著者
山下 純 田村 実
出版者
津村研究所
雑誌
植物研究雑誌 (ISSN:00222062)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.100-119, 2001-04
被引用文献数
1
著者
西本 喜久子
出版者
広島大学大学院教育学研究科
雑誌
広島大学大学院教育学研究科紀要. 第二部, 文化教育開発関連領域 = Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University. Part. 2, Arts and science education (ISSN:13465554)
巻号頁・発行日
no.56, pp.131-140, 2007

The purpose of this paper is to clarify the historical progressive factors and the status of the Willson's Readers in 19th century America. It is based on the comparative consideration concerning the construction and content of the lesson materials of the famouse McGuffey's First Reader published in 19th century America. In 19th century America, gradually the Pestalozzian theory had been prevailing especially for elementary school education due to the stoic way of teaching reading or recitation. The author believed this new pesralozzian education was the new educational style and new framework of education for Japan at the begining of Meiji Era. Undoubtedly, the Willson's readers had been based on this principle. The author thinks this is the reason because the readers were selected as models of SHOUGAKUTOKUHON compiled by Yoshikado Tanaka and published by Monbusho in 1873-74. The results of this research are as follows; (1) The character of the material is based on the developmental stage of language (letters) acquisition of schoolchild which is admitted one by one. (2) The lesson sentences are interrogative and thinking and answers are based on observation of illustrations. (3) The genre and range of materials are more the reflected extensions of the child's life experiesce.
著者
水野 君平 太田 正義
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.501-511, 2017
被引用文献数
7

<p> 本研究の目的は,スクールカーストと学校適応の関連メカニズムについて,社会的支配志向性(SDO)に着目し,検討することであった。具体的には,自己報告によって生徒が所属する友だちグループ間の地位と,グループ内における生徒自身の地位を測定し,前者の「友だちグループ間の地位格差」を「スクールカースト」と定義した。そして,SDOによるグループ間の地位から学校適応感への間接効果を検討した。中学生1,179名を対象に質問紙調査をおこなった結果,グループ内の地位の効果が統制されても,グループ間の地位はSDOのうちの集団支配志向性を媒介し学校適応感に対して正の間接効果を持った。つまり,中学生において,SDOを介した「スクールカースト」と学校適応の関連メカニズムが示された。考察では,集団間の地位格差を支持する価値観を通して,高地位グループに所属する生徒ほど学校適応が向上する可能性が議論された。</p>
著者
海老澤 有道
出版者
立教大学
雑誌
史苑 (ISSN:03869318)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.122-150, 1940-01
著者
アグロ・カネショウ株式会社開発部
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.S159-S164, 1992-05-20

ジフルベンズロン原体およびその水和剤の急性毒性はきわめて弱く, 眼粘膜に対して弱い刺激性が認められているが, 皮膚刺激性および皮膚感作性は認められていない.亜急性毒性および慢性毒性では, 本化合物投与によって, 病理組織学的変化を伴う貧血および肝臓, 脾臓等の臓器重量の増加が認められたが, いずれも軽微な変化であり, 低用量群ではこれらの変化が認められなかった.ラットの繁殖に及ぼす影響もみられず, ラットおよびマウスにおける発癌性, ラットおよびウサギにおける催奇形性, 多岐にわたって実施した変異原性も陰性であった.ジフルベンズロンを有効成分とする兼商デミリン水和剤は1987年に農薬登録され, 従来の神経系に作用する殺虫剤とは作用機構の異なる優れた昆虫生育制御剤であり, 安全性が高く, 有用な農業資材の一つとして広く実用に供せられている.
著者
伊藤 孝一 Koichi Ito
出版者
淑徳大学人文学部紀要委員会
雑誌
研究論集 (ISSN:21895791)
巻号頁・発行日
no.4, pp.109-118, 2019

日本のテレビ放送が始まって65年。テレビはメディア・コミュニケーションの中心的な役割を担い、人々に大きな影響を与えてきた。テレビ番組の中で、報道やスポーツとならぶ大きな存在であり、大衆文化を先導してきたのがドラマである。「生ドラマ」と呼ばれる生放送から始まり、VTR機器類の進化、山田太一・向田邦子・倉本聰という「シナリオライター御三家」やこの後の有能なシナリオライターの登場により、テレビドラマはエンタテインメントを担うコンテンツとして大きく進展してきた。しかし、この数年、「俳優が出演を拒否する」「視聴率が取れない」「バラエティ番組枠に変更する」などという声が聞かれ、テレビドラマは不振と言われている。ドラマは「時代を映す鏡」といわれて久しいが、いま醸し出されている人々の意識、あるいは時代の空気感とドラマの創造性="クリエイティビティ"との関係に視点をおいて、現在のテレビドラマにおけるクリエイティビティについて論じる。
著者
高畠 靖志 宇野 英一 若松 弘一 岡田 由恵 金子 拓郎 土屋 良武
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.125-128, 1998
参考文献数
20
被引用文献数
2 1

脳梗塞で発症した62歳の男性, 脳血管造影で, 左内頸動脈から分岐し, 脳底動脈へと連なる異常血管を認めた.対側の椎骨動脈は低形成であった.three-dimensional CT angiography(3D-CTA)を行ったところ, その異常血管は舌下神経管を貫いて後頭蓋窩へ入っていることから, persistent primitive hypoglossal artery(PPHA)と診断した.3D-CTAは任意の方向からの立体的な観察が可能であり, 空間分解能が高い.そのため, 骨と血管との相互の関係といった解剖学的な位置関係を把握するのが容易である.本症例においては, 舌下神経管を貫くことが明確に示され, PPHAの診断に有用であった.
著者
磯島 愿三 鈴木 隆男 石神 寛通
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.805-813, 1991-12-31 (Released:2010-04-30)
参考文献数
24
被引用文献数
1 1

実験Iは信号音が帯域雑音で, 遮蔽音が純音の場合である。 そのconventional PTCは信号音のレベルの上昇に従い, 高域勾配は急峻となり, 低域勾配は浅くなる。 この勾配の変化は信号音の持続時間には依存しない。 PTCの勾配は一次ニューロンのFTCの勾配より急峻である。 これは結合音, ことにoff-frequency listening効果の大きさに依存する。 PTCの帯域幅は信号音のレベルにも持続時間にも依存しないが, 聴覚系のフィルタの等価方形帯域幅より狭い。 PTCの先端部での遮蔽閾値は信号音レベルが10dB, 20dBSLでは, 信号音の時間積分が見られるが, 30dBSLでは時間積分はみられない。 これはPTCが臨界帯域と強い関連を持つことを示す。 実験IIは信号音が純音で, 遮蔽音が帯域雑音の場合である。 低域, 高域勾配は実験Iの場合よりも急峻となる。 PTCの帯域幅は実験Iの場合と同じか広くなる。 これは信号音レベルが10dB, 20dBSLでは, 先端部の遮蔽閾値の平坦化が持続時間が長くなるほど広くなるためと, 遮蔽音の帯域幅が持続時間20msの信号音帯域幅の約2倍であるためである。 信号音レベルが30dBSLでは, 持続時間に関係なく平坦化は見られない。 実験IIの結果は, 線形興奮パターンモデルからの予測と一致する。 PTCの先端部遮藪閾値は実験Iの場合と同様である。 conventional PTCは心理的周波数選択性を表わし, その3dB帯域幅は臨界帯域に対応するが, これらは信号音あるいは遮蔽音に用いた帯域雑音の帯域幅に強く依存する。
著者
ラミレス アレックス
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.963, pp.54-57, 2018-04-26

下位常連だった球団を2年連続のAクラスに導き、昨シーズンは日本シリーズにも進出した。躍進の背景には徹底的なデータ活用がある。データに基づく采配と、選手のやる気を引き出すマネジメント術の勘所を聞いた。——データ活用を積極的にしていると聞きます。
著者
菅野 慎二 河村 葉子 六鹿 元雄 棚元 憲一
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 = Journal of the Food Hygienics Society of Japan (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.196-199, 2006-08-25
参考文献数
9
被引用文献数
3

わが国の市販瓶詰の金属キャップに塗布されたシーリング103検体について,形状,材質,エポキシ化大豆油(ESBO)含有量,共存可塑剤などを調査した.シーリングの材質は 97% がポリ塩化ビニルであり,ごく一部がポリエチレンおよびアクリル樹脂であった.ESBOは全検体から 0.006~42.4% の含有量で検出され,ベビーフード,ジャムなどでは高く,飲料などでは低かった.また,ラグキャップやプレスオンツイストキャップでは高く,ピルファープルーフキャップでは低く,スクリューキャップではばらつきが大きかった.スクリューキャップおよびラグキャップの一部からフタル酸ジ(2-エチルヘキシル)(DEHP),フタル酸ジイソデシル(DIDP)などの可塑剤が検出され,これらのシーリングのESBO含有量はESBOのみの1/10以下と低かった.今回の調査により,わが国で流通するほぼすべてのキャップシーリングがESBOを含有し,80% が主可塑剤として使用していることが判明した.

1 0 0 0 OA 明海日本語

著者
明海大学日本語学会
出版者
明海大学
巻号頁・発行日
no.(18増刊), 2013-11
著者
酒井 耕一 西村 崇 山端 宏実
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.22, no.9, pp.40-47, 2013-10

今年のトレードで1番の話題は、北海道日本ハムファイターズの糸井嘉男選手がオリックス・バファローズに移籍したことでした。球界を代表する選手だけに「まさか」と思う方も多いでしょうが、これはファイターズのチーム編成の担当者らによる、計算に基づく…
著者
野崎 勝義 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1259, pp.48-51, 2004-09-20

問 大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブに続くパ・リーグの球団統合があるのか、注目された9月8日のオーナー会議で、とりあえず来季はセ・リーグ6球団、パ・リーグ5球団での2リーグ制の下、プロ野球を開催することが固まりました。 答 来季に限っては「セ6、パ5の2リーグ制」でいかざるを得ないでしょう。