著者
岩本 政巳 藤野 陽三
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.598, pp.311-322, 1998-07-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
19
被引用文献数
3

調和振動下の非定常空気力を用いた従来のフラッター解析では, 空気力の前提と固有値解の振動状態が一致しないという問題点があった. 本研究では, 平板翼空気力の作用する2次元橋桁を対象に, 一般振動下の非定常空気力を用いたフラッター解析を行うとともに, 空気力および運動方程式の定式化の違いがフラッター解析結果に及ぼす影響を調べた. その結果, 一般振動仮定の定式化より求めた非定常空気力係数およびフラッター解析結果は高減衰領域において調和振動を仮定した結果と異なること, 非定常空気力の有限次数近似モデルはフラッター解析においては一般減衰振動下の空気力として機能すること, が明らかとなった.
著者
後藤 光男 山本 英嗣
出版者
早稲田大学
雑誌
比較法学 (ISSN:04408055)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.43-70, 2012

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著者
和多 昭夫
出版者
密教研究会
雑誌
密教文化 (ISSN:02869837)
巻号頁・発行日
vol.1973, no.104, pp.19-41, 1973
著者
山口 修平
出版者
認知神経科学会
雑誌
認知神経科学 (ISSN:13444298)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3-4, pp.284-289, 2008 (Released:2011-07-05)
参考文献数
13
被引用文献数
1

【要旨】遂行機能は目的を効果的に達成するための一連の認知活動を指し、目標設定、行動計画、実行、作業記憶、モニター、修正といった内容を含んでいる。背外側前頭前野がその機能の主体を担っている。そして前頭眼窩部や前帯状回を中心とする前頭葉内側部も遂行機能に関与している。さらに頭頂葉、側頭葉、線条体、視床などとの神経ネットワークも重要である。遂行機能障害はこれら背外側前頭前野を中心とする病巣で出現するが、病巣の拡がりが重要である。日常生活、特に計画性、持続性、柔軟性を要するような仕事に関わる場面でより明らかになる。様々な遂行機能検査を用いることで、正確な病態を把握することが重要である。
著者
荒川 博
出版者
静岡県農業試験場
巻号頁・発行日
no.36, pp.25-34, 1991 (Released:2011-03-05)
著者
丸 勇史 大西 淳 山口 信也 小田 泰雄 掛樋 一晃 太田 泰弘
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.146-149, 2001-02-15
参考文献数
7
被引用文献数
1 6

We examined an estrogen-like activity in the pomegranate (<I>Punica granatum</I>) juice. The juice or its methanol eluate from C18 cartridge competed with 17&beta;-estradiol for estrogen receptor (ER) binding and also stimulated proliferation of human ER-positive cell (MCF-7) <I>in vitro</I>. Furthermore, they effectively increased uterine weight in the ovariectomized rat. On the basis of these data, we concluded that the pomegranate juice contained estrogen-like compounds.
著者
青木 一治 平野 孝行 寺西 智子
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.107-111, 1990-03-10 (Released:2018-10-25)
被引用文献数
1

神経根症状のない腰痛患者132名(男子89名,女子43名)につき,等速性筋力計(Cybex II)を用いて,腹筋および背筋筋力を測定した。各年代は男女とも20代,30代,40代に分け,第1報で報告した正常値と比較した。その結果,腹筋筋力は各年代の男女において有意な低下は認められなかった。背筋筋力は,男子では20代,30代,40代ともに有意に低下していた。女子では30代,40代では有意な低下がみられたが,20代は差はみられなかった。背筋筋力に対する腹筋筋力の割合は,腰痛患者のほうが全ての年代の男女で,若干高い値を示したが,有意な差ではなかった。

1 0 0 0 OA 有職故実

著者
小杉榲邨 述
出版者
早稲田
巻号頁・発行日
1907
著者
田原 敬
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.69-78, 2019

<p>新生児聴覚スクリーニングの普及や聴覚補償技術の発展を受け、聴覚障害者の聴覚活用を取り巻く環境は大きく変化してきている。そのような現状において、近年では聴覚障害者の環境音認知にも関心が向けられるようになった。そこで本研究では、聴覚障害者の環境音認知を扱った国内外の研究を整理し、補聴器装用者および人工内耳装用者における環境音認知の特徴や、聴覚障害者の環境音認知に関する新たなアプローチについて論じた。先行研究を概観すると、環境音認知は言語音認知と共通する点も多くみられ、環境音認知を高めることで、聴覚障害者の聴覚活用全般が向上する可能性が示唆された。一方で、聴覚障害者の環境音認知を扱った研究が少ないという現状もあり、環境音認知の発達過程の検討、評価バッテリーの開発、個人差をもたらす要因の検討、指導法の検討などが、今後の研究上の課題として挙げられた。</p>