著者
フラナガン ブレンダン 殷 成久 鈴木 孝彦 廣川 佐千男
出版者
情報処理学会九州支部
雑誌
火の国情報シンポジウム論文集 (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.1-6, 2013-03-14

An important issue in education systems is the ability to determine the characteristics of a learner and then to provide suitable guidance in response. In this paper a system was built to classify a learner's errors into categories (Kroll 1990, Weltig 2004) with the purpose of identifying the error characteristics of a learner studying English composition. More specifically, machine learning was undertaken on the writings of learners on the Lang-8 foreign language learning community site.
著者
滝井 健介 フラナガン ブレンダン 緒方 広明
出版者
情報処理学会 教育学習支援情報システム(CLE)研究会
雑誌
第32回教育学習支援情報システム研究発表会(CLE32)
巻号頁・発行日
vol.2020, no.6, 2020-11-27

外国語としての英語学習において,多読が様々な言語スキルにもたらす学習効果は広く理解されている.また,教育や学習における授業・教材の推薦システムは多数開発されているが,学習効率の向上や個人レベルでの推薦の実現を目指したものは多くない.本研究では,様々な概念を関連するもの同士で繋いだ知識マップを活用した,多読用の絵本推薦システムを提案する.これは,学習者の英語の学習効率の向上と個人の英語スキルに合った推薦を目指すものである.また,本システムが学習者の英語スキルにもたらす影響を調査するための実験方法についても提案する.

1 0 0 0 OA 新苦学法

著者
島貫兵太夫 著
出版者
警醒社
巻号頁・発行日
1911
著者
星 明
出版者
佛教大学社会学部
雑誌
社会学部論集 (ISSN:09189424)
巻号頁・発行日
no.64, pp.1-23, 2017-03-01

本稿は,中国の社会学界がマルクス主義社会学をどのように受容し,どのように展開させてきたかを,清末期,民国期,新中国成立後の百花斉放・百家争鳴期と反右派闘争期,そして社会学の中断期と回復期といった歴史区分ないしエポックと関連させて考察したものである。民国期に,なんにんかの社会革命家,言論人,知識人らがマルクス主義を国家の変革,構築のための考え方と行動の基礎にするために取り入れたが,それにはマルクス主義社会学も一定の寄与をした。そしてマルクス主義社会学はブルジョア社会学に対して劣勢ながらももう一方の学派として流布した。しかし,新中国成立8年後の反右派闘争期(1957)にはマルクス主義社会学も含めすべての社会学は1979年までタブーになった。その理由は,社会学は資本主義社会のブルジョア思想をもつ学問であると判断したからである。1979年3月の社会学の回復,復権,再建にあたって,史的唯物論と社会学との関係について,多くの社会学者の論争を経て,社会学界として一定の理論的結論をだし,社会学に携わることの恐れや社会学のタブー視を撤廃し,社会学の再建を加速させた。この小論は,うえの内容を関連資料(可能な限り一次資料)に基づいて論じたものである。マルクス主義社会学史的唯物論ブルジョア社会学中国社会学史反右派闘争
著者
矢島 敏司 庄子 卓 巽 広輔
出版者
The Japan Society for Analytical Chemistry
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.70, no.9, pp.529-533, 2021-09-05 (Released:2021-11-15)
参考文献数
13

異なる置換基をもつ8種類の水溶性アズレンについて,ニトロベンゼン|水界面におけるイオン移動ボルタンメトリーを行った.その結果,すべての水溶性アズレンにおいて1価アニオンの可逆な移動波が観測され,それぞれの標準移動電位が決定できた.得られた標準移動電位から溶媒間移行標準ギブズエネルギーを算出し,水溶性アズレンの疎水性の評価を行った.また溶媒間移行標準ギブズエネルギーと薬理活性パラメータ(抗潰瘍係数)との相関について検討したところ,おおむね疎水性の高いものが高い活性を示す一方,最も疎水性の高いものが最も低い活性を示す,という逆の関係も見いだされた.これは,疎水性が高いほど生体膜を通過しやすくなるので活性が上がるが,ある程度以上疎水性が高くなると水への溶解度が落ちる,もしくは生体膜へ蓄積されることにより患部へ運ばれにくくなるためと考えられる.
著者
生田 国大 西田 佳弘 酒井 智久 小池 宏 伊藤 鑑
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

NF1は多発する神経線維腫を特徴とする遺伝性腫瘍症候群である。神経線維腫は疼痛、機能障害、醜状をきたし患者QOLの低下につながるが、保険診療による薬物治療は現状ない。本邦の患者数は4万人であり、神経線維腫に対する薬物治療、予防治療の開発へのニーズは高い。本研究では、NF1患者の神経線維腫に対する実現可能な新規治療法の基盤データの構築を目指す。経年的に増大、増加する全身の神経線維腫に対して、drug repositioning法により既存薬剤から腫瘍抑制効果を有する候補薬剤を同定し、神経線維腫培養細胞における薬効メカニズムの確認とpreclinical modelにおける抗腫瘍効果の評価・検討をおこなう。
著者
岩田 大介 小林 豊 石本 万寿広
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.79-83, 2020
被引用文献数
1

フェロモントラップは,従来から利用されている予察灯と比較し,廉価で,設置も容易であることから,多くの害虫でそのモニタリングに用いられている。捕獲虫を自動で計数するフェロモントラップは,調査を省力化する目的で,以前から研究開発が行われており,その対象はチョウ目害虫やカメムシ目害虫,貯穀害虫にまで及び,計数の手法は,画像解析,光電センサ,電撃電極などが報告されている。市販・実用化された事例もあり,自動昆虫捕獲装置「ムシダス2000」((株)エルム)は,ショック電極に触れて落下した誘引虫を高圧電流を付加した計数用ローラで巻き込み,その際に生じる電気信号を用いて計数する装置で,計数結果を自動で送信するシステムを実装することで調査の自動化を可能とした。しかし,ムシダス2000は,本体価格が約70万円と高価であったため,広く普及するには至らず,2019年現在では,販売終了となっている。近年,情報通信技術の発達により,コンピューターの小型化,低価格化が進んでおり,センサ制御可能なシングルボードコンピューターが数千円で販売されている。吉田・植野は,シングルボードコンピューターと各種環境センサ(気温,湿度,気圧,風速,降水量)を用いた低価格環境センサシステムを構築し,野外でも安定稼働することを実証した。光電センサは,投光器から出る光が物体に遮られたり,反射すると反応するセンサで,片山はファネルトラップの漏斗部の先端に,ガラス管と光電センサを取り付け,ガラス管を通過したハスモンヨトウSpodoptera litura Fabricius(チョウ目: ヤガ科)を計数できることを報告している。筆者らは,これらの技術を利用し,市販品を組み合わせてフェロモントラップを改良することで,従来よりも廉価にフェロモントラップ調査の自動化ができると考えた。そこでハスモンヨトウを対象として,ファネルトラップに光電センサとシングルボードコンピューターを搭載し,捕獲虫の自動計数を試みたので,報告する。

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出版者
日本建築学会
雑誌
建築雑誌
巻号頁・発行日
no.1620, 2011-07-20
著者
Motoo Yoshimiya Takahiro Ueda Tomofumi Ogoshi Dawa Zangpo Masato Nakatome Morio Iino
出版者
Tottori University Medical Press
雑誌
Yonago Acta Medica (ISSN:13468049)
巻号頁・発行日
pp.2022.02.001, (Released:2022-01-04)
参考文献数
18
被引用文献数
2

Background Intracardiac hypostasis is frequently observed in postmortem computed tomography (PMCT) of acute deaths, and it becomes clearer as the postmortem interval increases. To determine the postcardiac arrest interval (PCAI), we evaluated densities of the right and left atria [anterior part of the right atrium (AR) and posterior part of the left atrium (PL)] using postmortem computed tomographic images.Methods A total of 184 patients were included in the study. Patients with return of spontaneous circulation and those with final alive confirmation time over 1 hour were excluded. We evaluated the density of AR and PL at the level of the right inferior pulmonary vein entry to the left atrium. We defined the interval between the estimated cardiac arrest time and the postmortem CT time as the PCAI.Results There was a negative correlation between AR and PCAI in 59 patients who died owing to cardiovascular disease. The regression equation (PCAI = −1.725 × AR + 132.95) was obtained based on this result. There was no correlation between PL and PCAI.Conclusion The result suggests that the density of the anterior part of the right atrium decreases as postcardiac arrest interval increases in the case of cardiovascular disease. The regression equation may be used as an additional method to estimate postcardiac arrest interval.