著者
木田 新一郎 栗原 晴子 大林 由美子 川合 美千代 近藤 能子 西岡 純
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.87-104, 2021
被引用文献数
4

<p>沿岸域において,今後10 年程度の期間で取り組むべき研究の方向性と意義,そしてその遂行に必要な研究基盤について論じた。沿岸域は外洋域と陸域を結びつける,フィルターかつリアクターとしての役割をもつ海域であると同時に,人間社会に身近であり,多様で生産性豊かな海域である。沿岸域の物質循環を理解し,将来にわたってその豊かな生態系を維持していくためには,物理・化学・生物が分野横断的に連結し,組織立ったプロセス研究を進める必要がある。変化の時空間規模が小さい沿岸域の現象を把握するには,観測データが依然として不足している。しかし,これまでの長期モニタリングデータに加えて新たな観測機器の開発,衛星観測の高解像度化,ドローンの登場によって状況は大きく前進しつつある。この現状をふまえて,今後必要と考える研究基盤と数値モデルの展望を議論した。</p>
著者
神里 興太
出版者
日本蘇生学会
雑誌
蘇生 (ISSN:02884348)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.135, 2021

<p>PDFファイルをご覧ください。</p>
著者
土井 威志 安中 さやか 高橋 一生 渡辺 路生 東塚 知己 栗原 晴子
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.105-129, 2021
被引用文献数
2

<p>熱帯域に関する近年の研究の進展をレビューするとともに,今後10 年程度で取り組むべき海洋研究の方向性に関して,物理・化学・生物の各分野を横断して論じた。特に,エルニーニョ・南方振動(ENSO)に焦点をあてた。ENSO の予測は,近年の物理的理解の進展によりある程度可能になった。一方,ENSO が,海洋の炭素吸収能,物質循環,生物生産,生物多様性などにどのように影響するのかについては十分に理解されていない。さらに,長期的な気候の変化に伴って進行する熱帯海洋の水温上昇・酸性化・貧酸素化に,ENSO の影響が重なることで,海洋生態系がより深刻な影響をうける可能性も指摘されている。このような事態に備えるために,ENSO に伴って海洋システム全体がどのように変動するのか理解を深め,高精度で予測することが,社会要請と相まって,益々重要になるであろう。今後10 年間では特に,Biogeochemical(BGC)Argoフロートによる観測データと地球システムモデルを両輪とした海洋システム研究の展開,ならびに船舶・係留ブイ観測や現場実験・観測など現地調査に基づくプロセス研究の拡充を進め,双方の知見を互いにフィードバックする必要がある。ENSO に伴う経年的な変動予測精度が最も高い熱帯太平洋は,海洋システムの真の統合的理解と予測研究を進めるための最適な実証基盤である。</p>
著者
Keigo TAGA Junjun ZHENG Koichi MOURI Shoichi SAITO Eiji TAKIMOTO
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
IEICE Transactions on Information and Systems (ISSN:09168532)
巻号頁・発行日
vol.E105.D, no.1, pp.105-115, 2022-01-01 (Released:2022-01-01)
参考文献数
26

A wide range of communication protocols has recently been developed to address service diversification. At the same time, firewalls (FWs) are installed at the boundaries between internal networks, such as those owned by companies and homes, and the Internet. In general, FWs are configured as whitelists and release only the port corresponding to the service to be used and block communication from other ports. In a previous study, we proposed a method for traversing a FW and enabling communication by inserting a pseudo-transmission control protocol (TCP) header imitating HTTPS into a packet, which normally would be blocked by the FW. In that study, we confirmed the efficiency of the proposed method via its implementation and experiments. Even though common encapsulating techniques work on end-nodes, the previous implementation worked on the relay node assuming a router. Further, middleboxes, which overwrite L3 and L4 headers on the Internet, need to be taken into consideration. Accordingly, we re-implemented the proposed method into an end-node and added a feature countering a typical middlebox, i.e., NAPT, into our implementation. In this paper, we describe the functional confirmation and performance evaluations of both versions of the proposed method.
著者
垣鍔 直 竹内 達哉 石井 仁 吉永 美香
出版者
人間‐生活環境系学会
雑誌
人間‐生活環境系シンポジウム報告集 第41回人間−生活環境系シンポジウム報告集 (ISSN:24348007)
巻号頁・発行日
pp.201-202, 2017 (Released:2021-04-23)
参考文献数
5

本研究は,一定照度下において,6名の若年男性を対象に単純計算作業をさせた時の心理,生理反応の日内変動 を確かめることを目的とした。色温度5000Kに対し,照度を750lxと3000lxの2水準に設定し,朝,昼,夕方の3回実験を行っ た。10分間の計算作業前後の体温を測定し,心電図は連続測定した。その結果,照度間に作業効率の差が見られ, 3000lxの方が有意(p<0.01)に高い結果を得た。また,経時的に低下する傾向も確かめた。心理反応の結果では,3000lx で疲労度が経時的に大きくなることと,集中度では照度条件に関わらず,経時的に低下する傾向を確かめた。生理反応と してLF/HFの値の変化を比較した。750lxでは経時的に値が亢進し,3000lxでは値が低下する傾向を確かめた。以上の結 果から,一定照度下ではストレスの度合いが変化することが示唆された。
著者
三野 耕 田中 譲
出版者
大阪産業大学
雑誌
大阪産業大学人間環境論集 (ISSN:13472135)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.65-74, 2012

本研究の目的は,プロゴルフ選手におけるドライバーショットの飛距離による評価についてである。対象としたプロゴルフ選手は,117名の男子および107名の女子である。プロゴルフ選手の2011年度ドライビング・ディスタンス・コンテストにおける平均飛距離,身長および体重を資料とした。体表面積は,身長と体重から藤本の方法で求めた。比体表面積は,体重に対する体表面積の割合で求めた。その結果,男子で D.D./s=225s^-1.16, 女子で D.D./s=211s^-1.11 が得られた。また,男子では, log (D.D.) = 1.0369・logS-0.4057・logW 女子では, log (D.D.) = 1.0768・logS-0.4475・logW が得られた。プロゴルフ選手の理論式を用いてそれぞれの飛距離の求められた理論値から実測値の飛距離を評価できることが示唆された。
著者
奈良 侑画 戸田 和之
出版者
千葉科学大学
雑誌
千葉科学大学紀要 = The University Bulletin of Chiba Insitute of Science (ISSN:18823505)
巻号頁・発行日
no.13, pp.97-102, 2020-02-28

慢性腎不全の患者が透析を行うためには,バスキュラーアクセスという特殊な血管を前腕に構築する必要があり,バスキュラーアクセスの中でも内シャント法が第一選択となっている.しかし,内シャント法による副作用として狭窄の発生が問題になっており,血行力学的要因が関係していると言われてきた.吻合部角度を変化させることで狭窄の発生を抑える試みが,これまで様々な研究者により取り組まれてきたが,静脈の柔軟性は考慮されていない.そこで,内シャント法を模擬した柔軟壁Y字管の2次元拍動流れを,数値流体力学手法(Computational Fluid Dynamics, CFD)を用いて再現し,速度分布と壁面せん断応力の関係や圧力損失を調べた.その結果,吻合部角度を上流側に傾けることで,流れの局所的な不規則が弱まり,せん断応力や圧力損失が小さくなったことより,狭窄の発生を抑えられる可能性が示唆された.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1409, pp.28-31, 2007-09-24

ネット系ベンチャー企業で営業として働く亀井亮氏は、将来の夢を実現するため、あるセミナーを受講している。 人材教育系のコンサルティング会社が主催する"夢実現セミナー"だ。カタログには「目標の設定と達成を戦略的に行うためのノウハウ・ドゥハウを学ぶ」と書いてある。 受講料金を聞いて驚いた。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1936年08月22日, 1936-08-22

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1935年07月26日, 1935-07-26

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1931年03月27日, 1931-03-27

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1932年08月23日, 1932-08-23