出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.415, pp.38-43, 2007-01-12

自転車を合計9400台収容できる日本最大の地下駐輪場の建設場所は,東京メトロ東西線・葛西駅前のバスロータリーの真下。駅に隣接していないと利用してもらえないからだ。一方,多くの人が行き交う駅前の工事なので,できるだけ早く終わらせたい。そこで,仮設の土留め杭を省略できる「H形PC杭」を,縦約42m,横約59m,深さ約17mの地下連続壁に採用。工期を6年から2年半に短縮した。
著者
小関 玲奈 羽藤 英二
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.595-602, 2021-10-25 (Released:2021-10-25)
参考文献数
25
被引用文献数
3

東日本大震災後には広域に及ぶ人口移動が発生した.人口減少下にある地方都市を襲う巨大災害の後に,人口移動がどのようなメカニズムで生じるのかを明らかにし,多様な支援と人口移動を前提として復興需要を予測する枠組みを検討する必要がある.そこで本研究は,災害後の人口移動予測に向け,不確実性下における,被災者の動的な意思決定を記述するため,DRLモデルを適用した動的居住地選択モデルを提案する.東日本大震災から10年間の居住履歴に関する実データによって提案モデルの実証分析を行い,復興事業等の政策的要因や都市構造といった環境要因の影響評価への応用可能性を確認した.復興事業等の政策的な効果を説明する変数の取り込みや居住地選択肢のサンプリングにおける時系列的な異質性を考慮したモデルに発展させることが,今後の展望である.
著者
塚本邦雄著
出版者
本阿弥書店
巻号頁・発行日
1988
著者
永井 健三
出版者
公益社団法人 日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:02850192)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.1-4, 1977-08-30 (Released:2010-05-18)
参考文献数
7
被引用文献数
1
著者
キャラカー リチャード ラッセル
出版者
山梨医科大学
雑誌
山梨医科大学紀要 = 山梨医科大学紀要 (ISSN:09105069)
巻号頁・発行日
no.14, pp.61-65, 1997

Foreign language teaching in universities, like other disciplines is dependent upon the continuous evaluation of its students. Testing of language skills traditionally utilizes line item multiple choice questions types due to its ease of administering and evaluation. Students often view such examinations with a combination of anxiety and disinterest, rarely retaining any learning benefits. In addition, such test types do not get at all the skills acquired in spoken language classrooms. A different testing method is required which both adequately evaluates students' oral English proficiency, and raises students' interest in learning the language. Tests that are both motivating and serve the administrative interests of the institution and the students should be the goal of all English language classes.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.621, pp.76-79, 2015-08-10

東京都江東区内で1969年に開業した東京メトロ東西線南砂町駅。その南側は、元々工場や倉庫が立ち並ぶ地域だった。90年代以降、再開発が進み、マンションや商業施設、病院などがひしめくようになった。
著者
横山 亮 中島 大成 津久田 享三 宇津 典明 宮越 一穂
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1484-1487, 2011 (Released:2013-02-05)
参考文献数
7
被引用文献数
1

症例は51歳, 男性. 2009年7月ころより安静時, 労作時に胸部圧迫感を認めたため, 当院循環器内科受診. 運動負荷心電図施行中, 胸部症状を認めたため, 試験を中止し, ニトログリセリンを舌下投与したが, 下壁誘導にてST上昇と症状の持続を認めたため, 緊急冠動脈造影検査を施行. 器質的冠動脈狭窄は認めず, 運動誘発性冠攣縮性狭心症と診断した. 入院後, 冠拡張薬内服し安静時, 運動時とも症状は出現しなくなったため, 退院となった. 労作性狭心症の鑑別診断の1つとして留意すべき疾患であると考えられた.
著者
金子 之史 前田 喜四雄
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.1-21, 2002 (Released:2008-07-23)
参考文献数
39
被引用文献数
7

日本人の研究者による哺乳類の学名の記載とその学名を付与した模式標本の保管状況を把握することは,哺乳類学の基礎である分類学を確立するためには欠くことができない.しかし,日本の哺乳類研究者がいままでに記載発表した哺乳類の新種·新亜種などの学名と模式標本のリストは今泉(1962)を除いてなく,それも未完である.日本におけるこのような状況を改善するために,2000年までの日本人哺乳類研究者が記載した学名と出典文献のリストを作成した.このリストには “nom.nud.” などの無資格名も含んだ.結果として,適格名206のうち,模式標本が現在も保管されている学名は64(31.1%),模式標本が消失した学名は57(27.7%),および模式標本の所在が未調査(“N.V.”)の学名は85(41.3%)となった.以上の結果から,我々は動物学標本と文献を永久に保管できる国立の自然史博物館の設立を強く希望する.