著者
Kondo Yasushi Kiguchi Masayoshi
出版者
近畿大学理工学総合研究所
雑誌
理工学総合研究所研究報告 = Annual reports by Research Institute for Science and Technology (ISSN:09162054)
巻号頁・発行日
no.24, pp.67-73, 2012-02-01

[Abstract] Maxwell theoretically established electromagnetism in Treatise on Electricity & Magnetism. Since this book is not read nowadays, not a few people do not know that experimental discussions are important in this book. Especially, Maxwell verified various laws with precise experiments. We believe that Maxwell should considered Physics is based on experiments. We discuss on Maxwell's experiments that proved Coulomb's inverse-square law. 今日の電磁気学を理論的に確立したと考えられるのはマクスウェルのTreatise on Electricity & Magnetismである。この本は今日ほとんど読まれることがないために、実験に関する記述も多いことは忘れられている。特に精密実験による様々な法則の検証に注意を払っているのは、マクスウェルが物理学を実験科学と考えていた証拠である。ここでは、クーロンの逆2乗則に関するマクスウェルの精密実験について考えよう。

1 0 0 0 OA 英俊伝

出版者
大日本雄弁会
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 1914

1 0 0 0 OA 本草綱目

著者
(明)李時珍//撰, (明)李建中//図
出版者
胡承竜
巻号頁・発行日
vol.第16冊(第19-21巻), 1590
著者
福田 拓哉
出版者
九州産業大学 人間科学会
雑誌
人間科学
巻号頁・発行日
vol.3, pp.80-88, 2021

<p>本研究は,松本山雅FCの支援組織である山雅後援会の「Yell事業」に着目し,その持続可能な社会的事業の特徴と運営方法を分析したケーススタディである。分析の結果,この事業は直接的な参加者をはじめ,サービス利用者である住民や行政までもが経済的かつ社会的な価値を享受できる枠組みがその成功要因であることがわかった。その背景には,この事業への参加がクラブの経済支援と障害者の社会進出や環境負荷の低減につながるというストーリーが広く地域社会で共有されるに至った努力の過程が存在する。</p>
著者
植田 健治 望月 眞 篠原 靖 杉本 勝俊 阿部 公紀 田畑 美帆 片上 利生 宮岡 正明 寿美 哲生 葦沢 龍人
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, pp.1526-1532, 2005

症例は54歳,女性.右下腹部痛と血便を主訴に当科を受診した.大腸内視鏡検査で回腸終末部に10mm大の粘膜下腫瘍様隆起が認められ,生検でカルチノイド腫瘍と診断された.腹腔鏡補助下回盲部切除術を施行したところ,深達度はsmで筋層浸潤はなく,腫瘍径は小さかったが,回結腸動脈根部のリンパ節に転移が認められた.本症例は大腸内視鏡検査時に回腸終末部への挿入を実施したために発見された病変であり,可能な限り回腸終末部への観察が重要と考えられる.
著者
川村 緑
出版者
JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTISTS
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.1-11, 1986-07-23 (Released:2009-10-29)
参考文献数
10
被引用文献数
2 2
出版者
日本幼稚園協會
雑誌
幼兒の教育
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, 1927-05
著者
水谷 由美子 田村 奈美 山本 成美
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.14, pp.105-113, 2021-03-31

古来より生活の知恵あるいは風習として着物や洋服の古着や残された生地を活用して、新しい衣服や生活小物が作られてきたが、現代のアパレル産業においてもアップサイクルが課題となっている。本論でテーマにしているアップサイクルは、リユースのように、そのままを再利用することやリサイクルのように原料に戻す、つまり布から糸へそしてまた新たな布や別のものを作ることとは異なる。古くなって不要なものを捨てずにもともとの形状や特徴などを活かしつつ、新たなアイデアを加え、デザインすることで別のものを作ることを意味している。その結果作られた衣服にはより高いデザイン性があり、商品としての価値が高まっているというように、アップサイクルは、新たな価値創造をすることを意味している。ファッション領域では、マルタン・マルジェラが自身のブランドを立ち上げた1988年頃から脱構築主義や1980年代のバブル経済を背景とした使い捨て文化への対抗として、古着や鬘、エコバックや壊れた陶器など使い捨てられる前のあらゆるものを活かしたコレクションを発表している。彼のコレクションは芸術性が高く、マルジェラの固有のコンセプトとして評価されていたが、ハイファッションにおいて本格的な追随者は多くなかった。2015年に国連で持続可能な開発目標が採択され、地球温暖化や海洋プラスティックゴミの問題が喫緊の問題となってきた現在、服飾に関する廃棄物はファストファッションや大量生産服のみならず、プレタポルテやオートクチュールにおいても、解決すべき重要課題となっている。ファッション雑誌などのメディアでは「サステナブルファッション」という用語は頻繁に表紙を飾り、特集が組まれている。本論は、こうした時代背景を考慮しつつ、アップサイクルの1つの開発の手法として、回収された服ではなく、所有者が特定の1人であり、その人の服を使って3つのグループが一定のテーマのもとで、それぞれが1セットの服を作るというワークショップを実施した。マルジェラのようなイノベイティブな服飾デザインではなく、服飾におけるデザインペルソナの多様な活用の1つとして実践したワークショップで、服飾デザインのプロセスやその結果について検証し、アップサイクルなデザインの可能性について明らかにした。
著者
金山 公三
出版者
一般社団法人 日本接着学会
雑誌
日本接着学会誌 (ISSN:09164812)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.276-280, 2016-09-01 (Released:2018-07-03)
参考文献数
12
著者
手代木 俊一
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.261-282, 2005-03

明治期盲人教育におけるキリスト教と音楽について「宣教」、および「宣教師」という観点から論をすすめた。ここで論じたのは明治九年フォールズ他が設立した東京築地の楽善会訓盲院、宣教師ゴーブルの点字聖書、宣教師によって創設された学校(横浜訓盲院、函館訓盲院、岐阜聖公会訓盲院、同愛訓盲院)である。一方盲人教育は明治政府も推し進めようとしていた事業でもあった。目賀田種太郎の論文、官立の東京盲啞学校、岩倉使節団の報告『米欧回覧実記』を紹介した。そして宣教と音楽と盲人教育の関係を京都府立盲学校を訪問した人達(ルーサー・ホワイティング・メーソン、グラハム・ベルや、アン・サリバンとの関係で知られるヘレン・ケラー、伊沢修二)との関係から明らかにした。
著者
岩崎 敏之
出版者
湘北短期大学
雑誌
湘北紀要 (ISSN:03859096)
巻号頁・発行日
no.33, pp.1-8, 2012-03-31

学生が主体的に学ぶために有効な方法の一つとして、アクティブラーニングがある。本論では、木造耐力壁ジャパンカップの意義を振り返ることにより、アクティブラーニングの仕掛けとして活用できるイベントの必要条件として次の3つを提示した。1.実践的に取り組んだことへの成果が可視化されること2.個人の取り組みではなく、チームで取り組まざるを得ない要求がなされること3.ひとつの教育機関で閉じた形ではなく、社会と関わる機会が提供されていること