果をシミュレーションを行ない評価する。
著者
相馬 拓也 バトトルガ スヘー
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2015, 2015

<b>I&nbsp; </b><b>はじめに</b><b></b> <br>モンゴル西部バヤン・ウルギー県(Баян-Өлгий)アルタイ山脈一帯では、19世紀半ばから新疆一帯のカザフ人(Қазақ)の流入が断続的に続いた。そのため同地域には、いわゆる「ハルハ・モンゴル人(以下、モンゴル人)」社会とは異なる文化的・宗教的背景に根ざした、アルタイ系カザフ人(以下、カザフ人)による独自のコミュニティが形成されてきた。県内人口およそ9万人の内、カザフ人はその88.7%を占め、モンゴル国内最大のマイノリティ集団となっている。同地域のカザフ人は1990年代の民主化移行により、カザフスタンへの「本国帰還」や、自民族のアイデンティティ確立などをへて、モンゴル人社会とは異なる人的流動と自己定義の重層により形成された。しかし、ポスト社会主義時代を通じて加速した、カザフの伝統文化・習慣の振興、イスラーム教への回帰、都市部へのカザフ人口の流入・拡大等により、モンゴル国内では近年、カザフ人そのものを異質視する否定的感情も急速に広まりつつある。さらに近年モンゴル西部地域は、トルグート(Торгууд)、ウリャンハイ(Урианхай)などの氏族集団も、モンゴル人との差異を意識的に文化表象へと連結しはじめ、民族表象の揺籃となったローカルな社会構造は複雑化している。 上記の現状を踏まえ本発表では、①遊牧民の実生活・牧畜生産性の現状、②イヌワシを用いた伝統文化「鷹狩」の文化変容、③近年のイスラーム教の復興と宗教意識の変化、の領域を横断した3つの調査結果を統合し、カザフ人社会が国内で調和的に存続するための、持続可能な社会体制の在り方、伝統文化振興、宗教活動、地域開発の方向性などを考察した。 <br> <br><b>II&nbsp; </b><b>対象と方法</b><b></b> <br>各テーマの調査は2011年7月から2014年10月までの期間、各調査地(ソム)でテーマ別に行った。調査方法は上記①は構成的インタビューと統計学的手法(サグサイ、ボルガン)、②の民族誌的記録は半構成的インタビューと参与観察(サグサイほか)、③は集中的な定性調査と宗教指導者へのインタビュー調査(ウルギー市内)など、質的・量的双方の方法により実施した。<br><b><br>III&nbsp; </b><b>結果と考察</b><b></b> <br>(1)夏営地での集中的な基礎調査により、カザフ人と他氏族集団との経済格差(家畜所有数、消費数、幼獣再生産率など)が確認された。当該調査地では牧畜生活世帯の約60%が、家畜所有数100頭以下の貧窮した現状にある。経済活動の根幹をなす牧畜生産性の停滞および、生活水準の低迷など、カザフ人社会を経済的・心理的に圧迫する社会背景が明らかとなった。 (2)民族伝統の鷹狩文化を中心にすえた民族表象が、マイノリティであるカザフ人の文化的地位を劇的に飛躍させている現状が見られた。全県には現在も100名程度の鷲使いがいる。しかし、2000年度にはじまった「イヌワシ祭(Бүргэдийн наадам/ Бүркіт той)」の開催による急速な観光化がもたらす文化変容により、鷹匠は「文化継承者」として偶像化されると同時に、実猟としての鷹狩は消えつつある。さらに、伝統知の喪失、技術継承の停滞など、文化の持続性に多くの課題が確認された。 (3)現在のイスラーム復興は、1992年の「モンゴル・イスラーム協会」の設立により再始動された。カザフ人社会は、生活・経済的困窮から宗教への依存心が生じやすく、復興の原動力を後押しすることとなった。とくに宗教的リーダーであるイマーム個人の布教活動とリーダーシップが、重要な影響力をもつことが明らかとなった。そのため人々の宗教意識は多様化し、(i)トルコ、サウジアラビアを模範としたイスラームの厳格化、(ii)生活・文化の一環としての柔軟な復興、の2つの傾向が見いだされた。 <br><br><b>IV&nbsp; </b><b>おわりに</b><b></b> <br>以上、3領域の調査結果から、カザフ人社会の持続的開発には、(I)世帯ごとの牧畜技術と習熟度を向上させ、地域の牧畜生産性を高めること。(II)鷹狩や伝統工芸などの自文化の継承と持続性を確立すること。(III)イスラームと国内の他宗教との調和的拡散と深化、が学術的知見として示唆された。また、カザフ社会で停滞するモンゴル語識字率を向上させ、モンゴル人社会での就業機会と相互のコミュニケーションを安定させる必要も指摘される。本研究は国内最大のマイノリティ集団「アルタイ系カザフ人社会」の現状と文化・宗教復興の現状を把握し、過去の歴史・変容体験と未来への持続可能な社会を予見するための基礎研究と位置づけられる。 &nbsp;
著者
中根 若恵
出版者
日本映像学会
雑誌
映像学 (ISSN:02860279)
巻号頁・発行日
vol.97, pp.5-23, 2017-01-25 (Released:2017-03-03)
参考文献数
28
被引用文献数
1

【要旨】1990年代以降、映画制作者が、自身やその身辺の事柄を主題にするセルフドキュメンタリーの領域に、多くの女性制作者が参入するようになった。これは制作的な側面が男性によって担われることが多かった映画界に大きな変化をもたらした。本稿は、そうした女性のセルフドキュメンタリーの事例として、河瀨直美(1969年-)の作品群に注目し、その特徴と社会的意義を明らかにする。まず第一に、河瀨の作品群にはフィクションとドキュメンタリーの境界を曖昧化するようにして、自らの私生活に焦点を当てるパフォーマティヴな自己表象が一貫した特徴として見られることを指摘する。その上で第二に、そうした自己表象が物質的な身体の提示とも結び付けられながら、慣例的な家族の枠組みを超えた「親密圏」とも呼べる他者との親密な関係の構築過程が示されていることを論じる。最後にこれら2点について、出産をテーマにした2作のドキュメンタリー映画、『垂乳女 Tarachime』(2006年)と『玄牝-げんぴん-』(2010年)を事例に取り上げ、詳細に検討する。こうした考察を通して、河瀨のドキュメンタリー作品群は、一般に女性と結び付けられている行為を敢えてパフォーマティヴに見せながら具体的かつ個別的な他者とのつながりを生み出すことの重要性を見せており、それは、身体というもっとも具体的な自己を起点とした新しい形の親密圏から公共圏へのつながりを見せる点で、自己決定によるオルタナティヴな共同体のあり方を示していると結論づける。

1 0 0 0 OA 山梨県の力石

著者
高島 愼助
出版者
四日市大学
雑誌
四日市大学論集 (ISSN:13405543)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.53-64, 2007-03-01 (Released:2019-12-01)
著者
鈴木 高二朗 河合 弘泰 仲井 圭二
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B3(海洋開発) (ISSN:21854688)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.I_926-I_931, 2011 (Released:2011-12-08)
参考文献数
5

南関東沿岸の異常潮位に関する研究を行った.異常潮位はその継続時間によって2種類に分類できる.継続時間が短い異常潮位に関しては,銚子付近における北系の強風と高波が異常潮位の生成に重要な役割を果たし,異常潮位は南関東沿岸を伝播する.継続時間の長い異常潮位に関しては,黒潮の離岸距離が異常潮位の大きさと関係している.野島崎から黒潮までの距離が近いほど,異常潮位は発達する傾向がある.

1 0 0 0 絞首刑

著者
青木理 [著]
出版者
講談社
巻号頁・発行日
2012
著者
迫 知輝
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.384, 2019 (Released:2021-10-30)

はじめに 肢体不自由児の日常生活上の問題点は、非常に複雑で多様である。その中でも排泄への介助は、介助者の身体・精神的負担が大きく家族からの訴えも多い。 本児は、母親の介助により自力排便を行えていたが、介助量増加により従来の介助方法は困難となり自力排便も困難となっていた。そのため、多職種共働で便座を作製し、自力排便の再獲得と介助量軽減に繋がったため、以下に報告する。 症例紹介 低酸素脳症による痙直型四肢麻痺の9歳男児。横地分類A1。姿勢の崩れに対して過敏で、全身的に突っ張り、呼吸状態が悪化する時がある。排便は、母親が本児の腹圧がかかるように介助座位で行っていた。約半年前から成長に伴う介助量増加から介助座位が困難になり、背臥位で徒手的に腹圧を掛け排便誘導していたが、排便時間は座位時の3倍の平均30分を要した。 特殊便座の作製の流れ 母親、福祉用具業者(以下、業者)、担当理学療法士(以下、PT)と便座作製の検討をする。PTと排便時の姿勢評価を行い、従来の母親の介助座位は本児にとって腹圧が掛かりやすい姿勢であったため、介助座位時の股関節屈曲角度と体幹前傾の程度を参考にした。左記に加えて体幹・頭頸部が安定して不快姿勢とならないように業者と相談して背面と座面をモールドタイプにして作成した。 結果 特殊便座に座ることで母親の介助無しに姿勢は保持され、徒手的に腹圧を掛けずに自力排便ができるようになった。排便時間は平均10分に短縮された。 考察 多職種と多くの協議を重ね、本児に合った特殊便座を作製することができたことで、児にとって腹圧がかかりやすく、肛門直腸角も改善され、自力排便が可能になったと考えられる。 今後、在宅生活を送る上で排泄介助の介助量軽減は、介助者の身体的・精神的負担の軽減させる上で重要であり、今回の取り組みではこれらの改善に寄与できたのではないかと考える。 申告すべきCOIはない。

1 0 0 0 OA がんの告知

著者
武藤 輝一
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.777-783, 1996-03-30 (Released:2011-08-11)
参考文献数
9

Truth telling to the cancer patients (TTCP) is a part of informed consent (IC). The name of IC was firstly used in a judgement of the Court of Appeal of California in 1957 and then in Helsinki Declare of the 18th Congress of World Medical Association. The core of IC is “self-determination” in every medical treatment including diagnosis and therapy. Self-determination should be respected to the utmost in TTCP.The rate of TTCP is more than 90% in USA and northern countries of Europe, but slightly higher than 20% in Japan. However, Dr. M. Sasago who is a surgeon of National Cancer Center Hospital in Tokyo has reported the high rater of TTCP (97.1%).In attitude of doctors, devices of manner in TTCP such as a stepwise truth telling are necessary in order to prevent or reduce shock of cancer patients following TTCP. In attitude of cancér patients, they are recommended to have usually their own views of life and thanatopsis or religions to be able to receive TTCP without perturbation.Patient's prepardness confronting to cancer and considerable support of doctor, nurse and family are necessary following TTCP.In conclusion, it is stressed that doctors have to endeavor to tell the truth to the cancer patients considering thinkings of patients and families as possible they can.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1924年02月22日, 1924-02-22
著者
菅野 信男 永谷 正治 佐藤 信 大塚 謙一
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.76, no.1, pp.45-49, 1981-01-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
12

清酒の品質の個性化を図ることを目的として, 異種酵母の混合発酵による醸造を行った。混合に際しては, 協会7号と清酒酵母とは異なる他属種の酵母8株を使用した。小仕込醸造試験を行い, 製成した清酒の成分の分析および官能検査から, S. roseiとT. collionlosaを選択した。それらの株につき更に仕込試験を行い検討した結果, s. roseiとの混合発酵の場合に味の軽い良品質の清酒が得られた。なお混用に際しては酵母仕込で行う方が酒母仕込より効果を上げることができると推察された。
出版者
[製作者不明]
巻号頁・発行日
0000