著者
門崎 允昭
出版者
森林野生動物研究会
雑誌
森林野生動物研究会誌 (ISSN:09168265)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.17-19, 2001 (Released:2017-10-03)

The first incident involved a lone, two-year-old bear in play. The victim attempted to escape from the bear by climbing a tree. The bear followed the victim up a tree. The man was able to beat off the bear by hitting it in the face with a branch. The second incident involved an attack from a bear that was protecting its young from an approaching person. The attack was successfully fended off when the victim retaliated with sickle and hand saw. The third and fourth incidents involved retaliatory attacks by bears which were shot by hunters. The third victim is in critical condition. The fourth victim died. In both cases the bear was acting in retaliation of being attacked.
著者
堀田 秀樹 浜野 晋一郎 福島 清美
出版者
一般社団法人 日本てんかん学会
雑誌
てんかん研究 (ISSN:09120890)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.176-178, 1990
被引用文献数
2

過去4年半に, 抗てんかん薬服用中副作用がみられた48例を調査母体とした。調査時年齢は1歳7ヵ月~29歳2ヵ月であった。体重増加 (肥満) は7例に認め, すべてバルプロ酸ナトリウム (VPA) によるものであった。3ヵ月から24ヵ月の間に肥満度の上昇をきたし, 全例肥満度30%以上となった。投薬前から既に肥満度20%以上を示したものが4例いた。肥満のため投薬を中止したのは4例で, うち3例で体重の減少を認めた。夜尿は7例に認め, 5例がVPAによるもので, フェニトイン, クロナゼパムによるものがそれぞれ1例ずついた。夜尿の出現時期は服薬1日目が4例と多かった。4例で投薬を中止し, 全例その直後から夜尿の消失をみた。VPAによる体重増加, 夜尿は, VPAが視床下部に存在する食欲および排尿調節中枢へ影響を及ぼすためと推測された。
著者
荒井 章司 田村 明弘 三浦 真 清家 一馬
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2016年年会
巻号頁・発行日
pp.193, 2016 (Released:2020-01-15)

大阪市南部に新たなマントル捕獲岩産地が発見された。7.5 Maのアルカリ玄武岩岩脈中に産する。捕獲岩としてはレールゾライトのみが見出される。かんらん石の組成はFo91前後,スピネルのCr#は0.2~0.3である。フロゴパイトを含むものはややFeに富む(かんらん石,Fo91~88)。前者は海洋底のレールゾライトに似る。後者は前者がプレート内マグマにより交代作用を受けたものである。
著者
松木 秀明 中村 勤 河村 研一 鈴木 太郎
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.1409-1420, 2006-11-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
24

【目的】布団につくダニアレルゲン対策として作製された防ダニふとんのアレルゲン低減効果を調査するため,ヤケヒョウヒダニアレルゲン(Der p.1)およびコナヒョウヒダニのアレルゲン(Der f.1)測定および血中の特異的IgE抗体の測定を行った.【方法】防ダニふとんは超高密度織物(まどろみ)を側生地に用いた布団およびフェノール系高分子薬剤処理を施こした超高密度織物を側生地に用いた布団(まどろみ+アレルバスター)を用いた.被験者を一般的な羊毛布団,まどろみ布団,まどろみ+アレルバスター布団試用群の3群に分類し,11カ月使用させた.【結果】ダニ抗原量(Der p.1+f.1)では11カ月の防ダニふとん使用でまどろみふとん試用群は,羊毛布団試用群の1/3.8,まどろみ+アレルバスター布団試用群では1/42.0のアレルゲン量であった.またヤケヒョウヒダニ,コナヒョウヒダニおよびハウスダスト1対する特異的IgE抗体の陽性率は46.7%から6.7%に低減した.【結論】以上の結果から,防ダニふとんは羊毛布団に比べ,ダニアレルゲンの低減効果があることが示唆された.
著者
杉本 渉 白石 壮志
出版者
公益社団法人 電気化学会
雑誌
Electrochemistry (ISSN:13443542)
巻号頁・発行日
vol.76, no.1, pp.74-79, 2008-01-05 (Released:2012-03-22)
参考文献数
15
被引用文献数
1 2
著者
松田 一敬
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.377-387, 2019-12-27 (Released:2020-01-29)
参考文献数
7

Blockchain use cases have been expanded from crypto currency to the area of finance (such as money transfer), and industry (such as supply chain, digital ID, art trade). This article presents these cases abroad, especially by the Japanese startup and aims to show its contribution to the global blockchain development. Hyperledger is one of the platformers in blockchain fields and Soramitsu, a Japanese startup, is a key developer for Hyperledger Iroha, a certified production-ready Hyperledger platform. This Japanese startup develops National Banking System in Cambodia, the Decentralized Digital Depository with Moscow Stock Exchange, and KYC system for BCA, the third largest Indonesian commercial bank.
著者
中川 淳一郎 藤井 智
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.46, pp.B-30_1-B-30_1, 2019

<p>【はじめに】</p><p>昨秋から臨床場面で提供されたトヨタ自動車のウェルウォーク(以下WW)は、長下肢装具型で膝関節を屈伸できる歩行練習ロボットである。主たる対象は脳卒中亜急性期片麻痺者だが、生活期を担う当センターでも歩容改善に向け活用を開始した。今回、脳卒中発症から9か月経過した短下肢装具歩行の一症例にWWを使用し、歩行能力が向上したので報告する。</p><p>【方法】</p><p>対象は、脳梗塞により左片麻痺、注意障害を呈した40歳代男性である。回復期病院を経て、232病日に当センターに入院した。下肢ブルンストロームステージはⅢで、末梢の筋緊張亢進が著明だった。歩行はT字杖と両側金属支柱付き短下肢装具を用いて3動作で見守りであった。歩容は非麻痺側への重心偏移と杖への荷重が著明で、かつ、麻痺側下肢の振り出しは骨盤の前後傾で行っていた。約1.5か月で病棟歩行は自立となったが、荷重方法の指示でかえって考え込む様子があり、歩行速度や歩行パターンに著変はなかった。そこで、278病日よりWWを開始し、1日40分(週5回)のPTのうちの20分、40日間で20回使用した。</p><p>結果はWWに記録されている実施情報、および期間の前後で測定した10 m歩行速度、6分間歩行距離などを用いた。</p><p>【結果】</p><p>WWの経過として、開始時は遊脚開始の荷重設定(以下、抜重値)を35%、遊脚期の振り出しアシストを3、立脚期の膝伸展のアシストを3、速度を0.9km/hに設定し、手すりを把持しながら、体幹前傾が軽減するよう徒手介助した。徐々に1.7km/hまで速度を上げると、荷重応答期(以下LR)で体幹前傾や膝関節の急速な伸展が見られたため、膝伸展アシストを4と増加し、遊脚開始のタイミングが合うよう抜重値を50%にしてPTは体幹の介助を行った。開始6回目には、非麻痺側立脚期に手すりを離せるようになり、さらにPTが麻痺側への体幹誘導をできるようになった。開始11回目には、徒手の誘導が少なくなり、フリーハンドでの歩行も取り入れることができた。同様の方法で20回目まで継続した。</p><p>WWを使用した結果、歩行パターンは2動作となり、10m歩行は、最速が22.8秒(23歩)から15.2秒(21歩)、6分間歩行距離は120.5mから197.8mとなった。</p><p>【考察】</p><p>本症例では、WWを使用することで、歩行中にロボットで下肢の振り出しの不足やLRでの不安定性をコントロールできた。さらに、手すりを離しながらPTが体幹を誘導することで、積極的に下肢への荷重を促進させることができ、2動作歩行の獲得につながったと考える。また、注意障害を考慮し、ロボットで歩行を担保することで、注意課題を限定して指導できたことも奏功したと考える。生活期の脳卒中片麻痺者であっても、歩容改善につながる一助にWWを活用できるのではないかと考え、症例経験を積み上げていきたい。</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>本報告にあたり、本人に口頭および文書にて説明し、同意を得た。</p>
著者
TSUKAGUCHI,Shigehiko
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, 1979-09-25

Chrysopa kintoki OKAMOTO is revised. The species is newly transferred to Brinckochrysa. The descriptions are given of the egg, larva and adult of the species, with brief notes on its biology.