著者
近藤 次郎
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.224-226, 2021-08-31 (Released:2021-09-02)
参考文献数
14

High-speed, fully automated data collection allows us to conduct DNA Monozukuri (manufacturing) based on a large number of 3D structural information. In the process of designing and synthesizing prototype DNAs by mimicking structures deposited in Protein Data Bank (PDB), brushing up their functions, and obtaining the finished products, each of the previously- and newly-solved crystal structures will be respected and reviewed/observed in more detail than before.

1 0 0 0 OA

著者
江南文三, 与謝野晶子 著
出版者
誠文館
巻号頁・発行日
1910
著者
中川 裕志
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:21888906)
巻号頁・発行日
vol.2021-DPS-188, no.11, pp.1-6, 2021-09-02

死後の個人データの扱いは個人の尊厳の維持,あるいは生前の意思にできるだけ沿うことが重要である.この観点から,本報告では故人に永遠の生命をディジタルな形で与える不死のディジタル人格に関して,そのビジネス化あるは商業利用の実情を述べる.故人の顔画像の福笑いのような行き過ぎた,あるいはエンターテイメント化した故人の個人データのビジネス化などにみられる問題点を指摘して,故人の個人データのビジネス化のあるべき姿を模索する.

1 0 0 0 OA 手続き的公正

著者
竹西 亜古
出版者
The Japanese Association of Sociology of Law
雑誌
法社会学 (ISSN:04376161)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.57, pp.24-44,257, 2002-09-30 (Released:2009-01-15)
参考文献数
33

The article aimed to propose a psychological model of procedural justice and to contribute to understanding why citizens obey laws. The model consists of three psychological elements: procedural justice judgment, social identity, and ingroup behavior. They correspond to the basic psychological processes: cognition, affect, and behavior, respectively. The article also reported the study that examined the model using 540 sample of Kyoto citizens' survey data. The structural equation modeling (SEM) revealed that the model had good fitness and that the relational aspect of procedural justice had an influential recurrent path with the social identity.
著者
小郷 直言
出版者
一般社団法人 社会情報学会
雑誌
社会情報学 (ISSN:21872775)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.1-9, 2012-12-31 (Released:2017-02-04)
被引用文献数
1

かつて何かが存在したこと,あるいは,かつて何かが起こったことを示す痕跡は,情報として利用できるのではないか。痕跡を記号として読み取るまえに,痕跡がつくられてきた経過を辿ることで,より一層の意味を痕跡から読み取ることができるはずである。静的な痕跡をイキイキとした動的な風景の中で観ることができれば,痕跡を単なるインデックスとしてだけではなく,われわれの動作や仕草を誘導してくれたり,快適にしてくれたり,あるいは躊躇させたりするモノとして活用できるかもしれない。社会情報学という大枠では見過ごされやすいが,痕跡を,利用しやすい情報として緻密に外環境にデザインし,用意したなら,その世界はささやかではあるが住みやすいものになりはしないだろうか。また痕跡が繰り返し行われた行為の跡であることは貴重な情報となる。痕跡の意義とその利用方法を簡単な例示によって説明する。痕跡から見える社会情報学という論題でそんな期待を込めてみた。
著者
三枝 優一 古井 陽之助 速水 治夫
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.6(2007-DBS-141), pp.77-82, 2007-01-26

辞書を用いる形態素解析においては,時代の流れと共に現われ変遷していく口語表現・省略表現・若者言葉等の新語を速やかに辞書に取り入れることで解析精度を高められると期待できる.そこで本研究では,Web上のblogを中心とした文書集合を字種別に切り分け新語候補とし,それらの出現頻度を既に辞書に登録されている語のそれと照合し評価することにより,新語を抽出する手法を提案する.実験では,カタカナのみ,あるいは漢字のみで構成される新語は,複合語を含め80%以上の精度で抽出することができた.また,出現頻度の低い新語についても一部抽出することができた.今後の課題としては,収集した新語の動的な品詞同定と,新語を辞書に取り入れることによる形態素解析精度向上の検証が挙げられる.
著者
内藤 淳
出版者
日本法哲学会
雑誌
法哲学年報 (ISSN:03872890)
巻号頁・発行日
no.2005, pp.135-143,195, 2006

Normative judgments and their criteria are generally excluded as subjects of science on account of the dualism of facts and values. Meta-ethical naturalism, which attempts to present criteria for values in terms of facts, is therefore regarded as a fallacy. However, as normative judgments are produced through the workings of the mind of each individual, we may find some clues for examining the foundations or criteria of our normative judgments by analyzing the process of the working of our minds by scientific methods and thereby discovering its basic rules. This means that ethical problems can be approached and solved in the field of human science.<br> Indeed, we can find some useful scientific knowledge related to meta-ethical problems. For example, it has been demonstrated in some studies of cognitive psychology that judgments on moral values are decided by intuition, which is an emotional reaction, rather than by rational thinking. And according to recent research in evolutionary psychology, emotions function in order to gain benefits for each person in their reciprocal relationships with others. These scientific studies suggest that the ultimate foundation of normative judgments is in human intuition as an emotional reaction and the ultimate criterion of &ldquo;good/bad&rdquo; or &ldquo;right/wrong&rdquo; is whether it is beneficial to the individual in his/her reciprocal relationships with others. While there remains much scope for further verification, these studies suggest that it is possible to examine meta-ethical problems by scientific methods and support meta-ethical naturalism, which presents the foundations and criteria for normative values through factual statements.
著者
三枝 優一 古井 陽之助 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. DBS,データベースシステム研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.141, pp.77-82, 2007-01-25
参考文献数
7
被引用文献数
1

辞書を用いる形態素解析においては,時代の流れと共に現われ変遷していく口語表現・省略表現・若者言葉等の新語を速やかに辞書に取り入れることで解析精度を高められると期待できる.そこで本研究では,Web上のblogを中心とした文書集合を字種別に切り分け新語候補とし,それらの出現頻度を既に辞書に登録されている語のそれと照合し評価することにより,新語を抽出する手法を提案する.実験では,カタカナのみ,あるいは漢字のみで構成される新語は,複合語を含め80%以上の精度で抽出することができた.また,出現頻度の低い新語についても一部抽出することができた.今後の課題としては,収集した新語の動的な品詞同定と,新語を辞書に取り入れることによる形態素解析精度向上の検証が挙げられる.

1 0 0 0 OA 死ぬほど

著者
有島生馬 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1920
著者
中村 卓
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.36-37, 2019-01-20 (Released:2020-01-01)
参考文献数
3

食品に必要とされる要素として「安全」・「健康」・「おいしさ」・「価格」がある。私たちの研究室では「おいしさ」を食品構造から追究し,食品構造の制御によりおいしい食品をデザインする『食品構造工学』の確立を目指している。特に,食品のおいしさは咀嚼による「変化」であるという立場から,望むおいしさの実現と効率的なものづくりに貢献したいと考えている。ここでは特にオノマトペ(擬音語・擬態語)として表現されるおいしい食感(とろ~り)とスイーツ(プリン)の破壊構造との関係について述べる。
著者
馬場 亮 小暮 啓介 山地 七菜子 川崎 茉里奈 川田 学 酒巻 江里 三浦 紫陽子 藤田 理恵子 藤田 桂一 山本 幸成 荒川 祐一 戸野倉 雅美 松木薗 麻里子 高橋 香 鴇田 真弓 市橋 弘章 伊藤 寛恵 文原 千尋 藤野 浩子
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.93-96, 2016

<p>歯周病をはじめ,犬の歯科疾患の中には,抜歯をせざるを得ないことも少なくない。歯科治療中は超音波スケーラーによる歯石除去やバーによる歯の分割,歯槽骨の切削時に頻繁に冷水を歯面や口腔粘膜に接触させる。そのため,生体はより熱を失いやすくなり,術中に低体温症をしばしば発症する。今回,動物用歯科ユニット(オーラルベットⅡ,発売元 モリタ製作所 製造販売元 モリタ東京製作所)内の洗浄水を加温し,その温水を歯科処置中に使用することによって,術中の低体温症に対する予防効果を検討した。症例は体重,体格(BCS),年齢を揃えて,温水群と冷水群の2群に区分した。術中に体温が36.9℃に達するまでの体温低下の速度の違いを2群間で比較検討した。2群間において,36.9℃までの体温の低下速度に有意な差は認められなかった。しかしながら,復温後の体温の上昇速度では,温水群は冷水群に比較して有意に速いことが示された。</p>
著者
肥田 康
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.193-197, 2021-07-01 (Released:2021-08-30)
参考文献数
6

我が国のデジタルアーカイブは1990年代半ばに始まった。当初は美術館・博物館や図書館の収蔵品や有形・無形の文化資源が対象であったが、近年では企業が自社の歴史を対象とした、企業デジタルアーカイブも盛んになっている。本稿では、幾つかの企業の事例を紹介し、企業がデジタルアーカイブを構築する意義と今後の可能性について考える。