8 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1930年04月15日, 1930-04-15
著者
柴田 憲一 向井 達也 中垣 英明 長野 祐久
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.486-490, 2021 (Released:2021-07-30)
参考文献数
13

63歳男性.1か月前から発熱があり,左上肢の麻痺で入院した.MRIで右前頭葉,右頭頂葉,両側後頭葉に拡散強調像で高信号があり,急性期脳梗塞と診断した.左後頭葉病変はT2強調像で高信号だった.右中大脳動脈M1に狭窄が疑われた.塞栓症と考えられたが原因不明だった.胸部CTですりガラス影と,polymerase chain reaction(PCR)で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性だった.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による凝固異常が原因の可能性があった.

8 0 0 0 OA 北斎模様画譜

著者
葛飾北斎 画
出版者
探古堂
巻号頁・発行日
1884
著者
石田 聖子
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究
巻号頁・発行日
no.16, pp.34-41, 2009-07-11

本稿では、二〇世紀イタリア文学界において逸早く笑い始め、後の笑い文学へ圧倒的な影響を及ぼした作家アルド・パラッツェスキによる未来派宣言「反苦悩」にて称揚される笑いの属性を特定することを目的とする。<神の死>後に、笑い/苦悩のパラドキシカルな関係性を指摘し、笑いの知性としての可能性までも見通すその笑い認識は、笑いに拠りながら二〇世紀文化表象を読み解く際の一視角となると考えられる。
著者
田戸岡 好香
出版者
心理学評論刊行会
雑誌
心理学評論 (ISSN:03861058)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.204-225, 2018 (Released:2019-11-06)
参考文献数
102
被引用文献数
3

In this paper, I focused on stereotype suppression strategies to prevent stereotypic responses because these strategies are commonly used in the context of person perception. Suppressing stereotypic thoughts ironically increases stereotypic accessibility and use (i.e., the rebound effect). First, I described the position of stereotype suppression in stereotype research. Second, I considered the strategies for stereotype suppression without a rebound effect. The study of stereotype suppression has been developed based on the mechanism of thought suppression. However, in this article, I suggest that some effective strategies used in thought suppression cannot be applied to stereotype suppression. Stereotypes are suppressed in the context of person perception; therefore, I reviewed past findings with regard to replacement thoughts and propose effective strategies for stereotype suppression. It is necessary to integrate theory and findings of related area for developing the research of stereotype suppression.
著者
久保田 進彦
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.52-66, 2020-01-11 (Released:2020-01-11)
参考文献数
34
被引用文献数
3 7

社会のデジタル化が急速に進展しつつある現在,そこにおけるブランド戦略のあり方について大局的に検討することは,非常に重要な課題である。しかしそのためには,まずデジタル化によって消費環境がどのように変化するかを的確に認識しておく必要がある。こうした考えに基づき,本研究ではデジタル社会における消費環境について検討していく。具体的には,まずいくつかの研究をレビューしながら,デジタル社会における消費環境の動向について確認する。つづいてBardhi and Eckhardt(2017)によって提示された「リキッド消費」について説明する。そしてさらにリキッド化が社会に浸透している様子を,通時的データを用いて観察する。なお本研究における議論はKubota(2020)へと引き継がれたうえで,こうした消費環境の変化に対応したブランド戦略のあり方へと展開されていくことになる。
著者
松田 ヒロ子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.80, no.4, pp.549-568, 2016 (Released:2017-02-28)
参考文献数
54

1945年8月に日本が無条件降伏した際、台湾には約3万人の沖縄系日本人移民(沖縄県出身かあるいは出身者の子孫)がいたといわれている。そのなかには、1895年に日本が植民地化して以来、就職や進学等のために台湾に移住してきた人びととその家族や親族、戦時中に疎開目的で台湾にきた人びとや、日本軍人・軍属として台湾で戦争を迎えた沖縄県出身者が含まれる。本稿はこれらの人びとの戦後引揚げを「帰還移民」として捉え、その帰還経験の実態を明らかにする。沖縄系移民は日本植民地期には日本人コミュニティに同化して生活し、エスニックな共同体は大きな意味を持っていなかった。にもかかわらず、米軍統治下沖縄に引揚げの見通しが立たないまま、台湾で難民状態におかれた沖縄系移民らは、はじめて職業や地域を超えて全島的な互助団体「沖縄同郷会連合会」を結成した。中華民国政府からは「日僑」とよばれた日本人移民らは、原則 として日本本土に引揚げなくてはならなかったが、米軍統治下沖縄への帰還を希望した人びとは、 沖縄同郷会連合会によって「琉僑」と認定されることによって引揚げまで台湾に滞在することが特別に許可された。すなわち、帝国が崩壊し引揚げ先を選択することが迫られたときに、それまで日本人移民コミュニティに同化して生活していた人びとにとって「沖縄(琉球)」というアイデンティティが極めて重要な意味を持ったのである。しかしながら、「琉僑」として引揚げた人びとが須らく米軍統治下沖縄社会を「故郷」と認識し、また既存の住民に同郷人として受け入れられたわけではなかった。とりわけ台湾で幼少期を過ごして成長した引揚者たちは、異なる環境に適応するのに苦労を感じることが多かった。また、たとえ自分自身は沖縄社会に愛着と帰属意識を持っていたとしても、台湾引揚者は「悲惨な戦争体験をしていない人」と見なされ、「戦後」沖縄社会の「他者」として定着していったのである。

8 0 0 0 OA 防長回天史

著者
末松謙澄 著
出版者
末松春彦
巻号頁・発行日
vol.第4篇下(第6), 1921

8 0 0 0 OA 防長回天史

著者
末松謙澄 著
出版者
末松春彦
巻号頁・発行日
vol.第4篇上(第5), 1921

8 0 0 0 OA 電気事業要覧

出版者
逓信省通信局
巻号頁・発行日
vol.明治41年, 1911
著者
村田 浩一
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.41, no.11, pp.811-813, 1988-11-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
12
被引用文献数
8 7

神戸市近郊で保護された傷病野生イノシシ17頭について, ラテックス凝集 (LA) 反応によるトキソプラズマ (Tp) 抗体保有状況の調査を行った. 17頭中9頭が陽性 (32≤) であった. さらに, Tp抗体価128倍を示した5個体について, 免疫グロブリンの分画を行い各分画の抗体価を測した.生後2日齢および20日齢の個体のTp抗体は, IgGを示す単峰性のピークであることから, 母体よりの移行抗体であると考えられ, 母体の感染が凝われた. IgMとIgGを示す2峰性のピークをもつ成獣は, Tp感染の初期の状態にあると考えられた.これらの結果から, 野生下のイノシシも広範にTp感染を受けていることが示唆され, 野生動物との接触ならびに捕獲, 摂食については十分な配慮が必要であると思考された.
著者
黒田 誠
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:24326925)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1-14, 2017-03-31

真下耕一監督のアニメ作品『Madlax』を対象に、仮構作品が鑑賞手順として要求する仮構世界受容の過程において前提とされる暗黙の了承事項が意図的に脱臼させられ、全方位的に仮構的意味構成軸を散乱させる表現が達成されている実態を検証する。これは独特の創作戦略を採用した演出における詳細記述の内実をユング心理学におけるプレローマ世界の発想と照らし合わせることにより、仮構的リアリティの本質に対する形而上的把握を図ることを目的とするものである。本稿はこの企図に基づき全26話中の第3話から第5話までの映像表現の概念化を図り、原型的多義性を反映したハイパーナチュラルな主題提示手法についての考察を進めたものである。

8 0 0 0 部落

著者
部落問題研究所
出版者
部落問題研究所出版部
巻号頁・発行日
vol.18(2), no.199, 1966-02