著者
佐々木 輝美 ササキ テルヨシ Teruyoshi Sasaki
雑誌
国際基督教大学学報. I-A, 教育研究 = Educational Studies
巻号頁・発行日
no.46, pp.143-152, 2004-03-31

The main purpose of this study was to examine how sexually explicit media would affect college students' attitudes towards sex. Previous study results based on Gerbner's theory of cultivation would suggest that students exposed to sexually explicit media would accept distorted sexual information or behavior depicted in the media. A survey was conducted to investigate this relationship among college students (N=350). The survey consisted of eight items probing sexual media exposure and their attitudes toward sex. x^2 analysis results indicated a positive correlation between the items of sexual media exposure and attitudes toward sex. The discussion further considers details surrounding the mechanism of accepting distorted sexual information, media exposure, the formation of attitudes and the roles of peers.
著者
四本 裕子
出版者
日本視覚学会
雑誌
VISION (ISSN:09171142)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.97-98, 2021-04-20 (Released:2021-04-23)

67 0 0 0 OA 笑ふ人

著者
ユーゴー 著
出版者
冬夏社
巻号頁・発行日
1922

67 0 0 0 OA 頸椎症の診療

著者
安藤 哲朗
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.7, pp.469-479, 2012 (Released:2012-07-27)
参考文献数
49
被引用文献数
8 7

頸椎症は50歳以上の人では高頻度であり,神経根症と脊髄症をおこす.放射線画像上の頸椎症性変化は無症候性のことも多いので,神経症候が頸椎症からおこっているのか,それとも他の神経疾患からおこっているのかを評価する必要がある.誤診を防ぐためには画像上の病変の高位と神経症候とを対比することが重要である.とくに頸椎症と筋萎縮性側索硬化症の鑑別診断は臨床上重要な問題である.頸椎症患者の経過や予後は様々なので,予測はかなり困難である.多くの患者は比較的良好な経過をとる.
著者
西村 秀一
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.131-134, 2017-05-25 (Released:2017-07-05)
参考文献数
9

ウイルスの不活化や殺菌効果を標榜する,据え置き芳香剤型の剤型で二酸化塩素ガスを放散させる製品の,環境表面上の病原体に対する同効果の有無を検証した.本邦の冬の生活空間を想定した室温20℃,相対湿度25%の密閉空間を,製品から放出されたガス濃度が0.03 ppmになるよう調整した.その中に,スライドグラスの上に一定量のA型インフルエンザウイルス溶液あるいはStaphylococcus aureus菌液を滴下し短時間で自然乾燥したものを置き,2時間後に回収し一定量のメディウムで洗い流し,活性ウイルス量や生菌数を測定した.その結果,当該条件下でガスの曝露を受けた検体での活性ウイルス/生菌量は,曝露のない対照のそれと変わらなかった.
著者
片岡 栄美
出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.1-20, 1996-07-01 (Released:2016-08-26)
参考文献数
11
被引用文献数
2

本稿は、多様な文化活動に対する文化評価の根底にある認識図式の集団的・社会学的特徴を解明した。主な知見は、以下のとおりである。(1)文化活動の序列評価は異なる社会集団間で共通性が高いが、階層上の地位が高いほど文化弁別力は大きい。(2)社会階層と文化活動のヒエラルヒーは対応し、階層上の地位か高い集団は文化による差異化戦略を採用している。(3)文化評価の構造を検討すると、階層上の地位は文化評価に影響を与え、各階層成員は自らの所属集団の文化を高く、社会的距離のある階層の文化を低く評価することにより、自らが優位となるような評価分類図式を採用する。すなわち文化弁別力の階層差は、客観的な社会経済的な条件のなかから生み出される階級のハビトゥスとなった文化の知覚分類図式である。(4)世代間地位移動が文化評価に与える効果は男女で異なり、男性には文化同化仮説があてはまるが、女性は結婚による下降移動による影響は受けず、出身階層の文化評価パターンを相続する。

67 0 0 0 OA 関東震災画報

著者
大阪毎日新聞社 編
出版者
大阪毎日新聞社
巻号頁・発行日
vol.第1輯, 1923
著者
Akio Yagi Shinya Hayasaka Toshiyuki Ojima Yuri Sasaki Taishi Tsuji Yasuhiro Miyaguni Yuiko Nagamine Takao Namiki Katsunori Kondo
出版者
Japan Epidemiological Association
雑誌
Journal of Epidemiology (ISSN:09175040)
巻号頁・発行日
pp.JE20180123, (Released:2018-10-27)
参考文献数
40
被引用文献数
8

Background: While bathing styles vary among countries, most Japanese people prefer tub bathing to showers and saunas. However, few studies have examined the relationship between tub bathing and health outcomes. Accordingly, in this prospective cohort study, we investigated the association between tub bathing frequency and the onset of functional disability among older people in Japan.Methods: We used data from the Japan Gerontological Evaluation Study (JAGES). The baseline survey was conducted from August 2010 to January 2012 and enrolled 13,786 community-dwelling older people (6,482 men and 7,304 women) independent in activities of daily living. During a 3-year observation period, the onset of functional disability, identified by new certification for need of Long-Term Care Insurance, was recorded. Tub bathing frequencies in summer and winter at baseline were divided into 3 groups: low frequency (0-2 times/week), moderate frequency (3-6 times/week), and high frequency (≥ 7 times/week). We estimated the risks of functional disability in each group using a multivariate Cox proportional hazards model.Results: Functional disability was observed in a total of 1,203 cases (8.7%). Compared with the low-frequency group and after adjustment for 14 potential confounders, the hazard ratios (95% confidence intervals) of the moderate- and high-frequency groups were 0.91 (0.75-1.10) and 0.72 (0.60-0.85) for summer and 0.90 (0.76-1.07) and 0.71 (0.60-0.84) for winter.Conclusion: High tub bathing frequency is associated with lower onset of functional disability. Therefore, tub bathing might be beneficial for older people’s health.
著者
宮地 英敏
出版者
社会経済史学会
雑誌
社会経済史学 (ISSN:00380113)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.203-224, 2010-08-25 (Released:2017-07-18)

本稿は,戦後の三菱端島の労働者を対象に,彼らの個票データを主たる史料として利用して,その出自・前歴・年齢などを分析することにより,炭鉱労働者の性格について考察した論文である。戦前以来の中四国から北部九州の炭鉱(特に坑内労働)へという労働移動は,戦後も引き続き数年間はみられたが,1950年代にはそれが南九州から北部九州へという労働移動に転じた。しかし石炭産業が構造不況業種となっていく中で,1950年代後半から末年にかけて農村からの労働力の吸引力は弱まり,中小炭鉱を含む他の炭鉱会社や関連業種などで働いた労働者たちの採用が増加していった。また,三菱端島での職種と前歴とのクロス分析では,農村出身者が低熟練の職種に就いたのに対して,他炭鉱などの経験者が相対的な熟練職種に就いていた。一方で工作見習や電工見習には,三菱端島労働者の子弟が大量に採用されるという傾向も抽出された。最後に,炭鉱労働者の「下降構造」というテーゼに対して,三菱端島のような大手炭鉱であっても,1960年代以降を中心に状況に応じて中小炭鉱経験者をも採用している点などを論じている。
著者
若山亀吉 著
出版者
文松堂出版
巻号頁・発行日
1944
著者
中西亀次郎 編
出版者
中西亀次郎
巻号頁・発行日
1888
著者
間辺 美樹 並木 美太郎 兼宗 進 間辺 美恵子 間辺 広樹
雑誌
情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.16-30, 2018-02-20

コンピュータやスマートフォンなどの電子機器の普及による若者の漢字離れが懸念されている.ところが,一般的な漢字学習法といえば,「繰り返し書く」など機械的反復練習から導かれる「暗記」に主眼が置かれていて,「意味の理解」を重視した漢字学習法についてはこれまで十分に議論されてこなかった.本研究では「漢字1字の意味の理解が熟語の理解につながり,熟語を介して形成される漢字ネットワークを拡大させていくことで,多くの漢字を理解できるようになる」という日本漢字能力検定1級取得者の漢字理解モデルに基づき,学習者に意味の理解の大切さを認識させる目的の漢字学習ソフト「熟語マニア」を開発した.選択肢として提示された複数の熟語の中から,意味を考えれば正しい漢字を選択できるクイズ形式のソフトである.高等学校において「熟語マニア」を用いた実験授業を行った結果,生徒の多くが意味を理解することの大切さを認識するようになった.
著者
嶋津 信彦
出版者
日本生態学会
雑誌
保全生態学研究 (ISSN:13424327)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.99-110, 2011-05-30

2010年6月22日から10月18日に沖縄島300水系において、延べ流程340kmを踏査し、外来水生生物31分類群と在来魚41分類群の分布を記録した。生物の確認は、主に川を歩いて遡りながらの目視観察で行われた。結果、外来水生生物の分布は、島の南部に多く、北東部で少なかった。カワスズメ属、グッピーおよびコイは順に141、120および54水系で確認された。セルフィンプレコ属やジルティラピア、アカミミガメなどは、人口密度の高い南部に分布が集中していた。一方、ダニオ属やプラティ、コウタイなどは、観賞魚であるが人口密度の低い北部でのみ記録された。絶滅危惧種をはじめ在来魚の分布は、北部と中西部に多かった。ソードテールは、北部での分布拡大が著しい外来魚であり、絶滅危惧種への影響も危惧される。