著者
秋野 卓生
出版者
日経BP
雑誌
日経アーキテクチュア = Nikkei architecture (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1169, pp.17-19, 2020-06-11

㉚温浴施設の浴場出入り口で高齢者が足を滑らせ、転倒してけがを負った。施設運営者が訴えられた裁判で争点となった「安全配慮義務」について、筆者は「新型コロナ対応にも通じる法律上のポイントがある」と説く。(本誌) 今回取り上げるのは、北海道の温泉…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.788, pp.16-19, 2020-05

欧州ではドイツ・ダイムラー(Daimler)が、3Dプリンター〔アディティブ製造(Additive Manufacturing、以下AM)〕を活用した医療機器の生産支援を表明(図3)。同社は、約30年前からAM技術の開発・活用を進めており、乗用車では試作品の製造や少量生産の生産に既に利…
著者
川田 敬一
出版者
京都産業大学法学会
雑誌
産大法学 (ISSN:02863782)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3/4, pp.626-660, 2007-03

はじめに一、枢密院審査委員会における議論二、GHQとの折衝 (1)皇室用財産 (2)憲法第八条の例外 (3)皇室費への課税 (4)内廷費を天皇に支出することの明確化 (5)皇族費 (6)三種の神器 (7)経過規定 (8)『皇室経済法』の成立結び

1 0 0 0 OA 万葉集新考

著者
井上通泰 著
出版者
歌文珍書保存会
巻号頁・発行日
vol.巻1, 1926
出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2039, pp.30-35, 2020-04-27

危機に直面して計画通り事業を継続できなくなると、組織の指揮命令系統は混乱し、雇用維持に悪影響を及ぼしかねない。特に、在宅勤務を余儀なくされる新型コロナ対応では、メールやチャットで交わされる会話が誤解を招きやすく、組織の結束は崩れやすい。そ…
著者
皆川 正明 高僧 美樹 木村 雅理
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.1390-1395, 2019 (Released:2019-09-25)
参考文献数
7

Masing摩擦モデルは,乗心地NV分野で実部品模擬の手段として不可欠な技術となっている.この他の車両運動性能分野で摩擦現象と関係が深い事象に,電動パワステアリング(EPS)のセンターフィールが油圧パワステアリング(HPS)よりも今なお劣っている問題がある.本論文はHPSを超えるセンターフィールをEPSで実現する為にMasingモデルを応用する方法を提案する.
著者
渡辺 信二
出版者
山梨英和学院 山梨英和大学
雑誌
山梨英和大学紀要 (ISSN:1348575X)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.1-28, 2020 (Released:2020-12-01)

高村光太郎の初版『智惠子抄』は、日本で最も多くの部数を売り上げた愛の詩集であると高い評価を受けているが、この論文は、『智惠子抄』が詩作品だけではなくて、短歌や思い出の記に当たるエッセイを含むことに着目して、『智惠子抄』を単なる詩集というよりは、むしろ、全体を「光太郎」と「智惠子」の愛の生活に関する一創作作品とみなす。その上で、そこに収録された殆どの詩作品が、日記圧縮版か、熱情の戯れ言、「心的衝動」や「エネルギー放出」の排出物であり、たかだか、詩もどきにすぎないけれども、唯一「レモン哀歌」のみが一人称と二人称を使い分け、作品中の時間を2重化することによって、作品構成上、及び、時間構成上、虚構となり得ており、その点で、高く評価に値することを示そうとする。
著者
塩谷 綱正 神谷 昌男 髙梨 睦 堀池 彰夫 橋本 道枝
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.12, pp.595-599, 2020-12-01 (Released:2020-12-01)

自治体は,高齢化をはじめとした複雑な社会課題に向き合うことが求められている。従来,社会課題の抽出手法として集団討議やデータ解析等が存在しているが,特定の自治体の社会課題を客観的,かつ,合理性高く成立させた手法はない。そこで本研究では,高齢化を題材に,客観性を保ちながら,その地域における新規な社会課題を抽出する手法を検討した。市議会議事録を情報源として採用し,ベンチマーク都市と調査対象都市の比較を行うという本研究で検討した手法により,各自治体にとって,高齢化に関する新規な社会課題を客観性高く抽出できることがわかった。本研究で検討した手法は,自治体での活用が期待される。
著者
林 和弘
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.12, pp.567, 2020-12-01 (Released:2020-12-01)

いつもなら“第○回情報プロフェッショナルシンポジウム(INFOPRO)にご参加,ご発表頂いたみなさまありがとうございました。”から始まることが多い実行委員長の振り返り記事は,今年において,特殊にならざるを得ない状況となりました。COVID-19によって,我々は未知のウィルスに対応するという試練を与えられ,INFOPRO運営を直撃しました。学協会におけるもっとも重要な活動の一つに,年次大会を開いて会員が参集し,情報交流を通じて知己を得ることがあり,INFOSTAの看板シンポジウムであるINFOPROがその役割を果たしてきました。その開催が危ぶまれたというのは,学協会の存続にかかわることでもありました。委員長としては,他の学協会大会の様子や判断を観察しながら,委員と共に様々なオプションを検討し,判断材料を整えていきました。個人的な気持ちとしては,1990年代より電子ジャーナル化という,今でいうデジタルトランスフォーメーションの端緒に携わり,現在オープンサイエンスという科学の変容を志向する調査研究と実践に邁進して来ましたので,今回はむしろデジタルトランスフォーメーションの千載一遇のチャンスであり,何も挑戦せずに単に中止や縮小するという選択はあり得ませんでした。その一方で,INFOSTAのリソースは限られており,また,スケジュールの都合もありましたので,理想的あるいは独善的なオンライン開催を行うわけにもいきませんでした。委員長として現実的な落としどころを見つける必要があり,慎重に検討を重ねました。その結果として,INFOPRO2020自体は誌上開催としつつ,Plusとして希望者によるオンライン発表の機会を作り,電子ポスターやプロダクトレビューも加えた紙とオンラインのハイブリッドと開催となりました。運用においても,zoomの導入を中心として手探りながらも段取りつけて当日を迎え,今後のオンライン開催の目途をつけ,また,課題を見つけることができました。この経験と得られた知見はINFOSTAにとって大きな資産となったのではないでしょうか。より詳しい,開催までの経緯や当日の裏話等については,本号の座談会記事をご覧いただきたいと思いますが,何より嬉しかったのは,致命的なトラブルは全くなく,また,他のイベントで多くで経験したような遅延や座長や発表者の戸惑いもほとんどなかったことです。最後の最後に委員長の閉会の挨拶で,マイクトラブルが起きたのはご愛敬ですが,本当に最後に唯一起きたトラブルだった思います。これも一重に山﨑会長を筆頭とするINFOSTA三役,理事のご英断をはじめとする,実行委員,そして事務局のみなさまのご尽力とチームワークがあってのものでした。特に川越副委員長におかれては,特別講演の調整やリハーサルの指揮を含め様々にご尽力いただきました。この場を借りて関係の皆様に厚く御礼申し上げます。今回のこの経験,知見を生かして,来年のINFOPRO2021に向けてインフォプロの新たな出発をより確実かつ魅力的なものにできるよう,みなさまのご賛同とご協力を改めてお願いする次第です。また,今回のINFOPROはINFOSTAの歴史の特異点であり,また大きな転換点となる可能性が非常に高いと思われます。そこで,このインシデントとその対応について様々に記録して後世に残すことが重要と考え,通常の特別講演や一般発表の聴講記事に加えて,電子ポスターや運営の裏側を語る座談会に関するものやアンケート結果など,会誌編集委員会との連携によりさまざまな記事を企画しました。それらの記事も是非ご覧いただき,奇譚のないご意見や今後に向けた示唆を賜ればと思います。COVID-19は学協会の変容を確実に進め,また,その変容はまだ緒に就いたばかりともいえます。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。(INFOPRO2020 実行委員会委員長 林 和弘)INFOPRO2020 実行委員会 委員長:林 和弘(科学技術・学術政策研究所),副委員長:川越康司(ジー・サーチ),委員:矢口 学(科学技術振興機構),小山信弥(関東学院大学),鷹野芳樹(クラリベイト),廣田拓也(クラリベイトジャパン),山中とも子(㈱ファンケル),担当理事(正):増田 豊,担当理事(副):佐藤京子,棚橋佳子,吉野敬子,谷川 淳
著者
イイ ソミン
出版者
九州大学大学院地球社会統合科学府
雑誌
地球社会統合科学研究 = Integrated sciences for global society studies
巻号頁・発行日
no.8, pp.13-19, 2018

本稿は、他動性という文法的側面について考察した。他動性の研究は一般に、対象言語の文法的機能としての動詞の分析(自動詞か他動詞か、等)を通じてなされる。分析の枠組みとして、Hopper & Thompson(1980)の他動性の10のパラメータを用い、アスペクトはそのうちの一つである。本稿の目的は、同一の出来事及び行動の表現を、日本語・英語・ミャンマー語のアスペクトの視点から観察し、三言語のアスペクトの違いを解明することである。分析対象として、吉本ばななによる「キッチン」(1988)の三つの言語の作品を用いた。英語とミャンマー語のバーションは、日本語のオリジナルから翻訳されたものである。これらの作品から同一出来事を表現する部分を任意で抽出し、テリックとアテリック(完了相と未完了相)という観点で分類した。動詞のアスペクトは非常に広範な研究テーマであり、他動性研究においても重要な位置を占めている。このような意味で、本研究は、三言語におけるアスペクトの比較研究であり、他動性の研究に新たな知見をもたらたしたと言える。